栃木・日光の渡邊佐平商店で酒蔵見学デート!年9,000人が訪れる人気の秘密
この記事では、栃木県日光市にある「渡邊佐平商店(わたなべさへい・しょうてん)」の酒蔵見学をメインにした、大人向けのデートプランをご紹介します。
渡邊佐平商店は創業当初からの人気銘柄「清開(せいかい)」、「尊徳(そんとく)」、「日光誉(にっこうほまれ)」など、地元である日光や栃木の素材にこだわっている酒造メーカーで、世界的なコンテストでの入賞経験もある老舗の酒蔵です。
特に予約制の酒蔵見学では、実際に作業している現場を間近で見られるので臨場感があり、うんちくも交えた解説は「分かりやすくて丁寧」と好評です。
今回は、渡邊佐平商店・代表取締役の渡邊康浩さんに、酒造りへのこだわりや酒蔵見学の見どころについて伺いました。
飲酒は二十歳になってから
飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や乳児期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は楽しく適量を。飲んだ後はリサイクル。
渡邊佐平商店の歴史と世界で評価される日本酒
渡邊佐平商店の創業は天保13年(1842年)と、200年近い歴史を誇ります。日光山の清らかな水や涼しい気候を生かしながら、丁寧な酒造りを続けてきました。
特に純米酒にこだわっており、製造量の約9割が純米タイプです。さらに、地元の酒米を率先して使用しており、日光市産と栃木県産を合わせると、9割以上が地元産の酒米です。
大吟醸から定番の純米、普通酒に至るまで、すべてのお酒で活性炭を使わないなど、お酒の本来の旨味にこだわった造り方も大きな特徴です。
そのこだわりの味わいは世界でも評価されており、IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)では「生酛純米尊徳」が2年連続で大会推奨酒に選ばれました。
また、2023年のミラノ酒チャレンジで「純米吟醸日光誉」が金賞、「生酛純米尊徳」が銅賞を受賞。2022年の燗酒コンテストで「うまかんべ」「生酛純米尊徳」が金賞を受賞と、多彩なジャンルで注目されています。
※参考:全国燗酒コンテスト2022
伝統技法で造る地酒「生酛純米尊徳」の魅力
渡邊佐平商店の数ある商品の中でも「生酛純米尊徳(きもとじゅんまい・そんとく)」は、創業当時に用いられていた「生酛造り」を約100年ぶりに復活させたという、こだわりの逸品です。
この「尊徳」は、近くの神社に祀(まつ)られている二宮尊徳翁にまつわります。二宮金次郎が渡邊佐平商店の創業年である1842年から「尊徳」を名乗り始めたとされることから、名づけられました。
栃木県で開発され、日光で育てられた酒米「とちぎ酒14」を全量使用しており、まさしく「地酒」と呼ぶにふさわしい銘柄です。
冷やでも燗でも楽しめる、落ち着いたタイプの味わいは、国内外のコンテストで高く評価されています。
渡邊佐平商店の酒蔵見学で体験できること
渡邊佐平商店の酒蔵見学では、蔵元や杜氏、製造担当者が案内してくれるため、お酒の造り方や飲み方、歴史などについて、多方面から楽しく学ぶことができます。
酒蔵見学の魅力は口コミなどで広がっており、年間約9,000人もの予約が入るほどの人気があると言います。
ここからは、渡邊佐平商店の酒蔵見学における見どころや特徴について、代表取締役の渡邊康浩さんへのインタビュー内容を中心にご紹介します。
実際の作業現場を見学!酒造りの歴史など深い話を聞ける
編集部
渡邊佐平商店の酒蔵見学では、どのような場所や工程を見ることができますか?
渡邊さん
原料米~釜場(※甑)~酒母室~仕込み蔵と、お酒の製造過程について順を追って見ていただきます。
※甑:こしき。酒米を蒸す工程で使用する、大型の蒸し器。
当店の酒蔵見学の特徴は、実際に作業するところ、もしくはそのすぐ近くで見学できることです。
11月~3月ごろの酒造期間中であれば、本物の酒造りの様子を五感で感じていただけます。
▲吟醸酒に用いる酒米をふかしている様子
▲ふかし終わった米はすぐに冷ます
▲タンクで酒母が発酵しているところ
▲酒蔵の中にはタンクが並んでいる
編集部
渡邊佐平商店ならではの酒蔵見学の魅力は何でしょうか?
渡邊さん
当店の酒蔵見学では、ただ単にお酒の造り方について説明するだけではなく、お酒にまつわる言葉や歴史的背景など、あまり知られていないうんちく話もします。
ただ製造過程や味を知るだけでなく、その裏にあるストーリーや歴史も含めてお楽しみいただければ幸いです。
酒蔵見学の締めくくりは利き酒体験
編集部
渡邊佐平商店の酒蔵見学では、試飲などのサービスもあるのでしょうか?
渡邊さん
見学の最後に、3種類から5種類ほどの利き酒をお楽しみいただけます。
現在(2023年11月)は無料で行っていますが、今後は500円程度の有料化を予定しています。
渡邊佐平商店の酒蔵見学は2名以上で要予約
編集部
渡邊佐平商店の酒蔵見学をしたい場合、予約は必要でしょうか?
渡邊さん
酒蔵見学は前日までに予約が必要です。ご予約はHPのお問い合わせフォーム、電話、FAXなどで承ります。
見学受付時間は、午前は9時から11時30分、午後は13時から16時30分までとなります。所要時間は30分から40分程度で、2名様以上40名様くらいまでで承っております。
酒蔵見学の予約方法・所要時間・見学料金
渡邊佐平商店の酒蔵見学の予約方法や時間など、基本的な情報をまとめました。
予約 | 前日までの完全予約制。2名以上のみ。 ・電話:0288-21-0007 ・FAX:0288-21-2647 ・問い合わせフォーム※急ぎの場合は電話予約を推奨 |
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見学方法 | 個別 |
見学可能時間 | 9:00~17:00(12:00~13:00を除く) |
見学受付時間 | 9:00~16:30(11:30~13:00を除く) |
見学料金 | 2023年11月現在は無料 ※今後は500円~1000円程度の有料化を予定 (英語の場合は1000円~) |
所要時間 | 30~40分 |
酒蔵見学は、前日までに必ず予約する必要があります。デートの予定を立てた時点で予約しましょう。
渡邊佐平商店の直売所の特徴
渡邊佐平商店の酒蔵見学では、製造の現場を間近で見たり試飲をしたりすることができるため、その味わいについて興味を持つ人が多いでしょう。
ここからは、渡邊佐平商店の直売所で提供しているサービスについても聞いていきます。
専門家のアドバイスつき試飲サービス
編集部
酒蔵見学の後、直売所で実際にお酒を購入する方も多いと思います。もしお酒にあまり詳しくない場合、アドバイスを受けることはできますか?
渡邊さん
アドバイスはもちろん可能です。まずはほかの日本酒やお酒の好み、どういう風にお飲みになりたいかといった情報をお聞きしてから、それに合わせたご案内を致します。
また、運転手でない20歳以上の方であれば、いくつか利き酒をしてからお選びいただくことも可能です。
地産地消の希少なお酒が手に入る
編集部
直売所では、あまり出回ってはいないような、希少なお酒も購入できるのでしょうか?
渡邊さん
渡邊佐平商店は小さい酒蔵なので、ほとんどのお酒は日光市内を中心に販売しています。そのため、こちらへお越しいただかなければ手に入らないものばかりです。
その中でも特に、純米吟醸無濾過生原酒や限定の純米大吟醸などは、直売所および数店舗でしか販売しておりません。
純米吟醸無濾過生原酒は、程よい香りと瓶詰め時に残るほのかな炭酸感が魅力です。春から夏くらいまで取り扱っており、売り切れ次第終了です。
一方の純米大吟醸の限定品は品評会用のお酒であり、フルーティーな香りとまろやかな口当たりが特徴です。
渡邊佐平商店からカップルへのメッセージ
編集部
それでは最後に、デートで渡邊佐平商店の酒蔵見学を考えているカップルの皆さんへ、メッセージをお願いします。
渡邊さん
酒蔵見学では近年人気の日本酒について、その味や種類はもちろん、ストーリーや歴史まで知っていただけますので、味覚から知識欲まで満たせるデートになると思います。
これからお二人で日本酒を呑むときや和食を食べるときに、少しでも楽しい話題が増えるのなら、私たちもうれしいです。
編集部
本日は、渡邊佐平商店の酒蔵見学について詳しくご紹介くださり、ありがとうございました。
利用者の声・口コミ:渡邊佐平商店の酒蔵見学体験
それではここで、渡邊佐平商店の酒蔵見学を体験した人の口コミや感想を見てみましょう。
- ここまで丁寧に、詳しく教えてくれる酒蔵見学は初めてでした。
- 築100年を超えているという建物から、歴史を感じました。
- 目の前に道の駅があったので、一緒に訪れました。
- 案内してくださる方は知識が豊富で、酒造りへのこだわりも感じられました。
- 知り合いからおすすめされて訪れました。
「解説が丁寧」という感想が多く、とても満足度の高い体験になったという声が目立ちました。
建物の雰囲気や周辺の環境も魅力的であるため、思い出に残るデートになりそうです。
渡邊佐平商店の基本情報(アクセス・営業時間)
住所 | 〒321-1261 栃木県日光市今市450 |
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アクセス・最寄駅 |
【公共交通】 【車】 |
電話番号 | 0288-21-0007 |
営業時間 | 8:00~18:00 |
定休日 | 1月1日 |
駐車場 | 乗用車約10台 大型バス2台 |
公式URL | http://www.watanabesahei.co.jp/ |
※最新の情報はホームページでご確認をお願いいたします。
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