【北海道】「道の駅とようら」と豊浦町の温泉や秘境駅を訪ねるデートプラン

この記事では、北海道虻田郡(あぶたぐん)にある「道の駅とようら」をメインに、豊浦町のおいしいレストランや温泉、秘境駅などを訪ねるデートプランを紹介します。

道の駅とようらは、札幌と函館の中間地点にある道の駅です。夏はいちご、冬はホタテや牡蠣など、豊浦町の名産品を買うだけではなく、テイクアウトコーナーでいちごソフトやホタテフライ級などのメニューで食べることもできます。

道の駅を訪れたあとは、秘境駅を訪れたり海の見える温泉に入ったりして、豊浦町を満喫しましょう。

今回は道の駅を中心に豊浦町の観光スポットをめぐって、一風変わった思い出が作れるデートプランをご紹介します。

こんなカップルにおすすめ!
向いてる年代:20歳以上
おすすめカップル:おいしいものが好きなカップル、温泉好きカップル、鉄道好きカップル
どんなデート?:豊浦町のおいしいものを食べ、温泉や秘境駅を訪ねるデート

概要:豊浦町内で豊浦の魅力に触れるデートプラン

今回メインで紹介する「道の駅とようら」のある豊浦町は、海が見える露天風呂のある温泉施設や、車や徒歩では行けない日本一の秘境と呼ばれる「小幌駅」があります。そこで、道の駅や周辺のレストランでおいしい食事を味わったあと、豊浦町内の観光スポットをめぐるデートプランを考えました。

※日本一の秘境駅「小幌駅」についてはこちら:豊浦町役場

今回のデートのメイン
道の駅とようら
周辺のデートスポット
・天然豊浦温泉しおさい
・小幌駅
ランチにおすすめのお店
・ナミヘイピザ
・渚のしらべ(天然豊浦温泉しおさい内)

まずは「道の駅とようら」で、いちごのスイーツやホタテフライ串などを食べ、豊浦町の名産品を買いましょう。そのあとは、洋食が食べたいカップルは「ナミヘイピザ」で、和食が食べたいカップルは「渚のしらべ」でランチを食べるといいですよ。

おなかがいっぱいになったら「天然豊浦温泉しおさい」の周辺を散策して噴火湾をゆっくりと眺めます。噴火湾は山も近く、海と山のコントラストも美しいですよ。

噴火湾の景色を堪能したあとは、天然豊浦温泉しおさいでひと汗流しましょう。男女で和風と洋風とお風呂の雰囲気が違うため、どんなお風呂だったかお互いに報告し合うのもいいと思います。

最後に訪れたいのが秘境駅「小幌(こぼろ)駅」です。電車でしか行けない珍しい駅のため、ドライブ途中には寄ることができません。豊浦駅周辺などで車を停めて、片道17分ほどの電車の旅を楽しんでください。

電車の本数はあまり多くないため、ランチで遅くなってしまったら先に小幌駅へ立ち寄ってから、天然豊浦温泉しおさいへ行くのもいいと思います。

それでは今回のメインとなる「道の駅とようら」について詳しくご紹介します。

いちごから海鮮まで、季節の名産品がいただける道の駅

道の駅とようらの木製看板

道の駅とようらは、札幌と函館の中間地点にある道の駅です。海も山も近く、国道を気持ちよくドライブしながら立ち寄れます

レストランのない道の駅ですが、地元食材がいただけるテイクアウトコーナーがあり、ホタテや牡蠣、いちごなど地元の季節の名産品が買える直売コーナーがあります。また、おうちデートのおつまみにもピッタリな豚肉の加工品は、1年中買えるんですよ。

いちごのスイーツが多いのも、道の駅とようらの特徴のひとつです。その場でいただけるソフトクリームはもちろん、持ち帰れるシャーベットやいちごのソースなどもあります。スイーツも手軽につまめるスナックも、お2人で仲良く味わってくださいね。

今回は、道の駅とようらの安田主任に、道の駅の魅力やおすすめのメニューなどを教えていただきました。

毎朝、生産者が直売所まで新鮮でおいしい商品を運んでいる

道の駅とようらのエントランス

編集部

「道の駅とようら」は噴火湾沿いの国道に面していて、ドライブの途中に立ち寄るのにピッタリな道の駅だと感じました。まずはロケーションについて教えてください。

安田さん

道の駅とようらは函館・札幌間のちょうど中間地点に位置し、旬の時期にはいちごの直売所も並ぶ国道37号線沿いにあります。

施設内の直売コーナーでは、採れたての農産物、出来立ての地元産加工品、冬季限定の活ホタテなどを販売しております。テイクアウトコーナーでは、地元産のいちごを使用した「豊浦いちごソフトクリーム」を中心に、「ホタテフライ級(ホタテフライ串)」などを販売していておすすめです。

道の駅で販売されているホタテ串「ホタテフライ級」
▲ホタテフライ級は、豊浦町出身のボクサー・内藤大助さんの階級「フライ級」から命名されたそうです!

編集部

直売コーナーとテイクアウトコーナーがあるんですね。いちごソフトは口コミなどでも好評のようで、とても気になっています。ホタテフライ級は、豊浦町出身のボクサー・内藤大助さんにちなんだ名前だそうですね。ひねりが効いていて面白いと思います!

道の駅といえば地元のおいしいものが販売されている場所といったイメージがありますが、道の駅とようらはどのようなコンセプトで建てられたのでしょうか?

安田さん

道の駅とようらは、豊浦町のいちご・野菜・加工品などを販売する直売所から始まりました。その後、札幌・函館間の中間地点という立地の良さもあって平成15年に道の駅になり、テイクアウトコーナーや24時間トイレの増設・拡張もあり現在に至ります。

豊浦町を高台から眺めた様子
▲豊浦町には海があり、道の駅ではホタテや牡蠣なども販売されています

編集部

道の駅を建てる計画が初めからあったわけではなく、直売所からスタートして少しずつ大きくなっていったわけですね。直売所からスタートした道の駅はあまり聞いたことがないので、珍しいと思います。

元々が直売所だった道の駅とようらは、長く商品を販売されている方も多いと思いますが、みなさんどのような思いで商品を持って来られるのでしょうか?

安田さん

当道の駅の会員さんたちは、自分たちで作った自慢の品である農産物や加工品などを、毎朝直売所まで運んでいます。その思いの品を「美味しく・安心なまま」届けられるよう、従業員一同品質管理などを頑張っております。お客様に少しでも喜んでいただければ嬉しいですね。

編集部

みなさんご自身で毎朝道の駅まで商品を運んで来られるなら、新鮮で心のこもった商品がいただけそうです。期待が高まりますね!

いちごの直売は1日2~3回入荷しても売り切れるほど人気!

道の駅で買えるハムやソーセージなどの加工品
▲ハムやソーセージなどの加工品も販売しています!

編集部

続いて、道の駅とようらでおすすめのお土産を教えていただけますか?

安田さん

お土産の推薦品は次の通りです。

  • 1位:懐かしい味で値段もお手頃な「いちごシャーベット」
  • 2位:いちご農家さんなどが製造している「いちごジャム」
  • 3位:カステラ風のケーキにいちごワインを吹きかけた「いちごワインケーキ」

直売品はいちごがおすすめです。4月から6月の旬の時期は、毎日いちご農家さんが2~3回入荷しても完売になることがあるくらい、すごく売れます。またお歳暮時期の活ホタテもかなり好評です。

直売所に並べられたパックに入ったいちご
▲いちごは大人気商品です!必ずゲットしたい方は午前中に訪問しましょう(引用:公式Facebook

編集部

お土産品も直売品も、いちごが好評なんですね。口コミで「いちごの直売はお昼には売り切れる」と書かれていたので、朝入荷して終わりかと思っていましたが、1日に何度か入荷されていたとは驚きました!相当多くのお客様がいちごを目当てに来られているんですね。

いちごは「けんたろう」「紅ほっぺ」「かおり野」「やよいひめ」「すずあかね」の5種類が時期に合わせて登場するそうですね。きっとリピーターの方は、種類による味や香りの違いも楽しんでいらっしゃるんでしょうね。

カップルにおすすめのお土産品も教えていただけますか?

安田さん

先ほども1位にしました「いちごシャーベット」です。一晩程度なら、溶けてももう一度自宅の冷蔵庫で冷凍すれば美味しく冷たく食べられます。個人的におすすめなのが、いちごシロップ・いちごミルクの素です。牛乳やヨーグルト、かき氷などに混ぜるのがおすすめで、おうちでも豊浦いちごを楽しめます。

あとはホタテのオイル漬けもおすすめです。おしゃれな瓶に入っており、おつまみとして食べたり残りのオイルでパスタを作ったりして、お2人でのおうち時間にピッタリの商品だと思います。

編集部

おうちデートでも、おしゃれなおつまみがあればテンションが上がると思います!ほかにも豚肉やハムなども地元のものが販売されていて、贅沢なおつまみが買えそうだと思いました。おつまみもデザートも両方おいしいものが買えるなんて素敵ですね。

冬は水槽に入った新鮮な活ホタテやカキが買える

編集部

道の駅とようらの自慢の一品はどんな商品ですか?

安田さん

冬の時期に入荷する、活ホタテや加熱用の活カキです。道の駅周辺では水槽に入った状態で販売しているのは珍しいようで、多くのお客様が買いに来てくれます。天気や海の状態によっては入荷できないこともあるので、事前にお電話でのお問合せをお願いします。

活ホタテの入った水槽
▲海産物を確実に買いたいカップルは、入荷しているか事前に電話で問い合わせましょう

あとは、テイクアウトコーナー人気ナンバーワンでリピーターが多い「豊浦いちごソフトクリーム」です。忙しい夏の時期は、購入待ちの列ができたこともあります。

編集部

市場だと貝類が水槽に入っていることも多いですが、道の駅だと珍しいと思います。新鮮な海産物が買えて、おいしいいちごスイーツまで食べられるのは嬉しいです!

いちごのスイーツやホタテフライ串がテイクアウトできる

道の駅で人気ナンバーワンのいちごソフトクリーム

編集部

豊浦いちごソフトクリームのお話しが何度か出ていて、道の駅でいただけるおすすめスイーツは「豊浦いちごソフトクリーム」かと思いますが、ほかに食べられるメニューも教えてください。

安田さん

冷たいいちごスムージーや、ホタテ串フライなどがあります。夏の時期には地元産のいちごを使用したいちごクレープをはじめ、いちごスイーツが何個も並びます

テイクアウトコーナーで販売しているいちごのスムージー
▲スムージーはドライブ途中に飲むのもよさそうですね

このところ、いちごなどのスイーツが増えてきていますが、1人1個ずつ食べるにも限度がありますので、2人でいちごソフトクリームなどを仲良くシェアしてお食べください。

道の駅とようらで販売しているいちごのクレープ
▲クレープも味が複数あるので、シェアして色々食べてみてください!(引用:公式Facebook

編集部

いちごの甘い香りがすると、いちごを直売所で買ったあとにスイーツもついつい買ってしまいそうですね。おうちでおいしいいちごのスイーツが食べられるように、販売されているスイーツを見て研究するのもいいと思います!

道の駅とようらの口コミ評価

編集部

道の駅とようらを利用されたお客様からは、どのような声をいただくことが多いですか?

安田さん

一番多いのは「いちごソフトクリームが美味しかった」です。また施設内の清掃に力を入れているので、トイレがキレイでしたと言われると嬉しいです。

編集部

いくらおいしいものがあっても、トイレや施設があまりキレイでないとデートでは遠慮してしまうカップルも多いと思います。お掃除に力を入れていらっしゃることがわかっていれば、デートでも心配いりませんね!

種類豊富ないちごのスイーツがとてもおいしい道の駅

それでは、編集部でも調査した口コミをご紹介します。

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地元のスター・内藤大助さんのトロフィーがあります。地元の野菜やお土産などが買えました。
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ホタテフライがおいしい!肉厚でしっかりした味で、ほかに調味料はいりませんよ。
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きれいな24時間トイレはあるし、いちごソフトクリームはかなりおいしいです。
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いちごソフト・いちごスムージー・いちごのフルーツサンドイッチ、どれもおいしいです。

いちごのスイーツが大好評のようで、特に「いちごソフトクリームがおいしかった」といった声が多くありました。また、ボクシング世界フライ級チャンピオン・内藤大助さんのトロフィーが見どころだとおっしゃる方もいましたよ。

施設がきれいで、ホタテやいちごのスイーツがおいしい道の駅、ぜひ一度カップルで行ってみてくださいね。

道の駅とようらからカップルへのメッセージ

編集部

最後になりますが、道の駅とようらへ行ってみようと考えているカップルへ、メッセージをお願いします。

安田さん

道の駅とようらは、国道37号線沿いにあります。ドライブや何かのついでに立ち寄っていただければ嬉しいです。また隣町には洞爺湖温泉があります。温泉旅の途中に是非ゆっくりとお立ち寄りください。そして次回は豊浦町を目指してきていただければと思います。

編集部

洞爺湖温泉の前後に、また豊浦のおいしいいちごやホタテを目当てに、ぜひたくさんのカップルに来てほしいですね。今日はお忙しいところお時間をいただき、ありがとうございました!

「道の駅とようら」の基本情報

住所 〒049-5412
北海道虻田郡豊浦町字旭町65番地8
電話番号 0142-83-1010
アクセス JR室蘭本線「豊浦駅」より徒歩13分もしくは車3分
営業時間 9:00〜17:00
(テイクアウトコーナー 10:00~16:00 L.O 15:00)
休館日 ・4月〜10月:なし
・11月〜3月:毎週水曜日
・年末年始
駐車場 約41台分あり
飲食施設 テイクアウトコーナーあり
10:00〜16:00
(ラストオーダー15:30)
※休日は休館日と同じ
車中泊 不可
(トイレ休憩中に一時的に休むのは可能です)
公式サイト https://toyoura-rss.amebaownd.com/

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

「道の駅とようら」周辺のデートプラン

道の駅からは少し離れますが、海辺に豊浦海浜公園キャンプ場(※)があり、隣接する日帰り温泉もあっておすすめです。

豊浦町には、通常JRでしか行けない日本一とも呼ばれる秘境駅「小幌駅」があるため、小幌駅を目指してみるのはいかがでしょうか?無人駅「礼文華駅」の次の駅で、滞在時間30分ぐらいで帰りの電車が来ます。

また、豊浦駅から電車に乗るのもおすすめです。豊浦駅から礼文華駅の間にある大岸地区から礼文華地区に抜ける海沿いの道路に奇岩がたくさんあり、短い距離ですが間近に奇岩を見られて面白いと思います。秋から初冬の帰り時間には、海岸沿いの夕日がとてもきれいですよ。

※新型コロナウイルス感染症対策のため、キャンプ場は営業休止中です(2022年2月時点)

おすすめのデートスポット

船型の建物で眺めのいい露天風呂がある「天然豊浦温泉しおさい」

大きな船のような外観の「天然豊浦温泉しおさい」は、露天風呂・かぶり湯・サウナなど8種類のお風呂がある温泉施設です。お風呂は真ん中で仕切りがあり、半分が洋風で半分が和風となっています。それぞれが男湯と女湯となっていますが、男湯と女湯は1日ごとに入れ替わります。

また露天風呂は、昼間は噴火湾を眺めながら、夜は星を眺めながら入れるんです。宿泊施設も併設しているため、宿泊すると家族風呂に入れますよ。館内にレストラン「渚のしらべ」があるため、宿泊しなくても海鮮丼やホタテフライなど豊浦の名産品がいただけます。

お風呂が和風・洋風それぞれどんな様子だったかを話し合いながら、お2人でゆっくりと食事したり周辺を散策したりするといいですよ。

公式URL:https://shiosai-spa.com/index.html

電車でしか行けない!日本一ともよばれる秘境駅「小幌駅」

隣接する道がなく、近隣に住民がいないことで日本一の秘境駅と呼ばれる小幌駅は、電車でしか行くことができない無人駅です。30分ほど滞在すると帰りの電車が来ることもありますが、本数の少ない時間帯もあるため、必ずダイヤを確認してから出かけてくださいね。

>>小幌駅の情報はこちらでご確認ください

小幌駅の駅名が書かれた看板をバックに写真を撮り、道の駅とようらや天然豊浦温泉しおさいで提示すると「秘境到達証明書」がいただけます。少し変わったお土産が欲しいカップルや、面白い思い出を作りたいカップルは小幌駅がおすすめです!

もちろん必ず下車しなければならないわけではないため、あまり時間のないカップルは通過する途中で写真を撮るのもいいと思います。

豊浦町役場URL:http://www.town.toyoura.hokkaido.jp/hotnews/detail/00002331.html

地元食材を使った料理や石窯ピザが絶品「ナミヘイピザ」

ナミヘイピザは、豊浦駅から徒歩3分、道の駅とようらからだと徒歩7分、車で2分の場所にあります。エゾシカや豊浦産の牡蠣を使ったメニューがあり、北海道の食材を活かしたピザやパスタが好評のお店です。ピザやパスタはお2人でシェアして、いくつか食べ比べてみてくださいね。

ピザは石窯で焼かれていますが、石窯のある店内の様子もおしゃれで素敵です。定休日などの情報は、お店のブログで確認できます。特にランチタイムは混雑するため、事前に予約しておくといいですよ。

公式URL:https://namiheypizza.hatenablog.com/

まとめ:豊浦町の名産品を食べ豊浦町内の名所を回ろう!

道の駅とようらには、ホタテ・牡蠣・いちごなど豊浦町の名産品がたくさんあります。季節限定の商品もあるため、何度でも通いたい道の駅です。その場でスイーツやスナックを食べ、おうちデートにピッタリなおつまみを買って帰りましょう!

また、豊浦町には眺めのいい露天風呂のある温泉施設や秘境駅もあります。身近にありすぎて行ったことがなかったカップルも、豊浦の名産品を食べるデートの途中にぜひ足を運んでみてくださいね。地元の魅力が再発見できたらぜひSNSなどでもアップしてみてください。