婚活成功の秘訣!?真剣交際&結婚中の男女へ“相手の条件”設定のコツをアンケート
婚活を始めると、まず聞かれるのが「相手の条件」です。マッチングアプリに登録する際や、友人に紹介してもらう場合など、必ず「どんな人が良いか」を問われるのではないでしょうか?
この「相手への条件」は、深く考えずに設定してしまうと、本当は自分に合う人がいるのに出会えない、つまりチャンスを逃してしまうことにつながります。
そこで「縁結び大学」では、実際に婚活をしてパートナーを見つけた人に、「相手の条件」についての調査を行いました。
婚活当初に挙げていた条件から外したもの、外した結果出会いが増えた人の割合、婚活成功者からのアドバイスなど、婚活中の人は必読の情報をお届けします。
婚活開始は28歳が最多、婚活で結婚した人は57.9%
今回の調査は、婚活をしてパートナーを見つけた男性37人と女性103人、計140人に行いました。
婚活を開始した年齢で最も多かったのは、男女とも28歳です。年齢分布でも25~29歳の間に始めた人が52.9%と半数を占めています。
調査対象者のうち婚活で出会ったパートナーとすでに結婚している人は57.9%でした。残りの42.1%は婚活で出会った相手と結婚を前提に交際中です。
約80%が、婚活開始から2年以内にパートナーに出会えている
婚活を開始してから現在のパートナーに出会うまでの期間についても聞いてみました。
1年未満で出会えた人が56.4%と最も多くなっています。また2年以内に出会えた人が79.3%で、約8割の人が2年以内に相手を見つけていることが分かりました。
“婚活”の方法、1番多いのは「マッチングアプリ」
婚活といっても、その方法はさまざまあります。調査対象者の中で一番多く利用されていたのは「マッチングアプリ」でした。その次が「友人の紹介」や「合コン・街コン」です。
「結婚相談所・お見合い」を利用した人は8.2%とそれほど多くありません。一昔前は多かった「親や親族からの紹介」は1.8%とかなり少なくなっていました。
婚活開始時に挙げる相手への条件で、1番多いのは“年齢”
婚活を始めたときに結婚したい相手の条件としてあげたものを、全て選んでもらった回答が上のグラフです。最も多かったのは「年齢」で75.7%の人が条件にしていました。
他に5割以上の人が条件にしていたのは、優しい、穏やか、快活といった「性格」(66.4%)、「容姿(顔が好みか)」(54.3%)、「一緒にいて楽しい」(50.7%)です。
最初にそれらの条件を挙げた理由について、詳しく聞いてみました。
最初にその条件をあげた理由は?
将来結婚しても共働きが良いと考えているので、働いている方が良いと思い探しました。(東京都/30歳男性) |
長く付き合いを続ける事を目的とするパートナー探しであったため、長期的にストレスを感じないでいられるかどうかという点、また価値観の合致を優先しました。(東京都/33歳男性) |
子どもが欲しいかどうかは一番気にしました。自分が欲しかったので、同じ気持ちの人をさがしていました(群馬県/30歳男性) |
趣味が合ったり、内面がいいと思う人を重視しました。収入は内面が良ければ将来的に上がっていくと思っていたのであえて入れませんでした。(神奈川県/29歳女性) |
IT業界で働いていることもあり女性との出会いは全然なかったです。 そろそろ歳だし結婚を考えないといけないと思い、一緒にいて仕事の疲れなど忘れさせてくれるような人を条件に探し始めました。(大阪府/29歳男性) |
婚活を始めた時は、姉が実家から離れたところに住んでいたので、私は実家の近くに住んでいずれ親の世話もしたいと考えていたので、同郷出身の人が良いと考えていた。(埼玉県/39歳女性) |
自分の収入状況等と差がありすぎると苦労しそうだと思い、自分と近しい人がいいなと思いました。また、周囲の人を大切にできる人がいいなと思っていたので、他人への接し方も見ながら探し始めました。(埼玉県/29歳女性) |
以前シフト制の勤務の人とお付き合いをしたのですが、会える時間が少なく消滅してしまった経験があったので、自分と同様の土日休みの人に限定して探しました。(茨城県/31歳女性) |
婚活を始めた人は、誰しもが「結婚したい」という気持ちが高まる何かしらのきっかけがあるのではないでしょうか?
コメントに目を通すと、それぞれの結婚の目的自体が、結婚相手の絶対条件に反映していることが分かります。
婚活で難しいと思うことの1位は、“相手に選ばれない”
婚活は自分が相手を選ぶばかりではなく、相手にも選ばれることが必要で、文字通りマッチングがポイントです。今回の調査対象者は、いずれも婚活でパートナーを見つけたいわゆる“成功者”ですが、それでも婚活中には苦労もあったようです。
グラフは「婚活で、相手を見つけるのが難しいと感じたこと」を選択肢の中から全て選んでもらった結果です。「自分が良いと思う相手に選ばれないこと」と回答した人が、35.0%と最多になりました。
他にも「あうと思う人が見つからない」(32.9%)、「会ってみるとイメージが違う」(30.7%)は、3割以上の人が感じていたようです。
「どんな人が良いかわからない」(27.9%) 、「決め手が見つからない」(25.7%)のように、自分が挙げた結婚相手の条件自体に迷いが生じたり、優先順位が分からなくなることもあるようです。
具体的にどんな状況で“難しい”と感じた?
そこで、具体的にどんな部分が難しいと思ったのか、詳しく聞いてみました。
プロフィールでは相手の顔写真も含めて、細かい情報まで読み取ることはできるが、実際に会ってみると、声のトーンや話し方、身だしなみなど色々な部分が気になって、2回目のデートにつながる相手が少なかった。(大阪府/34歳女性) |
条件が多くこだわりがありましたが、実際合コンをやると飲み会では話すと面白かったり、見た目が好みだったり条件では合う合わないは分からないと思いました。 引きずるタイプなので、気に入った子がダメだった時にかなり落ち込みました。(静岡県/31歳男性) |
自分の中の理想が思ったよりも高かったみたいで、なかなか「この人だ!」と思える人に出会えませんでした。(愛知県/30歳女性) |
何度デートを重ねるべきなのか、どの人が自分に合っている相手なのか、考えすぎている時は相手ともあまりマッチすることがなく、婚活難しいなと思いました。(東京都/29歳女性) |
いろいろな人に会うとある程度いい人がいても、さらに良い人がいるのではと思ってしまう。(埼玉県/31歳男性) |
デートをして楽しい気持ちがイコール好きになるのかどうかが分からなくなり、自分が相手を本当に好きなのか悩んでしまうことがよくありました。(神奈川県/33歳女性) |
婚活を重ねていく内に、当初あげていた条件では自分と合うと思える人に出会えないという経験をした人もいるようです。
ネットやアプリ上のプロフィールや写真をみた印象と、実際に会ってみた感覚との乖離を挙げる人も見受けられました。
婚活途中に思い直して、条件から外したのは“容姿”が最多
今回の調査では、婚活の難しさに直面して69.3%の人が、当初挙げた条件から変更をしていました。条件から外した項目を全て選んでもらった結果が、上のグラフです。
外した条件で最も多いのは「容姿(顔が好みか)」(18.6%)でした。「容姿(顔が好みか)」は、婚活開始時にあげた相手への条件ランキングでは第3位(54.3%)になっています。最初に容姿を重要視した人の約3人に1人が、婚活途中で条件から外したということになります。
第2位の「身長」も27.9%の人が相手への条件として最初にあげていましたが、その後15.7%と半数以上の人が条件から外しています。
最初の条件ではダントツ1位だった「年齢」(75.7%)に関しても、途中で外した条件で3位の14.3%となっています。
一方で「性格」については、最初の条件で挙げた人が66.4%でしたが、途中で条件から外した人は2.1%とかなり少数となっています。
このことから「性格」は、結婚するにあたってかなり重要な条件であることが分かります。
途中で外した条件が「必要ない」と思った理由は?
途中で条件を外した人に、その理由を聞いてみました。
同じ趣味が有ればより楽しいかと思ったが、相手の好きなことを新たに始めるのもいいかと思った(北海道/38歳男性) |
色々と出会っていく中で、この基準ではなかなか見つからないと気付いて、ゾーンを広げるために年齢を外しました。(京都府/40歳男性) |
「顏が好みでないと好きになれない」と思っていたが、性格が合えば顔の好みはどうでもいいことが分かった。また、同郷出身の条件で探していたが全然進展が見られなかったので、近県出身の人までに範囲を広げたところ、出会いがあった。(埼玉県/39歳女性) |
料理については、高望みしていたと感じます。共働きの場合、料理まで求めてしまうのはハードルが高いです。料理ができなくても、生協の宅配など様々な手段を活用すれば生活には問題ありません。(静岡県/36歳男性) |
将来の子供のことも考え容姿のことを気にしていた時期もありましたが、性格が合い話が盛り上がったりすると、いつの間にか気にならなくなっていました。(千葉県/33歳女性) |
結婚した夫が思っていた年齢より上でしたが、話もずっと尽きないしおもしろくて、ずっと一緒にいたいと会った時に思いました。年齢なんてどうでもいいと思えるほど人柄に惚れました。(愛知県/37歳女性) |
コメントからは、さまざまな相手に会うことで自分が“ゼッタイ”だと思っていた条件が、それほど重要ではないことに気づいたという声が聞かれました。
条件を外すことは、妥協すると言うことではなく、理想の生活のイメージに柔軟性を持つということなのかもしれませんね。
35.7%の人が、相手への条件変更で「出会いが増えた」
実際に、相手への条件を変更したことで「出会いが増えた」と感じた人は35.7%いました。条件を変更した人が69.7%だったので、半数以上の人が出会いが増えたようです。
もし今「出会いが少ない」「思ったような人に会えない」と思っているならば、自分で挙げている条件を見直してみるのも手です。
プロフィールに追加した情報で「これを書いてから出会いが増えた」
当初作成した自分のプロフィールに、情報を追加したことで出会いが増えた人も多くいました。具体的にどんな情報を追加して、出会いを増やしたのか聞いてみました。
美術やラジオが好きであることを追加したら、同じ趣味の方から連絡をもらうことができました。(岩手県/27歳男性) |
女性と話すことが苦手なことを追加したら出会いのチャンスが増えました。自分の弱みを見せ、初対面だと緊張して会話が弾まないことを伝えることにより、相手も分かってくれて2回目・3回目のデートにつながりました。背伸びせずに、等身大の自然体な婚活を心掛けてから出会いが増えたと感じます。(静岡県/36歳男性) |
家事が苦手ということを隠していましたが、正直に話すと、一緒に頑張ろうと言われるとこが多くなりました。(徳島県/31歳女性) |
ニコニコ動画やYoutubeの実況プレイ動画を見るのが趣味だったのを根暗に思われるかと思って書くのは避けていたのですが、そういうオタク部分も隠さず書くようになると話の合う人から連絡がもらえるようになってやりとりも続きやすくなりました。(山口県/30歳女性) |
恋愛経験が少ないことが恥ずかしかったのですが、きちんと記載するようにしたらメッセージが増えた(長崎県/33歳女性) |
最初は顔がはっきりと写った写真を載せるに抵抗があったのですが、途中から、写真館で撮影してもらった写真に変えたら連絡を貰える頻度が増えました。(福岡県/32歳女性) |
野球が好きだという事をプロフィールに記載したことで、沢山のメッセージを頂けるようになりました。(東京都/34歳女性) |
プロフィールに追加した情報の中には、自分が恥ずかしいと思ったりコンプレックスに感じている部分をさらけ出したという人もいました。
結婚を前提にパートナーを探す以上、付き合いや結婚に発展した時点で自分のウィークポイントを隠しきることはできません。
自分をかっこよくステキに見せたいと思う気持ちも山々ですが、等身大の自分を見せることが、自分に合う人に出会える最良の方法ではないでしょうか。
先輩からアドバイス「これだけは最初にやっておいて!」
婚活を成功させた先輩たちに、現在婚活中の人に「最初にやっておくべきこと」について、アドバイスをしてもらいました。
第一印象(見た目)は良くしてください。入口の段階で性格を知ってもらう前にチャンスがなくなります。服装・靴をオシャレにし、清潔感のある身だしなみを徹底してください。参加している周りの男性を見ると、第一印象で損をしている人が多いです。(静岡県/36歳男性) |
長所も短所もしっかり伝える。 女性は仕事が安定していることと、車を持っていることを絶対条件にしている人がとても多いということを知りました。(北海道/42歳男性) |
男性は「家事にどれだけ参加できるのか」を最初にアピールしておくのがとても大事だと思います。今は標準になりつつあるので。(京都府/40歳男性) |
プロフィール写真は何枚か撮ってもらい、どの写真が良いかを婚活支援スタッフ等と話し合って、一番良いと言われた写真にするといいと思います。(福岡県/44歳男性) |
プロフィール写真は必ず載せたほうがいいです。あとはプロフィールは充実させることです。婚活は就職活動と似ています。自分の良さは積極的にアピールすべきです。ただプライバシーも気になるので、登録する婚活サイトや相談所のプライバシー設定を確認すること。(大阪府/31歳女性) |
いいことも悪いことも、自分のありのままを素直に書くのをお勧めします。後から嘘だったということがあっても、なかなか言い出せないし気まずくなるだけなので。(愛媛県/31歳女性) |
プロフィール写真は、自分の顔がはっきりわかり、アプリなどで盛りすぎていないものを使うことをお勧めします。(愛知県/30歳女性) |
男性は家庭に癒しを求めている人が多いと思うので、得意な料理を詳しく書いたり、家庭的なことをアピールするのがお勧めです。(広島県/38歳女性) |
「最初にしておくべき」こととして、男女ともプロフィール写真に関するものが多くありました。
男性は身だしなみがきちんとした写真をアップすること、女性は加工した写真にしないことなど、参考になることばかりです。
また、プロフィールにはありのままを記入することを挙げた人も多くいました。最近は共働きが主流なので、男女ともに家事や料理ができることはアドバンテージになるようです。
「条件を絞り過ぎず」「自分を偽らず」が結婚への近道
婚活に成功した人たちの“結婚相手の条件”は、いかがでしたか?
今回寄せられた経験者の意見からは、婚活は最初に設定した条件を見直しつつ、自分の本来の趣味やウィークポイントを包み隠さず伝えることが大切だと感じ取ることができました。
「今年こそ結婚する相手と巡り会いたい!」と思っている人は、先輩たちのリアルボイスを参考に、ぜひ運命の出会いをたぐり寄せてくださいね。
【調査概要】
アンケート母数:計140名
実施日:2021年01月08日~01月19日
調査実施主体:縁結び大学
調査会社:株式会社ネクストレベル