
結婚相談所の掛け持ちはアリか無しか!複数入会するメリットデメリットとは
結婚相談所でなかなか理想の相手が見つからず、「結婚相談所を掛け持ちすればもっといい相手と出会いがあるのでは?」と考えている方は多いのではないでしょうか?
結論から言うと、掛け持ちをするならば、結婚相談所よりも費用がかからず出会いの数を増やせる「婚活アプリ」が最適です。
結婚相談所を掛け持ちしても今より出会いの数が格段に増えるわけではありませんし、入会金など金銭的な負担も大きくなります。
本記事では、「結婚相談所+婚活アプリ」の掛け持ちのメリットを詳しく解説します。
結論:結婚相談所の掛け持ちはおすすめしない
結婚相談所でなかなか理想の相手が見つからない人は、相談所いくつもを掛け持ちするよりも婚活アプリの利用を検討してみるとよいでしょう。
結婚相談所と婚活アプリを併用する、というのもおすすめです。
まず掛け持ちをするメリット・デメリットを解説します。結婚相談所だけの掛け持ちだとデメリットが大きいことがわかると思います。
掛け持ちをするメリット
結婚相談所を掛け持ちする事には、以下のようなメリットもあります。
メリット
- 出会える人数自体は今よりも増える
- 複数の条件で同時に相手を探せる
- 複数のアドバイザーから意見をもらえる
複数の結婚相談所に登録することで紹介人数が増えるため、出会いの数は今よりも多くなります。
また、異なる条件で同時に相手を探したり、複数のアドバイザーから意見をもらって婚活の方向性を見直す事も出来るでしょう。
ただし、以下で解説するデメリットをよく確認した上で慎重に決断を行う事をおすすめします。
掛け持ちをするデメリット
結婚相談所の掛け持ちには、以下のようなデメリットがあります。
デメリット
- 結婚相談所で出会える相手は限られている
- 費用面での負担が大きい
- アドバイザーの意見が割れて迷うこともある
結婚相談所で出会える相手は限られる
ほとんどの結婚相談所は「連盟」と呼ばれる、全国の結婚相談所と会員情報を共有できる組織に加入しています。喫茶店やスーパーの会員証が同じ系列店で使えるのと同じように、連盟に加入している結婚相談所同士は会員を共有しているんです。
そのため、結婚相談所を掛け持ちしたとしても加入している連盟が同じだと出会える会員は全く変わりません。特に大手の結婚相談所だと同じ連盟に加入していることが多いため、掛け持ちはあまり意味がないと言えます。
どちらかで支払った費用は無駄になる
新たな結婚相談所を利用するためには、入会金や初期費用を各相談所ごとに払う必要があります。入会金の相場は3~5万円、初期費用の相場は5~20万円と決して安い額ではありません。
仮に2つ利用して出会えたとしてもどちらかで支払ったお金は無駄になってしまうため、コスパで考えると1つの結婚相談所で真剣に活動するのが最善の選択です。
アドバイザーの意見が割れて迷う事もある
2つの結婚相談所を利用することで複数のアドバイザーからカウンセリングを受けられます。
しかし「少しお相手の年齢を上げて見ましょう」「お相手の年齢下げてみるのもありです」など、2つの相談所で真逆のアドバイスを受ける可能性もあります。
どちらの意見が正しいかわからなくなり婚活の方向性に迷ってしまうリスクがあるので、条件に悩んでいる人は一つに絞って活動するのが最適かと思います。
掛け持ちをするならば婚活アプリがおすすめ
2つの結婚相談所を掛け持ちするのはデメリットが多いことがわかったかと思います。
そのため「結婚相談所+婚活アプリ」の掛け持ちをするほうがおすすめです。
なぜなら、以下のような長所が多く、効率的に出会えるからです。
▼「結婚相談所+婚活アプリ」の掛け持ちの良いところ
- 結婚相談所を2つ掛け持ちするよりも出会いの数が増える
- アプリは入会金、初期費用がゼロ
- 結婚相談所のプロフィールをそのまま使える
- 結婚相談所でもらったアドバイスを活かせる
結婚相談所連盟IBJの会員数が約7万人に対し、婚活アプリの最大手ペアーズは2,000万人とずば抜けて会員数が多いです。そのため、純粋に出会いの数を増やしたかった人は婚活アプリを掛け持ちするのが最適です。
また、婚活アプリは入会金や初期費用ゼロで始められるので、結婚相談所の掛け持ちと比べると金銭的な負担も小さくなります。
婚活アプリの自己紹介プロフィールはアドバイザーに添削して貰ったものをそのまま使えるので、事前準備のハードルも低いです。
結婚相談所で受けた、女性に対するアプローチ方法やマッチングしやすい相手のアドバイスなどもそのまま活かせるので、2つを掛け持ちすることでより効率的に婚活をすすめられるでしょう。
アドバイザーを増やしたい人は、フリーで活動している婚活アドバイザーなどを使う事を検討してみるのもありかと思います。
掛け持ち・併用におすすめの婚活アプリ
併用におすすめな婚活アプリを種類ごとにまとめて紹介していきます。結婚相談所と併用におすすめなのは以下のアプリです。
アプリ名 | アプリの特徴 | 参考リンク |
---|---|---|
![]() ![]() ペアーズ |
■20代におすすめ |
無料登録 解説 |
![]() ![]() Omiai |
■30代の婚活に最適 |
無料登録 解説 |
■真剣婚活なら 女性も有料で、その分真剣度が高い。婚活を始めるならこのアプリ |
無料登録 解説 |
|
![]() ![]() ブライダルネット |
■毎月42人の相手を自動で紹介 プロのアドバイザーがつき、サポートが充実しているアプリ。気軽に結婚相談もできる、他のアプリにはない機能もたくさんある。 |
無料登録 解説 |
![]() ![]() マリッシュ |
■バツイチなら バツイチや再婚支援アプリ。シンママ・シンパパに理解のある人が多い。 |
無料登録 解説 |
ペアーズ
ペアーズは、世界190ヶ国以上でマッチングアプリを展開するMatchグループの、株式会社エウレカが運用する婚活・恋活アプリです。メインの年齢層は20〜30代となるため、若年層の婚活に向いています。
また、会員累計[ペアーズ会員万人]の中から相手を見つけることができることが最大の魅力であり、出会いの数を増やすために結婚相談所の掛け持ちを検討していた方は、会員数が多いペアーズを掛け持ちするのがおすすめです。
女性は無料で使えるアプリなので入れておいて損はありませんし、男性も月会費3,700円のみで利用できるので、結婚相談所よりもコスパがいいです。
ペアーズには「ビデオデート」という、アプリ内でマッチングした相手とビデオ通話で顔合わせが出来る機能があり、自宅にいながら気軽に顔合わせ出来るので、結婚相談所での対面の顔合わせが苦手な人にもおすすめです。ただし、ペアーズにはアドバイザーからのサポートがないので、出会うには自分からのアプローチが必要になるため、積極的に行動出来る人に向いているアプリです。
Omiai
Omiaiは婚活アプリの中でも真剣度が高い人が集まるアプリです。独自に調査したデータでは7割以上が婚活目的に使用しています。真面目な30代の方が多いので、20代後半〜30代の人で婚活をしている人はOmiaiがおすすめです。
そして、利用者の口コミなどから、「Omiaiは美人やイケメンが多い!」と言われています。派手な雰囲気ではなく、落ち着いた美男美女も多いので、結婚相談所を利用しながら活用してみてください。
女性は完全無料、男性は登録から女性とのマッチングまで無料なので、最初は無料会員で試してみてください。
マッチドットコム
マッチドットコムは、男女とも有料(月額4,490円〜)の婚活アプリです。男女とも有料なので真剣に婚活をしている人が多く登録しています。
年齢は30〜40代が多く、お相手検索機能が年齢や年収といった基本的な項目以外に、「離婚歴がある人」「同性」「子供あり」など幅広く指定できます。
理想の相手を探しやすくなっていることもあり、1日あたり50組以上のカップルが成立している・毎年40万人の利用者が「結婚相手が見つかっている」という公式発表もあります。
結婚相談所よりも安く、1年以内の成婚を目指せるアプリなので併用・掛け持ちにもおすすめです。
ブライダルネット
ブライダルネットネットは、大手結婚相談所を運営する株式会社IBJが展開している婚活アプリです。年齢層は、30~40代の婚活に真剣な年代がメインとなっています。
ブライダルネットでは、アプリに登録した希望条件や価値観、活動状況から毎月42人が自動で紹介されるので、自分からのアプローチが苦手な人も安心して利用出来ます。
また、検索条件から気になる相手を探して顔合わせの申し込みをする事も可能なので、自分から相手を見つけに行きたい人にもおすすめです。
ブライダルネットの最大の特徴は、結婚相談所のように専任のアドバイザーに相談できる「婚シェルサポート」が利用できる点です。
婚シェルジュサポートでは、メッセージ内容や初デートのコツなど婚活の悩みをオンラインのチャット形式でいつでも質問できます。
結婚相談所がアプリ化したような仕組みになっているので、忙しくてなかなか結婚相談所に行けない人にも最適です。
マリッシュ
マリッシュはバツイチ・再婚に特化した婚活アプリです。
バツイチ、再婚したい方を応援しているアプリということもあり、バツイチや子持ちに理解のある人が多いことが特徴です。
平均3ヶ月半で恋人が見つかる、とマリッシュに登録した人たちの声を公式サイトが発表しているほど、真剣に交際を望んでいる人が多いアプリです。
それでも結婚相談所の掛け持ちをするならば、「連盟」単位で選ぶ
それでも結婚相談所を掛け持ちするならば、連盟ごとに選ぶと良いです。
▼結婚相談所の連盟・加入相談所名
連盟 | 会員数 | 加入相談所名 |
---|---|---|
IBJ (日本結婚相談所連盟) |
約67,000人 | 結婚相談所IBJメンバーズ、PARTY・PARTY、ブライダルネット、ユーブライト、Rush、婚活支援、ema |
JBA (日本結婚相談協会) |
約52,000人 | パートナーエージェント、ゼクシィ縁結びエージェント、ノッツェ、スマリッジ |
BIU (日本ブライダル連盟)=JBAと連携 |
約50,000人 | 良縁会、ムスベル、結婚相談所十人十色、ととのいブライダル、結婚相談処 結々 |
Rnet (良縁ネット) |
約37,000人 | サンマリエ、ノッツェ、セブン結婚相談所、LAL.marriage.agent |
上記の表にまとめた相談所は、同じ連盟に加入している相談所同士で会員を共有しています。
そのため、掛け持ちするならば違う連盟に加入している相談所を選びましょう。
とはいえ、加入連盟の違う結婚相談所を掛け持ちしても、相手にも求める条件があるため必ず会員全員と会えるわけではありません。
1つの結婚相談所を利用していれば豊富な会員の中から相手を紹介してもらえるので、出会いの数は十分かと思います。
結婚相談所について、おすすや・特徴・料金など一覧が見たい人は、以下の記事を参考にしてください。
おすすめの相談所の掛け持ち組み合わせ
結婚相談所の掛け持ちを考えている方は、金額的な負担が小さい「オンライン結婚相談所」を利用するのもありです。
オンライン結婚相談所とは、相手探しから成婚までのサポートをインターネット上で受けられるサービスです。
オンライン結婚相談所には店舗を維持するコストがかからないため、従来の結婚相談所(店舗型)よりも利用料金が格安になっています。
オンライン結婚相談所と掛け持つ際のおすすめな組み合わせ方を以下にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
【成果重視】店舗型×オンライン
コスパよく効率的に出会いたい人は、店舗型の結婚相談所とオンライン結婚相談所を掛け持ちするのがおすすめです。
店舗型とオンラインの2つを掛け持ちすることで、なかなか忙しくて店舗に行けない時もオンラインで気軽に活動できるようになります。
婚活に取り組める時間を格段に増やせるので、結婚に対するモチベーションアップにも繋がるでしょう。
オンライン結婚相談所も店舗型と同じように連盟に加入しているため、店舗型と異なる連盟に加入する相談所を組み合わせれば出会いの数を増やすことも可能です。
加入連盟が異なる組み合わせを以下にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
▼連盟が異なるおすすめ組み合わせ(出会える人数重視)
組み合わせ | 出会える会員数 | 合算初期費用 |
---|---|---|
ゼクシィ縁結びエージェント(店舗型) × エン婚活エージェント(オンライン) |
約107,000人(コネクトシップ+JBA) | 43,780円 |
サンマリエ (店舗型) × スマリッジ(オンライン) |
約67,000人(Rnet+コネクトシップ) | 110,000円 |
マリティア(店舗型) × O-net(オンライン) |
約100,000人(コネクトシップ+スクラム+Rnet) | 64,980円 |
フィオーレ(店舗型) × ウェブマリッジ(オンライン) |
約157,000人(JBA+コネクトシップ+TMS) | 43,780円 |
パートナーエージェント(店舗型) × naco-do(オンライン) |
約117,000人(コネクトシップ+JBA+R-net) | 95,800円 |
【安さ/コスパ重視】オンライン×婚活アプリ
既にオンライン結婚相談所を利用している人やこれから結婚相談所に登録する人には、婚活アプリの組み合わせもおすすめです。
婚活アプリであれば登録は基本無料なので、初期費用の負担無しで掛け持ちの活動を始められます。
女性が無料で利用できる婚活アプリも多数あるので、掛け持ちを検討していた女性の方は試しに登録してみるのもありです。
婚活アプリは結婚相談所よりも会員数が多いため、単純に出会いの数を増やしたい人にも向いています。
ただし、婚活アプリの会員の年齢層はアプリごとに異なるため、利用の際は自分の年代にあったアプリを選ぶことが大切です。
以下に年代ごとのおすすめな組み合わせをまとめたので、チェックしてみてください。
▼オンラン相談所とアプリのおすすめ組み合わせ【コスパ重視】
おすすめの年代 | 組み合わせ | 出会える会員数 | 合算月額料金 |
---|---|---|---|
20~30歳 | エン婚活エージェント(オンライン)×ペアーズ(婚活アプリ) | 2000万人以上 | 男性:17,890円 女性:相談所の月会費のみ |
25~35歳 | スマリッジ(オンライン)×Omiai(婚活アプリ) | 800万人以上 | 男性:14,700円 女性:相談所の月会費のみ |
25~35歳 | マリティア(オンライン)×ゼクシィ縁結び(婚活アプリ) | 150万人以上 | 男女共通:10,358円 |
30~40歳 | ウェブマリッジ(オンライン)×ブライダルネット(婚活アプリ) | 30万人以上 | 男性共通:14,760円 |
40歳以上 | naco-do(オンライン)×マリッシュ(婚活アプリ) | 600万人以上 | 男性:33,200円 女性:相談所の月会費のみ |
早くに成婚を決めたいなら、掛け持ちより出会う人数を増やすことが重要
結婚相談所の掛け持ちを検討している方には、「すぐにでも結婚相手を見つけたい!」という焦りがあるのではないでしょうか?
しかし、結婚相談所を掛け持ちするだけでは出会いの数は大きく変わりませんし、もう一度支払う入会金の相場は3~5万円、初期費用の相場は5~20万円と決して安い額ではありません。
結婚相談所を掛け持ちすれば紹介人数を2倍に増やすこともできますが、申込みの上限があったりお見合いの日程調整が被ってしまうなどで実際に会える人数も限られてきます。
早く結婚を決めたいのであれば、会える人數を増やすことが大切です。
単純に紹介人数を増やしたい方は、申込数を増やすオプションを利用するなど、今の結婚相談所のプランを見直すのが最適です。
実際にやり取りできる相手の数を増やしたいならば、婚活アプリやオンライン相談所など、コスパよく出会いの機会を増やせるサービスの掛け持ちを検討してみてください。