婚活は何歳から始めるべき?結婚相談所に登録している人の年齢層を調査
結婚相談所へ登録するにあたり、「自分の年齢では相手が見つからないのでは」「自分が希望する年齢層の相手は見つからないのでは」など、年齢層について疑問や不安を抱いている方もいらっしゃるでしょう。
有料サービスである性質上、登録時の初期費用を支払ってから年齢にミスマッチを感じるのは避けたいものです。
では、実際にどのような年齢層の人たちが登録しているのでしょうか。
この記事では、結婚相談所に登録されている男女別の年齢層や、登録に適した年齢層などについて説明します。
自分の年齢層に合った結婚相談所を一覧で見たい!という人は以下の記事を参考にしてください。
婚活は何歳から始めるべき?
仮に、もしあなたが30歳までには結婚したいと思っているのなら、27歳から婚活を始めることが一つの目安です。
厚生労働省の人口動態調査によると、令和元年の平均初婚年齢は、夫31.2 歳、妻29.6歳です。また、結婚相談所のパートナーエージェントによると、結婚相談所の在籍期間は平均1年未満だそうです。
仮に、婚活で出会うまでに1年、そこから交際に1年で、結婚まで合計2年かかったと仮定します。そうなると、男性は29歳、女性は27歳くらいから婚活を始めると平均初婚年齢までには結婚している計算になります。
これはあくまで計算の話ですので、もちろん個人差はあります。ですが、一つの目安として、結婚するまで最低でも2年以上と考えて、結婚したい年齢から逆算して婚活をスタートすることは一つの目安になります。
何歳で結婚したいのかは、子供をもつ・持たないや、仕事の都合などそれぞれの将来設計によって理想は異なります。一度、自分のライフプランに合わせて考えてみてください。
いつ結婚できるかは誰にもわからないからこそ早い方が良い
先ほど、平均在籍期間は1年未満と言いましたが、それはあくまで平均。当然ながら、婚活にかかる期間は人それぞれです。3ヶ月で終わる人もいれば、5年かかる人もいます。
仮に婚活で素敵な人と出会って1年間交際しても、そのまま結婚には至らずにお別れしてしまうこともあるでしょう。そうなると、そこからまた婚活の再スタートです。
婚活に何年かかるのか予想するのは難しいので、さまざまな可能性を考えると少しでも結婚願望があるのなら、婚活のスタートは早いに越したことはありません。
年齢が若いうちに婚活を始めれば、それだけ出会いもたくさんあります。「いつから婚活始めようか」「何歳から始めようか」と悩む時間があるのなら、今すぐにでも始めてしまった方がいいのです。
残念ながら婚活では年齢で判断されてしまうことがある
年齢は個人の力でどうすることもできないものですが、婚活において、他の候補者と比較された時に年齢で決められることがあるのが事実です。
たとえば、アプリなどでお相手の希望条件を指定する際はキリのいい数字を使う人が多いです。
具体的には「30歳以下」「35歳以下」など。そのため、29歳と30歳、34歳と35歳では出会いのチャンスが大きく変わってしまいます。
もしもあなたが30歳、35歳、40歳を目の前にしているのであれば、誕生日の前に活動をスタートすることを検討に入れてみてください。
婚活には20代割引がある
婚活市場では、20代は男女ともに人気が高いです。
多くの婚活サービス業者は20代の方に積極的に入会してもらいたがっています。そのため、20代限定の割引を実施していることも多いです。
たとえば、結婚相談所大手のツヴァイ、オーネット、パートナーエージェントなどは20代限定プランを設定しており、通常のプランよりも入会費が50%ほど安くなっています。
20代限定プラン 入会時費用 |
20代限定プラン 月会費 |
通常プラン 入会時費用 |
通常プラン 月会費 |
|
---|---|---|---|---|
ツヴァイ |
55,000円 | 11,880円 | 115,500円 | 15,400円 |
オーネット |
43,200円(*1) | 12,600円(*1) | 122,600円 | 12,600円 |
パートナーエージェント |
52,250円(*2) | 16,500円(*2) | 104,500円(*2) | 18,700円(*2) |
※価格は全て税込です
*1…20代女性専用プラン
*2…コンシェルジュコースの料金、エリアI
マッチングサービスでは多くの場合、女性は無料・男性は有料ですが年齢による金額の差はありません。
もし、婚活に結婚相談所を利用したいと考えている場合は、20代のうちに活動を始めておくと初期費用を安く抑えることができます。
婚活で結婚相談所に登録する人の年齢層
結婚相談所の男女比率や年齢層はサービスによって違いがあります。中高年専門やシニア向けなど、年齢層に特化したサービスを展開しているためです。
以下で、結婚相談所を利用する男女別の平均年齢の傾向を紹介しますので、参考にしてください。
なお、記事の作成にあたっては、特に断りのない限り次の出典を参考にしています。
出典:⼀橋⼤学経済研究所 神林⿓/⽇本⼤学経済学部 児⽟直美「平成29年度 結婚情報サービス業に関する報告書」
結婚相談所に登録する男性の平均年齢は35〜44歳
男性で登録している年齢層は、35〜44歳がもっとも多く全体の半数程度を占めています。
35~44歳の男性の場合、約25%前後が年収500万以上で、経済面にゆとりが出てきたタイミングで登録する傾向にあるようです。
一方で、34歳までの男性登録者は、全体の20%前後になっています。34歳までの男性は多くの人が年収500万円以下で、ほかの年代と比較しても経済面でそれほど余裕がないことが読み取れます。
また、46歳より上の年齢層の登録者も、およそ3割と少なくありません。この年代では将来や老後を共に過ごすパートナーとの出会いを求めて登録するケースが多いと考えられます。
なかには、60代男性でも登録できるサービスも珍しくはありません。
結婚相談所に登録する女性の平均年齢は30〜34歳
総合的に見て、男性登録者よりも女性登録者の方が年齢層は低い傾向にあります。また、30~34歳という年齢層で登録者数が急激に増えるのも特徴です。
30〜44歳の登録者が全体の実に7割近くを占めていますが、なかでも30代の登録者数がもっとも多くなっています。
また、34歳までの登録者数を見ても全体の40%前後と多く、男性と比べて20代から登録する女性も少なくありません。
この傾向は、女性の妊娠適齢期が影響していると言えます。女性の妊娠適齢期は20~35歳(※)とされています。
出産を見越して婚活を始めるケースが多いため、20〜30代前半での登録者も多くなると考えられるのです。
出典:一般社団法人 加古川医師会「健康一口メモNo.175 「妊娠には適齢期があります」」
結婚相談所で交際に発展しやすい年齢層
ここでは、いつから婚活は始めるべきなのか、結婚相談所に登録すべき年代について、実際に登録しているユーザーの年齢層などを参考に説明します。
なお、本記事は特に断りのない限り次の出典を参考にしています。
出典:⼀橋⼤学経済研究所 神林⿓/⽇本⼤学経済学部 児⽟直美「平成29年度 結婚情報サービス業に関する報告書」
結婚相談所で交際に発展しやすい男性の年齢層は20〜29歳
20代男性向けの結婚相談所
結婚相談所のサービスを通じて、交際に発展した男性の割合は20~29歳が約26%ともっとも多くなっています。
30~39歳の男性では約19%、40~49歳の男性では約15%と年齢とともに割合が低くなるのが特徴です。
ただし、上記のデータから一概に若年層の男性が有利だとは言い切れません。出産や育児も踏まえて、女性が結婚相手の男性に望む収入は(※)「男性1人の収入で家族3人を養っていける」水準であることも少なくないためです。
(※)結婚相談所・結婚支援サービスパートナーエージェント「婚活で相手に求める年収」
収入という面で考えると35~44歳の男性が、女性の望む条件に合致しやすいと言えるでしょう。とはいえ、男女の関係は経済的な要因ですべてが決まるものでもありません。
女性と交際に発展しやすい20代の男性が、積極的に登録を検討しても良いと言えるでしょう。
結婚相談所で男性が求める女性の年齢層は20〜29歳
20代女性向けの結婚相談所
男性と同様、交際に発展した女性の割合は、20~29歳が約25%と最多です。30~39歳では約17%、40~49歳では約14%と年齢とともに割合が低くなる傾向も同じです。
しかし、登録する方は、初婚とは限りません。特に40代以上の登録者になると、離婚を経験した方が再婚相手を探すことケースも考えられます。
独身になったことで、将来や老後を意識し結婚相手との出会いを求める登録者がいるため、結婚を前提とした交際に発展しやすい環境もあるのです。
また、40歳以上を対象にした中高年専用サービスもあり、自分の属性にマッチしたサービスを選択することで、交際への発展や成婚率を高められます。
全体的に男性から人気のある年齢は20〜30代前半と言えますが、サービス内容によっては40代以上の方も異性に求められているのです。
結婚相談所の会員の年齢層の割合
会員の年齢層の割合を、男女別にそれぞれくわしく解説します。
男性会員の年齢層の割合【30代後半が多い】
結婚相談所に登録している男性は、30代後半から一気に増え始めます。
35歳前後は人生で3回起こる中で最後の結婚ラッシュとも言われており、「今を逃すともう結婚できないかも」と言った焦りから駆け込みで婚活を始める人が増える時期です。
そのため、職場の同僚や周りの友人などの結婚が重なりやすく、「そろそろ自分も相手を見つけなければ!」という気持ちで登録する男性が多いのだと考えられます。
一方で、20代~30代前半の男性の割合は最も低いです。理由としては、経済面に余裕がない点が挙げられるでしょう。
実際に20代~30代前半の男性の平均賃金と30代後半~40代前半の平均賃金を比べると、約70万円以上の大きな差が開いています。(※)
また、45歳以上の男性も一定数います。この年代の男性は、定年後のパートナーを探している方が多いと言えそうです。
女性会員の年齢層の割合【20代〜40代が多い】
結婚相談所に登録している女性は30代が約半数を占めており、男性よりも年齢層が低いのが特徴です。
年齢層の低さの背景には、女性の妊娠適齢期があります。
女性の妊娠適齢期は20~35歳とされています。(※)
会員の割合が最も高いのが35~40歳ですが、これは適齢期の境目とされている35歳に焦って婚活を始める女性が多いことが要因になっていると考えられます。
割合で最も多いのが、25歳~30代前半の妊娠適齢期にピタリと当てはまるアラサー世代です。
全体の傾向から、子どもを作ることを意識して活動を始めている女性が多いと言えるでしょう。
出典:一般社団法人 加古川医師会「健康一口メモNo.175 「妊娠には適齢期があります」」
結婚相談所で人気な年齢層
人気な年齢層を解説します。
人気な女性会員の年齢層【20〜35歳】
結婚相談所には子どもが欲しいと考えて活動している男性が多いため、妊娠適齢期である20~35歳の女性に人気が集まりやすいです。
⼀橋⼤学経済研究所が行った調査では、結婚相談所を利用する20代女性の約25%、30代女性の約17%が会員の男性と交際に発展しているというデータが出ています。
40代以降は約14%と割合が低くなっていますが、これはあくまでも結婚相談全体の傾向です。
例えばIBJメンバーズは40代男性会員の割合が高めなので、40代以降の女性の方でも相手を見つけやすい環境になっています。
入会条件に45歳以上の年齢制限を設けている「オーネットスペリア」を利用すれば、50代以降の女性でも結婚相手を見つけられるでしょう。
年齢に合った結婚相談所を利用すれば相手の見つけやさを格段にあげられるので、女性は妊娠適齢期だけにとらわれすぎず前向きに活動しましょう。
人気な男性会員の年齢層【20〜30代前半】【40代以降も】
会員の年齢層は、男性よりも女性の方が若い傾向があります。そのため、全体的に数の少ない20〜30歳前半の男性会員は同世代を狙う女性から人気が集まりやすいです。
⼀橋⼤学経済研究所が行った調査では、結婚相談所を利用する20代男性の約26%、30代男性の約19%が会員の女性と交際に発展しているというデータが出ています。
また、男性は40代以降の方も経済力があれば人気が集まります。
結婚相談所には自分が子を産める年齢を意識して活動している女性が多いです。
つまり子を養える経済力が譲れない結婚条件になるため、会員の中には経済力の高さを最重視している女性も少なくありません。
年齢だけでなく経済力も重視される男性は、女性に比べると年齢が大きなハンデになりにくいと言えるでしょう。
年齢別のおすすめ結婚相談所を紹介
それぞれの特徴をくわしく解説します。
20代におすすめ「ツヴァイ」
- 会員は10人に約3人が20代
- 20代の入会金・月会費が割引になる「20代割」がある
- 顔合わせをオンラインで行える「オンラインお見合い」サービスに対応
ツヴァイは、会員数9万人以上を誇り1984年の創業です。
ツヴァイの会員は全体の25,5%が20代です。つまり、会員の10人あたり約3人が20代なので、同世代と結婚したい若年層の婚活に向いています。
また、ツヴァイには20代がお得に婚活を始められる「20代割」があります。
20代割を使えば「入会金半額以下、月会費約28%割引」でお得に婚活を始められるので、初期費用がネックになっていた方にもおすすめです。
zoomなどで気軽に初顔合わせが出来る「オンラインお見合い」というサービスもあるので、カチッとした婚活の場が苦手な20代にも向いています。
30代におすすめ「サンマリエ」
- 30~40代が中心に活動
- 専任アドバイザーの手厚いサポート
- 婚活に関するオンライン講座を開催
サンマリエは、1969年創業の業界古参の老舗結婚相談所です。会員の中心は30~40代となっており、30代以降の婚活に向いています。
サンマリエの大きな特徴は、少人数のみを担当する専任アドバイザーが会員一人一人に寄り添ったサポートを行っている点です。
専任アドバイザーからは、個人に合わせた活動プラン企画から交際後のプロポーズ、結婚式準備まで手厚いサポートが受けられます。
また、サンマリエの会員になると、ヘアセットやファッションセミナー、会話術やLINEのコツなどを教えてくれるオンライン講座を無料で受けられます。
結婚までの手厚いサポートはもちろん、婚活に役立つ情報を学べる場が用意されているので、真剣に婚活に取り組みたい30代の方にもぴったりです。
40代におすすめ「IBJメンバーズ」
- 会員は10人に約3人が40~45歳
- 男性会員は大卒以上・年収400万円以上の人のみ
- 50.5%の高い成婚率
IBJメンバーズは日本結婚相談所連盟(IBJ)が運用する、会員数8万人以上の大手結婚相談所です。
会員は全体の25.9%が40~45歳です。つまり会員の10人に約3人が40代なので、40歳以上の方の婚活に向いています。
IBJメンバーズは男性会員の入会審査が厳しくなっており、大卒以上・年収400万円以上のハイスペックな男性のみが活動しています。
女性が経済的に安定した男性と出会いやすい環境になっているので、会員同士の成婚率は50.5%とズバ抜けて高いです。
ハイスペックな男性と出会いたい女性、すぐにでも結婚を決めたい40代男性には特におすすめです。
50代におすすめ「オーネットスーペリア」
- 男女45歳以上の独身者限定
- 会員の約65%が結婚経験あり
- 交流イベントで自然に出会える
オーネットスペリアは、40年以上の実績を持つ婚活情報サービス会社「O-net」が運営しており、中高年を専門としています。
男女ともに45歳以上の独身者であることが入会条件になっているので、50代の婚活に向いています。また、会員の約65%は結婚経験があるため、再婚相手を探している人にもぴったりです。
オーネットスペリアでは、「パーティー、ゴルフ、ランチ会、神社巡り、クッキング教室」など様々な交流イベントを通して自然な出会いが出来ます。
恋愛や事実婚など結婚だけにとらわれない多様な形をサポートしているので、「パートナーは欲しいけど結婚はちょっとな」と悩んでいた50代の方も気軽に入会してみるとよいでしょう。
60代におすすめ「ムスベル」「ノッツェ」
60代は他の世代と比べると同世代の会員数が少なくなるため、確実に相手を見つけたい方は以下2つの結婚相談所を検討してみても良いでしょう。
利用する結婚相談は、60代のシニア世代の婚活サポートが手厚い「ムスベル」「ノッツェ」の2つがおすすめです。
それぞれ特徴をまとめて解説します。
ムスベル
- 約160,000人の会員の中から相手を探せる
- 何度でもお見合いに申し込める
- シニア世代の婚活事情に精通した専任の仲介人に相談出来る
ムスベルは4つの結婚相談所連盟に加入しており、会員数約160,000人の中から相手を探せます。会員の中には前向きに婚活に取り組むシニア世代も多いため、60代でも相手を見つけやすいです。
ムスベルのメリットは、ひと月のお見合い申込み件数が無制限である点です。お見合い相手がイマイチだった時は何度でも再挑戦できるので、納得するまでトコトン婚活に取り組めます。
また、ムスベルでは入会後にシニア世代の婚活事情に精通した専任の仲介人がつきます。
「婚活している事をどうやって家族に伝えればいいか」などの相談にも親身に乗ってくれるので、結婚相談所は敷居が高いと感じていた60代の方にもぴったりです。
ノッツェ
- 会員の約8割の人が1年以内に成婚
- シニア世代向けのお見合い・婚活パーティーを主催
- 「郵送会員サービス」で紹介相手の資料を郵送で貰える
ノッツェは、1993年創業の幅広い年代の婚活をサポートしてくれます。
ノッツェには会員の約8割の人が1年以内に成婚しているという実績があり、熟年結婚・婚活も手厚くサポートしています。
紹介だけでなく、シニア世代向けのお見合い・婚活パーティーなども主催しているので、カッチリとしたお見合いが苦手な60代の方にも向いています。
また、ノッツェには毎月郵送で紹介相手の資料を自宅に送ってもらえる「郵送会員サービス」があります。
パソコンやインターネットを使わず紙でジックリと相手の情報を精査できるので、細々とした機械の文字が苦手な方にもぴったりです。
結婚相談所によっては年齢制限があることも
まず、結婚相談所サービスの利用は、民法で結婚が認められる18歳以上であることが最低条件になります。民法で定められた年齢未満では結婚できないので、利用できません。
10代では収入面や社会的立場(高校生・大学生など)からほか年代の会員とのマッチングは現実的ではありません。ほとんどのサービスでは20〜25歳くらいを下限年齢に設定しています。
反対に、上限年齢が設けられているケースも少なくありません。多くの結婚相談所では上限年齢を、男性65歳、女性60歳としています。上限年齢を設ける理由も、65歳以上の高齢になると結婚対象として紹介できる相手が極端に少なくなるためです。
一方で、シニア専門など年齢制限の範囲をあえて狭く設定することで、特定の年代に特化したサービスを展開する結婚相談所もあります。
利用する際は、自分の属性(年齢)に合ったサービスへの登録が成功のポイントです。
年齢以外の結婚相談所の制限
結婚相談所では会員同士が安心して利用できるため、年齢制限のほかにもさまざまな制限を設けています。
年齢以外の条件として代表的なのが、独身者であることです。独身を証明するため、公的機関から約3カ月以内に発行された「独身証明書」の提出が条件になります。
なかには、男性の登録には一定の収入を条件にしている場合も。そうした場合は、定職に就いていることや年収を証明する前年の源泉徴収票、確定申告書の提出などが必要です。
ほかにも、直近に受けた健康診断結果の提出など、健康状態を確認する所もあります。
登録時の入会審査を行い登録者の身元をはっきりさせることで、会員同士が安心して利用できるサービスを心がけているのです。
婚活を始めるタイミングに年齢は関係なし!年齢・目標別の婚活方法
何歳から婚活を始めるべきかについては、「思い立ったらすぐに!」が結論です。
では、いざ「婚活を始めよう!」と思った方のために、婚活の進め方について簡単に解説をしていきます。
ただ婚活サービスに登録するのではなく、自分に合った婚活方法を戦略的に実践していくのが成婚へのコツです。
- 婚活準備:譲れない希望条件を決めよう
- 年齢別、具体的な婚活の方法
婚活準備:譲れない希望条件を決めよう
漠然と「いい人がいたらいいな」程度の意識で婚活を始めてしまうと、婚活でたくさんの人と会っているうちに自分がどんな人を選んだらいいのかわからなくなってきてしまうことがあります。
多くの人と出会う中で、「好きになれる人がいない」と悩む方もいます。
そのため、婚活を始める前に、結婚に対しての自分の希望を明確にしておくと良いでしょう。たとえば、次のような希望条件について考えてみてください。
- どんな性格の人と結婚したいか?
- 年齢はどれくらいの人がいいか?
- 子供は欲しいか?欲しい場合は何歳までに?
ただし、あまりにも多くの希望を出して欲張りすぎてしまうと、今度はその希望に合う人がなかなか見つからずに苦労することになります。
そうならないためにおすすめなのは、どうしても譲れない希望条件を3つ〜5つほどに絞ることです。
また、その希望条件を設定した理由も明確にしておきましょう。たとえば、次のようなイメージです。
- タバコを吸わない人→タバコの匂いが苦手だし、健康に悪いから
- 子育てに積極的な人→子供を二人は育てたいから
- 家事ができる人→共働き希望なので、家事は分担したい
- 年収400万円以上→子供が欲しいので、自分と同じかそれ以上の稼ぎが必要
そして、その条件を満たしている人がいれば、多少理想と違うと思ったとしても、まず会ってコミュニケーションを取ってみることをおすすめします。
婚活をしていると、条件に合っているけれど好きになれない相手もいれば、条件と全く違うのになぜか惹かれてしまう相手もいます。
最初から条件を狭めすぎると、後者のように会わなければ魅力のわからない人に会えなくなってしまう可能性があるので、最初の条件は多少ゆるく設定して視野を広く持ってみましょう。
年齢別や結婚までの目標に合わせて婚活の方法を変える
「何歳までに結婚したい」「何年以内に結婚したい」という目標に合わせて、婚活の方法や利用するサービスが変わってきます。
<20歳〜24歳、または5〜10年以内に結婚したい>
- 友達に紹介してもらう
- 社会人サークルなどに所属して交友関係を広げる
- 合コンや街コンなど出会いの場にいく
- 友達からスタートできるアプリを使う
まだすぐに結婚したい訳ではないという人や、年齢が20代前半の人は、すぐに婚活というよりは日常生活でまず出会いの機会を増やすことを目標にしてみましょう。
交友関係が広がることで結婚につながる出会いがあるかもしれませんし、恋人ができなかったとしても同世代の異性と交流して、仕事以外の場でコミュニケーションをとることは内面を磨く意味でも重要です。
<25歳以上、または3〜5年以内に結婚したい>
- 恋活アプリを使う
- 婚活パーティーに行く
周りの友人が少しずつ結婚し始めたり、20代半ばをすぎた年代の方は、だんだん結婚を意識しだすころですよね。
すぐにでも結婚したいというよりは、将来的に結婚が考えられるような異性と出会いたいと考えているのなら、マッチングサービスや婚活パーティーを利用することをおすすめします。
マッチングサービスでは、真剣に恋人を探している人、結婚相手を探している人などが活動しています。自分が出会いたい人のタイプに合わせて、次のようにアプリを使い分けてみてください。
アプリを利用して、普段の生活では出会えないような異性と出会うことで結婚したいと思えるような人に出会えるかもしれませんし、自分はどんな人と結婚したいのかビジョンを持てるようになってきます。
<30歳以上、または1〜2年以内に結婚したい>
- アプリを使う
- 結婚相談所を利用する
平均初婚年齢である30歳前後になり、なるべく1〜2年以内を目安に結婚したいと考えているのなら、先に紹介した友達の紹介やマッチングサービスと並行しつつ、結婚相談所の利用も検討しましょう。
結婚相談所は6ヶ月前後の活動でも10〜50万円ほどはかかるため、当然ながら結婚に対して真剣度が高い人が集まります。
また、仲人さんによるアドバイスやサポートを受けることができるため、婚活に対する不安も払拭することができます。
まとめ
結婚相談所登録者の年齢は、男女共に35〜39歳がもっとも多いですが、男女ごとに次のような特徴も見られます。
- 男性は20〜34歳は全体の約20%、46歳以上も約30%と少なくない
- 女性は出産を意識した30歳前後のタイミングで登録するケースが多い
- 女性は結婚相手に一定の収入を求める一方で、20代男性がもっとも交際に発展しやすいというデータもある
40代以上の方ですと、再婚を目的として利用するケースも増えてきます。
なお、年齢制限は下限が20〜25歳、上限は60〜65歳くらいが一般的です。入会にあたって、多くの場合は独身証明書が必要です。男性は相談所によって、収入を証明する書類も必要になります。
登録している方の年齢層は、男性では35歳以降、女性では30〜44歳ごろが多い傾向にあります。
それぞれの結婚相談所で年齢層のニーズは異なるので、属性のマッチしたサービスを利用すれば、登録数が少ない年齢層でも良いパートナーと出会うことは可能です。
ただし、この記事で述べた傾向はあくまでもデータに基づいたものです。年齢を気にしていては何も始まりません。
最終的なゴールを決めるのは、あなたご自身です。まずは、勇気をもって一歩を踏み出すことが大切です。