
結婚相談所の無料相談は何ができる?必ず聞くべき7つのポイントを解説
結婚相談所の無料相談は、現在の婚活の状況や不安についてヒアリングしてもらいながら、入会後の活動について分からないことを質問できます。
無料相談は1~2時間程度で結婚相談所への理解が深まり、自分の婚活の課題について深く知れる良い機会になります。婚活で失敗しないためには結婚相談所選びは非常に重要。事前に確認すべき点を押さえることで、あなたに最適な結婚相談所を選ぶポイントが分かります。
この記事では、無料相談に行くべき理由や無料相談で必ず聞くべきこと7つを解説します。結婚相談所の入会を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
結婚相談所の無料相談でできること
結婚相談所の無料相談では、入会前にコンシェルジュからサービス内容や料金についての詳しい説明を聞くことができます。
現在の婚活の悩みや状況を聞いてもらいながら、最適なプランや料金、自分の条件にある会員がどれくらいいるのかなどを確認することで、疑問点や不安を解消できます。
基本的には個室でコンシェルジュと1対1で行うため、周りの目が気になる方でも安心です。
店舗に直接出向くほか、ZOOMなどを使ったオンライン無料相談に対応している結婚相談所も増えています。
無料相談の所要時間は1~2時間程度をみておきましょう。
服装はラフすぎない恰好であれば私服でOK。心配な方は男性ならジャケットを羽織る。女性ならワンピースやカーディガンなどの清楚な服装がおすすめです。
特に手土産は必要ありませんので、気軽に足を運びましょう。
それでは、無料相談でできることを流れに沿ってみていきましょう。
婚活の状況や悩みをヒアリングしてもらえる
結婚相談所の無料相談では、まずコンシェルジュから現在の婚活の状況や悩みについてのヒアリングがあります。
【主なヒアリング内容】
- いつまでに結婚したいか?
- どんな結婚生活を送りたいか?
- 好きな異性のタイプや希望条件は?
- これまでどんな婚活をしてきたか?
回答していくうちに、これまで自分では気づいていなかった結婚観や結婚生活に求めるものが明確になり、結婚相手の選び方や婚活の進め方も分かるようになります。
婚活ではまず自分の価値観や考え方をよく理解することが非常に大切です。無料相談のヒアリングは、あなたにどのようなお相手が合うのかを浮き彫りにするチャンス。
自分と真剣に向き合うことで現状の婚活の課題が明確になり、結婚相談所に入会したあとの活動計画も立てやすくなるでしょう。
実際に会員のプロフィールを見せてもらえる
結婚相談所によっては、ヒアリングの結果を元に選ばれた異性のプロフィールを見せてもらえます。
入会前に会員のプロフィールを見ることで、実際にどんな人がいるのか、自分の希望条件だとどんな人が紹介されるのかが分かります。
入会前に会員の詳しいプロフィールは見せてもらえない結婚相談所もありますが、あなたの希望条件に合う相手が何人くらい活動しているかは確認しておきましょう。
サービス内容の説明(システム、会員層、料金など)
婚活のヒアリング後は、結婚相談所のサービス内容の説明があります。
【主に説明される内容】
- お相手とどのようにマッチングするのか
- 会員層(会員数、年齢、年収、男女比、どんな人がいるかなど)
- 料金(入会費、月会費、お見合い料、成婚料など)
結婚相談所ごとにシステムにも大きな違いがあるため、必ず確認しておきましょう。
例えば、データマッチング型の結婚相談所だと自分でお相手を検索してお見合いを申込みし、お見合いの日程調整などもすべて自分で行う必要がある場合が多いです。
コンシェルジュの手厚いサポートを期待してこのようなデータマッチング型の結婚相談所に入会すると、想像と違うサービス内容にがっかりしてしまう可能性があります。
【結婚相談所の4つの種類】
種類 | 特徴 |
---|---|
仲介型 | コンシェルジュが相性の良いお相手を見極めて紹介し、出会いから交際まで手厚いサポートがある。 |
データマッチング型 | 希望条件がマッチするお相手を機械が見つけて紹介する。 基本的にコンシェルジュを介さずに会員同士でやり取りを行うことが多い。 |
ハイブリッド型 | 仲介型とデータマッチング型を組み合わせたシステム。 |
オンライン型 | オンライン完結型のサービス。 スマホひとつで気軽に婚活ができる。 |
それぞれの種類ごとにメリットとデメリットがあるので、結婚相談所のシステムをよく理解した上であなたが求めているサービスはどのような内容かを明確にしておくと、結婚相談所選びもスムーズに進みます。
結婚相談所の種類については以下の記事で詳しく解説しています。
結婚相談所の種類4つの特徴を解説(仲人型・データマッチング型・ハイブリット型・オンライン型)
最適な料金プランの提案
これまでのヒアリング内容をもとに、あなたに最適な料金プランの提案がある場合もあります。
基本の料金プランから実際にかかる費用を算出してくれるので、予算と照らし合わせて確認しましょう。
質疑応答
最後に気になった点やよく分からなかった点をコンシェルジュに聞くことができます。
全体の説明を通して分からなかったことは遠慮なく聞きましょう。
具体的に必ず聞くべきことは結婚相談所の無料相談で必ず聞くべきことで後述しますが、
- 料金に関する疑問
- 希望条件に合う人は何人くらいいるのか
- どんな人がサポートしてくれるのか
など、確認していなかったり分からなかったりしたことは忘れずに聞くようにしましょう。
無料相談したからと言って契約する必要はない
結婚相談所の無料相談でできることを解説してきましたが、無料相談したからといって必ず入会しなければいけないわけではないので安心してください。
無料相談に行くとしつこい勧誘があるのではないかと心配な方もいると思いますが、入会を強要されたり急かされたりすることは意外と少ないです。
多くの結婚相談所は提供するサービスや料金の違いを理解し、しっかり納得した上で入会してほしいと考えているからです。
仮に入会を急かされたとしても、
- 他の結婚相談所と迷っている
- 料金プランが予算と合わない
- もう少し検討したい
と言えば、しつこく入会を迫られることはないので安心してください。
結婚までの道のりを最短ルートで走り抜くためには、あなたに合った結婚相談所を選ぶことが大切です。そのためには、複数の結婚相談所の無料相談を受けて比較検討することは必須です。
ただし、複数の結婚相談所の無料相談に行くためにはそれなりに時間を使うため、ある程度自分で調べて結婚相談所を絞って無料相談を受けにいくといいでしょう。
本気で結婚相談所に入会しようと思って無料相談に行き「この結婚相談所がいい!」と思ったとしても、できればもう1、2つ結婚相談所の無料相談を受けて比較しましょう。
もしかしたら2つ目に無料相談に行った結婚相談所が、さらにあなたの希望条件に合っているかもしれませんよ。
あなたに合った結婚相談所を見つけるためには、2~3つの無料相談を受けてみるのがおすすめです。
結婚相談所に登録する前に無料相談に行くべき理由
「結婚相談所の情報はネット上にたくさんあるし、無料相談に行く必要ってあるの?」
確かにネット上には多くの情報があふれており、資料請求で結婚相談所の情報を知ることはできます。
しかし、結婚相談所に実際に足を運び相談してみて分かることは非常に多いです。
ここからは、結婚相談所に入会する前に無料相談に行くべき理由を解説します。
各結婚相談所の特徴や雰囲気を直に感じれる
結婚相談所の無料相談に行けば、ネットや資料請求の情報の何倍も濃い情報が知れるだけでなく、実際の雰囲気も分かります。
コンシェルジュと直接会って話すことで、対応の丁寧さやどんなヒアリングをしてくれるのかなど、サポートの質を肌で感じることができるのも重要なポイントです。
結婚相談所の入会を考えているのであれば、2~3つ候補を上げて無料相談を受けてみましょう。
1つのみの無料相談では分からなかったことが、複数の無料相談に行き比較することで分かることは多いですよ。
自分自身の結婚の条件を考えるきっかけになる
結婚相談所の無料相談では、結婚相手への条件や譲れないポイントなどをコンシェルジュに伝える必要があります。
自分ひとりで考えているだけでは気がつかなかったことも、コンシェルジュのヒアリングによって分かることも。
改めて自分がどんな人と結婚したいのかが明確になるのは大きな収穫です。
婚活を進める上で自分の考えや結婚相手への条件を明確にすることは非常に重要なので、そこが明確になるだけでも無料相談に行く価値はあるでしょう。
結婚相談所の無料相談で必ず聞くべきこと
結婚相談所の無料相談で必ず確認しておきたいポイントがあります。
ヒアリングを受けにいくという受け身の姿勢だけでなく、聞くべきことをあらかじめ把握した上で話を聞くことで得られる情報の質も変わります。
ここでは結婚相談所の無料相談で必ず聞くべき7つのポイントを解説します。
コンシェルジュから話してくれる相談所も多いですが、もし聞けなかった内容があれば質疑応答の時間に聞きましょう。
結婚相談所の流れ
まずは結婚相談所に入会してから結婚するまでの流れを確認しましょう。結婚相談所の基本的な流れは以下の通りです。
- 登録:結婚相談所の入会手続きを行います。
- お相手探し:コンシェルジュからの紹介や、自分で希望条件に合ったお相手を検索して探します。
- お見合い:気になるお相手にお見合いの申し込みをし、お相手が申し込みをOKしたらお見合い成立です。お見合いはホテルのラウンジやカフェで、二人でお茶をしながら1時間程度お話しをします。
- 仮交際:お見合い後、お互いに「また会いたい」となれば仮交際にステップアップ。仮交際とは、結婚前提に交際するかどうかを見極める状態のこと。この段階では1人に絞る必要はなく、並行して他の方とのお見合いや仮交際を進められます。
- 真剣交際:仮交際を経て、結婚前提に真剣に交際したい相手が決まったら真剣交際に入ります。真剣交際は、結婚前提に交際している状態のことです。真剣交際に入ると、他のお相手とのお見合いや仮交際はできません(真剣交際をやめればできるようになります)。
- 成婚:真剣交際を経てお互いに結婚の意思が固まれば、晴れて成婚退会となります。成婚の定義は結婚相談所によって異なるので、確認しておきたいポイントです。
結婚相談所の流れについては以下の記事で詳しく解説しています。
登録~成婚までの一連の流れについてはコンシェルジュより説明があると思いますが、その説明の中で分かりにくかった点や詳しく知りたい点については質問しましょう。
特に『仮交際』『真剣交際』は結婚相談所ならではの用語なので、少しでも分からないことがあれば質問してその場で解決しておきましょう。
料金プランは予算と合っているか
料金については基本的なシステムやプランは説明してくれることが多いですが、以下の項目は必ず確認しておきましょう。
- オプション料金:基本サービス以外のサービス利用時にかかる料金。オプションの内容や必要になるタイミングも確認したい。
- 初期費用:結婚相談所に登録する際に発生する費用。登録時に必要になる場合が多いので要確認。
- 休会費用:結婚相談所を休会する際にかかる費用。休会制度がある結婚相談所とない結婚相談所があるので要確認。
- 退会時の費用:成婚退会の場合は成婚料、成婚せずに退会する場合は解約料がかかる場合があるので要確認。
特にオプション料金については必ず確認しておきたいポイントです。
結婚相談所によっては、プランに含まれる基本サービス以外は有料オプションとして追加料金が発生する場合があります。オプションの有無で実際に必要になる料金は変わるため、事前に確認しておきましょう。
有料オプションがあるのであれば、
- オプションの料金
- オプションの詳しい内容
- どのようなタイミングで必要になるのか
といった点は聞いておきましょう。
オプション料金以外にも休会中に費用はかかるのか、成婚せずに退会する場合に解約料はかかるのか、なども確認しましょう。
初期費用も入会金を含めてどの程度かかるのかも確認しておきたいですね。
結婚相談所の入会、活動にかかる費用は決して安い金額ではないので、自分の予算と照らし合わせてよく考える必要があります。
「あまりしつこく聞いたら悪いかな…」といった遠慮はせずに、自分が分かるまで聞くようにしましょう。
希望条件に合う人はいるか、何人いるか
結婚相談所の会員数の多さをアピールするところもありますが、重要なのはあなたの希望条件に合う人が何人いるかです。
あなたの希望する条件の人が少ない相談所で活動しても成婚できる確率は低いでしょう。
例えば、会員の大半が都心在住で、地方在住の会員は極端に少ないといった結婚相談所は少なくありません。
自分と同じ地域で相手を探したい場合、その地域在住の人が何人くらいいるのかは確認しておきたいですね。
実際の検索システムを使って調べてくれる結婚相談所もありますし、入会前に検索システムを使えない場合でも「条件に合う人が何人くらいいるのか」という質問には答えてくれるはずです。
もしはっきり教えてくれない場合は、対象人数が極端に少ないことを隠している可能性があります。
結婚相談所を選ぶ際には、会員数ではなくあなたの条件に合う人の人数が多い結婚相談所を選ぶといいでしょう。
また、ヒアリングした内容を元にどんな人を紹介してくれるのか、なるべく具体的に聞いてみましょう。
あなたが提示した条件以外も考慮して、コンシェルジュがどんな人をピックアップするのかも確認できるといいですね。
どんなサポートをしてくれるか
具体的にどんなサポートをしてくれるのか確認しましょう。
サポート内容は結婚相談所によって大きな違いがあります。
例えば、料金が安い分コンシェルジュのサポートはほとんどない結婚相談所もあれば、プロフィールの作り方から服装、メイク、会話内容まで徹底的なサポートがある結婚相談所もあります。
どのタイミングでどんなサポートが入るのか、なるべく具体的に確認しましょう。
結婚相談所によってはコンシェルジュが何人も兼任していることもあり、その場合は細かいサポートはあまり期待できません。コンシェルジュ1人が抱えている会員数や、定期面談の回数も確認しましょう。
「結婚相談所選びで失敗した」と言う人の多くは、このサポート内容をよく確認せずに入会して後悔しているパターンが非常に多いです。私の周りの「失敗した」と言う友人の多くは、料金の安さに惹かれてデータマッチング型の結婚相談所に入会したが「サポートが薄くてがっかりした」と後悔しているパターンです。
自分が求めているサポートが受けられないのであれば、入会しても時間とお金が無駄になってしまいます。しっかり確認して自分が求めているサポートが受けられるかを判断しましょう。
自信がなくてプロから具体的なアドバイスやフォローが欲しい人は、データマッチング型ではなく仲介型の結婚相談所を選ぶといいでしょう。
どんな人が担当してくれるか
結婚相談所に入会後は誰があなたの担当コンシェルジュになるのかを確認しましょう、
無料相談の担当者がそのまま担当コンシェルジュになることもありますが、違う担当者がつく場合、その担当コンシェルジュと相性が合わなかったら良い結果が得られない可能性もあります。
結婚相談所の活動において担当コンシェルジュの存在は非常に大きいです。
特にコンシェルジュと二人三脚で活動をしていく仲介型の結婚相談所では、担当コンシェルジュと相性が悪いと婚活自体が嫌になってしまうこともあります。
逆に担当コンシェルジュと相性が良ければ、婚活を楽しく進めていける可能性は高いです。
- どんな実績を残しているか
- 年齢(自分と年齢が離れすぎていないか)
- 自分の価値観を理解して親身になってくれるか
などは重要なポイントなので、可能であれば確認しておきたいところ。
もし担当コンシェルジュと相性が合わない場合は、他のコンシェルジュに変更は可能かどうかも確認しておくと安心ですね。
成婚の定義
結婚相談所は成婚すれば退会となるのが基本ルールですが、この『成婚』の定義は結婚相談所によって異なるため、無料相談の段階で確認しましょう。
主な結婚相談所の成婚の定義は以下の3つです。
- 婚約・プロポーズ
- 結婚への意思を固め、婚活を終了
- 結婚に向けた真剣交際開始、婚活を終了
決して成婚=入籍ではなく、成婚とはあくまでもそれぞれの結婚相談所が決めた定義です。
あなたが結婚相談所に求める成婚の認識とのズレが生じないよう、しっかり確認することが大切です。
成婚退会すると成婚料として料金が発生する結婚相談所もあるので、何をもって成婚とするのか、成婚料はいくらなのかも確認しましょう。
入会する際の必要書類
結婚相談所にに入会する際は必要書類を準備する必要があるため、何をいつまでに用意するべきなのかを確認しましょう。
【結婚相談所の入会時の必要書類の例】
- 本人確認書類
- 独身証明書
- 収入証明書
- 在籍証明書
- 卒業証明書
- 資格証明書
書類によってはすぐに準備できないものもあるので、いつまでに用意できればいつから入会できるのかを無料相談で聞いておきましょう。
いくつかの相談所で無料相談をして、比較して決めよう
結婚相談所を選ぶ際には必ずいくつかの無料相談を受け、比較検討しましょう。
結婚相談所を選ぶ際に大切なのは、あなたに合った結婚相談所を選ぶことです。ネット上の口コミや友人の話に惑わされず、自分の目で見て判断する必要があります。
そのためには、まずあなた自身のことを把握することが大切です。
- お相手の希望条件:年齢、年収、住まいなど絶対に譲れないもの
- 予算:入会金、月会費、成婚料等含めて1年間にどれくらい払えるのか
- あなたの生活スタイル:仕事が忙しいからオンラインで完結したいなど
- 結婚相談所に求めるサービス:二人三脚のように手厚くサポートしてほしいのか、アプリのように自分で積極的にお相手を探したいのかなど
無料相談のヒアリングを受けながら、これらを明確にしていくのもいいでしょう。自分の希望条件や結婚相談所に求めるものを明確にした上で、以下の結婚相談所の判断基準と照らし合わせながら自分に合う結婚相談所かどうかを判断しましょう。
【結婚相談所の判断基準】
- 料金、コストパフォーマンス:あなたの予算と求めるサービス内容と合っているか
- 出会える人数:全体の会員数ではなく、あなたの希望条件の会員がどれくらいいるかが重要
- 平均活動期間:結婚相談所でどの程度の期間活動して結婚できている人が多いの目安になる
- 希望条件の会員がいるか:年齢、年収、住まいなどの希望条件に合う会員がいるか
- 担当の印象:あなたと年齢が離れすぎていないか、実績はあるのか、親身に相談に乗ってくれそうか
自分の条件を明確にした上で結婚相談所の無料相談に行けば、結婚相談所選びもスムーズに進みやすいです。
実際に無料相談に行かないと分からないことは多いので、2~3カ所に行って比較することをおすすめします。時間が許すのであれば、気になる結婚相談所の無料相談にはぜひ積極的に足を運んでみましょう。