八千代市移住のすすめ:都心近接の自然豊かなベッドタウンで始める新生活
この記事では移住を考えている方に向けて、千葉県八千代市(やちよし)の特徴や仕事、住まいなど、暮らしに役立つ情報をご紹介します。
八千代市は千葉県北西部に位置し、都心まで電車で約40分のところにあります。東京から30km圏内にあり、自然豊かで住環境の良いベッドタウンとして、20〜30代の若い世代に人気のまちです。
今回は、八千代市シティプロモーション課の見神さんと大澤さんに、地域の魅力や暮らしの様子、移住支援などについて詳しくお話を伺いました。
八千代市の3つの魅力:自然・住環境・アクセスの良さ
八千代市は自然豊かでありながら、商業施設も充実しており、住環境が良好です。さらに交通の利便性も高く、「総合的に見てバランスのとれたまち」と言えます。このような特徴から、近隣都市からの移住者が多く集まっています。
八千代市での暮らしは、次のような方に特に適しています。
- 都心から離れた自然豊かな環境で生活したい方
- 良好な住環境のまちに住みたい方
- 通勤やお出かけに便利な立地を求める方
これらの点が八千代市に適している理由を、当市に見られる3つの特徴から詳しく解説していきます。
特徴1:四季折々の自然を楽しめる豊かな環境
▲新川の千本桜。散歩やサイクリングに最適な風景が広がっています
▲八千代市は梨の産地としても知られており、高品質な梨がふるさと納税の返礼品としても人気を集めています
八千代市は豊かな自然環境に恵まれており、市が実施したアンケートでも、「八千代市について良いと思うところ」として自然環境の良さが多くの市民から挙げられています。
【主な意見】
- 自然が多い
- 緑が多い
- 静か・のどか
- 市街地(都会)と自然(田舎)のバランスが良い
八千代市には、南北に流れる新川の両岸に咲く千本桜や穏やかな田園風景、1,600種・1万株もの多様なバラが咲き誇る「京成バラ園」があります。さらに、彼岸花やツツジなど、四季折々の美しい植物を楽しめるのも魅力の一つです。
- 新川千本桜(河津桜:2月中旬〜3月中旬,染井吉野:3月下旬〜4月上旬)
- 京成バラ園(春バラ:5月上中旬〜6月上中旬,秋バラ:10月中旬〜11月下旬)
- 村上緑地公園(彼岸花:9月中旬〜10月上旬)
緑豊かな環境が身近にある八千代市は、自然とのふれあいを大切にしたい子育て世帯にとっても魅力的な居住地といえるでしょう。
特徴2:充実した商業施設と子育てに適した住環境
スクロールで商業施設の写真が見られます→
八千代市は買い物環境が充実しており、とても住みやすい街です。八千代緑が丘駅直結の「イオンモール八千代緑が丘」をはじめ、多数のスーパーマーケット、24時間営業のディスカウントストア、ドラッグストアなど、多様な買い物スポットが揃っています。
さらに、八千代緑が丘駅前の「八千代緑が丘まちのえき」では、毎朝地元農家から直接仕入れた新鮮な野菜を購入できます。
八千代市は子育て世帯にとっても優れた環境が整っています。市内の公共施設には「赤ちゃんの駅」というスペースが設けられ、おむつ交換や授乳などが安心して行えます。
加えて、子育て支援事業の一環として「子ども支援センターすてっぷ21」や複数の「地域子育て支援センター」が設置されています。これらの施設では、親子が安心して遊べる場所、仲間づくりの機会、そして子育てに関する相談ができる環境が提供されており、子育て世帯をしっかりとサポートしています。
特徴3:都心・空港へのアクセスの良さと通勤の利便性
▲東葉高速線。八千代緑が丘駅から乗り換えなしで大手町駅へ約40分
八千代市には京成本線(押上線・浅草線・京急本線・空港線直通)と東葉高速線(東西線・中央・総武線直通)の2つの鉄道が走っており、成田空港まで約30分、都心まで約40分と、通勤にも旅行にも便利な立地です。
八千代緑が丘駅から乗り換えなしで大手町駅へ直通でアクセスできるのは大きな利点です。新宿駅や渋谷駅、品川駅などの主要駅へも1〜2回の乗り換えで到着できるため、都内への移動がスムーズです。
さらに、東葉高速線の東葉勝田台駅が始発駅であるため、朝の通勤時に座席を確保しやすいという利点もあります。
八千代市での暮らし:気候、人口、医療、教育、交通の詳細情報
ここからは、八千代市の暮らしに関する情報をご紹介します。
気候 | 8月平均気温:26.8℃ 1月平均気温:4.8℃ ※参考:気象庁 ※八千代市に観測地点がないため、近隣の船橋のデータを掲載 |
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人口 | 人口:約205,000人 世帯:約97,000戸 (2023年10月末時点) |
病院 | 病院・クリニック:121院 歯科:110院 (2023年10月時点) |
学校 | 保育園等:53園 小学校:19校 中学校:10校 義務教育学校:1校 高等学校:6校 大学:1校 (2023年12月時点) |
交通 | 【電車】 京成本線(押上線・浅草線・京急本線・空港線直通):八千代台駅、京成大和田駅、勝田台駅 東葉高速線(東西線・中央・総武線直通):八千代緑が丘駅、八千代中央駅、村上駅、東葉勝田台駅 【バス】 コミュニティバス、京成バス、千葉内陸バス、船橋新京成バス、東洋バス、千葉シーサイドバス、ちばレインボーバス、ちばグリーンバス 【車】 最寄りICは 東関東自動車道:千葉北IC、湾岸習志野IC 京葉道路:穴川IC、武石IC、花輪IC |
近隣都市 | 千葉市、佐倉市、船橋市、印西市、白井市、習志野市 |
八千代市には駅の近くを中心に多くの商業施設があります。日常生活に必要なものがほぼ市内で揃うため、普段の生活は市内で完結できます。また、多様な飲食店も充実しており、様々な「食」を楽しむことができます。
身近な場所で買い物や食事を楽しみたい方にとって、八千代市は住みやすいまちと言えるでしょう。
車があるとより便利に暮らせます。ただし、渋滞が多いので、時間に余裕を持って移動することをおすすめします。
子育て世帯に人気の公園:充実した遊具と自然を楽しめる施設
八千代市には公園が多いのも子育て世帯にとって魅力的です。
村上地区にある「黒沢池近隣公園」は、大型複合遊具や池、展望デッキがあり、子どもから大人まで誰もが楽しめる公園となっています。
緑が丘地区にある「西部近隣公園」には、大型複合遊具や小型複合遊具、健康遊具、見晴らしデッキがあります。さらに、ピクニック広場も設置されているので、お弁当を持って家族でのんびり過ごすこともできます。
また、「千葉県立八千代広域公園」内には「TRC八千代中央図書館(中央図書館)」が併設されています。この図書館には、子育てに関するさまざまな資料を集めた「子育てコーナー」や充実した児童図書エリアがあるので、親子で訪れて学びと楽しみを得ることができます。
仕事事情:東京通勤者が多数、市内の雇用状況も
大手求人情報サイトで八千代市の求人を調べたところ、約6,000件ヒットしました(2024年11月現在)。
※求人情報の一例
八千代市では、市外へ通勤する人が約62%と半数を超えています(「八千代市人口ビジョン(令和5年改訂版)」より)。その多くが東京都へ通勤しており、千葉県内では船橋市と千葉市への通勤者が多い傾向にあります。一方、市内で働く人の傾向としては、男性は製造業や卸売・小売業などの業種が多く、女性は医療・福祉や卸売・小売業の分野で働く人が多いようです。
住まい探し:豊富な賃貸物件と空き家バンク活用のメリット
大手住まい情報サイトで八千代市の賃貸物件を調べたところ、約2,100件ヒットしました(2023年12月末時点)。家賃相場は、2LDK・3K・3DKが約7.69万円、3LDK・4K・4DKが約11.99万円です。
※賃貸物件の一例
八千代市では空き家バンクが利用でき、登録数は200件を超えています(2023年11月28日時点)。空き家バンクを通じて物件を購入した場合、リフォーム費用の補助を受けられます。この制度を活用することで、住宅購入後の改修費用を抑えることができます。
八千代市空家リフォーム費補助事業 | 空き家バンクで購入した物件のリフォームにかかる対象経費の3分の1を補助(上限30万円、地区により50万円) 加算額:移住・定住世帯10万円、子育て世帯5万円、近居世帯(※)5万円 ※申請者またはその配偶者の親世帯が八千代市に居住している場合 |
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八千代市移住者の生の声:実際の暮らしの感想と評価
次に、八千代市に移住した方々の実際の感想をご紹介します。
- スーパーやドラッグストアが充実しており、日常生活に不便を感じることがない
- 家賃が比較的手頃で、暮らしやすい点が気に入っている
- 整備された街並みが魅力的
- 防犯カメラが多く設置されており、治安が良好で騒音も少なく快適に過ごせる
- 交通量が多いため、小さな子どもがいる家庭では安全面に注意が必要
- 全体的に生活環境が良く住みやすいが、東葉高速鉄道の運賃が高めなことが唯一の不満点
八千代市移住サポート:相談窓口と支援制度の活用ガイド
八千代市への移住を検討する際は、まず家族と移住の目的や移住後の生活イメージについて話し合いましょう。通勤時間や住環境など、譲れない条件をリストアップすることが重要です。次に、WEBサイトや情報誌を活用して情報収集を行い、市の移住相談窓口に相談するのも効果的です。
情報収集が済んだら、実際に八千代市を訪れてみましょう。まちの雰囲気を自分の目で確認することで、移住後の生活イメージがより具体的になります。空き家の購入を検討している方は、市が提供するリフォーム費用の補助制度を活用することをおすすめします。この制度を利用することで、移住にかかる費用を抑えることができます。
八千代市移住相談窓口:シティプロモーション課の連絡先
移住相談窓口 | 八千代市 企画部 シティプロモーション課 |
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住所 | 〒276-8501 千葉県八千代市大和田新田312-5 |
電話 | 047-483-1151(代表) |
公式サイト | 八千代市公式ウェブサイト |