紀の川市での移住はどう?暮らし・仕事・住居・支援内容を解説|縁結び大学

この記事では地方への移住を検討している方に向けて、和歌山県紀の川市(きのかわし)へ移住する魅力をお伝えします。

和歌山県の北部に位置する紀の川市は、西部は和歌山市、北部は大阪府に隣接しています。紀の川市内にはスーパーや総合病院はもちろん、飲食店や自然豊かな公園などもそろっています。

また、紀の川市は子育て世帯への支援に力を入れており、育児の負担を軽減する預かりサポートも充実しているんです。自然の豊かさと利便性を兼ね備えた紀の川市は、適度に快適な暮らしを希望する子育て世帯におすすめの移住先です。

今回は、紀の川市役所・地域創生課の中さんから教えていただいた情報をもとに、紀の川市で生活する魅力についてお届けします。

仕事や住宅の情報、受けられる支援も紹介しますので、ご自身の希望する条件にマッチするかをチェックしながらお読みくださいね。

紀の川市の地域創生課・中さん

紀の川市の暮らし・3つの特徴

紀の川市のイメージ画像

紀の川市は、2005年に紀の川流域の5つの町が合併して誕生しました。関西国際空港のある泉佐野市とも隣接しているので、海外旅行にも行きやすいんですよ。適度に利便性があるものの都会のような窮屈さがないので、大阪をはじめとする関西圏から移住してくる方も多いそうです。

そんな紀の川市への移住は、以下のような方に向いているといえます。

  • 子育てと仕事を両立させたい
  • 自然が豊かな環境で子育てをしたい
  • ある程度の利便性も大切
  • 大阪市内へよく出かける
  • 新鮮な野菜や果物を安く購入したい

上記の方に紀の川市への移住が向いている理由を、3つの特徴を踏まえて解説します。

特徴1:子育て世帯を支えるサポート体制が整っている

子育て世帯へのサポートが充実している紀の川市は、子どもと過ごす時間を大切にしながら働きたい方にぴったりの移住先です。

紀の川市には、公立・私立の保育所と小規模保育施設が合わせて17か所あります。都市部の保育園に比べて園庭が広く、すべり台やブランコといった大型の遊具もそろっているんですよ。

遠くの公園に出向かなくても園庭で思う存分に体を動かして遊べるので、活発なお子さんもきっと満足することでしょう。

また、紀の川市では15歳までの子どもの医療費(自己負担分)が無償化されています。

さらに、紀の川市には共働き家庭にうれしい「そらまめサポート」と呼ばれる預かりサービスがあります。事前にファミリーサポートセンターに登録して打ち合わせを済ませておくと、1時間600円〜800円の料金で子どもを預かってもらえます。

保育園へのお迎えや習い事の送迎も頼めるので、急な残業が入ったときでも心強いですね。もちろん、息抜きの時間を確保するために預かりサポートを利用することも可能です。

詳しいサポートの内容や利用の条件などは公式サイトで確認できるので、0歳から12歳ぐらいまでのお子さんがいる方はぜひチェックしてみてくださいね!

>>ファミリーサポートセンター(そらまめサポート)の詳細はこちら

特徴2:スーパーや病院が充実!手頃なレジャー・運動スポットも

紀の川市の上空写真 ▲紀の川市内にある「寺山&龍門山スカイスポーツ」ではパラグライダーを体験できる

紀の川市内にはスーパーやコンビニ、ホームセンターなどがそろっています。総合病院やクリニックも複数あるので、日常的な用事は紀の川市内で済ませられそうですね。

もちろん、休日に家族や友人と立ち寄れるようなレジャー施設もあります。

紀の川市民公園内にある「野あそびの丘」にはゴンドラやドカンのトンネルなど、親子で夢中になって遊べるような遊具が充実しています。公園にいながら野山で遊ぶようなワクワクを体験できて、なんと入園料が無料です!

紀の川市の桃源郷
▲紀の川市の名物ともいえる「桃源郷」。郷土愛を育てる目的で誕生した公園内には、桃源郷の桃をイメージした遊具もある

緑あふれる自然のなかで存分に体を動かして遊べるので、活発なお子さんをお持ちの方にもぴったりですよ。

また、駐車場が完備された紀の川市民体育館では、バレーボールやバドミントン、卓球などのスポーツができます。紀の川市に住んでいる方なら1時間110円で利用できるランニングコースもあるので、家族や友人と運動不足解消に出かけてみてはいかがでしょうか。

特徴3:豊かな自然ならではの新鮮食材がたくさん

紀の川市内に生息する蛍
▲紀の川市内では、天然の蛍を見られる

農業が盛んな紀の川市は、季節を通じて新鮮な野菜を手頃な価格で購入できます。打田駅から車で約10分の場所にある「めっけもん広場」では、紀の川市内の畑で収穫された旬の野菜や果物が販売されているんです。

もちろん肉や魚、加工品などもあるので、料理に必要な食材はめっけもん広場でそろえられます。イタリアンジェラートや生ジュースなどを堪能できる店も充実しているため、家族やカップルで訪れても楽しそうですね。

紀の川市の暮らしに関する情報

粉河寺の実門
▲四季折々の地域行事が行われる粉河寺。国指定重要文化財の大門がそびえ立つ

地方への移住を考えるうえで、気になるのは生活の利便性ではないでしょうか。ここからは、紀の川市で移住する際に役立つ気候や施設、交通といった生活情報をまとめて紹介します。

まずは、紀の川市のデータをまとめた一覧表をご覧ください。

気候

8月:平均気温26.5℃
1月:平均気温3.8℃
※参考:気象庁ホームページ
※紀の川市内に観測地点が無いため、かつらぎ地点の情報を参照

人口 人口:59,981人
世帯:26,846世帯
(2022年12月31日現在)
病院 病院・クリニック:58か所
歯科:27か所
学校 保育所:公立7所・私立4所
小規模保育施設:2所
認定こども園:私立4園
小学校:16校
中学校:7校
高等学校:2校
大学:1校
祭事 【祭事】
桃山まつり
粉河まつり
市民まつり
青洲まつり
産業まつり
ぷる博
食べ物 じゃこ寿司
あゆ寿司
みかん


いちご
いちじく
はっさく
桃のお酒
桃羊かん
貴志川ワイン
交通 【鉄道】
JR西日本和歌山線:下井坂駅、打田駅、紀伊長田駅、粉河駅、名手駅
和歌山電鐵貴志川線:大池遊園駅、西山口駅、貴志駅


【路線バス】
和歌山バス那賀

【コミュニティバス】
紀の川コミュニティバス
紀の川市地域巡回バス

【高速道路】
京奈和自動車道(紀北東道路・紀北西道路)
紀の川東IC・紀の川IC
娯楽 神通温泉
きしべの里
平池(平池緑地公園)
秋葉山公園
桜池
龍門山
深山渓谷
雄滝雌滝
大池遊園
ハイランドパーク粉河
百合山遊歩道ハイキングコース
細野渓流キャンプ場
和泉葛城山
寺山&龍門山スカイスポーツ・パラグライダーのテイクオフ基地
近隣都市 【和歌山県】
和歌山市
海南市
岩出市
伊都郡かつらぎ町
海草郡紀美野町

【大阪府】
泉南市
泉佐野市
貝塚市
岸和田市

紀の川市は盆地のような地形のため、夏が暑くて冬は寒いものの、比較的気候は穏やかです。雪は3〜4年に1度ぐらいのペースで積もりますが、基本的には当日の間に溶けてしまうそうですよ。

平池緑地公園にある平池
▲平池緑地公園にある平池からも、紀の川市の自然が織りなす絶景を眺められる

紀の川市内にはJR西日本と和歌山電鐵の路線が通っており、複数の駅が点在します。そんななか中心的な駅は、市内の中央・西に位置し、市役所の最寄りでもあるJR西日本和歌山線の「打田駅」です。

また、紀の川市内には高速道路インターチェンジ「紀の川IC」「紀の川東IC」があります。高速道路を使うと、打田駅から関西国際空港までは車で約40分、大阪市内へは車で約1時間20分ほどで到着できるんです。

車があると休日に大阪のレジャースポットに遊びに行ったり、国内旅行をしたりと、アクティブに動き回れそうですね。もちろん電車での移動も可能ですが、車の2倍ほどの時間がかかります。快適な暮らしを実現するうえで、車の利用は必須といえるでしょう。

仕事:幅広い職種の求人多数!ライフスタイルに合った仕事探しを

大手求人情報サイトで紀の川市を対象にした正社員の募集を検索したところ、1,300件ほどがヒットしました。
参考:求人情報の一例

事務職から飲食店、軽作業、介護職まで、幅広い求人がありました。紀の川市なら、これまでの経験や知識を生かした仕事探しができそうですね。

そのほか、エンジニアやプログラマーといったテレワークに対応した求人も多数見受けられたので、ライフスタイルに合った働き方ができそうです。

住まい:賃貸物件数が豊富♪紀の川市空き家バンク・住宅支援も要チェック

大手物件情報サイトで紀の川市の賃貸物件を検索してみると、約340件のアパートやマンションが見つかりました。
参考:賃貸物件情報の一覧

ワンルームから3DKまで部屋の種類も多く、なかには新築の物件もありました。間取りごとの家賃相場を一覧表にまとめたので、物件選びの参考にしてみてくださいね。

ワンルーム・1K・1DK 約3万円
1LDK・2K・2DK 約5万5,000円
2LDK・3K・3DK 約6万円

ちなみに東京都杉並区の家賃相場は、ワンルーム・1K・1DKで約8万円です。とくに東京都23区に住んでいる方は、紀の川市へ移住すると家賃の金額が大幅に下がることが分かります。
参考:東京都の家賃相場

毎月支払う固定費のなかでも、大部分を住宅費が占めるといわれています。住居費を安く抑えられると、家計の負担も軽くなりそうですね。

紀の川市空き家バンクは売買が人気。片付けの経費を補助

紀の川市では2021年から、空き家バンクの運営を行っています。2021年度には6件だった成約件数も、2022年度には10件ほどに増えてきたそうです。

紀の川市空き家バンクは、売買と賃貸の両方に対応しています。成約件数と価格の平均は以下の通りです。

売買 賃貸
件数 16件 3件
平均価格・賃料 約460万円 約3万6,000円

上の表からも、売買契約の空き家が多いことが分かりますね。空き家はすぐに住めるような物件もあれば、改修が必要な場合もあります。

移住に際して紀の川市の空き家バンクに登録された物件を借りたり購入したりすると、下記のような補助を受けることが可能です。

空き家片付け支援事業 ・空き家の所有者が、家具などを片付ける際に生じた費用の一部を補助
※上限10万円
空き家仲介手数料補助金 ・空き家の賃貸や売買で発生する仲介手数料の一部を補助
賃貸:上限50,000円
売買:上限25万5,000円
定住支援事業 ・リフォームにかかった工事費と引っ越し代の一部を補助
リフォーム費用:補助対象経費の3分の2以内(上限60万円)
引っ越し代:補助対象経費の10分の10以内(上限10万円)

現状でも約200名が利用登録しているため、空き家の掘り起こしやリノベーションにも力を入れていくそうですよ。

2023年1月現在、ログハウスや平家、広い庭付きなど、さまざまな空き家情報が掲載されているので、ぜひお時間のあるときにチェックしてみてくださいね。

>>紀の川市空き家バンクはこちら

男性スタッフのアイコン
中さん

紀の川市では、空き家のリノベーションに携わってくださる移住者も募集しております!

住宅購入に関する支援をまとめてチェック

「まずは賃貸物件に住んで、いずれはマイホームを購入したい!」という方は多いのではないでしょうか。紀の川市ではマイホームを購入する際にも、条件を満たすと利用できる支援があります。

若者定住促進住宅取得奨励金 ・住宅取得に際して申請できる
基礎額:30万円
児童加算:+10万円
転入加算:+10万円
※年齢制限あり(45歳未満)
フラット35 地域連携型 ・住宅ローン(フラット35)の借入金利を当初5年間、年0.25%引き下げ
※子育て支援を受けている場合は10年間

「フラット35 地域連携型」は、「若者定住促進住宅取得奨励金」の対象者のみが利用できます。45歳未満でマイホームの購入を希望している方は、紀の川市の支援制度を賢く活用して経済的な負担を減らしましょう。

紀の川市に移住した方々の感想

紀の川市のイメージ画像

実際に、紀の川市へ移住した方々からはどのような声が寄せられているのでしょうか。移住の先輩ともいえる、移住者の声をまとめて紹介します。

  • 大阪市内にアクセスしやすい。車で気軽に移動できる
  • 買い物する場所には困らないし、車で30分ほどの場所にコストコやららぽーともある
  • 自然が豊かで、季節を問わずおいしい野菜や果物がたくさん
  • 住民のみなさんが優しく、制度も充実している
  • 学校や病院が近くて、日常的な生活に困らない

移住者の感想からも、大都市にアクセスしやすくて利便性の高い紀の川市での生活の様子がうかがえます。

紀の川市への移住に向けた2ステップ

葛城山

暮らしに関する情報を知り、紀の川市への移住に興味をもたれた方もいるのではないでしょうか。ここからは、紀の川市へスムーズに移住するための準備を2つのステップに分けて紹介します。

ステップ1:しごと暮らし体験に参加

紀の川市を含む和歌山県では複数の事業者がホストとなり、移住者に仕事と暮らしを体験してもらうサービスを展開しています。

農業や飲食店、建築系、福祉、伝統工芸など、なんと150以上もの事業者がしごと暮らし体験に参加しているんです。スケジュールや体験の内容は事業者によって異なるものの、仕事の説明を受けたり、業務を手伝ったりと、移住後の生活に役立つ体験ができますよ。

「わかやまLIFE」では事業者ごとの体験内容やスケジュールはもちろん、実際に体験した方の感想も掲載されています。興味のある職種を体験するチャンスなので、じっくりと気になる事業者を探してみてはいかがでしょうか。

>>「わかやまLIFE」しごとくらし体験の一覧はこちら

ステップ2:移住後に受けられる支援を確認

紀の川市で生活するイメージが湧いたら、移住後に受けられる支援をチェックしましょう。紀の川市では主に若者の移住を後押しするために、大きく2つの支援を実施しています。

移住支援金 東京圏から紀の川市への移住者が対象
単身での移住:60万円
世帯での移住:100万円
※18歳未満の帯同者1人につき30万円を加算(令和5年4月からは100万円)
奨学金返還支援事業助成金 2020年以降に奨学金の返還を始めた方が対象
奨学金返還額の2分の1を交付(年間の上限額は12万円)
大学等を卒業
年齢制限あり(30歳未満)

なお、お子さんが県外の大学に進学して奨学金の利用をした場合も、紀の川市に住民票があれば「奨学金返還支援事業助成金」の対象です。

紀の川市への移住に関するお問い合わせ

紀の川市への移住に関する問い合わせは、地域創生課が担当しています。今回お話をうかがった「ワンストップパーソン」の中さんをはじめ、地域創生課の担当の方が移住に関する悩みや疑問に丁寧に答えてくれます。
※「ワンストップパーソン」とは、和歌山県の全市町村に配置されている移住相談の窓口となる職員のこと。

「自分から連絡するのは緊張する」という方には、メールフォームがおすすめです。メールフォームに必要事項を記入して送信すると、メールや電話で連絡してもらえますよ。

>>メールフォームはこちら

担当課 紀の川市 企画部 地域創生課
住所 〒649-6492
和歌山県紀の川市西大井338番地
電話番号 0736-77-2511
対応時間 8:45〜17:30
公式サイト https://kinokawa-life.jp/