【森町移住】自然と都会の両立！仕事・住居・支援情報を徹底解説

この記事では、地方で移住先を探している方に向けて北海道森町の魅力や移住支援情報についてご紹介します。

森町は、南北海道の内浦湾に面しています。町内の各地で清流が流れ、森町のシンボルとして知られる秀峰「駒ヶ岳」がある自然豊かなまちです。

北海道の主要都市である函館から車で1時間以内という好アクセスも移住希望者からの注目を集めています。子育て支援も充実しているため、ファミリー世帯にもおすすめの移住先です。

それでは早速、森町の特徴や暮らしの情報、移住支援についてご紹介していきます。

森町移住の4つの魅力：自然・アクセス・食・子育て支援

森町は、面積の大部分を森林が占めており、"桜のまち"としても知られています。山や川、渓谷など豊かな自然環境を活かしたアウトドアアクティビティも数多く楽しめます。

農業や漁業、水産加工が盛んなため、新鮮で美味しい地元産の食材が手に入りやすいのも大きな魅力です。

森町での暮らしは、以下のような方に特に向いています。

• 自然豊かな環境のもと心穏やかに暮らしたい
• 適度な刺激を求めつつ、気軽に都会へアクセスできるまちが良い
• 新鮮な食材でおいしい食事を楽しみたい
• 子育て支援が充実しているまちに住みたい

それでは、なぜ上記のような方に森町が適しているのか、具体的な特徴をピックアップしながら詳しく解説していきます。

特徴1：四季折々の絶景！駒ヶ岳と桜が彩る自然豊かな暮らし

森町は、山や海に囲まれた自然環境豊かなまちです。町内の各地で、四季折々の美しい景観を楽しむことができます。特に森町のシンボルである駒ヶ岳は、訪れる人々を魅了し続けています。駒ヶ岳の雄大さに心を動かされ、移住を決意した方もいるほどです。

▲ふたつの峰が特徴的な駒ヶ岳。森町は270度にわたって駒ヶ岳を取り囲んでいます

また、桜のまちとしても有名な森町には、「もりこまち」という独自の品種の桜も存在します。北海道内では珍しいソメイヨシノが咲くまちでもあり、これらの美しい桜は森町の青葉ヶ丘公園で見ることができます。

▲森町の中心部にあり、町民の憩いの場として人気の青葉ヶ丘公園

▲ライトアップされた夜の青葉ヶ丘公園も必見です

森町では、どこを見ても心が落ち着くような風景が広がっているため、心豊かな暮らしを送ることができそうです。

特徴2：便利な都市アクセス！函館市まで1時間以内、空港も近接

森町は自然豊かなまちでありながら、JRの駅や高速道路のインターチェンジもあるため、道内各地へのアクセスが良好です。

北海道の主要都市で、観光やショッピングスポットが点在している函館市にも車やJRで1時間以内で到着します。思い立ったときに気軽に移動できる距離なので、トレンドに敏感な方やショッピング好きな方にもおすすめの移住地といえます。

さらに、車で約50分ほど走れば、函館空港にもアクセスできます。函館空港は、東京・大阪・名古屋・仙台との国内線に加え、台北行きの国際線も運航しており、旅行や出張の際にも便利です。

特徴3：いかめし発祥の地！野菜・海の幸・乳製品など食材の宝庫

森町はいかめし発祥の地として知られています。森町の郷土料理であるいかめしは、イカの胴体に味付けしたご飯を詰めて蒸し上げた料理で、全国各地で開催されている北海道物産展でも人気を誇っているため、ご存じの方も多いでしょう。

▲いかめしカレー。いかめしをアレンジした料理も多数

森町は、いかめし以外にも豊かな食材の宝庫として知られています。新鮮な野菜や海の幸、乳製品なども豊富に生産されています。特筆すべきは、森町の「濁川地区」で行われている地熱発電を利用したハウス栽培です。この環境で育てられるトマトや糖度の高いかぼちゃは、町民からの評価も高く人気を集めています。

郷土料理や新鮮な食材が豊富な森町は、食にこだわりのある方にとって魅力的な移住先といえるでしょう。

特徴4：子育て世帯に優しいまち！充実の支援制度と補助金

森町では、妊娠、出産、育児において、子育て世帯に寄り添った切れ目のない支援を実施しています。主な支援策を表でご紹介します。

ことぶき出産奨励金	子どもを出産した家庭にお祝い金を支給 第1子：50,000円 第2子：70,000円 第3子以降：100,000円
幼児教育・保育の無償化	家庭の年収や子どもの年齢・人数に関わらず保育料を無償化
森町入学・卒業祝金支給事業	小学校・中学校入学時または中学校卒業時に児童1人につき100,000円を支給

出産祝い金や入学・卒業祝い金など、子どもたちの成長に合わせた補助金は、町をあげて子育てを応援していることを示しています。さらに、子育ての相談や情報提供、保護者同士の交流ができる施設も町内各所に設置されています。詳細は下記URLよりご確認ください。

公式URL：もりまち子育てインフォメーション

森町での生活：気候・医療・教育・交通など暮らしの基本情報

▲約4kmにわたり花街道が続く「さわらフラワーロード」。八重桜やラベンダー、サルビアなどが道路脇を彩る

ここからは森町での暮らしに役立つ情報をご紹介します。

気候	8月平均気温：21.0度 1月平均気温：-3.7度 参照：気象庁ホームページ
人口	人口：14,275人 世帯：7,344世帯 （令和4年3月時点）
病院	病院・クリニック：8件 歯科：5件
教育	町立認可保育所：3所 町立幼稚園：2園 認可外保育施設：6所 小学校：5校 中学校：2校 高等学校：道立1校
交通	【鉄道】 中心となる駅：森駅 JR北海道 ・函館本線：赤井川駅-駒ヶ岳駅-森駅-石倉駅 ・砂原支線：渡島沼尻駅-渡島砂原駅-掛澗駅-尾白内駅-東森駅-森駅 【バス】 路線バス：函館バス 【高速道路】 東日本高速道路（NEXCO東日本） 道央自動車道：大沼公園IC-森IC
近隣都市	北斗市 亀田郡七飯町 二海郡八雲町 茅部郡鹿部町 檜山郡厚沢部町
アクセス	【車の場合】 ・函館市：約60分 ・札幌市：約240分 【飛行機】 最寄りの空港は函館空港 ・東京（羽田）：約80分 ・大阪（伊丹）：約100分 ・名古屋（小牧）：約85分 ・仙台（仙台国際）：約65分 ・札幌（千歳）：約40分 【JR】 ・JR函館駅：約60分 ・JR札幌駅：約180分

北海道は雪国ですが、森町は冬の気温が平均マイナス3.7度ほどで、道内のほかのエリアと比較しても比較的温暖な地域です。夏場の平均気温も21度前後と過ごしやすいのが特徴です。海が近いため夜風も涼しく、寝苦しさを感じにくい快適な環境との声が上がっています。

森町にはスーパーやコンビニ、ホームセンターなどの買い物施設が点在しており、日常的な買い物は町内で済ませられます。ただし、ファッションや家電などの専門的な買い物については、函館市へ出かける方やネットショッピングを利用する方も多いようです。

また、森町で便利な暮らしを送るためには車が必須といえます。車があれば自由に移動でき、行動範囲も広がるため、より充実した生活を送ることができます。

仕事事情：一次産業が中心、起業支援や移住者向け就業補助金も

森町は農業や漁業などの一次産業の求人が多いです。一方で事務職などは少ないため、七飯町や北斗市など町外へ通勤する方も多くいます。参考までに、七飯町までは車で約35分、北斗市までは約45分ほどかかります。

また、森町には移住して起業した先輩たちが多くいるそうです。新しい環境で新たなスタートを切りたい方には、これらの起業経験者から話を聞くのも良い選択肢かもしれません。

東京圏からの移住者で、起業する場合や北海道のマッチングサイトに掲載されている企業に就職する場合、移住支援金の補助を受けられます。補助金額は、単身での移住で60万円、世帯での移住で100万円となっています。詳細は以下の公式URLでご確認ください。

公式URL：移住支援金について（UIJターン新規就業支援事業）

住まい情報：ファミリー向け物件が豊富、空き家バンクも活用可能

森町では、単身用の物件よりもファミリータイプの物件が多く見られます。賃貸アパートや町営住宅に加え、北海道庁が運営している空き家バンクも利用できるため、住まい探しの選択肢は豊富です。

公式URL：北海道空き家情報バンク

大手物件情報サイトで森町の物件を調査したところ、約40件※の物件がヒットしました。
※物件情報の一例

築年数30年以上の物件では2LDKで月額家賃約4万円、比較的新しい物件でも2LDKで月額家賃約5万円程度でした。

主にコーポタイプの物件が多く、一部戸建て物件も見られます。家族構成や子どもの人数を考慮し、快適な住まいを選ぶことをおすすめします。

先輩移住者の声：森町での暮らしの魅力と実際の生活体験

森町に移住した方々の声をご紹介します。以下は、実際の移住者から寄せられた意見です。

• 他の北海道のエリアと比べて寒暖差が少なく、快適に過ごせる
• 忙しいときでも、駒ヶ岳を見上げると心が落ち着く
• 豊かな自然環境がありながら、町内にホームセンターがあるなど、生活の利便性も高い
• 都会へのアクセスが良く、気軽に出かけられる
• 移住者による起業が多く、町に活気がある
• 新鮮な野菜や海の幸が豊富で、食生活が豊かになる

先輩移住者からは、自然環境の良さや、都会へのアクセスの便利さを評価する声が多く聞かれ、森町の暮らしやすさが伝わってきます。

さらに、豊富で質の高い食材が手に入ることも、移住者の生活満足度を高めている要因の一つです。

森町の移住支援制度：お試し住宅体験と充実のサポート体制

森町の特徴や暮らしの情報に触れ、本格的に森町への移住を考えている方も多いことでしょう。移住を検討する際に、どのような支援があるか知ることは重要です。

森町では、移住希望者に向けて以下の支援を実施しています。具体的な内容については、続く説明をご覧ください。

お試し住宅で森町暮らしを体験：市街地と郊外の2タイプ用意

森町には、市街地と郊外にふたつのお試し住宅が整備されています。市街地にあるのは、地元の道南杉を使用したプレハブ住宅です。1日2,000円の利用料で、6泊7日から最長29泊30日間の移住体験ができます。

▲道南杉を使用した内装。コンパクトな空間に、必要な生活家電が効率的に配置されている

▲テレビやソファなどくつろぎの空間も用意されている

郊外のお試し住宅は、グリーンピア大沼のケビンまたはホテルの客室で移住体験ができます。豊かな自然に囲まれた環境で、森町での暮らしを十分にイメージすることができます。詳細については、以下の公式URLからご確認ください。

公式URL：ちょっと暮らし

森町の移住に関するお問い合わせ

森町への移住に関する疑問や不安がある場合は、森町役場で相談を受け付けています。まずは気軽に問い合わせをして、詳しい情報を得てみてはいかがでしょうか。

担当課	森町役場企画振興課
住所	〒049-2326 北海道茅部郡森町御幸町144-1
電話	01374-2-2181
公式サイト	https://www.town.hokkaido-mori.lg.jp/bunya/ijyu_teijyu/