暮らしやすさが人気の新潟県聖籠町へ移住しよう!仕事・住宅・支援の情報を解説
この記事では、地方への移住を考えている人に向けて「新潟県聖籠町(せいろうまち)」をご紹介します。
聖籠町は、自然環境に恵まれた「果樹のまち」でありながら、大規模な工業団地を有し、新潟市も通勤圏内に含まれるなど、県内でも有数の暮らしやすいまちとして人気があります。
※参考:大東建託「街の住みここちランキング」
子育て支援が充実しており、マリンスポーツを楽しめる海や景色の美しい山、子どもが思いきり遊べる公園などもあることから、特に子育て世帯から注目されている自治体の一つです。
今回は、聖籠町で移住支援を担当する総合政策課のお二人に伺った内容を中心に、まちの魅力や支援制度、生活環境など、移住に役立つ情報を解説します。
聖籠町の特徴3つ
新潟市の北側、海岸沿いに隣接する聖籠町の特徴としては、以下の点が挙げられます。
- 海で遊べて旬の味覚も満喫できる「果樹のまち」
- 大規模な臨海工業団地あり。新潟市への通勤にも便利
- 手厚い子育て相談体制&経済的支援あり。図書館や運動環境も充実
それではこうした特徴について、順に詳しく見ていきましょう。
特徴1:海で遊べて旬の味覚も満喫できる「果樹のまち」
聖籠町は「果樹のまち」として知られており、四季折々のフルーツを味わうことができます。
特に「さくらんぼ」は、日本で最も古い産地の一つと言われています。水はけの良い砂丘地で育ったさくらんぼは大粒で美味しく、県内シェアは90%を誇ります。
このほか、ぶどう(紅瑞宝、巨峰、シャインマスカット)や「ル レクチエ」(新潟ブランドの冬の洋梨)、旨味が強くもっちりとした砂里芋(砂地で育てたブランド里芋)など、豊かな農産物を手に入れることができます。
また海岸線エリアにも大きな魅力があります。網代浜海水浴場では通年でマリンスポーツを楽しむことが可能で、サーフィンの大会も開催されています。
さらに、新潟東港第二東防波堤は、県外からも釣り人が訪れるほど有名なスポットです。黒ダイをはじめスズキ、イナダなどを一年を通して釣ることができます。
このほかにも多彩な天然温泉を備えた「聖籠観音の湯ざぶ~ん」や、桜が美しく冬には白鳥が飛来する「弁天潟風致公園」、ウォーキングコースや運動広場が整備された「聖籠緑地」など、自然を満喫できるスポットが充実しています。
聖籠町は、四季の風景の中で遊び、旬の味覚を味わいながら暮らしたい人には、まさにぴったりの土地だと言えるでしょう。
特徴2:大規模な臨海工業団地あり。新潟市への通勤にも便利
聖籠町は豊かな田園風景と海岸線を併せ持っていながら、日本海側では最大規模の臨海工業団地である「新潟東港工業地帯」を有しており、雇用が多いエリアでもあります。
さらに、隣接する新潟市の中心市街地へは、バイパス経由で約30分と通勤や買い物に便利な距離です。住宅を取得しやすいことから、ベッドタウンとしても人気があります。
このほか、町内には日本海東北自動車道「聖籠新発田IC」があり、新潟空港へも約20分でアクセスできることから、全国や海外へも移動しやすい場所だと言えるでしょう。
特徴3:手厚い子育て相談体制&経済的支援あり。図書館や運動環境も充実
聖籠町では、赤ちゃんから高齢者までのすべての年代の「すこやかな暮らし」を守るために、家庭訪問に力を入れています。
育児・介護、家族、近所のことなど、保健師さんが幅広く積極的に相談に乗ってくれる環境があり、現在は「子どもソーシャルワーカー」を配置して、家庭訪問に加え学校や園などでも相談できるよう、体制をさらに強化しているそうです。
また、「聖籠町子育て応援パスポート事業」では、協賛店でパスポートを提示することで、商品の割引や特典の付与などのサービスを受けることができます。
このほか、第1子から第3子に50,000円、第4子以降に100,000円の「健やか子育て誕生祝金」を支給したり、0歳~2歳までの医療費を無償化したりと、経済的な支援も行っています。
詳細やその他の支援制度については、聖籠町の公式サイトをご確認ください。
公式:聖籠町(聖籠町教育委員会)
「聖籠町立図書館」は、子育て世帯に人気のスポットです。所蔵する17万冊のうち約3割が幼児こども書籍で、読み聞かせスペースも備えています。
グッドデザイン賞を受賞した建物はとてもおしゃれで、ブドウの形のランプなど見どころが豊富です。展示コーナーや飲食コーナーもあります。
▲ブドウのランプが印象的な、聖籠町立図書館
▲館内には広々とした読み聞かせスペースも
▲季節ごとの展示やピックアップがあるので、訪れるたびに発見がある
このほか運動面では、町内にサッカー専門学校があることから、サッカーをはじめとするスポーツが盛んです。
運動広場・複合遊具のある聖籠緑地や、大型遊具を備えた弁天潟風致公園などは、特に子どもたちの遊び場として人気があります。
▲町内の公園にはビオトープがあり、身近な生物とふれあうことができる
▲公園には、子どもたちが手掛けた「みんなのかだん」も
このように聖籠町には、のびのびと子育てできる環境が整っています。
実際に新潟県内では出生率、年少・生産年齢の人口割合ともにトップクラスであることから、若者が多く、活気のある町だと言えるでしょう。
結婚を機に聖籠町に居住する若者も多く、新婚世帯は「結婚新生活支援補助金」の対象となる可能性があります。結婚に伴う住宅取得やアパートの賃料、引越費用について最大60万円の支援を行っています。
聖籠町の暮らしに関する情報
それでは次に、聖籠町の暮らしに関する情報を見てみましょう。
気候 | 1月:平均気温2.5℃ 8月:平均気温26.5℃ ※参考:気象庁(新潟) |
---|---|
人口 | 14,108人 (2023年11月末現在) |
病院 | 病院:2、診療所:2、歯科:6 |
学校 | 小学校:3、中学校:1 |
交通 | 【鉄道】 最寄り駅:JR佐々木駅(新発田市) 【バス】 町営バス(聖籠エコミニバス) 【高速道路】 日本海東北自動車道:聖籠新発田IC |
アクセス | 【自動車】 東京から関越・北陸自動車道利用で約4時間30分 【鉄道】 東京から上越新幹線で新潟駅まで約1時間40分、新発田駅または佐々木駅まで約30分、下車後車で約10分 【空路】 新潟空港から車で約20分 |
近隣都市 | 新潟市、新発田市 |
聖籠町の冬場の積雪は50センチ程度と、県内では少ない方です。
また、隣接する新発田市の中心部には、ドラッグストアや大型店舗もあります。車で10~20分ほどでアクセス可能なため、車さえあれば不便を感じることはほとんどないようです。
さらに、新潟市の中心エリアにも約30分で行くことができることから、自然に囲まれた生活を満喫しつつ、便利に暮らせるまちだと言えるでしょう。
仕事:工業関連の求人あり。新潟市や新発田市への通勤にも便利
大手求人サイトで聖籠町の正社員求人を検索したところ、約400件の求人情報が見つかりました。また、車で約30分の通勤圏(25キロ圏内)まで広げると、約20,000件の求人情報がありました(2023年12月時点)。
※参考:求人情報の一例(聖籠町のみ)
※参考:求人情報の一例(聖籠町から25キロ圏内)
聖籠町には工業エリアが広がっていることから、関連の求人が多く見られました。隣接する新潟市や新発田市も通勤に適したエリアなので、自分に合った求人を探しやすいでしょう。
なお、東京圏から一定の条件を満たして聖籠町へ移住する場合には「移住支援金」の対象となる可能性があります。
単身なら60万円、2人以上の世帯なら100万円の交付に加えて、令和5年度からは帯同する18歳未満の世帯員1人につき100万円が加算されるようになっています。
興味のある方は、下記の公式サイトをご確認ください。
公式:聖籠町(聖籠町移住・就業支援事業)
住まい:賃貸物件の選択肢あり
大手住宅情報サイトで聖籠町の賃貸物件を探したところ、約100件が見つかりました(2023年12月時点)。
※参考:物件情報の一例
ある程度の選択肢があることに加えて、周辺の新潟市や新発田市と比べて家賃が低く抑えられることも魅力だと言えるでしょう。
また、聖籠町が運営している空き家バンクには、1件の賃貸物件が登録されていました(2023年12月時点)。気になる方はチェックしてみてください。
聖籠町への移住に関するお問い合わせ
▲今回の取材に応じてくださった聖籠町役場の宮森さん(左)と小林さん(右)
聖籠町への移住については、下記の担当課までお問い合わせください。
担当課 | 総合政策課 政策係 |
---|---|
住所 | 〒957-0192 新潟県北蒲原郡聖籠町大字諏訪山1635番地4 |
電話番号 | 0254-27-2111 |
公式サイト | https://www.town.seiro.niigata.jp/ |