美咲町での暮らしはどう?移住に役立つまちの魅力・仕事・住まい情報

この記事では、地方移住を検討している方に向けて岡山県美咲町の魅力をご紹介します。

美咲町は、岡山県の中央部に位置しています。美しい山なみや、田園風景が広がるのどかなまちです。都心部へのアクセスやの良さや、名物のたまごかけごはん、レトロな観光スポットなど見どころ満載なため、移住希望者からも注目されています。

また、子育て世帯への手厚いサポートや教育環境が整っているので、ファミリーでの移住地としてもおすすめです。それでは、美咲町の特徴や魅力、支援情報について詳しくご紹介していきます。

美咲町の町長・青野さん

美咲町での暮らし:4つの特徴

岡山県美咲町暮らしの特徴

美咲町は、岡山県の中央部に位置しており、都心部へのアクセスも良好です。災害の事例は少ないため、台風や地震などのリスクは小さいといえるでしょう。

美咲町への移住に向いているのは下記のような方です。

  • 有名な食材があるまちに住みたい
  • 生活のすぐそばに自然環境がほしい
  • 充実した支援や教育環境のもとで子育てをしたい
  • 都心部勤めだけど自然の中でテレワークがしたい

なぜ上記のような方に美咲町への移住が向いているのか、特徴を挙げながらご紹介していきます!

特徴1:たまごかけごはん発祥の地

美咲町のたまごかけごはん

美咲町といえば「たまごかけごはん」が有名です。明治時代に活躍した美咲町出身のジャーナリスト岸田吟香さんという人が全国に「たまごかけごはん」の存在を広めたのだとか。

たまごかけごはんを提供するお店が美咲町には点在していますが、中でも「食堂かめっち。」には、日本のみならず海外からの観光客も多いそうです。

美咲町黄福広場
▲「食堂かめっち。」の待合所でもある黄福広場。広場内には無人の小さな売り場で野菜やたまごが売られている。

美咲町にあるたまごかけごはんの店「食堂かめっち。」
「食堂かめっち。」では、西日本最大級の養鶏場「美咲ファーム」から直送された産み立てのたまごがいただける。

食堂かめっち。で提供されるメニューの一例
▲たまごだけでなく、お米も美咲町産!卓上釜で炊いたあつあつのごはんと新鮮たまごの贅沢なメニュー。

美咲町のたまごかけごはんについてもっと詳しく知りたい方は下記URLをチェックしてみてくださいね。

公式URL:日本の食文化を味わう旅 岡山県美咲町

特徴2:美しい棚田と豊かな自然環境

美咲町には、一年を通して自然の美しさに触れられるスポットがあります。有名なのは、棚田百選にも選ばれた大垪和西の棚田です。※参照:大垪和西(おおはがにし)の棚田

大垪和西棚田の夏の様子
▲季節によって見え方が変わる棚田は、多くの人を魅了し続けている。

大垪和西の棚田と案山子
▲リアルな案山子たちが並ぶユニークな写真スポット。棚田周辺は、散策はもちろん車での周遊もできる。

春には約5000本の桜が咲く「三休公園」も人気のスポットですよ。

三休公園の山頂から見える景色
▲三休公園の山頂から見える旭川湖と美しい山なみ、桜のコラボレーションは必見。

紹介したスポットのほかにも、美咲町には、東部と西部に一級河川であるふたつの川が流れているなど、暮らしのすぐそばで自然を感じることができます。移り変わる季節を感じながら穏やかに暮らせるはずですよ。

特徴3:充実の教育環境や手厚い子育て支援

県内でトップクラスの学力を持つ美咲町では、現在、小中一貫の義務教育学校を2校同時に建設しています。※2023年1月時点

令和5年4月開校予定の旭学園のイメージ画像
▲令和5年4月開校予定の旭学園。

義務教育学校は、幅広い年齢層との交流が持てることや、小学校から中学校に上がる際にギャップを感じにくいことなどメリットが多いですよね。9年間同じ学校で学べる点も、子どもや保護者にとって安心感を得られるでしょう。

また美咲町の旭地域は、保育園から英語の教育を取り入れる「英語特区」としても知られています。学校の文化祭や体育祭では、英語でアナウンスをするなど、英語を身近に感じられる環境が整っています。

次世代を担う子どもたちが楽しく、住みやすい環境を整えている美咲町は、ファミリー世帯の移住希望者にとって魅力的ですよね。

子育て世帯に大助かりな支援の数々

美咲町には、3つの子育て支援センターがあるほか、子育てに関する悩みを相談できる場所も設けられています。妊娠期から子育て中の支援もたくさんあるのでいくつかピックアップしてご紹介します。

出産祝金 第一子に3万円、第二子に5万円、第3子以降は10万円が支給される。
ブックスタート・セカンド事業 乳児検診の際に布製バッグに入った絵本2冊「ブックスタートパック」がプレゼントされる。
保育料の減免 第2子は第1子の保育料の1/4、第3子以降は保育料無料となる。
育児支援手当 小学校入学前のお子さんを自宅療養する保護者に、月額1万円を補助している。
子育て応援マイ保育園事業 町内の保育園での一時保育を3回まで無料で利用できる。
※4歳未満の子どもがいる家庭

ほかにも、通学にかかる費用の補助や予防接種無料など、子どもたちのライフステージに合わせた支援を多数実施しています。全国的にみても美咲町の子育て支援はとっても手厚いですよ!詳細は下記URLをチェックしてください。

公式URL:美咲町の子育て支援プラン

特徴4:都心部へのアクセスが良好

美咲町は岡山県の県庁所在地である岡山市と、岡山県の中心都市ともいえる津山市の間にあるまちです。

美咲町から車やJRで約15分ほどで行ける津山市からは、大阪行きのバスが30分に1本出ています。バスの所要時間は3時間ほどかかりますが、乗ってしまえばのんびりとバスの旅が楽しめるでしょう。

また、美咲町から車で約50分ほどの岡山空港まで行けば、東京まで1時間で行けるのも注目のポイントです。

美咲町は、都心部へアクセスしやすいため、東京や大阪の企業に勤めていてもテレワークを主としている方にとって最適な移住地ではないでしょうか。

美咲町での暮らしに関する情報

美咲町の中心となる駅「亀甲駅」の外観
▲美咲町の玄関口である「亀甲駅」!インパクト大な亀のお顔はインスタ映えスポットとしても話題。

美咲町に移住するなら、知っておきたい暮らしに役立つ情報をご紹介します。

人口 人口13,067人(5869世帯)
(令和4年11月末日現在)
病院 病院・クリニック:5件
歯科:5件
教育 保育園:公立4園・私立2園
小学校:5校
中学校:3校
祭事・催事 月の輪まつり、柵原ふれあい鉱山公園列車運行、桜まつり、護法祭
観光地 亀甲岩、たまごかけごはんの店「食堂かめっち。」、香花温泉ほほえみの湯、興禅寺、普光寺、大垪和西(おおはがにし)の棚田、小山の棚田(日本棚田百選)、本山寺、三休公園(民話の村・民話館)、まきばの館、旭川湖、両山寺、幻住寺、月の輪古墳、柵原ふれあい鉱山公園(柵原鉱山資料館・旧吉ヶ原駅舎)ザ・オークレットゴルフクラブ、美咲花山園、滝谷池、中島公園
食べ物 卵、トマト、黄ニラ、アスパラガス、きゅうり、しいたけ、黒豆、梨、ニューピオーネ、棚田米、ホンモロコの甘露煮、米粉パン
交通 ■鉄道路線
西日本旅客鉄道(JR西日本)津山線

■バス
中鉄北部バス、有本観光バス、あさひチェリーバス、旭川さくらバス、柵原星のふる里バス、CHUOかめっち。バス、美咲町支所間バス、赤磐市広域路線バス、美作市営美作バス

美咲町は車社会です。都心部での暮らしが長く、ペーパードライバーである方などは、運転の練習をする必要がありそうです。自家用車があれば、思い立った時に好きな場所へ出かけられるので、移住後の大きなメリットとなりますよ。

美咲町には、スーパーや商店、コンビニもありますが、住むエリアによっては買い物が不便と感じることがあるかもしれません。しかし、車で15分ほどの場所にある津山市には大型商業施設があるので、週末にまとめ買いをしておくなど対策も取れますよ。ちなみに津山市には大きな病院もあります。

また美咲町は、ケーブルテレビや光回線を運営していることから、ほかのエリアと比べて使用料が安いのも特徴的です。詳細は下記URLよりチェックしてみてください。

公式URL:みさきネット

レトロで可愛い観光スポット「柵原ふれあい鉱山公園」も忘れてはいけない魅力のひとつです。赤いとんがり屋根がかわいい「吉ヶ原駅舎」が当時のまま残されています。

美咲町にある吉ヶ原駅の外観
▲登録有形文化財に指定されている「吉ヶ原駅」

鉱山で栄えたまちである美咲町の歴史が学べる資料館や、当時のまちなみを体験できるコーナーなどもあります。

柵原ふれあい鉱山公園内にあるにぎわいコーナー
▲鉱山にぎわいコーナーでは、ノスタルジックな写真が撮れる。

美咲町の柵原ふれあい鉱山公園にある車両
▲実際に使用していた車両も展示されている。

美咲町は、住みやすさに加えて見どころたくさんのまちであることが分かります。

【仕事】働き口多数。美咲町役場でも求人募集中!農業・創業に関する支援あり

美咲町には働き口がたくさんあります。大手求人情報サイトで美咲町の求人を調べたところ600件以上がヒット、さらに30分圏内で通えるエリアまで範囲を広げると約4800件がヒットしました。※求人情報の一例

美咲町の町長・青野さん
青野さん

美咲町役場も職員を募集中です!

美咲町役場の若手職員さんに役場に入ってよかったことを聞くと、「町長が話しやすいこと」という声がたくさんあがったとか。今回お話を聞かせてくれたのが、その美咲町の町長・青野さんなんですよ。気さくな笑顔が親しみやすく素敵ですよね。

美咲町の町長・青野さんのイラスト
▲町長のイラストもあり。エプロン姿のキュートな一面!

農業や創業したい方向けの支援が充実「地域おこし協力隊」も募集中

本格的に農業をしたい方には美咲町の新規就農支援がおすすめです。美咲町はぶどうの産地で、ぶどう農家が町内に100~200軒ほどあります。県や農協の協力もあり、手厚いサポートを行ってくれますよ。

公式URL:新規就農支援

また、美咲町で創業する方への支援「美咲町創業支援事業補助金」を利用して移住してきた方も多いとか。創業者には最大で100万円の補助金が交付されます。

公式URL:美咲町創業支援事業補助金の申請について

美咲町を盛り上げてくれる「地域おこし協力隊」も募集中とのことなので、「移住して新しいことにチャレンジしたい!」という意欲のある方は、応募してみるのはいかがでしょうか。

公式URL:美咲町地域おこし協力隊を募集します(ローカルベンチャー)

【住まい】空き家等情報バンク活用がおすすめ!住宅に関する支援もあり

美咲町では空き家等情報バンク制度を実施しています。町内には1000件ほど空き家があるため、随時チェックすることで、いい物件との出会いが期待できます。

空き家は賃貸よりも売買が多いですが、空き家改修の助成もあるため、自分好みにリフォームしたい方にはぴったりですよ。

公式URL:空き家等情報バンク制度

新婚向けの住宅補助金制度がある

美咲町には、結婚1年未満の夫婦の家賃を補助する制度があります。申請から3年間補助を受けられるお得な制度です。

公式URL:美咲町新婚向け賃貸住宅家賃補助金支給事業

新婚生活を美咲町で始める方は、ぜひ利用してくださいね。家賃補助を受けながら、夢のマイホーム資金をためるのもアリですよ。

美咲町に移住した先輩の声

美咲町の移住者の声

実際に美咲町に移住した方の声をご紹介します。

  • 目の前に自然がある環境が気に入っている
  • みどりが多くて癒される
  • のんびりとした時間が流れている
  • 近所の方が親切で助けられている
  • 野菜のおすそわけがもらえるため食材に困らない

美咲町へ移住した先輩たちの声を調べていると、人のあたたかさに触れる声が多くありました。

美咲町の町長・青野さん
青野さん

人のつながりでまちを再生していきたいと考えています!

自然の豊かさだけでなく、人のぬくもりが感じられる風土があるのは、都会暮らしが長い方にとって新鮮な暮らしになるのではないでしょうか。

美咲町への移住希望者に向けた支援

美咲町への移住を検討している方には下記の支援を利用しましょう。

「お試し暮らし住宅」で美咲町の暮らしを体験

美咲町にあるお試し住宅の外観

美咲町には、お試し暮らし住宅があります。瓦屋根の古風な佇まいの住宅で、2日~14日の利用が可能です。美咲町役場まで徒歩4分の場所にあるので、気になったことはすぐに相談に行けます。

お試し住宅の庭先にある家庭菜園
▲お試し暮らし中は家庭菜園も体験できる。

利用料は1日1000円ととってもリーズナブルです。テレビやWi-Fi、エアコン、冷蔵庫など生活に必要なものはすべて完備されているので、すぐに生活がスタートできますよ。※お試し住宅の利用は美咲町の空き家等情報バンクへの利用登録手続きが必要

インターネットで調べただけでは分からない美咲町でのリアルな暮らしをぜひ体験してみてくださいね。

美咲町への移住に関する問い合わせ

美咲町への移住に興味を持たれた方は、まず下記の場所に相談してみましょう。実際に話を聞くことで、移住への第一歩が踏み出せますよ。

担当課 地域みらい課
住所 〒709-3717
岡山県久米郡美咲町原田1735
電話 0868-66-1111
公式サイト https://www.town.misaki.okayama.jp/soshiki/matidukuri/index-2.html