【千葉県神崎町に移住】発酵の里として醸造文化栄える町!天然記念物の大クスに代表される自然も豊富

この記事では、地方移住を考えている方に向けて「千葉県神崎町(こうざきまち)」の特徴を紹介します。

▼神崎町の特徴3選

  • 神崎独自の発酵文化が栄える町
  • 国指定天然記念物の大クスなど自然が豊か
  • 子育て世帯に嬉しい豊富な支援

神崎町は千葉県の北部に位置する発酵文化・醸造文化が栄える町。日本酒や味噌、醤油といった発酵食品が有名で、発酵に関係するお店やイベントもあります。

また、神崎森という森林の中には、神崎神社や国指定天然記念物で樹齢2000年の大クスの木など、歴史的にも貴重な自然環境も見ることができます。

そんな神崎町への移住は、発酵といった独自の文化に興味がある方・自然の中でのびのびと子育てしたい方に向いています。ここでは神崎町の特徴やどんな暮らしができるのか、など詳しく解説していきます。

本日お話を伺った方
男性スタッフのアイコン

神崎町 まちづくり課 地域振興係

椿 一星さん

神崎町の魅力を紹介!移住前に知っておきたい特徴3つ

神崎町の暮らしの特徴

神崎町の暮らしには、次のような方が向いています。

  • 発酵食品や醸造文化に興味がある
  • 神崎町ならではの自然・文化に触れたい
  • 子育て支援が手厚く、子育て世帯が住みやすい町に移住したい

なぜこのような方に向いているのか、その理由を「神崎町の暮らしの特徴や魅力」から紹介していきます。

特徴1:「発酵の里こうざき」は発酵食や醸造文化が根付く町!

神崎町は発酵食品が名産品になるほど、発酵の文化・醸造文化が栄えてきた町です

江戸時代から利根川の豊かな水資源によって米・麦・大豆などが生産され、酒・醤油・味噌作りが盛んになりました。

また、利根川に隣接していたことから舟運も盛んでした。舟運により江戸へ酒・醤油・味噌などの多くの名産品が送られていたことから、西の酒所「灘(なだ)」になぞらえ、「関東灘(かんとうなだ)」と呼ばれるなど、当時の繁栄の様子が伺えます。

そんな江戸時代から続く発酵文化は今も形を残しています。

神崎町で開催される「酒蔵まつり」での日本酒の無料試飲を楽しむ人々
▲神崎町の「酒蔵まつり」日本酒の無料試飲の様子

神崎町には300年の歴史を持つ「鍋店(なべだな)」「寺田本家」という2つの酒蔵があります。この2つの酒蔵を中心に開催されるイベントに「酒蔵まつり」があり、毎年約5万人が来場するなど賑わいを見せます。

各酒蔵で日本酒の無料試飲(一部は有料)をはじめ、限定酒の販売や町内外から集まった発酵フードの出店が約200ほど並びます。日本酒好きの方にとっては嬉しいイベントですね。

圏央道神崎ICに隣接する「道の駅 発酵の里こうざき」
▲圏央道神崎ICに隣接する「道の駅 発酵の里こうざき」、全国初「発酵」をテーマにした道の駅

また、神崎町は圏央道が通っており、町内にインターチェンジもあります。そんな圏央道の神崎ICのすぐそばに「道の駅 発酵の里こうざき」があり、日本酒をはじめとした発酵食品のほか、新鮮な野菜や銚子漁港直送の鮮魚コーナーといった名産品も販売されています。

移住した際には江戸時代から残る酒蔵や、発酵食品など、神崎町ならではの発酵文化に触れながら、「酒蔵まつり」などのイベントを通して地元の方と交流を図ってみてはいかがでしょうか。

小さなお子さんがいるご家庭は、地元のお祭りに積極的に参加することで、日頃味わえない感動や刺激をお子さんと一緒に体験できます。こうした文化体験から地元の方との交流を通じて、コミュニケーション能力や豊かな人間性を育むきっかけにもなるはずです。

移住後は「うまく溶け込めるか不安だ」という方も、こうしたイベントを通して少しずつ地元の人たちとの関わりを増やしていくことで、自然と輪も広がります。神崎町ならではの発酵食品を味わいながら、楽しく交流してみてください。

特徴2:天然記念物の大クスの木「なんじゃもんじゃの木」を代表とする豊かな自然

神崎町の神崎神社にある大クス。通称「なんじゃもんじゃの木」
▲神崎神社にある樹齢2000年の国指定天然記念物の大クスの木

神崎町は、全域のマップを見ても分かる通り、利根川のほか、多くの山林もあり、豊かな自然と共に暮らせる町です

中でも有名なのは神崎森にある神崎神社とその神社にある大クスの木。樹齢2000年にもなる大クスの木は、国指定天然記念物にも指定されています。また、このクスの木は水戸黄門として有名な徳川光圀が、この木の前で「この木はなんというもんじゃろうか」と感嘆したことから「なんじゃもんじゃの木」と言われるようになったそうです(諸説あり)。

大クスの木「なんじゃもんじゃの木」がある神崎森は江戸時代、利根川を渡航する人たちの目印とされていたとの言い伝えがあります。神崎森にはヤブニッケイ・タブノキ・スダジイ・ヤブツバキ・シダなど学術上でも貴重な原生林が生い茂っています。

神崎町には他にも「こうざき天の川公園」「こうざきふれあい自然遊歩道」など自然に触れられる場所がたくさんあります。こうした自然の中で、のびのびと子育てができるのも神崎町の良いところです。

特徴3:子育て支援が手厚く、小さなお子さんがいる家族も住みやすい

神崎保育所で遊ぶ子どもたちの様子

米沢保育所で遊ぶ子どもたちの様子

神崎町は子育て支援にも力を入れており、全国でもトップクラスの支援が揃っています

▼神崎町の独自の子育て支援

0歳から保育料無料 ・就労などで家庭での保育が困難な保護者が利用可能
・神崎町に住所を有する保育所の入所児童全員について、0歳から保育料が無料
子育て支援費 ・出生時及び小学校入学時に子育て支援費を支給
【支給額】
・出生時:50,000円(3子以降)100,000円
・小学校入学時:20,000円 (3子以降) 50,000円
給食費全額補助 ・神崎町立小学校又は中学校に就学する児童生徒に係る給食費の全額を補助
育児ダイヤリー ・母子健康手帳と合わせて、健康診査などの情報を記録したお子さんの成長過程を記載した手帳を配布

他にも、不妊治療費助成・妊娠時・教育支援と、妊娠前から就学まで一貫して子育て支援を受けることができます。保育所待機児童もゼロのため、働きたいときにすぐにお子さんを預けられる環境が整っています。

また、教育面では以下のような施策を行っています。

▼教育面での施策・特徴

  • 町内全ての小学校中学校に冷暖房設備完備
  • 地元食材を取り入れた給食の提供
  • 保育所・小学校は発酵食品の味噌の仕込み体験を実施
  • 中学校で藍染学習体験

そのほか、神崎町では月に1回ほど味噌仕込み講座など子育てイベントを開催しています。

移住後は慣れない土地での子育てなど、不安も多いかもしれませんが、このように一貫した子育て支援があるというのは安心ですね。また文化体験に触れられる教育も充実しているので、神崎町ならではの発酵文化を楽しく学習できそうです。

神崎町の暮らしや仕事に関する情報

ここでは神崎町での暮らしに関する情報、気になる仕事情報や住まいについてまとめています。

気候 8月平均気温:25.8℃
1月平均気温:2.7℃
※参考:気象庁(神崎町に観測地点がないため、近隣の香取市のデータを掲載)
人口 人口:5,711人
世帯数:2,485世帯
(2023年4月1日現在)
病院 診療所:1ヶ所(神崎クリニック)
※参考:公式サイト「医療機関・病院一覧
保育所・学校 保育所:2ヶ所
小学校:2校
中学校:1校
※参考:公式サイト「保育所について」「小・中学校ほか教育機関一覧
交通 【自動車】
・圏央道神崎IC

【バス】
・高速バス 銚子東京線
・町内循環バス(無料)

【鉄道】
・JR成田線
近隣都市 成田市、香取市
名産品 米、醤油、味噌、清酒、いちご、バラなど

神崎町は、1年を通して気候は穏やかで、暑くても36℃ほど。冬は氷点下の0℃になるかならないかといった気温です。穏やかな気候から暮らしやすい地域であるといえます。

その他、神崎町のアクセス面・仕事・住まいについて詳しく見ていきましょう。

【生活・アクセス】車は必要!町には無料巡回バスもある

神崎町は電車も通っていますが、生活には車が必要です。町のスーパー・ドラッグストアに行くにも車がある方が便利なので、移住前に所有していないという方は購入も視野に入れましょう。

また車があれば近隣の成田市にも車で30分程度で出られ、大きなショッピングモールや業務スーパーにも行けます。町内には高速道路のインターチェンジもあるので、千葉市内なら車で1時間程度で移動できます。

  • 香取市・成田市など近隣都市:車で約30分
  • 成田空港:車で約20分
  • 東京:車で約70分

町内には無料の町営巡回バス「きらきら号」も走っているため、車を運転できないお子さんや高齢の方も心配ありません。

町営巡回バス「きらきら号」

町営巡回バスはJR成田線の下総神崎駅にも停まるので、ちょっとした遠出にも利用可能です。

移住後は生活のイメージを確立するためにも、一度移住体験ツアーに参加してみると良いでしょう。

【仕事】車通勤30分以内の香取市や成田市まで広げると、求人も豊富

大手求人サイトで神崎町の仕事を探してみたところ、以下のような求人が見つかりました。

求人の特徴 建設・土木・事務・警備など
正社員の求人数
(町内)
約130件
正社員の求人数
(25km圏内)
約20,000件

(※2023年7月時点のデータ)

参考:正社員求人情報の一例(神崎町のみ)
参考:正社員求人情報の一例(25km圏内)

神崎町は南北部の一部が工業団地になっていることから、求人も製造業や営業所の警備といった求人が多く見られました

車通勤30分圏内である25km先まで求人を広げると、香取市・成田市の募集案件も多数見つかり、求人の種類もより豊富になります。

実際に神崎町に住む方の中にも、成田市近隣に勤務されている方や、元々都市圏で勤務していたため継続している方もいるなど、比較的仕事は自由に選べそうです。

神崎町に移住してから仕事を探そうと考えている方は、一度目を通して参考にしておくと良いでしょう。

【住まい】移住する人は一戸建ての購入を検討する人が多い。賃貸や空き家バンクもある

神崎町の家賃相場を大手住まいサイトで調べたところ、以下のように出ました。(2023年7月縁結び大学調べ)

▼神崎町の家賃相場

  • アパート(1LDK, 2K, 2DK):3万円
  • アパート(2LDK, 3K, 3DK):5.9万円
  • 一戸建て(2LDK, 3K, 3DK):7万円
  • 一戸建て(3LDK, 4K):7.25万円

より良い物件と出会うためにも、もし移住後に賃貸を借りたい方・一戸建て住宅を検討している方は、町役場に相談して、地元の不動産会社を紹介してもらうと良いでしょう。

ちなみに、神崎町に移住する方は、一戸建て住宅を持つ方が多いようです。

また、神崎町は空き家バンクがあります。令和5年現在は物件登録はありませんが、もし空き家を探して改修したいという方は「住宅リフォーム補助金(上限30万円)」もあるため、検討してみてください。

参考:移住・定住奨励金について

神崎町に移住した人の体験談や感想

神崎町移住者の声

ここでは、実際に移住して神崎町に暮らしている方の体験談・感想を紹介します。神崎町役場の担当者さんに聞いたところ、以下のような方が多いと教えていただきました。

  • 保育所・小学校給食費無料など、子供にかかるお金がセーブできるので、子育て世代には嬉しいです。
  • 隣接の香取市・成田市に電車で10〜20分で通学できますし、通学通勤の時間帯は30分に1本は電車が出ているため、アクセス面の利便性も良好です。

神崎町はほどよい田舎でありながらも、アクセス面で苦労もなく、バランスの取れた町だとわかりますね。また、子育て支援が豊富なので、移住者は子育て世代や若いご夫婦などにも向いていると言えそうです。

神崎町への移住の相談窓口・支援!移住体験ができるオーダーメイドツアーあり

神崎町には移住者を対象にした「移住体験オーダーメイドツアー」があります。「移住体験オーダーメイドツアー」は移住を検討している方のために、担当課の職員がオーダーメイド型のツアーを企画し、町内を案内してくれます。参加費は無料です。

過去には以下のようなツアーがありました。

▼ツアー案内例

  • 町内エリア見学
  • 公共施設見学
  • 空き家バンク登録物件見学
  • 先輩移住者訪問
  • 発酵体験

移住体験オーダーメイドツアーの具体的な申し込み方法は、以下の通りです。

1. 申し込み ツアー希望日3週間前までに郵送かメールで以下を記入して、提出
申込書
2. ご相談 電話・メールでツアーの内容の希望を聞かれるので、詳細を相談
3. ツアーの提案 相談から希望にあったプランを役場の方が設計してくれる。
後にメールなどで工程表が送られてくるので確認する。
4. ツアー当日 工程表に沿ってツアー催行

ツアーの提案をもらった後も変更や調整など相談可能です。

移住を検討している方一人一人の希望に沿った案内をしてくれるので、移住をしようか迷っている人はぜひ一度ツアーに参加してみてください。散策しながらのツアーになることもあるため、春先など気候が穏やかな時期がおすすめです。

移住体験オーダーメイドツアーに関するお問い合わせなどは、以下を参考にしてください。

神崎町への移住に関するお問い合わせ

担当課 まちづくり課 地域振興係
住所 〒289-0292
千葉県香取郡神崎町神崎本宿163番地
電話番号 0478-72-2114
公式サイト https://www.town.kozaki.chiba.jp/