福岡県川崎町への移住!美味しい野菜と子育て支援が魅力の暮らしを解説
この記事では、地方移住を検討している方に向けて「福岡県川崎町(かわさきまち)」をご紹介します。
川崎町は農業が盛んで、おいしい野菜や果物がたくさん栽培されています。その地元食材を使ったパンの販売イベント「かわさきパン博」は、町の人口を超える来場者が集まる人気ぶり。また飲食店の多さも特徴的です。
新鮮でおいしい地元食材を口にしたい方、食べることが大好きというグルメな方には、ピッタリの移住先ではないでしょうか。
また子育て・学習支援が充実していることや、町内の利便性と都市部へのアクセスを兼ね備えた“暮らしやすさ”にも注目が集まっています。
そんな川崎町について、暮らしの特徴や仕事・住まいの状況など、移住を検討するために役立つ情報をたっぷりとお届けします。
福岡県川崎町の暮らしを彩る3つの魅力
川崎町は、次のような特徴のあるまちです。
- 野菜や果物が多く栽培されている。町内の直売所で気軽に購入したり、イベントで味わったりできる
- 子育てや学習に関するサポートが手厚い
- 町内には美味しい飲食店が多数。また、福岡市へ車で1時間程度など、都市部へのアクセスも良好
ここからは、これらの特徴について、詳しく紹介していきます。
特徴1:農業が盛ん - 新鮮でおいしい野菜や果物が身近に
川崎町の主な産業は農業です。
町内を流れる安宅(あたか)川の清流が育てた「安宅地区のお米」は、甘みや風味が抜群と評判。天然の肥料としてレンゲを使用した、体にうれしい「レンゲ米」も一押しです。
▲町内にはレンゲ畑が広がり、そのレンゲを肥料に使用した「レンゲ米」も栽培されている
また、盆地の気候が野菜や果物の生育に適しているため、小松菜やリンゴ、なし、ぶどうなど、さまざまな農作物がすくすくと育っています。
中でも、標高400mの山中で育った糖度の高い川崎町のリンゴは、リンゴの産地として有名な青森県産にも負けないと言われる品質を誇ります。
まちには町営のリンゴ園があり、毎年、リンゴの木のオーナーを募集しています。収穫時期にはリンゴ狩りを楽しめるこの企画は、5月に申し込みを開始すると、募集口数を上回る応募で毎年抽選になるそうです。
リンゴを使った新しい特産品「アップルバター」や「アップルクーヘン」もおいしいですよ!
町内の農産物直売所「De・愛」では、これら地元産のおいしい野菜や果物を手軽に購入することができます。とれたての新鮮な食材を使った料理を日々の食卓に並べられるのは、暮らしの中のとびきりの贅沢ではないでしょうか。
また、県内外から多くのパン店が集まる「かわさきパン博」も川崎町の自慢。川崎町産の野菜や果物などを使ったパン博限定のパンの販売や、マルシェ・ワークショップが行われます。2012年にスタートしてから徐々に認知度が高まり、現在では町の人口を超える来場者が集まる人気ぶりです。
▲「かわさきパン博」には、県内外の人気ベーカリーが数多く出店
参考:かわさきパン博2023
川崎町は、おいしい食材だけでなく、年に一度開催される「かわさきパン博」のような、その食材をたっぷり味わうイベントも楽しめるまちなのです。
特徴2:子育て世帯に優しい - 充実した支援制度とサービス
川崎町は子育て支援の手厚いまちです。
妊娠・出産~未就学期には、「地域子育て支援センター すこやか」を中心に、子育て世帯を応援するさまざまな取り組みを実施しています。
親子が安心して遊べる場、子育て中(前)のパパママが交流・情報交換を行う場の提供に加え、おはなし会、ベビーマッサージ、ヨガなどの講座も多数開催。
また保育料は子どもの年齢、世帯の収入に関わらず第1子から完全無償です。
就学期以降には、放課後の学習指導「学びっこ教室」や、毎週土曜日に町役場施設にてプリント学習を行う「土曜の風」など、学習面でのサポートが充実しています。
子育て世帯の方にとって、親と子ども両方へのしっかりとしたサポートがある川崎町は、心強い環境となりそうです。
公式:川崎町「地域子育て支援センターすこやか」
公式:川崎町移住・定住サイト「かわさきのさき」(子育て支援・制度)
特徴3:ほどよい生活利便性 - 都市部へのアクセスも良好
農業が盛んで自然環境に恵まれた川崎町ですが、一方で日常生活面の“暮らしやすさ”も特徴的です。
町内には美味しい飲食店が多く、スーパーなどの小売店もあり、日常生活で困ることはないでしょう。近隣の飯塚市にある「ゆめタウン飯塚」や、直方市の「イオンモール直方」といったショッピングセンターも、車で30~40分ほどと身近です。
川崎町はこのように、田舎過ぎない“ほどよい”利便性をもつまちです。
近い将来には、レストラン・カフェや多世代交流施設、フラワーガーデンなどが備えられた「道の駅」の建設も計画されており、川崎町はますます魅力的なまちとなりそうです。
さらに、大都市へのアクセスも良好です。
九州最大の都市である福岡市へは車で1時間、福岡県第二の都市・北九州市へは50分ほど。町内にはJRの駅も2つあり、小倉駅(北九州市)まで乗り換えなしで行くことができます。
週末のショッピングやレジャーはもちろん、通勤・通学も可能な範囲にこれらの大都市があることで、生活には多彩な選択肢が生まれるでしょう。
福岡県川崎町の暮らし - 移住前に知っておきたい基本情報
ここでは、移住を検討するうえで重要となる、川崎町の暮らしに関してのさまざまなデータをお届けします。
気候 | 1月:平均気温4.7°C 8月:平均気温26.5°C ※参考:気象庁ホームページ (川崎町内に観測地点がないため、近隣の添田地点を参照) |
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人口 | 人口:15,141人 世帯数:8,511世帯 (2024年2月時点) |
病院 | 病院・医院など:9、歯科医院:8 |
学校 | 小学校:4、中学校:1、特別支援学校:1 |
名所・観光 | 光蓮寺、鮎返り、淡島神社、木城のフジノキ、観光リンゴ園、農産物直売所「De・愛」 |
公共交通 | 鉄道:JR九州 バス:西鉄バス筑豊、ふれあいバス(コミュニティバス) |
大都市へのアクセス | 福岡市へ:車で約1時間 |
近隣都市 | 田川市、嘉麻市、田川郡大任町、添田町 |
川崎町は、かつては炭鉱の町として栄え、国内有数の炭鉱地帯である「筑豊炭田」の一角を担ったまちです。現在、炭鉱はすべて閉鎖されていますが、人情や真心に満ちた地域性は変わらず受け継がれています。
また、炭鉱が盛んだった頃、町では二次的に飲食店などの商売も盛り上がっていました。現在もその名残があり、川崎町には居酒屋や焼き鳥店など“おいしいお店”があります。
豊前川崎商工会議所青年部が作成する川崎町のグルメマップ「CHIKAPPA(ちかっぱ)」にも、多くのお店が掲載されています。移住をしたら、ぜひ食べ歩きも楽しんでみてください。
参考:CHIKAPPA 豊食の郷かわさき VOL.3(PDF)
川崎町には、名所や史跡も多数あります。
県の天然記念物に指定されている「光蓮寺のボダイジュ」、高さ15mの大木にかかる藤棚「木城のフジノキ」。歴史や大地のエネルギーを感じられるこれらの場所は、いわば「プチ・パワースポット」です。まちの散策を兼ねてこれらのスポットを巡ってみるのもおすすめです。
▲「木城のフジノキ」は4月下旬~5月上旬に見ごろを迎える
公式:川崎町「光蓮寺の輪蔵附経蔵・菩提樹」
公式:川崎町「木城のフジノキ」
【仕事】川崎町と近隣エリアの求人状況と就業機会
2024年3月現在、大手求人情報サイトで川崎町内の正社員求人を検索すると、約110件がヒットしました。
次に、この検索範囲を通勤30分程度(川崎町から25km圏内)の範囲に広げると、約10,200件と大幅に増加。近隣エリアにも目を向けることで、幅広い選択肢からお仕事を探すことができます。
参考:正社員求人情報の一例(川崎町内)
参考:正社員求人情報の一例(川崎町から25km圏内)
また、移住を機に起業をしたり、新しく暮らす地域に根差したお仕事に就きたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
川崎町では創業・起業を希望する方に向けたセミナーを開催し、その修了者が町内で起業する際には補助金を交付しています。興味のある方はお問い合わせをしてみてください。
お問い合わせ先 | 商工観光課商工観光係 0947-72-3000 |
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【住まい】川崎町の4つの地域と住まいの特徴
南北に長い形の川崎町。町内は大きく「池尻」「川崎」「田原」「安眞木(あまぎ)」という4つの地域に分かれ、それぞれに特徴があります。
北部の池尻地区は、スーパーなどの小売店が多く利便性の高いエリア。真ん中ほどの川崎地区・田原地区には行政機関などが集まっています。南部の安眞木地区は山や川のある、のんびりとした雰囲気の農村風景が広がります。
ご希望のライフスタイルに合わせてエリアを選んでみてはいかがでしょうか。
住まいに関する支援としては、新婚世帯に向けた以下の制度があります。
結婚新生活支援補助金 | 婚姻に伴う新生活を支援するため、結婚し川崎町に住む若者世帯に対して住居費、リフォーム費用、引越費用の一部を助成 【対象世帯】 婚姻日時点の夫婦の年齢がともに39歳以下、かつ、夫婦の合計所得が500万円未満の新婚夫婦(ほか条件あり) 【助成額上限】 婚姻時の夫婦の年齢が夫婦ともに29歳以下の場合:60万円(1世帯あたり) 婚姻時の夫婦の年齢が夫婦ともに39歳以下の場合:30万円(1世帯あたり) |
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川崎町へ移住した人の体験談・感想
ここでは、実際に移住して川崎町に暮らしている方の体験談や感想をご紹介します。
- 川崎町内産の野菜がとてもおいしい。食材が良いので、料理も楽しくなった
- 豊かな自然とおいしい食べ物、さまざまな支援があり、のびのびと子育てができる
- リンゴ園や田園、町内を流れる川など、素朴でのどかな風景が気に入っている
- 地域の人はみんな親切で面倒見がいいと感じる。農業仲間でも、栽培作物に関わらず横のつながりが持てて嬉しい
のどかな自然環境と、その自然が育んだ食材が魅力という声が多数見つかりました。
また、地域の方の温かく面倒見の良い気質を感じている方も多いようです。これは、炭鉱のまちとして各地から多くの労働者を受け入れてきた歴史をもつ、川崎町ならではと言えるかもしれません。
川崎町への移住に関するお問い合わせ
おいしい食材と豊かな自然に囲まれた、人情味のあるまち、川崎町。興味をもった方は、ぜひお問い合わせをしてみてください。
担当課 | 企画情報課 企画調整係 |
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住所 | 福岡県田川郡川崎町大字田原789-2 |
電話番号 | 0947-72-3000 |
対応時間 | 平日 8:30~17:00 |
公式サイト | https://www.town-kawasaki.com/kawasakinosaki/ |