静岡県袋井市へ移住しよう!仕事・住居・暮らしの支援など移住に役立つ情報まとめ

この記事では、地方移住を検討している方に向けて、静岡県袋井市の魅力をご紹介します。

袋井市は、静岡県の西部に位置しています。県下23市の中で高齢化率が最も低く、若い世代が多いまちとしても知られています。歴史ある神社仏閣が点在、自然環境も豊富ながら買い物環境も充実、東京や大阪からのアクセスも良好と多数の魅力を持っているまちです。

また、教育環境にも力を入れており、待機児童はゼロ、幼児教育(3~5歳)から中学校卒業までを見通した幼小中一貫校にも取り組んでいます。それでは早速袋井市の魅力や特徴についてご紹介していきます。

本日お話を伺った方
袋井市役所の西井さん

袋井市役所
企画部 企画政策課 係長

西井 香織さん

袋井市役所の堀野さん

袋井市役所
企画部 企画政策課 主査

堀野 晃広さん

袋井市での暮らし:3つの特徴

袋井市での暮らしの特徴

袋井市は、静岡県内トップクラスの人口増加率を誇っています。1年を通して温暖な気候である点や、都会へのアクセスも良好で買い物環境も充実していることから、総合的に暮らしやすいまちとして人気です。

また、歴史と自然が融合したまちであるため、見どころもたくさん!そんな袋井市への移住は下記のような方におすすめです。

  • おいしい食材に囲まれて暮らしたい
  • 田舎暮らしに憧れているけどある程度の利便性は保ちたい
  • 子どもたちが多いまちが良い
  • のびのびと子育てをしたい

なぜ上記のような方に袋井市が適しているのか、まちの特徴を交えながらご紹介していきます。

特徴1:おいしいものが豊富なまち!果物・米・茶など名産品の数々

袋井市は、1年を通して温暖な気候であり、豊かな自然の恩恵を受けたおいしい食材が豊富にあります。中でも有名なのが、マスクメロンの最高峰と言われている「クラウンメロン」です。

袋井市の特産品クラウンメロンをスプーンですくっている写真
▲ガラス温室で大切に育てられている。香り豊かでとろけるような甘みが特徴

また、静岡県有数の米どころである袋井市では、遠州の穀倉地帯と言われ、広大な田園風景が広がっています。

米を育てている田んぼ周辺をサイクリングする男性たち
▲降り注ぐ太陽の光と豊富な水で、毎年美味しいお米が育つ

さらに袋井市では茶栽培も盛ん。澄んだ空気と茶栽培に適した土壌や気候などの自然条件に恵まれ、「ふくろい茶」は、葉肉が厚く、味が濃いのが特徴です。

子どもの頃からお茶を飲む習慣を身につけてもらうため、市内の小学校には、給茶機が設置されています。

袋井市にある茶畑
▲春の収穫時期、茶畑は一面黄緑色に染まります。

袋井市にある直売所では、上記の名産品のほかに採れたての新鮮な野菜がお安く手に入ります。袋井市に移住すれば、毎日の食卓がおいしいお米とおかずで彩られるでしょう。

自慢できる名産品が多数あるため、遠くの親戚や友人への贈り物も選びやすいです。

特徴2:バランスの良いまち!都会でもなく田舎でもなく「ちょうど良い」

袋井市は、自然環境も豊富でありながら、買い物環境も充実しているため、ほどよい田舎暮らしが実現します。

JR東海道線沿線にあることや、東名高速道路も通っているため、首都圏への移動が簡単な点も魅力です。交通アクセスの良さから、完全移住ではなく、二拠点居住している方もいるそう。

都市機能と自然が調和したバランスのとれた袋井市では、慌ただしい毎日の中でもリフレッシュできる環境へと気軽に足を運べるので、心穏やかな暮らしが送れるでしょう。

特徴3:若い子育て世帯が多いまち!教育環境や遊び場が充実

袋井市の保育園行事でどろんこ遊びをする子どもたち

袋井市は子育て世帯が多く暮らすまちで、出生率は全国でもトップクラスです。待機児童はゼロであり、預かり保育の実施など、保護者が働きやすい環境を整えています。

さらに教育環境にも力を入れていて、「小1プロブレム」や「中1ギャップ」をなくす取り組みとして、幼小中12年間の一貫教育を展開しています。子ども同士はもちろん、教師同士の交流も盛んで、保護者の意見がよく通ると評判も高いとか。

また、「日本一健康文化都市」を目指しており、学校給食では新鮮な地元産の食材を積極的に活用した食育を行うほか、食物アレルギーをもつ子どもたちへの対応も行っています。

市内には子どもたちが遊ぶ場所も豊富にあり、「1人あたりの都市公園等面積」が県内トップクラス。豊かな自然に包まれた場所に位置する5万人収容の「エコパスタジアム」では、スポーツをはじめ、音楽や文化、芸能などさまざまなイベントが開催されています。

ラグビーワールドカップ2019TM日本大会では、当時世界ランキング首位に立っていた強豪アイルランドに日本代表が勝利し、日本中が歓喜した「シズオカ・ショック」の地がこのスタジアムです。

袋井市の豊沢の丘公園
▲「豊沢の丘公園」は子ども連れの家庭に大人気な公園の一つ。

そのほか、多目的広場、大型複合遊具のある「豊沢の丘公園」や、水遊び場や噴水、展望広場のある「愛野公園」など、バラエティに富んだ公園が点在しているので、休みの日に遊ぶ公園が選び放題です。袋井市にある公園は下記URLよりご覧ください。

参照:袋井市公式ホームページ「ようこそ公園へ!」

雨天時には中央子育て支援センター「カンガルーのぽっけ」がおすすめです。未就学児童から高校生まで利用可能な施設で、遊んだり交流したり、学んだり…それぞれの年代にあった利用ができる空間となっています。また、子育てに関するさまざまな相談も受け付けているそう。

袋井市は、教育環境や遊び場が充実しているため、出生率が高いのもうなずけます。

袋井市のエリアによる暮らしのちがい

袋井市は大きく分けると、北部・中部・南部の3つのエリアに分類されます。それぞれのエリアの特徴をご紹介します。

北部エリア

袋井市の北部エリア

病院や商業施設、住宅地などがコンパクトにまとまっている北部エリア。みどり豊かな自然や田園風景も身近にあるため、ほどよい田舎暮らしが楽しめます

中部エリア

袋井駅南の公園でのイベント風景

JR袋井駅を中心に、市役所や大手企業のほか、大型ショッピング施設が立地するなど、都市機能が充実している中部エリア。多くの人々で賑わうエリアですが、歴史的資源も豊富に揃っており見どころ満載です。

南部エリア

袋井市の海岸でサーフィンをする少女

美しい海岸や田園などの自然環境に恵まれている南部エリア。文化施設や健康増進施設がまとまっており、多世代交流も盛んです。袋井市で、のんびりライフを楽しみたい方におすすめ。

袋井市の暮らしの情報

ここからは袋井市の暮らしに関する情報をご紹介します。

人口 人口:88,390人
世帯数:36,720世帯
※2023年6月1日時点
教育 認可保育所:13
認定こども園 保育部:11
小規模保育所:15
認証保育所:1
企業主導型保育所:1
公立幼稚園・認定こども園 幼児部:13
私立幼稚園・認定こども園 幼児部:7
公立小学校:12
公立中学校:4
病院 病院・診療所:56
歯科:19
交通 【車】
・東京から約2時間40分
・名古屋から約1時間
・大阪から約3時間

【電車】
・東京から約2時間10分
・名古屋から約1時間15分
・新大阪から約2時間15分

※数字は2023年6月現在のものです

袋井市にはスーパーやコンビニ、ドラッグストアが点在していますが、便利な暮らしを送るには車は必須です。

袋井市は、年間の日照時間が全国でもトップクラスです。1年を通して温暖な気候で雪が積もることがないため、過ごしやすいのも嬉しいポイント!ただし、冬に吹く「遠州のからっ風」が意外に堪えるという声もあがっていました。
※参照:袋井市移住交流ポータルサイト

また、歴史ある催しやお祭り、イベントが多数開催されています。可睡ひなまつりやお茶摘み体験、エコパスタジアムでのグルメイベント、遠州三山での風鈴まつりや紅葉など、ラインナップも豊富です。

ふくろい遠州の花火}」を見る女性ふたりの後ろ姿
▲「ふくろい遠州の花火」音楽とのコラボレーションが魅力の大規模な花火大会

袋井市への移住に興味のある方は、袋井市の雰囲気を味わいに気になるお祭りやイベントに参加するのはいかがでしょうか。

袋井市の観光協会の公式サイトでは、遠州三山を活かしたモデルコースのほか、サイクリングやグルメ旅などが紹介されているのでぜひ参考にしてください。

参照:袋井市観光協会「オクユキフクロイ」

【仕事】大企業多数!起業や就農希望者に向けたサポートもあり

袋井市や近隣地域の磐田市・掛川市・森町には大きな企業があるほか、活力のある中小企業も多くあるため働き口は豊富です。製造業をはじめ、サービス業やものづくりまで職種も多種多様で、若手経営者や働くママも多いそう。

移住して起業したい!という方には、期間限定でお試し出店が可能な「チャレンジショップ」のサポートを行うなど支援も充実しています。詳細は下記URLをご確認ください。

参照:袋井市公式ホームページ「創業」

また、就農希望者には袋井市の先進的な経営者の元、栽培技術から農業経営まで学べる支援が用意されています。実際に移住の先輩の中にも、この支援を利用した方が多くいるそうです。「袋井市に移住して本格的に農業がしたい!」という方はぜひ袋井市のサポートを受けて夢への第一歩を踏みだしてください。

参照:就農希望者への支援制度

【住まい】賃貸物件多数!住まいに関する相談センターあり

大手不動産情報サイトで袋井市の賃貸物件を検索したところ、約1,100軒がヒットしました。(※2023年6月時点)間取りも、ワンルームから3LDKまで幅広く掲載されていたため、賃貸物件を探している方は、住まい探しに困ることはなさそうです。
※賃貸情報の一例

また、袋井市には空き家の活用や相続のほか、空き家改修の補助金など、住まいに関する相談に対応してくれる「ふくろいすまいの相談センター」を設置しています。

ふくろいすまいの相談センターの外観
▲レトロな可愛らしい建物は袋井市景観重要建造物や国の登録有形文化財に指定されている

移住先で「古民家に住んでみたい」という方は、すまいの相談センターに一度お話を聞いてみるのもひとつの手です。

参照:すまいの相談センター

袋井市の移住者の声

袋井市の移住者の声

ここでは実際に袋井市へ移住した方の声をご紹介します。

  • 交通アクセスが良くとても便利
  • 緑や公園が多いので、子どもたちと思いっきり遊べる
  • 袋井市の方たちの温かなサポートに今もなお支えられている
  • 安くて新鮮な野菜が直売所で気軽に手に入る
  • 都会ではないけど、必要なものはなんでもそろうコンパクトさが好き

移住の先輩たちの声からは、子育てや交通アクセス、買い物環境の充実など、総合的に暮らしやすいまちであることがうかがえます。

便利な暮らしができる上、都会のような慌ただしさがないため、心穏やかな暮らしが送れるでしょう。

袋井市への移住に関する問い合わせ

袋井市への移住が気になった方は、移住交流ポータルサイトをチェックしてみてください。袋井市のまちのこと、子育てや仕事、移住者のインタビューなど参考になる情報がたくさん掲載されています。

移住についてお話を聞いてみたい方は下記へお問い合わせください。

担当課 袋井市役所 企画部 企画政策課
住所 〒437-8666
静岡県袋井市新屋1-1-1
電話番号 0538-44-3158
公式サイト 袋井市移住交流ポータルサイト