鳥取県智頭町移住のすすめ:自然豊かな環境と住民参加型まちづくりの魅力

本記事では、地方移住を考えている方に向けて、鳥取県智頭町(ちづちょう)の暮らしに役立つ情報を解説します。

鳥取県智頭町は県の東南に位置する人口約6,200人のまちです。「みどりの風が吹く疎開のまち」をキャッチフレーズに町面積の93%を山林が占めており、どのエリアも美しい緑が溢れます。

活気あるまちづくり「智頭町百人委員会」に取り組み、町民のアイデアをもとに公園設置を実現するなど、クリエイティブな一面も魅力です。

今回は智頭町の特徴や仕事・住まい・支援制度などの移住に役立つ情報を、智頭町役場の岡本さんにお話を伺いながら紹介します。

本日お話を伺った方
鳥取県智頭町役場に勤める岡本さん

智頭町役場 企画課 主事

岡本 康誠さん

智頭町の3つの魅力:住民のアイデアが活きるまちづくり

鳥取県智頭町の暮らしの特徴

智頭町は鳥取県の東南に位置し、岡山県と隣接しています。江戸時代には鳥取最大の宿場町として栄え、国指定重要文化財「石谷家住宅」に代表される伝統的な町並みと豊かな自然が調和した魅力的なまちです。

新規就林・就農支援や起業支援が充実しており、新たなチャレンジに挑戦しやすい環境が整っています。さらに、「UJIターン住宅支援事業費補助金」をはじめとする住まいに関する助成制度も充実しており、移住者を積極的に支援しています。

それでは、智頭町の特徴について詳しく解説していきます。

特徴1:豊かな自然と歴史が融合する山村の風景

智頭町の慶長杉▲智頭町の慶長杉

智頭町の特徴は、緑豊かな自然風景です。町内の93%を占める山林には、「杉のまち」を象徴する樹齢350年以上の「慶長杉」と呼ばれる人工林があります。この林は伝統的林業地としても高い評価を受けています。

町の南部に位置する新田集落には、石積みの棚田が広がります。山村の原風景を思わせるこの景観は、「にほんの里山100選」に選ばれました。

また、清らかな水も智頭町の特徴です。町の水源地である「芦津水辺の森」は林野庁の「水源の森百選」に選定されています。この清らかな水で育てられた米や野菜、豆腐などの地元産食材は、甘みが強く美味しいのが特徴です。

智頭町は江戸時代に宿場町として栄えました。現在も国指定重要文化財「石谷家住宅」や、県選定伝統的建造物群保存地区「板井原集落」など、歴史的建造物が残されています。

鳥取県智頭町の国指定重要文化財である石谷家住宅
▲国指定重要文化財「石谷家住宅」。3,000坪の広大な敷地にあり、部屋数は約40を誇る

伝統的建造物群保存地区「板井原集落」には、レトロな雰囲気のかやぶき屋根の「藤原家住宅」や、築50年を超える古民家群が立ち並んでいます。

鳥取県智頭町の板井原集落
▲県選定伝統的建造物群保存地区「板井原集落」。江戸時代に農業と炭焼きで栄えていた歴史がある

このように、智頭町は山林の豊かな緑と歴史的な趣が融合した穏やかな環境が魅力です。林業や農業に興味がある方はもちろん、都会との二拠点生活を考える方や、のびのびと子育てをしたい方にも適した環境といえるでしょう。

特徴2:住民参加型の「百人委員会」で実現するまちづくり

鳥取県智頭町の森のようちえんの活動のようす
▲百人委員会により実現した「森のようちえん」。都会にはない雄大な自然を体感できる

智頭町では、住民主体のまちづくり推進のため「百人委員会」を設置し、住民たちのアイデアを積極的に取り入れる取り組みを行っています。住民から出されたアイデアに対して町が予算を付け、それを町民が活動資金として使用するユニークな仕組みです。

この取り組みの代表的な事例の一つが、森のようちえん「まるたんぼう」です。「自然豊かな環境で子育てがしたい」という移住者のアイデアから2006年に誕生しました。

「まるたんぼう」は誕生以来、全国的に注目を集め、この森のようちえんに魅力を感じて智頭町への移住を決めた方も少なくありません。森の空間を活用し、人々のつながりを育む取り組みが高く評価され、環境省の「グッドライフアワード 環境大臣賞 優秀賞」を受賞しました。

さらに、百人委員会の活動は中学校の授業の一環としても導入されています。例えば、公園が少ないという地域の課題に対し、中学生の発案で新しい公園を設置し、イベントを開催した事例があります。

このように、住民の意見が反映されやすいオープンな環境の中で、皆さんも智頭町の魅力づくりに参加してみませんか。

特徴3:「おせっかい宣言のまち」で育む温かい地域コミュニティ

智頭町は「おせっかいのまちづくり」を宣言しているまちです。毎月1日を「おせっかいの日」と定め、住民同士が互いに気遣い、助け合う文化を育んでいます。

人口が約6,200人と比較的少ないため、「困ったときは手を差し伸べる」という助け合いの精神が根付いています。例えば、移住の下見に訪れた方が希望する住居を見つけられず困っていた際、地元住民が空き家を紹介するといった温かな対応がありました。

また、移住者が経営するパン屋が交流拠点となり、地域のコミュニケーションが活発化し、新たな起業者が増えるという好循環も生まれています。

このような、都会では希薄になりがちな人と人との深いつながりを求めて移住する方も少なくありません。見知らぬ土地で知り合いがいない中、手助けをしてくれる智頭町民の温かさは、新たな生活を始める上で大きな心の支えとなるでしょう。

鳥取県智頭町役場に勤めるオカモトさん
岡本さん

最初は「おせっかい?」と感じるかもしれませんが、関係を深めていくうちに地域の方々の温かさに気づいていただけると思います。

智頭町6地区の特色:多様な暮らしが選べる地域性

鳥取県智頭町の田園風景
▲のどかな田園風景。智頭地区以外は大自然が広がっています。

智頭町は、「智頭」「山形」「那岐」「土師」「富沢」「山郷」の6つの地区に分かれています。それぞれの地区が特色ある魅力を持っています。

町内で最も利便性が高いのが智頭地区です。駅付近にはコンビニやスーパーが多数あり、日常の買い物に困ることはありません。また、江戸時代に鳥取藩最大の宿場町として栄えた名残として、石谷家住宅や塩屋出店などの歴史的な木造建築物が現存しています。

自然をより身近に感じながら暮らしたい方には、智頭地区以外のエリアがおすすめです。山形地区は地域福祉・介護の取り組みが活発で、高齢者にも優しい環境です。那岐地区は国定公園那岐山の杉並木など、豊かな自然景観を楽しめます。

土師地区は、老舗刃物店や智頭杉の加工業者など、智頭町を代表する伝統産業の企業が集まっています。篭山のふもとにある富沢地区では、夏祭りや篭山トレッキングなど、季節ごとのアクティビティが楽しめます。

岡山県との県境に位置する山郷地区では、大豆栽培や味噌づくり、キュウリの酒粕漬け、蕎麦づくりなど、地域の特産品生産が盛んです。

智頭町の暮らし:仕事・住まい・教育の充実した環境

鳥取県智頭町にある芦津ダム
▲町内の紅葉スポット「芦津ダム」。付近には遊歩道や休憩所があり散策できる

ここでは、智頭町の基本情報と仕事・住まいなどの暮らしに役立つ情報をまとめました。「移動に車は必須?」「支援制度を知りたい!」などの疑問を解消しましょう。

気候 1月平均気温:1.6℃
8月平均気温:25.2℃
※参考:気象庁
人口 人口:6,189人
世帯数:2,663世帯
(2024年4月時点)
病院 3院(病院1院、クリニック1院、歯科1院)
学校 保育施設:2園
小学校:1校
中学校:1校
高校:1校
観光・レジャー ・国指定重要文化財「石谷家住宅」
・県選定伝統的建造物群保存地区「板井原集落」
・芦津渓谷
・智頭往来
・西河克己映画記念館
・温水プール「N.S.Iリプル」
イベント ・春:諏訪神社 柱祭り(6年に一度開催)
   智頭河畔 桜Cafeフェスティバル
・夏:来んさい!見んさい!踊りん祭!!
・秋:ちづ宿ハイカラ市
・冬:智頭宿雪まつり など
特産品 ・柿の葉寿司
・かき餅
・そば
・木工品
・藍染め「ちずぶるー」 
・どうだんつつじ
・りんどう など
交通 【鉄道】
・JR因美線
・智頭急行

【バス】
・高速バス:日本交通特急
・智頭線:日ノ丸自動車特急

【共助交通のりりん】
地域住民が自家用車を活用し、町内を送迎する乗合タクシー
※利用には事前登録が必要
※参考:智頭町「のりりん」


【車】
・高速道路:鳥取自動車道「智頭IC」
・国道:53号、373号
近隣地域 鳥取県:鳥取市、八頭町、若桜町
岡山県:津山市、美作市、奈義町、西粟倉村
大都市へのアクセス

【広島】
車:中国自動車道利用で約3時間30分
鉄道:特急「スーパーいなば号」で岡山駅、新幹線に乗り換え約2時間

【大阪】
車:中国自動車道利用で約2時間
鉄道:特急「スーパーはくと号」約2時間

【東京】
飛行機:鳥取空港より約1時間15分

※縁結び大学調べ

智頭町にはスーパーやホームセンター、薬局などがあり、日用品・食料品の買い物に不便はありません。大型ショッピングモールは、車で30分程度の鳥取市や車で約40分程度の岡山県津山市にあります。

なお、智頭町では車が必要不可欠です。豪雪地帯のため、地区間の移動や近隣都市への外出だけでなく、冬季の生活全般において車がないと不便を感じる可能性があります。移住前には冬タイヤの準備も忘れずに行いましょう。

智頭町では子どもから大人まで楽しめる、季節ごとのイベントが豊富にあります。6年に1度、4月に開催される「諏訪神社 柱祭り」は、1782年に起源を持つ神事で鳥取県無形民俗文化財に指定されています。

鳥取県智頭町の鳥取県無形民俗文化財である諏訪神社柱祭り
▲鳥取県無形民俗文化財「諏訪神社御柱祭り」のようす。自治体の行事や交流が盛んで地域の方との関係性を深められる

その他、夏から初秋にかけては地域外からよさこいの踊り手が集結する「来んさい!見んさい!踊りん祭!!」、11月には参勤交代のコースを着物で散策できる「ちづ宿ハイカラ市」などが開催されています。これらのイベントを通じて、地域の文化や歴史に触れることができます。

鳥取県智頭町役場に勤めるオカモトさん
岡本さん

冬にたくさん雪が積もりますが、主要道路は除雪がしっかり入ります。

【教育】充実の教育環境:保育園から高校まで完備

鳥取県智頭町のちえの森ちづ図書館
▲2020年に完成した「ちえの森ちづ図書館」。館内は木材のまちならではの木のぬくもりが溢れる造り

智頭町内には保育施設から高校までそろっており、充実した教育環境が整っています。また、子育て・教育に関する様々な支援制度も用意されています。

わが家で子育て応援給付金 生後8週を過ぎて1歳になるまでの乳児を保育施設を利用せず、家庭で育児をしている世帯
・乳児一人につき30,000円/月
※参考:智頭町「わが家で子育て応援給付金」
保育料無償化 町立保育園に通う町内在住の子ども全員の保育料が無償
※参考:智頭町「保育料の無償化について」
給食費無償化 町内の小・中学校の給食費無料
※参考:智頭町「学校給食費補助金交付」
高校通学費助成 鳥取県内の高校に通う学生の交通費を一部補助
・智頭町在住で鳥取県内の高校に通う学生の交通費の個人負担が3,000円/月 を越えた費用を全額補助
※参考:智頭町「高校通学費助成」

給食では地元産の野菜だけでなく、町内で狩猟した動物も食材として使用しています。町内にはジビエ解体施設があり、小・中学校の給食ではジビエ料理が提供されます。自然の恵みを味わう食育は、都会では体験できない魅力となっています。

学生たちの学習施設として利用されているのが「ちえの森ちづ図書館」です。住民たちがワークショップを重ねて2020年に完成しました。館内には個別に仕切られたスタディルームや書斎があり、テスト勉強などに活用されています。

鳥取県智頭町にあるちえの森ちづ図書館の内観

鳥取県智頭町にあるちえの森ちづ図書館の内観

鳥取県智頭町にあるちえの森ちづ図書館の外観

右へスライドすると図書館の写真が見られます→

さらに、絵本コーナーやベビールーム、はだしで遊べるスペースも完備されており、家族連れの利用も多く見られます。地域住民が集う憩いの場として親しまれ、幅広い年齢層に利用されています。

【仕事】多様な働き方を支援する「智頭町複業協同組合」

智頭町で仕事を探すなら「智頭町複業協同組合」の利用がおすすめです。

智頭町複業協同組合とは、地域に特化した人材派遣業を営む事業体です。無期限雇用を基本とし、退職金制度や福利厚生も充実しています。職種・業種は林業、飲食業、観光業など多岐にわたります。

マルチワーカーや2拠点生活などの新しいライフスタイルに適した働き方を見つけられる可能性があります。

大手求人サイトを利用した場合の智頭町の正社員求人数は以下の通りです。

智頭町 約50件 求人一例
鳥取市(通勤30分圏内) 約4,500件 求人一例

※縁結び大学調べ(2023年7月時点)

智頭町の求人数は限られているため、鳥取市へ通勤する住民もいます。車で30分程度で行けるので、地元企業にこだわらない場合は鳥取市も選択肢に入れるとよいでしょう。

また、移住を機に就農や起業する方もいます。新たな仕事に挑戦したい方は以下の支援制度を活用しましょう。

▼仕事に関する支援制度

林業技術講習受講支援事業 就林に必要な費用の1/2を補助(上限50,000円)
※参考:智頭町「林業技術講習受講支援事業」
農業次世代人材投資資金補助金 経営初年度は交付期間1年につき150万円を交付
※参考:智頭町「農業次世代人材投資資金補助金」(国の事業)
新規創業・開業支援事業補助金 補助対象経費に2/3を乗じた額を補助(上限50万円)
※参考:智頭町「新規創業・開業支援事業補助金」
智頭町店舗改修事業補助金 補助対象経費の1/3を補助(上限50万円)
ただし、町内企業から製品の導入・設置をした場合は補助対象経費の1/2を補助(上限50万円)
※参考:智頭町「智頭町店舗改修事業補助金」

移住者の中には空き店舗を改修してケーキ屋をオープンしたパティシエもいます。その店は味の評判が高く、町内だけでなく岡山県などからもお客さんが訪れる人気店として知られています。

鳥取県智頭町役場に勤めるオカモトさん
岡本さん

「智頭町複業協同組合」では2021年の運営開始以降、2024年5月時点で8人を雇用しています。

【住まい】活用しやすい空き家バンクと充実の住宅支援制度

大手不動産サイトで智頭町の空き物件を調べたところ、賃貸1件・戸建て1件でした。
※縁結び大学調べ(2023年7月時点)

智頭町は賃貸物件が少ないため、移住者の多くは空き家バンクを利用しています。空き家の購入・改修に関する支援制度を活用することで、費用を抑えることができます。

▼住まいに関する支援制度

UJIターン住宅支援事業費補助金 UJIターンを対象に空き家購入・改修・新築費用を補助
・費用の1/2(上限100万円)
空き家家財道具等整理補助金 空き家バンクの物件の不要物処分費用を補助
・事業費の全額(上限20万円)
空き家を活用したまちづくり推進事業補助金 1年以上利用がない空き家の改修費を補助
・費用の1/2(上限90万円)
住宅リフォーム助成事業補助金 住宅リフォームの費用を補助
・費用の15%(上限15万円)

移住者の中には「UJIターン住宅支援」と「空き家家財道具等整理補助金」を利用して、120万円の給付を受けた方もいました。

空き家バンクの登録数は2024年5月時点で約60件と豊富です。改修が必要な場合は、上記補助金の活用を検討してみてください。補助金には各種要件があるため、事前に町役場に相談しておくことをお勧めします。

公式:智頭町「空き家・土地情報バンク」
※物件情報を閲覧するには、「空き家バンク利用登録」が必要です。

また、智頭町には町営住宅もあります。募集があれば入居可能ですので、希望する方は早めに問い合わせることをお勧めします。

公式:智頭町「町営住宅」

鳥取県智頭町役場に勤めるオカモトさん
岡本さん

移住相談の際にはなるべくご希望に沿った物件を提案しますので、ぜひお問い合わせください。

智頭町移住者の声:豊かな自然と温かいコミュニティの魅力

鳥取県智頭町へ地方移住した方の声

ここでは、智頭町へ移住した方々のリアルな声を紹介します。

  • 「森のようちえん」をはじめ、都会ではできない自然体験を通して子育てができる。
  • 近所づきあいやママ友同士の交流が盛んで、人の輪が広がっていくのが楽しい。
  • 春や秋は山菜狩り、冬はイノシシ猟に山へ出かけるなど季節ごとの楽しみが増えた。四季の移り変わりを五感で感じられる。

それぞれ感じる魅力は異なるものの、智頭町の大自然が食生活や子どもの成長を豊かにしてくれるという回答が多く寄せられました。具体的には、新鮮な野菜や山の幸を日常的に楽しめることや、子どもたちが自然と触れ合いながら健やかに育っていく様子が挙げられています。

また、智頭町では「おせっかい宣言」をしているように、日常のさまざまな場面で助け合い精神を感じる方も多いようです。例えば、農作業の手伝いや子どもの見守りなど、地域全体で支え合う姿勢が見られます。豊かな自然と人の温かさが智頭町の何よりの魅力と言えるでしょう。

智頭町への移住ステップ

最後に、移住に向けた準備を4つのステップで紹介します。智頭町では、遠方にお住まいの方も利用しやすいオンライン相談から、長期滞在が可能なお試し住宅まで、充実した支援体制を整えています。これらのサービスを活用することで、スムーズな移住準備が可能となります。

1.オンライン相談:移住の第一歩は気軽な情報収集から

忙しい方や遠方の方はオンライン相談を活用しましょう。まちの特徴や支援制度の詳細など、気になる情報を効率的に知ることができます。また、空き家バンク物件についてもオンラインで内覧が可能です。

さらに、東京や大阪で開催される移住イベントにも毎年2~3回参加しています。担当者へ直接相談したい方は、これらの移住イベントもチェックしておくとよいでしょう。イベントでは、より詳細な情報や個別の相談ができる機会があります。

2.智頭町体験ツアー:補助金付きで現地の魅力を体感

智頭町では様々な体験ツアーを実施しています。例えば、過去には森林浴効果を楽しめる森林セラピーと地元の家庭に宿泊する民泊を組み合わせた「森林セラピーと民泊体験ツアー」などを開催しました。

これらのツアーでは、費用の一部に補助金が適用される場合があります。現在開催中のツアー情報や利用可能な補助金については、智頭町役場の企画課へ直接お問い合わせください。

3.民泊体験:地域の人々と交流しながら暮らしを知る

「実際に住んでいる方の話を聞きたい」「農業体験をしてみたい」という方には、民宿に泊まるのがおすすめです。智頭町では都市住民との交流や移住定住促進の一環として「民泊」を実施しています。

町内には6つの地区があり、それぞれに民泊家庭があります。気になるエリアを選んで滞在しましょう。

▼民泊の料金設定(令和6年5月時点)

1泊2食民泊プラン 大人:8,800円/人
子ども:小学生5,500円、2歳~未就学児4,400円、乳児無料
日帰りプラン 体験のみ:1,100円/1時間+材料費
昼食付き:3,300円/人+材料費
※体験時間は1時間~2時間

※金額はすべて税込表示です

日帰りプランで体験できる内容は以下の通りです。

【体験一例】

  • 農業体験
  • 林業体験
  • とち餅づくり
  • 柿の葉寿司づくり
  • 味噌づくり など

1泊2食のプランには体験が含まれていません。体験をする場合は、1体験につき1,100円(税込)/1時間+材料費を追加で支払う必要があります。

民泊先や詳しい体験内容については、智頭町の公式ウェブサイトでご確認ください。

公式:智頭町「民泊家庭一覧」

4.お試し住宅:長期滞在で智頭町の暮らしを実体験

鳥取県智頭町のお試し住宅ほすぎの家の内観
▲智頭町のお試し住宅「郷原 ほすぎの家」の内観。

智頭町での生活を体験したい方には、長期滞在可能なお試し住宅がおすすめです。智頭町では中原・芦津・郷原の3エリアにお試し住宅を用意しており、実際の暮らしを体験できます。

その中でも、「郷原 ほすぎの家」は1カ月から3カ月の長期滞在が可能です。地元の智頭杉を豊富に使用しているため、木の温もりを十分に感じられる空間となっています。特に若い世代から人気が高く、申し込みが多いお試し住宅です。

▼「郷原 ほすぎの家」の概要

利用料金 30,000円/月
間取り 3LDK
利用期間 1カ月~3カ月

鳥取県智頭町の移住お試し住宅ほすぎの家の内観
▲住宅内部には智頭杉が豊富に使用されています。

鳥取県智頭町の移住お試し住宅ほすぎの家の外観
▲外観。周囲は山と畑に囲まれており、穏やかな時間を過ごせる環境です。

他の2棟のお試し住宅については、利用料金や滞在可能期間が異なります。詳細は以下の公式サイトでご確認ください。

公式:智頭町「お試し住宅」

智頭町移住相談窓口:気軽に問い合わせできる体制

担当課 企画課
住所 〒689-1402
鳥取県八頭郡智頭町大字智頭2072-1
電話番号 0858-75-4112(企画課直通)
対応時間 08:30〜17:15
土曜日・日曜日、祝日、年末年始を除く
公式サイト https://www1.town.chizu.tottori.jp/
鳥取県智頭町役場に勤めるオカモトさん
岡本さん

ぜひ智頭町に足を運んで、豊かな自然の魅力を直接肌で感じてください。また、私たちのまちづくり活動に参加して、一緒に智頭町を盛り上げていきましょう。皆さまのご来町を心よりお待ちしています。