婚活は断り方が肝心!トラブル回避法&使えるメッセージ例文
婚活では複数の人と出会いますが、最終的に選ぶのは1人。何人かにはお断りをしないといけません。
そこで困るのが断り方です。真剣な交際に向けての告白なら尚更に。
間違った言葉や態度で断って相手を傷つけてしまうと、後にトラブルに発展する可能性があります。
とはいえトラブルを恐れてばかりいては、婚活が前に進みません...。
そこで今回は、婚活をする中で避けて通れない「断る」ことにスポットをあてて、下記の項目をお話しします!
- アンケート調査の結果から、婚活トラブルが起こる確率や実際の婚活トラブル実例を紹介
- 断る前に知っておくべき!トラブル回避のために大切な3つのポイント
- 断るメッセージ例文をお付き合いの進展状況別に紹介
最後まで読み進めて、相手も自分もスッキリした気持ちで関係が終了できる断り方をマスターしましょう!
お断りして婚活トラブルが起こる確率&婚活トラブル実例
まずは、お断りが元にトラブルに発展する確率がどのくらいかを調べてみました。
結果として、トラブルに発展したと回答したのは10人に1人でした。
婚活トラブルがあった人は約1割程度。ほとんどの人がトラブル無く関係を終了しています。
- 「あっさりしていて「分かった」と一言だけでした。」
- 「残念だけどしょうがないことと納得してくれました。」
- 「相手もそう思っていたようなので、何の後腐れもなく、やり取りが終わりました。」
ただし「トラブルがなかった」と回答した人全員が、相手との関係をスッキリ終了したわけではありませんでした。
最終的に「トラブルにならなかった」と認識しているものの、相手がすぐに諦めてくれなかったというケースもあります。
- 「もう一度会えませんか?と返事が来ましたが、無視しました。」
- 「また落ち着いたら会おうと言われたが、数回お断りして自然に連絡が途絶えました。」
婚活トラブル実例を紹介
婚活トラブルに至った経緯も含めて、実例をいくつか紹介します。
- 【27歳女性・婚活パーティ等のイベントで婚活】
2回目に会った後、直接会って「お付き合いできません。ごめんなさい」とお断りをしました。
その場では「数回しか会ってないのに...理由をおしえてください。」と言われ、LINEで何度も連絡が来て、困ってしまいました。
- 【32歳女性・結婚相談所で婚活】
2回目に会った後、結婚相談所の仲人さんを通してお断りをしました。
結婚相談所ではお断りをした後の連絡が禁止なのですが、相手が同僚の親戚だったため、相手の母親から同僚を通して連絡が来るようになったそうです。
相手の母親が「息子のためにもう一度会ってほしい」と何度もアプローチしてきて、困ってしまいました。
- 【28歳女性・婚活アプリ等で婚活】
告白された後でしたが、LINEで「考え方が違うし、一緒にいて違和感があるから別れてほしい」とお断りをしました。
相手は侮辱されたと感じたようで、LINEでしつこく責め立てるようなメッセージが届き、怖かったです。
実例を見てみると、多くは相手がお断りを受け入れられず粘り困ってしまうケースがほとんどです。また、断り方によってはお相手の怒りに触れ、反論されて傷つくことを言われてしまうことも。
では、こうしたトラブルにならないために、どんなことに気をつけていけば良いのかも考えていきましょう。
円満に終了させるお断りのポイント
実際にお断りを経験している方は、丁寧に相手の立場に気を使って言葉を選んでいたとのこと。
- 相手を傷つけないことが大切。「原因はこちらにある」と伝える
- これまでのやり取りのお礼をしっかり伝えながら、丁寧に断る
- 「私には合わなかったけど、合う人がいると思う。」と言う
- 丁寧に、でも曖昧にせずハッキリ断る
- 合わないと思ったら、なるべく早く断る
断る側の心構えとして、下記3点を大切にすると良いでしょう。
- 相手を尊重して断る
- 相手が深入りする前に断る
- トラブルを起こさない相手かどうかを見極める
次に、この3点を実現するための具体的な方法を紹介するので、一緒に確認しましょう。
婚活トラブル回避のために大切な3つのポイント
婚活でお断りした後にトラブルが起きないよう、相手の気持ちをコントロールすることはできません。
断る側は相手が「断られたけど良い経験になった」と感じてくれるよう、最大限の気遣いをしましょう!
婚活トラブル回避のために大切な3つのポイントについて、具体的にお話しします。
【相手を尊重する】ために大切な心構えは「対等」
婚活で出会った相手への断り方を考えるときは、下記の心構えを忘れないで下さい。
「私と相手は対等。相手が”自分は価値の低い人間”と感じるような断り方をしてはいけない。」
下記のように「私vs相手」というイメージを持つと、相手の心を傷つける言動をしやすくなってしまいます。
- どちらかが良い、どちらかが悪い
- どちらかが上、どちらかが下
最後まで対等な関係性を保つために、3つのことを伝えながらお断りしましょう。
- 具体的な理由
- 共感
- 感謝
ここで困るのが、人柄を知る前の段階で直感的に「受け入れられない」と感じる場合の断り方です。
単に「ごめんなさい。」という断り方では、相手が納得できないでしょう。
そんなときは”相手と一緒の時間を過ごして(メッセージのやりとりをして)自分がどのように困ったか”を考えると、相手が傷つかない理由に変換しやすくなります。
「お付き合いを考えたときに、価値観の違いからうまくいくイメージが湧かなかった」
「なんとなく自分の考えを素直に言えなかったので、相性がピッタリ合っていないと感じてしまいました。」
など、どちらかが悪いのではなく、たまたま合わなかったニュアンスで伝えていくと良いでしょう。
また、「他に好きな人ができた」「恋人ができた」相手が引き下がりやすい嘘をつくのはお勧めしません。
特に同じフィールド(結婚相談所、婚活アプリなど)で婚活をしていくなら、婚活の状況が相手の目に触れて、嘘がバレる可能性があります。
嘘がバレた後のきまずさ等を想像してか、今回実施したアンケートにも「他にいい人ができた」等の嘘で相手にお断りした人はいませんでした。
また嘘をつくとバレないよう取り繕うことに集中してしまうため、「断る」という本来の目的が揺らぐ場合があります。
なるべく嘘が無いよう工夫してお断りすることは、相手の気持ちと立場を尊重することにもつながります!
以下の記事でも、あなたの状況別に合う断り方をご紹介しています。合わせてご覧ください↓
【相手が深入りする前に断る】のが婚活の礼儀
婚活では同時進行で何人かとやり取りをするのが一般的で、最後の1人に絞る過程で「断る」という場面は必然です。
最後に残る1人と出会いたい気持ちは相手も同じなので、相性が合わないと感じたら、なるべく早くお断りするのが婚活の礼儀と考えましょう。
曖昧な態度で関係を長引かせる、フェードアウトを狙って連絡を無視するなどの対応は、相手の時間をいたずらに奪うことになります。
好きになれない理由は伝えない
婚活や恋活でのお断りはどんな理由であっても、「異性として好きになれなかった」が結論です。
細かい理由はさておき、あなたは素敵な人だとは思うけれど、恋愛感情には発展しなかった。とシンプルに伝えることを基本とすると良いでしょう。
【断るときに使えるメッセージ例文】状況別に紹介
婚活相手へのお断りのメッセージを考えるときは、流れに沿って言葉を当てはめるのがおすすめです。
【共感orこれまでの感謝→具体的な理由→お断りの言葉→感謝→結びの言葉】
1回目のデート前(メッセージやり取りのみの段階)にお断り
婚活アプリ等での出会いはメッセージのやり取りから始まりますが、会う前でも「相性がイマイチ合わない」と感じることがあります。
早い段階でのお断りなので、明確に明るく伝えましょう。
【メッセージのやり取りをやめたい場合】
「先日は結婚観についてたくさんおしえてもらい、とても芯の通った考えを持っている方なんだと実感しました。
ただ、私の考えとは違うところも多くあり、私としては、同じ価値観の方と共感しながら一緒になりたい思いが強くあります。
お互いに結婚を前提に活動していますので、すみませんが、やりとりは終了とさせてください。
色々とお話ができて楽しかったです。また違う価値観に触れることができ、勉強になりました。素敵な人と出会えることを祈ってます。ありがとうございました。」
メッセージのやり取りをする中で、相手の考えに触れる場面があると思います。(仕事観、人間関係観など)
「考え方に添えない部分があり、無理をしてお付き合いすることはできない」という理由は、幅広く使えます!
【1回目のデートの誘いを断り、メッセージのやりとりもやめたい場合】
「お誘いありがとうございます。メッセージのやり取りを始めて1ヶ月が過ぎたので、私も○○さんに会ってみたいかを考えていたところでした。
メッセージの中で、私と考えが違うなと思うことが何度かありました。価値観の違う人との交流も私自身の成長につながるとは思いますが、パートナーは同じ価値観で気持ちを共有できる人がいいなと思っています。
そう考えると、友人としては良い関係になれるかもしれませんが、恋人や結婚と考えると、私の理想と違うのかなと思ってしまいました。
恋人を探していると思いますので、時間を無駄にしないためにも、これで終了とさせてください。○○さんが素敵な方に出会えることを、願っております。」
メッセージをやり取りする期間が長引くと、生活リズムや休日の過ごし方がわかってきます。
「”楽しい”や”リラックス”を共有できないから、この関係を終わらせる」という判断は両者にとってメリットがあるため、誰もが納得しやすい理由です。
1回目のデート後にお断り
デートをするとお互いに時間とお金を使います。
遠くから来てもらう、食事代を払ってもらうなど利害関係が生じるため、断りづらいと感じるのではないでしょうか。
でも1回目のデートで相性が合わないと感じるなら、相手の気持ちが盛り上がる前にきっぱりお断りしましょう。
「先日はありがとうございました。直接会って色々なお話しができ、楽しかったです。
家に帰ってから、恋愛を前提に今後の関係についてじっくりと考えてみました。
○○さんは人としてとても素敵だなと思ったのですが、恋愛としては私の理想と違っているところがあり、また私自身が理想のお相手を探したい気持ちが強いので、交流は終了とさせてください。
○○さんは初対面の私にも気遣いをしてくれて、デートをリードしてくれました。ありがとうございました。素敵な方と出会えるよう願っています。」
メッセージのやり取りで相性ピッタリ!と感じていても、実際に会うとイメージが違うというのは、婚活あるあるです。
1回目のデートは、そんな婚活あるあるも想定して約束をするのがおすすめです。
- 長い時間を過ごさない(例:2〜3時間で切り上げる)
- 2人きりにならない(例:繁華街のカフェ)
2回目〜3回目のデート後にお断り
会う回数が増えるほど、相手は関係が安定してきたと感じるでしょう。
自分も相性が合わないと感じる前に、ボディタッチなどで思わせぶりな行動をしてしまっているかもしれません。
複数回デートをした場合は、より丁寧にお断りの文章を考える必要があります。
○○さんと会ってみて、優しくて誠実な方だと感じ、何度か会わせて頂きました。
ですが、この先のお付き合いや結婚を考えたときに、どうしても自分の理想像と違っている部分があり、お付き合いへの発展は難しいのかなと思いました。
お互いに、真剣に婚活をしている身ですので、お互いに時間をさくよりも次の出会いに向けて前進するほうが建設的だと考え、メッセージ上でお断りする勝手をお許しください。
これから素敵な出会いをなさるよう祈っております。お会いしている時間は本当に楽しいものでした。ありがとうございました。」
何度かデートをした場合は、相手が納得するまで時間がかかる場合があると思います。
メッセージのやり取りが何度か続くことになっても、一度断ると決めた以上は一貫して断りましょう。
断るのが苦手なら結婚相談所の利用がおすすめ
お断りの例文を紹介してきましたが、「自分で断るのはどうしても避けたい」と感じた人もいるのではないでしょうか。
「断る」ことを想定して心が沈むなら、結婚相談所の利用を検討してみてください。
結婚相談所ならカップリング後、真剣交際後など自分では断りにくい状況でも、仲人さんやスタッフさんが下記の流れでお断りをしてくれます。
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仲人さんやスタッフさんが相手にお断りしてくれる
さまざまな婚活サービスがありますが、自分のウィークポイントを補ってくれるサービスを使うと、婚活がスムーズに進みます。
「断るのが苦手」、「恋愛相談できる友達がいない」などで不安な場合は、結婚相談所を検討しましょう。
とはいえ結婚相談所は婚活アプリ等と比べて費用が高額なので、より信頼できる相談所を検討したいものです。
↓こちらの記事で結婚相談所の費用や特徴を比較して紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
断り方を練習して自分主体の婚活を!
婚活の主役は自分です!
今回は下記のことがわかったので、「断る」場面に苦手意識を持たずに自分のペースで婚活を進めましょう。
- 断ったことが原因で婚活トラブルになることは少ない
- 婚活トラブル回避のために大切なのは【相手を尊重・断るタイミング・相手の人間性の見極め】
- 断るメッセージを作る際には、【具体的な理由、共感、感謝】を盛り込む
婚活で断る場面があったら、今回紹介した断り方を参考にして下さい。
結婚というゴールに向かって、自分主体で婚活を進めてください!
【アンケート調査実施対象】
- 20代〜50代の男女100人
- 婚活経験があり、婚活中にお断りをしたことがある人