高望みだと婚活はうまくいかない?|高望みからして婚活を成功させる方法|マリピタ
婚活をしていて、なかなかいい相手に巡り会えないと「自分は高望みしすぎなのかな?」と思うことはありませんか?
自分にとってはごく「普通」で高望みではないと感じていても、実は相手に多くを求めすぎてしまっているというのはよくあることです。
婚活で相手に高望みをすると、次のようなデメリットがあります。
- 理想に当てはまる異性が少ない
- 条件にこだわりすぎると、婚活期間が長引く
- 視野が狭くなり、本当に相性のいい相手との出会いを見逃してしまう
このように、高望みをしていたり、ましてや高望みしていること自体にも気づいていないと、出会いのチャンスを知らず知らずのうちに逃してしまいかねません。
そこでこの記事では、そもそもあなたは高望みをしてしまっているのか、もし高望みをしているならどうやって高望みを脱すればいいのかについて解説していきます。
あなたの条件が「高望み」か判断するチェックリスト
ひとことで「高望み」といっても、そこには次のようにさまざまなタイプがあります。
- 1:条件高望みタイプ
- 2:外見高望みタイプ
- 3:内面高望みタイプ
- 4:ときめき高望みタイプ
- 5:漠然タイプ
そこで、次のチェックリストを使って自分がどのタイプの「高望み」をしているのか、何に対して高望みをしてしまっているのかを確認してみましょう。
当てはまるものが多いタイプをチェックしてみてください。
<1:条件高望みタイプ>
- 年収の下限値を600万以上で設定している
- 学歴や出身学校にこだわりを持っている
- 付き合う前に相手の親や家族、家柄を気にする
- 長男はいやだ
- 年下がいい、年上すぎはいやなど年齢にこだわりあり
<2:外見高望みタイプ>
- 異性で最も重要視しているのは顔
- ファッションの好みがピンポイント
- 外見が好きじゃないと恋愛できない
- 男性の身長は175cm以上がいい
- 痩せすぎも太り過ぎもNG
<3:内面高望みタイプ>
- 自分の気持ちを理解してくれる人がいい
- 会話が面白くないといや
- デートが割り勘だと冷めてしまう
- 連絡はまめに送ってきて欲しい
- 気配りはできて当然と考えている
<4:ときめき高望みタイプ>
- いい人だけど異性として好きじゃないと断ることが多い
- 好き!と燃え上がるような気持ちがないといや
- ロマンチックなデートなどが大好き
- ドキドキする相手じゃないと結婚したくない
- 結婚しても恋人同士のような関係をずっと続けたい
<5:漠然タイプ>
- 上記どれもチェックをつけられなかった、または悩んでしまった
- 自分が好きな人が正直よくわかってない
あなたはどれかのタイプに当てはまりましたか?少しでも心当たりがあれば、あなたはひょっとすると高望みをしているのかもしれません。
ここから先は、それぞれの高望みのタイプと、高望みを脱して結婚相手を探すにはどうしたらいいのかを解説していきます。
1:条件高望みタイプ
婚活における条件とは、年収・職業・学歴・家柄などいわゆる「スペック」と呼ぼれるものです。なかでも、女性は男性の年収については特に気になるところですよね。
それでは、年収はいくつ以上なら「高望み」と言われてしまうのでしょうか?
転職サービス「doda(デューダ)」が発表した「平均年収ランキング2020」によると、年代別の平均年収は20代が348万円、30代が444万円です。
全体 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
20代 | 348万円 | 371万円 | 321万円 |
30代 | 444万円 | 484万円 | 377万円 |
40代 | 510万円 | 573万円 | 403万円 |
50代 | 613万円 | 661万円 | 431万円 |
引用:平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】
また、全ての年代で割合が最も高かったのは300万円〜400万円です。つまり、一部の高収入を得ている人が平均を釣り上げているのが現状です。
婚活をし始める年齢が30歳前後だと仮定すると、dodaの調査によると30歳の平均年収は男性446万円、女性365万円なのでこの年収から大きく外れる金額は「高望み」だと言われてしまってもおかしくありません。
婚活で男性の希望年収を聞かれて、漠然と「500万円くらいかな?」と答えている女性は多いですが、年収500万円というのも平均以上ですから、高望みだと言われてしまいかねない金額なのです。
仮にあなたが高収入を得られる職業についており、周りの男性の年収が高い場合はそれがスタンダードになってしまうかもしれませんが、平均でみると30歳前後の男性の平均年収は500万円以下だと知っておいた方が良いでしょう。
このような現状を踏まえると、あなたの設定していた希望条件が高望みだったのか、現実的なものだったのかが客観的に判断できるかと思います。
そもそも、生活するのにはいくらお金が必要でしょうか?
漠然と「高収入な男性がいい」と考えるのではなく、現実的にいくらあれば生活ができるのか、どんな暮らしがしたいのか、自分が稼いでいるお金も考慮に入れながら考えてみることで、現実的に相手に求めるものが見えてくるはずです。
マッチングアプリで条件に当てはまる人が何人いるかしろう
もう少し具体的に、自分が相手に望む条件はどれくらい現実的なのかを知る方法が、マッチングアプリを使うことです。
マッチングアプリでは、検索条件を設定することで、条件に当てはまる異性がどれくらいヒットするのかを知ることができます。
調査におすすめなのはペアーズです。ペアーズは日本最大の登録者数を誇るマッチングアプリなので、最大でどれくらいの出会いのチャンスがあるのかを知ることができます。
<ペアーズで理想に当てはまる人数を調べる方法>
- 1:ペアーズのアプリをインストールして無料登録する
- 2:自身のプロフィールを簡単に登録したら、検索へすすむ
- 3:ログイン1週間以内を設定した上で、自分の理想条件を設定する
- 4:ヒットした人数があなたの出会いのチャンス
ただし、マッチングアプリにおいて、年収はやや盛っている男性もいます。
特に、ペアーズの年収の設定は200万円単位で、年収200万円以上、400万円以上、600万円以上…とかなり幅があるので、多少の差なら繰り上げて設定している男性も多いです。そのため、あくまで目安として見てくださいね。
どのくらい人数がヒットしたのかをチェックし、目安として数千人いれば条件的に高望みではないが、100人を切ってくると条件が高すぎる可能性があります。
また、自分にとって好条件だと思う相手に「いいね!」を送ってみて、どれくらいマッチングするのかを試してみましょう。
もしたくさんマッチングするのなら、自分に需要があるということなので、高望みではない可能性があります。
その逆に、なかなかマッチングしないのならば、自分が求める層のお相手には自分は合っていない可能性が高く、高望みしている状態かもしれません。
自分が与えられるものは何かを考えてみよう
せっかく婚活するなら、少しでもいい条件の相手と結婚したいと思うのは相手も同じです。
あなたは選ぶ立場であると同時に、選ばれる立場でもあるので、自分が求めるだけではなく「自分が相手に与えられるものは何か」を考えることも重要になってきます。
自分が相手に求める条件と、自分が相手に与えられるものが釣り合っているのかどうかを考えてみてください。
例えば、相手に「高学歴であること」を求めるのなら、自分もそれに見合う学歴が必要です。相手に家柄の良さを求めるのなら、自分の家柄もまた考慮に入れる必要があります。
年収800万以上などの人気男性を狙いたい時、その相手はどんな人を選ぶのか?と想像してみてください。もし若さや容姿など、自分の努力で変えられないものを求められるのなら、それは諦めるしかありません。
ですが、家事や料理のスキルなら努力で向上させることもできますし、内面だって磨くことができます。
自分の年齢・容姿・職業・家柄などは努力で変えられませんので、相手から求められたものと自分が持っているものが釣り合っていないのなら、それは高望みなのかもしれません。
自分が持っていない条件を相手に求める場合、相手の立場になって自分を選ぶかを考え、自分の努力でカバーできるものなのかを考えてみましょう。
2:外見高望みタイプ
「外見がタイプじゃないと恋愛対象にならない」「身長は175cm以上がいい」など、結婚相手に外見の良さを求める女性も少なくありません。
ですが、町で見かけるカップルやあなたの周りの夫婦をみると、外見のレベルはだいたい釣り合っていると思いませんか?
もし、外見を第一条件に据えていて、婚活がうまく行かないと感じているのなら、それは自分の身の丈以上に相手のルックスを求めすぎているのかもしれません。
そもそも、外見はいずれ、必ず衰えます。今後、何十年も一緒に暮らしていく上で本当に大切なのは外見ではなく、性格やお互いの相性です。
外見を第一に考えてしまうと、選択肢を自ら狭めて本当に相性のいい相手を見逃してしまうかもしれません。
外見にこだわりがあって婚活がうまくいかないと感じているのなら、次のように行動してみてください。
まず会ってみよう
マッチングアプリや結婚相談所を利用している場合、お相手の写真写りが悪いだけだったり、そもそもいい写真を持っていないだけの場合もあります。
特に男性は、女性ほど”写真で盛る”テクニックがないことが多いので、実物以上に悪く見えているのかもしれません。
そのため、プロフィールの写真を見て、外見だけで切り捨ててしまったり、写真だけチェックしてプロフィールを見ないのはもったいないです。
実際に会って話してみないと、相手の人となりはわからないですから、「どうしても生理的に受け入れられない」という外見でないのなら、一度実際にお会いしてみることをおすすめします。
自分でプロデュースするつもりになってみよう
男性は女性ほど身なりに気を配っていない人が多いです。そのため、髪型・服装・スキンケアなどで一気に清潔感が増し、見た目が良くなることもあります。
「素材は悪くないけれど、ちょっと冴えない人だな…」と感じる相手がいたなら、それはチャンスかもしれません。
あなたの趣味を押し付けるのはよくないですが、一緒に洋服を買いにいったり、スキンケアの方法を学んだりすることで外見が変わっていく可能性があります。
3:内面高望みタイプ
一緒に暮らしていく相手なら、性格の相性のいい相手を選びたいですよね。
ですが、「自分の気持ちをわかってくれる人がいい」「会話が面白い人がいい」「エスコートしてくれる人がいい」「連絡がまめで気配りができる人がいい」……などなど、理想を挙げだすとキリがないものです。
もしあなたが「自分がしてもらって当然」「自分に与えてくれる人がいい」という考えだけを持っているのなら、自分が相手から何かを常に受け取ることばかりを望んでいるという意味で、高望みだと言えるでしょう。
あなたが相手に望む代わりに、あなたも与えることができなければいけません。
「言わなくても察して欲しい」は禁物
お相手に対して、「どうして気が利かないんだろう」「どうして私の気持ちがわかってくれないんだろう」と悩んだ経験は誰しもあるのではないでしょうか。
ですが、「言わなくても察して欲しい」は禁物です。
相手に求める前に、自分がして欲しいこと、わかって欲しいことを、適切な言葉を選んで相手に伝えるコミュニケーション能力が必要ではないでしょうか。
また、男性がエスコートができなかったり、デートプランが立てられなかったりすることは、女性の扱いに慣れていないだけの場合もあります。
そういう場合も、自分がして欲しいことを伝えたり、一緒にプランを立てたりすることで二人の仲を深めることができます。
最初から完璧を求めない
誰しも、最初から完璧に振舞える人はいません。多少目に付くところや不完全な部分があるのが当たり前です。
大切なのは、直して欲しいところを指摘した時に、相手がどのような態度をとるのかをみることです。
もし指摘に対して逆ギレしたり、明らかに不機嫌になるようなタイプであれば、円満な結婚生活を送ることは難しいですよね。
でも、素直に受け入れて改善しようとしてくれる人なら、時間をかけていけば理想の夫婦関係を築いていけるかもしれません。
そういった素直さや謙虚さを持った相手なのかを見抜くことの方が大切ではないでしょうか。
最初から完璧な相手を求めるのではなくて、お互いに切磋琢磨していくことができそうな相手かを見極めていきましょう。
4:ときめき高望みタイプ
「いい人だけど異性として見れない」「ドキドキする相手じゃないといやだ」という、恋愛結婚に憧れてときめきを重視したいタイプの女性も、結婚においては高望みと言えるかもしれません。
というのも、燃えるような恋心は2年も経てば消えると言われています。
大切なのは、恋心が消えた後にも愛情を深め、穏やかで安らげる生活を二人で送っていくことです。
そのため、今後何十年も生活を共にすることを考えるとドキドキすることよりも、心から安らげるような関係の方が必要ではないでしょうか。
結婚すれば家族になるのだから、毎日ドキドキもしていられませんよね。
ましてや、子育てなどが始まればいつまでも恋人同士のような関係ではいられません。
「彼氏として向いている人=ときめく人」と「夫として向いている人=安心でき、頼れる人」は別なので、ときめきをくれる人が必ずしも結婚相手としてふさわしいとは限りません。
ドキドキしないけれど心地よく過ごせる関係、安心できるような関係のよさにも目を向けてみてください。
5:漠然タイプ
漠然タイプとは、自分が相手に求めるものがはっきりせず、なんとなくで条件を高く設定してしまう人のこと。
このタイプの方は、「親に紹介できる人」「友達に自慢できるような人」など他人の評価を基準にしているのかもしれません。
または、どんな人が自分に合うのかわからずに、漠然と「いい人がいたら結婚したい」とだけ思っているけれど、誰をみてもピンとこずに、「誰にもいいと思えない自分は高望みなのだろうか?」と迷っているかたもいるでしょう。
その場合は、まず自分はどんな人と一緒にいたら幸せかを考えてみてください。
どんな些細なことでもいいので、リストアップしてみましょう。例えば、次のようなことでも構いません。
- 悩みや愚痴を聞いてくれる人
- 趣味を一緒に楽しめる人
- 仕事を頑張っている人
こうして見える形にリストアップすることで、漠然とした「いい人」が実体を持ちはじめます。
そうして自分の価値観を明確にすることができれば、他人の価値観に振り回されることもなくなるでしょう。
高望みを脱する方法
「自分は高望みしているのかもしれない」と感じたのなら、ぜひ次のような2つの考え方を参考にしてみてください。
- 「すぐに判断しない」「100%を求めない」が成功のコツ
- 譲れない条件と、その根拠を見直そう
「すぐに判断しない」「100%を求めない」が成功のコツ
「自分は理想が高いのだろうか?」と悩む人は、相手に対して求める基準が高かったり、何か一つでも気になるところがあると拒絶してしまい、相手と関係を深めていくことができないことが多いです。
相手に完璧を求めていると、「0か100か」という判断になってしまい、少しでもマイナスがあると相手に興味を無くしてしまいます。
ですが、実際には「1〜99」のゾーンに当てはまる人の方が圧倒的に多いのです。
すぐに相手を拒絶せずに、まずはいいところを探してみる、相手を知る努力をしてみることも大切です。
また、すぐに好き嫌いで判断せずに、まずは一緒に過ごしてみて楽しく過ごせるか、仮にときめきがなくても居心地が良いかを重要視してみてください。
譲れない条件と、その根拠を見直そう
理想が高い人は、漠然と条件を決めてしまい、それに縛られてしまっていることがあります。
例えば「学歴は早慶以上がいい」「正社員じゃなきゃいやだ」などの理想を持っていたとしても、どうしてその条件が必須なのかを言葉できちんと説明できるでしょうか?
世の中には、大卒でなくても、正社員でなくても立派に働いて収入を得ている人はたくさんいます。そう考えると、その条件自体には全く意味はないとも言えるのです。
漠然と条件を決めてしまうのではなく、「これだけは絶対に譲れない」という条件を1〜3つほど決めて、その譲れない理由についても明確な根拠を持ちましょう。
例えば次のようなイメージです。
- 喫煙しない人がいい→タバコの匂いが苦手だから
- 家事ができる人がいい→共働き希望なので、家事は分担したい
- 年収400万円以上がいい→子供を育てることを考えると、自分と同等かそれ以上の年収が必要
単に条件を下げたり妥協しろというのではなく、「その条件は果たして本当に必要だろうか?明確な理由はあるのか?
結婚して生活していく上で必須か?」と自分を問いただし、見つめ直してみることが大切です。
そうすることで、いままで自分が囚われていた決めつけから抜け出し、広い視野を獲得できるかもしれません。
高望みのタイプと解決策のまとめ
高望みだと言われてしまう人は、自分が相手に求める条件に囚われすぎてしまい、相手の本質をみていない状態にあります。
そもそも条件にあうからといって、必ずしも相手を好きになれるとも限りません。またその逆に、全く条件に合わないのに好きになってしまうということもよくある話です。
自分がどんなことに囚われてしまっているのかをもう一度見つめ直し、その解決策を探っていきましょう。
最後に、この記事で紹介してきた高望みのタイプと、それを脱するための解決策をまとめます。
<条件高望みタイプ>
- 自分の持つ条件が現実的なものか、必須のものかを客観的に判断しよう
- マッチングアプリで条件に当てはまる人が何人いるか知ろう
- 自分が相手に与えられるものは何かを考えてみよう
<外見高望みタイプ>
- 写真などでわかる外見だけで判断せずに、まず会ってみよう
- 自分で相手をプロデュースするつもりになってみよう
<内面高望みタイプ>
- 「言わなくても察して欲しい」は禁止し、自分の要望を適切に伝えよう
- 最初から相手に完璧を求めずに、お互い切磋琢磨できる関係を目指そう
<ときめき高望みタイプ>
- ドキドキ以外の感情も大切にしよう
- 安らげる人、頼れる人にも目を向けよう
<漠然タイプ>
- 他人の価値観に振り回されるのをやめよう
- どんな人と一緒にいたら幸せかを具体的に考えてみよう
結婚相手に理想を持つのは当たり前のことです。ですが、相手に求めるだけではなく、自分は相手に何を与えることができるのか、相手にとってどんな存在になりたいのかを考えて、日々自分を磨いていくことも大切です。
自分が変われば、今まで「高望み」だと思われていた相手も自分と釣り合う存在になるかもしれません。
また、世間一般で言われている「いい結婚」「理想の男性」のようなイメージに固執せずに、結婚後の現実的な生活を見据えて、本当に自分が相手に求めるものは何かを具体的に考えてみることも大切です。
そうすると、高望みではなく現実的にあなたに合っている相手というのがわかってきます。
「自分は高望みしているのかな?」と思ったのなら、一度自分を振り返ってみるチャンスです。
納得いくまで結婚に求めるもの、相手に求めるもの、自分が与えるものについて考えてみることで、新たな発見があるかもしれません。