結婚相談所の交際期間「仮交際」「真剣交際」とは? 平均期間は3ヶ月〜半年!
結婚相談所の交際期間には「仮交際」と「真剣交際」の2つの期間があります。
それぞれの交際期間の平均はどちらも3ヶ月ほどなので、合わせると結婚相談所における交際期間の平均値は6ヶ月となります。ただし、1年~1年半かかる方もいるので、平均交際期間を意識しすぎずに自分のペースでお付き合いすることが大切です。
この記事では、仮交際や真剣交際の詳しい説明や、交際を進める上で知っておきたいポイントを解説します。結婚相談所の交際について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
結婚相談所の交際期間とは
結婚相談所でいう交際期間とは、結婚相談所に入会してから成婚するまでの期間ではなくお相手に会ってからプロポーズまでの期間のことをいいます。成婚の定義は結婚相談所によって異なりますが、お互いに結婚の意思が固まった段階で成婚退会することが多いです。
結婚相談所でいう交際期間には2種類あります。ひとつはお相手を一人に絞るための『仮交際期間』、もうひとつは結婚を前提としてお付き合いをする『真剣交際期間』です。
▼結婚相談所の流れは以下の通りです。
- 結婚相談所に登録
- お見合い
- 仮交際
- 真剣交際
- 成婚(プロポーズ)
まずは、仮交際や真剣交際について詳しく解説していきます。
「仮交際」と「真剣交際」とは
「仮交際」とは、お見合い後にまた会っても良いと思った人とデートを重ねていく期間をいいます。結婚を前提にお付き合いする人を見極める期間なので、複数人と並行してデートが可能です。
「真剣交際」は、仮交際でデートをしてきた人の中から一人に絞って交際する期間です。結婚を前提に真剣にお付き合いする期間となるため、真剣交際に入ると他の方とのデートやお見合いはできなくなります。この期間に、お互いの結婚観や仕事観、生活スタイルが合うかなどを確認しながら、結婚生活を見据えて将来のイメージを話し合っていきます。
真剣交際に進んでも、お互いに分かり合えなかったり価値観のすり合わせがうまくできかったりすることがあれば、交際を解消することができます。「真剣交際に進んだら結婚するか結婚相談所を退会するかの二択!?」ということはありませんので安心してください。交際を解消した後は、またお見合いのお相手探しから始めることになります。
仮交際に進むまでお見合いは平均5〜8回ほど
仮交際に進むお相手を探すために、まずは何人かとお見合いを重ねていきます。お見合いとは、ホテルのラウンジやカフェで、二人でお茶をしながら1時間程度お話しをすることをいいます。
結婚相談所で活動している人のお見合い回数は、少ない人で2~3回、多い人で10~20回ほどです。
真剣交際に至るまでは複数の人と仮交際やお見合いをしてよいので、多くの人とお見合いしつつ、もっと話したいと思う人と仮交際に進んでいる方が多いです。
真剣交際まで進んで成婚する割合は8割
真剣交際から成婚する割合は約8割といわれています。残り2割の方は、金銭感覚の違いや結婚後の考え方の違いなどの理由から、成婚まで至っていません。
真剣交際まで進むことができればほぼ成婚まで進みますが、お相手と考え方や価値観が合うか、合わない場合は自分が許容できる範囲かどうかを、焦らず冷静に見極めていきましょう。
平均的な交際期間は「半年〜1年」
結婚相談所の交際には「仮交際」と「真剣交際」の期間があります。仮交際と真剣交際の期間は結婚相談所によって目安が決まっています。
期間 | 説明 | |
---|---|---|
仮交際 | 1~6ヶ月 | 複数の人とデートを重ねて、お互いの価値観などを知って真剣交際に進む人を探す期間 |
真剣交際 | 1~3ヶ月 | 1対1で結婚を前提としたお付き合いをする期間 |
【結婚相談所の交際期間(仮交際と真剣交際合わせた期間)】
- 平均6ヶ月
- 早くて3ヶ月
- 長くて1年
一般的な恋愛結婚の平均交際期間は4年というデータがあります。
結婚した夫婦は交際何年で結婚するのだろうか?出生動向基本調査には、結婚した夫婦の「出会った年齢」と「結婚した年齢」のデータがある。そこから夫婦の平均交際期間が割り出せる。
恋愛結婚の場合は2015年時点で平均4.6年。
引用元:Yahooニュース「世の中の夫婦は交際何年で結婚しているか?平均値ではなく中央値で見る結婚決断の分岐点」
つまり、結婚相談所は恋愛結婚に比べて圧倒的に早いスピードで結婚できるということですね。
【重要】平均的な交際期間を重視するよりも大切なこと
平均的な交際期間は6ヶ月~1年ほどですが、平均的な交際期間を過ぎていても全く問題ありません。
平均的な交際期間よりも、お互いが本音を話しながら仲を深められているか、結婚後のイメージがついているかが重要です。早く結婚したいと思い焦っても、2人の間に温度差が生まれて関係性がうまくいかくなる可能性もあります。
大切なのは「とにかく結婚すること」ではなく「あなたと合う人と結婚すること」ですよね。
焦っているとお相手に対する違和感に気付かないふりをしてしまいます。成婚後に後悔しないためにも、交際期間の平均値は気にせずに、お互い納得できるまで交際しましょう。
仮交際に進むポイントは「お見合い」にあり
仮交際までの流れが分かったところで、次は結婚相談所に登録してから「お見合い~仮交際」に進むまでのポイントをお伝えします。
仮交際に進むため重要なのがお見合いです。
結婚相談所の登録からお見合いま進むまでのポイントをおさえた上で、お見合いから仮交際に進むポイントを見ていきましょう。
また会いたいと思ってもらえるお見合い時間にすること
お見合いを成立させるために重要なのがプロフィールの写真と文章です。お見合いする人を選ぶ判断基準がこの2つが主になるため、写真と文章は手を抜かずあなたの魅力が最大限伝わるように工夫しましょう。自分ひとりでは自信がない方は、担当のコンシェルジュに相談するのもいいですね。
お見合いが無事成立したら、そのお見合いでお相手に「楽しかった」「また会いたい」と思ってもらうことが大切です。お相手に好印象を与えることで、次のステップである仮交際に進めます。
- 清潔感のある服装、髪型を心がける
- お相手のプロフィールをよく読み、どんな会話をするか考えておく
- 笑顔で会話を楽しむ
- 1時間程度で終わらせる
お見合いはあなたの第一印象を決める非常に重要な場です。男女ともに清潔感のある服装や髪型を心がけましょう。男性ならスーツ、女性ならワンピースなどがおすすめです。服装だけでなく、髪型や身だしなみのチェック(鼻毛、服のシワなど)も気を付けましょう。
「また会いたい」と思ってもらうためには、あなた自身がお相手との時間を楽しむことが大切です。そして、笑顔は「あなたと過ごす時間は楽しい」という最大のアピール。
しかし、初対面の方とのお見合いはお互いに緊張して疲れるもの。1時間程度で終わらせることで、「もっと話したかった」と思われる可能性も高いです。仮交際に繋げるためにも、お見合いは短時間で終わらせましょう。
もちろん自分もお見合いを通じてまた会いたいかを考えるべき
お相手から仮交際を申し込んでもうらうことも大切ですが、仮交際はお互いにOKを出して成り立ちます。つまり、あなたが会いたいと思ったお相手からOKをもらう必要があります。
お見合いで数時間会っただけで、その人のすべてを判断できる人は少ないです。
「この人は絶対に無理、もう会いたくない」と思うのであれば断っていいでしょう。しかし、「もう一度会ってみてもいいかな?」くらいの温度感であれば、とりあえず仮交際に進んでみるのがおすすめです。仮交際はいつでも終了できるので、深く考えずに進んでみましょう。仮交際の中で、お見合い時間では分からなかったお相手の素敵な部分を発見できるかもしれませんよ。
仮交際から真剣交際まで|進め方・進めるためのポイント
仮交際期間はの平均値は1~3ヶ月程度で、その期間で真剣交際に進むか考える必要があります。
複数人で迷ってしまい真剣交際になかなか進めないという悩みを抱える方は非常に多いです。これは、会う期間が少なかったり、お相手のことを十分に理解できなかったりすることが原因で起こりやすい悩みです。
ここでは、3ヶ月という短期間でお互いのことをよく知るために、意識したいポイントを紹介します。
お見合いから1週間以内に次のデートの予定を決める
お見合いが終了し仮交際が決まったら、なるべくすぐにお相手と連絡を取りましょう。結婚相談所によってはファーストコールと呼ばれ、男性側から電話をかけることもあります。
ファーストコールでは、お相手のどういうところが良くて交際希望を出したのかを改めて伝えると好印象です。恥ずかしがらずに「交際が成立して嬉しいです」と気持ちを言葉にして伝えましょう。
もうひとつファーストコールで大切なのが、次に会う約束を1週間以内に決めることです。ファーストコールがなくても、1週間以内に会えるようお互いに日程調整しましょう。
なぜ一週間以内に会う必要があるかというと、2週間以上間が空いてしまうとお互いに気持ちが覚めてしまう可能性が高いからです。短時間でもいいので、とにかく会うことが大切。
ただし、日程が合わないのに無理やり「会おう」と誘うのは逆効果です。仕事の都合などでどうしても日程が合わない場合は、なるべく早めに会えるよう意識しましょう。
初デートまで日にちが空いてしまうときは、メールや電話など連絡をなるべくこまめに取るようにすることで、お互いの気持ちが冷めにくくなりますよ。
デートの頻度は週1回、まずは4回会ってみて判断をしよう
仮交際では「真剣交際に進むかどうかを決める」という目的があるので、1回1回のデートは非常に重要。週1回のデートを4回してみて判断するのがおすすめです。
【4回のデートで確認したいポイント】
- 1回目:ほとんどの人は緊張して、素の状態で交流するのが難しいです。会話をしながらお互いのことを少しずつ知っていきましょう。
- 2回目~3回目:価値観を確認し、一緒にいる居心地の良さを見ていきましょう。
- 4回目:できれば1日長時間のデートをしてみて、長時間一緒にいることができるかを確認しましょう。
4回会ってみて「また会いたい」「もっと一緒にいたい」と思えるかどうか考えてみましょう。もしまた会いたいと思えるのであれば、5回、6回と会っていき、好きだと思えれば真剣交際に進みたいと伝えます。
会う頻度は週1回が理想ですが、連絡頻度もまめにするのがおすすめです。相性の悪い相手とまめに連絡を取るのはなかなか辛いもの。つまり、自然とまめに連絡が取れるということは、相性がよく長続きしやすいといえます。
初回デートはお互いについて知るための時間
仮交際成立後の1回目のデートでは、お互いについて知るために会話を中心のデートをしましょう。
話題としては以下の内容を話すといいでしょう。
- 家族の話
- 好きなもの・嫌いなもの
- 仕事の話
- ライフスタイル
- 結婚観
普通のデートだと少し重い話になりがちですが、結婚相談所での交際期間は結婚相手としての見極め期間です。お互いの時間をムダにしないためにも、早い段階から本音で深い話ができる関係性を目指せるといいでしょう。
価値観や相性は以下の基準が近い、同じだと思える人だと、結婚しても違和感なく過ごしやすいです。
- 考え方:異性との距離感、家事分担や出来具合の考え方など
- 価値観:清潔感や衛生意識、食に関する価値観、子どもは欲しいかなど
- 金銭感覚:何にお金をかけるのか、貯金や節約の考え方、金額の高い・安いの感覚など
- 趣味や好きなこと:自分が許容できるものか、お金のかけ方や休日をどれだけ趣味に費やすかなど
全てが一致するのは難しいので、違いは許容できるか、不快に感じないかが大切です。
ゆっくり話せるレストランやカフェで1~2時間ランチをした後、散歩やウィンドウショッピングをしながら会話してお互いのことを理解していきましょう。
2〜3回目のデートはデートスポットで一緒に遊ぼう
2~3回目のデートからは、少し足を伸ばして映画館や水族館、遊園地などのデートスポットを楽しんでみましょう。または、夜にディナーを楽しむなどの半日デートがおすすめです。ただし、お互いに時間を合わせるのが難しければ短時間のデートでもOK。大切なのは定期的に会うことです。
2回目以降のデートでは、結婚を意識した会話も織り交ぜるといいですね。結婚後の生活のイメージについて話してみたり、結婚相手に望むことなど聞いてみたりするといいでしょう。
過去の恋愛話について話してみるのもおすすめ。たとえば、破局の原因となったことを知ることでお互いに恋愛で大切にしていることが理解できます。ただし、昔の恋人の愚痴や悪口になってしまわないように注意しましょうね。
結婚を焦るあまりに、お相手に良く思われようとつい無理をしてしてしまう人もいるでしょう。しかし、結婚相手はこの先10年、20年と長い間一緒に生活をする人です。できるだけありのままの自分で接して、そのままのあなたを好きになってくれる人を探したいですね。
もしも、ありのままの自分で接していて毎回交際終了になるのであれば、自分自身を見直す努力が必要かもしれません。
4回目は1日一緒に過ごし、軽いスキンシップもしてみよう
4回目のデートでは、できれば1日プチ旅行に行ったりテーマパークに行ったりと、少し長めに過ごしてみましょう。「2~3時間なら楽しいけど、朝から晩まで一緒だと疲れてしまった…」ということがないかを確認するのは大切です。自分やお相手が疲れてきたときにどう振舞うかもチェックしておきたいですね。
また、仮交際での過度なスキンシップはNGですが、友達同士でもするような挨拶程度のものならOK。手を繋いでみたり少し近づいてみたりしてみて、ドキドキするか、嫌じゃないかなども判断材料のひとつになります。
3〜4回目以降のデートで確認したい項目
3~4回目のデートでは、ただ楽しいデートをするだけでなく結婚する上で確認したいことも聞き出しておきましょう。
以下の質問は、仮交際中の3~4回目のデートで聞くのがおすすめです。
- 仕事や働き方:どんな働き方をしているか、転職や資格取得の予定、何歳まで働きたいか
- 子供の希望:子供は欲しいか、欲しいなら何人欲しいか、何歳までに欲しいか
- 住まい:どの地域に住みたいか、賃貸or持ち家、一戸建てorマンション
- 家族、親戚との関係:親との関係性、同居の可能性、親戚付き合いをどの程度する必要があるか
- 結婚後の生活イメージ
かなり突っ込んだ内容ですが、どれも結婚する上で重要なポイントです。
3~4回目のデートならお互いに真剣交際に進むかどうか判断に迷っている段階なので、これらを聞いたからといってマイナスポイントにはなりません。むしろ、それだけ結婚対して真剣なんだなと思ってもらえるはずです。
悩むことがあれば結婚相談所のカウンセラー相談
仮交際中はもちろん、結婚相談所の活動の中で悩むことがあれば、積極的にカウンセラーに相談しましょう。結婚相談所のカウンセラーは客観的に意見をくれる貴重な存在です。なるべくマメに連絡を取り、現在の婚活状況を知らせておきましょう。
具体的には、お相手と話した内容や似ている価値観があった、もしくはなかったという話題を話しましょう。カウンセラーにお相手のどういった点が合わないと感じたのかを伝えることで、次に紹介するお相手をより確実に選定してもらえます。
また、仮交際中に真剣交際に進みたいと思っても、焦って自分の判断で告白をするのはやめましょう。仮交際で良いと思う人がいたら、「真剣交際に進みたいと思っています」とまずはカウンセラーに相談します。そうするとカウンセラーがお相手の担当カウンセラーに話を通してくれて、お相手の好意の確認が取れます。この確認後にお相手に直接告白するのが、結婚相談所での一般的な流れです。
仮交際中に真剣交際に進みたいと思える人がいたら、まずはカウンセラーに相談するようにしましょう。
仮交際中のルール|仮交際の人数を聞くのはNG
結婚相談所の仮交際中にやりがちなNG行動が、「お相手に仮交際中の人数や詳細を聞くこと」です。自分以外に何人くらい会っているのか気になってつい聞きたくなってしまうかもしれませんが、聞かれて良い気持ちがする話題ではありません。
ライバルに勝ちたい気持ちがあるのであれば、お相手を褒めたり好意をストレートに伝えることでアピールしましょう。
仮交際の人数に制限はありませんが、3人くらいを目安にしましょう。お付き合いする人数が多すぎても、一人一人と向き合えなかったり継続的にデートできなかったりする可能性があります。いろんな人に目移りして1人に決められずに成婚できないという失敗を防ぐためにも、仮交際の人数が多くなりすぎないよう気を付けましょう。
平均交際期間を結婚相談所ごとに紹介|どのくらいの費用がかかるか
結婚相談所の交際期間の詳細が分かったところで、気になるのは実際にかかる費用ではないでしょうか。
ここでは大手結婚相談所の平均的な交際期間と、入会から平均交際期間で成婚した場合の料金を一覧にしました。
結婚 相談所 |
平均 交際 期間 |
料金 |
---|---|---|
ムスベル | 3ヶ月 | 平均交際期間の総額: 492,000円 内訳) 入会金:150,000円 月会費:14,000円 成婚料:300,000円 |
サンマリエ | 3ヶ月 | 平均交際期間の総額: 459,800円 内訳) 入会金:187,000円 月会費:17,600円 成婚料:220,000円 |
ツヴァイ | 4ヶ月 | 平均交際期間の総額: 405,900円 内訳) 入会金:115,500円 月会費:17,600円 成婚料:220,000円 |
パートナー エージェント |
6ヶ月 | 平均交際期間の総額: 304,700円 内訳) 入会金:137,500円 月会費:18,700円 成婚料:55,000円 |
ゼクシィ 縁結び エージェント |
3ヶ月 | 平均交際期間の総額: 85,800円 内訳) 入会金:33,000円 月会費:17,600円 成婚料:0円 |
オーネット | 9ヶ月 | 平均交際期間の総額: 284,900円 内訳) 入会金:116,600円 月会費:18,700円 成婚料:0円 |
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