石川県輪島市での暮らしはどう?移住のための仕事・住居・支援情報|縁結び大学

この記事では、地方移住を検討している方に向けて、石川県輪島市の暮らしの情報や魅力についてご紹介します。

輪島市は能登半島の北西に位置する自然豊かなまちです。「輪島朝市」や「白米千枚田」といった観光スポットが点在し、毎年多くの観光客が訪れます。東京から能登空港まで約1時間と、比較的アクセスが良いところも魅力です。

また輪島市は、子育て世帯に向け、医療費の無償化や学習センターの運営などに取り組んでいます。自然豊かな環境でのびのびと子どもを育てたい方に、輪島市はぴったりですよ。

今回は、輪島市役所建設部まちづくり推進課移住定住支援室の浅野さんからも話を伺い、輪島市の魅力や生活情報について解説していきます。

輪島市役所の浅野さんのプロフィール

輪島市での暮らしの特徴とは?3つの特徴を解説

輪島市の暮らしの特徴

輪島市は奥能登に位置し、漁業や農業、林業などが盛んな土地です。日本を代表する漆器「輪島塗」でも知られており、伝統が残るまちとして親しまれています。

そんな輪島市への移住に向いている方は以下のとおりです。

  • 自然に囲まれて暮らしたい方
  • 伝統工芸品の職人になりたい方
  • 子育てをこれから始める、もしくは子育て中の方
  • 教育環境が整っているまちに住みたい方

それでは、輪島市について詳しくご紹介していきます。

特徴1:里山里海が魅力!「輪島塗」発祥の地でもある

太陽に照らされる白米千枚田
▲奥能登を代表する絶景「白米千枚田」

輪島市は歴史と伝統に触れることができるまちです。

北前船の拠点としてさまざまな文化が誕生し、中世には曹洞宗の本山「總持寺」も開かれました。

また、能登を取り囲む雄大な海と棚田をはじめとした豊かな自然も魅力のひとつです。日本の原風景とも言える美しいロケーションは、国内外でも高く評価されており、平成23年には世界農業遺産(※)にも登録されました。
※参考:世界農業遺産「能登の里山里海」

自然が豊かということは、獲れる食材も豊富ということです。輪島市では、港でさまざまな魚介類が水揚げされます。食にこだわりがある方や子どもに食育を学ばせたい方、里山里海に抱かれながらのんびり暮らしたい方に輪島市はおすすめですよ。

また、輪島市の代表的な伝統工芸品に「輪島塗」があります。輪島塗は、江戸中期以降に盛んに作られるようになった漆器のひとつです。完成するまでに100以上の工程を手作業で行う必要があり、工程ごとに職人が分業するスタイルをとっています。

輪島塗の職人の作業風景
▲職人の手によって丁寧に仕上げられる輪島塗の器。輪島塗は国の重要無形文化財にも指定されている

輪島塗は丈夫で美しい、一生ものの漆器です。そんな伝統工芸品の製作に関われたら素敵ですよね。輪島市では輪島塗の工房や技術伝承者の養成機関があり、移住後に輪島塗の職人・作家になる道も開かれています

伝統工芸品に関心がある方にとっても輪島市は魅力的なまちだと言えるでしょう。

特徴2:子育て世帯へ向けたサポートが充実

子育て世帯にとって、移住先が子育てしやすい環境かどうかは気になるポイントですよね。

輪島市は、子育て世帯向けに以下のような支援を用意しています。

支援名 内容
医療費の無償化 輪島市に住民票のある18歳以下のお子さんが対象
※保護者の住民票が輪島市にある方に限られる
第3子の保育料無料 同一世帯で満18歳以下(高校卒業まで)の児童を3人以上養育している世帯の3人目以降の保育料無料
子宝支援助成 子どもを産むことを望むご夫婦に、不妊治療等に係る検査費や診療費の一部を助成
不妊・不育症治療制度 保険適用分:対象経費の5割(上限5万円/年)
保険適用外分:対象経費の7割(一般不妊治療の上限70万円/年、不育症治療の上限30万円/年)
特定不妊治療助成 保険適用分:対象経費の5割(上限5万円/年)
保険適用外分:対象経費の7割(一般不妊治療の上限70万円/年、育症治療の上限30万円/年)
出産育児一時金支援 第1子:45万円、第2子:50万円、第3子以降:55万円
チャイルドシート購入費助成 1/2、上限1万円

※その他に、出産記念品贈呈、妊産婦検診助成、病後児保育なども有

上記以外にも、中学生を対象とした給食費無償化の取り組みもあります。給食費無償化に関しては、2023年1月現在段階的に進めている状況で、いずれは小学生まで広げる予定だそうです。

また、輪島市では教育面にも力を入れています。

2022年5月から、民間の塾が少ないことを受けて高校生対象の学習センターをスタートさせました。月額3,000円から5,000円で授業が受けられるため、利用すれば教育費の負担も減らすことができるでしょう。

公立学校についてもデジタル化を進めており、子どもたちが快適に勉強できる環境を整えている点も嬉しいポイントです。

子育てという意味では、輪島市にある豊かな自然も子どもたちの成長をサポートしてくれます。都会ではなかなか味わえない開放感や自然の恵みは、子どもたちの感性を伸ばしてくれると思いますよ。

橙色に染まる白米千枚田
▲能登らしい里山里海の景色

また、市内には緑豊かな公園はもちろん、子ども向けの大型遊具がある「マリンタウンこどもの広場」など子どもを遊ばせることができるスポットがあります。

>>マリンタウンこどもの広場

このように、子どもをのびのびと育てたい方にとっても輪島市はおすすめです。

特徴3:羽田空港から約1時間!アクセスの良さも魅力

羽田空港から能登空港まで約1時間というアクセスの良さも魅力のひとつです。市街地から能登空港までは車で30分ほどなので、2拠点を行き来しながら生活することもできますよ。

各都市からのアクセス方法については以下のとおりです。

都市名 アクセス方法
東京から 〇飛行機
■能登空港利用
羽田=(ANA)=能登空港(約1時間)
能登空港=(ふるさとタクシー)=輪島(約30分)
■小松空港利用
羽田=(ANA)または(JAL)=小松空港(約1時間)
小松空港=(空港特急バス)=金沢(約40分~1時間)
金沢=(北陸鉄道バス)=輪島(約2時間)

〇新幹線または高速バス
■北陸新幹線利用
東京=(北陸新幹線)=金沢(約2時間30分)
金沢=(北陸鉄道バス)=輪島(約2時間)
■東京駅から
東京駅=(西日本JRバス)=金沢(約8時間20分(夜行のみ))
金沢=(北鉄鉄道バス)=輪島(約2時間)
※池袋・新宿からも上記と同様
■関越自動車道利用
上越JCT=(北陸自動車道)=金沢森本IC=(月浦白尾IC連絡道路)=白尾IC=のと里山海道=能登空港IC=(一般道路)=輪島(約9時間)
■東名高速道利用
東京IC=(東名高速道路)=小牧IC=(名神自動車道路)=米原JCT(約8時間30分)
米原JCT=(北陸自動車道)=金沢森本IC=(月浦白尾IC連絡道路)=白尾IC=のと里山海道=能登空港IC=(一般道路)=輪島
横浜から 〇高速バス
■横浜
横浜=(相鉄バス)=金沢(約8時間20分(夜行のみ))
金沢=(北鉄鉄道バス)=輪島(約2時間)
大阪・京都から 〇JR
■和倉温泉乗換え
大阪・京都=(特急サンダーバード)=和倉温泉(約3時間半)
和倉温泉=のと鉄道=穴水駅=北鉄奥能登バス=輪島(約1時間半)
■金沢乗換え
大阪・京都=(特急サンダーバード)=金沢(約2時間半)
金沢=(北陸鉄道バス)=輪島(約2時間)

〇高速バス
■大阪から
大阪駅=(西日本JRバス)=金沢駅(約5時間(昼行・夜行))
金沢=(北陸鉄道バス)=輪島(約2時間)
■京都から
京都駅=(西日本JRバス)=金沢駅(約4時間20分(昼行のみ))
金沢=(北陸鉄道バス)=輪島(約2時間)
名古屋から 〇JR
■和倉温泉乗換え
名古屋=(特急しらさぎ)=和倉温泉(約4時間)
和倉温泉=のと鉄道=穴水駅=北鉄奥能登バス=輪島(約1時間半)
■金沢乗換え
名古屋=(特急しらさぎ)=金沢(約3時間)
金沢=(北陸鉄道バス)=輪島(約2時間)

〇高速バス
名古屋駅=(名鉄バス)=金沢駅(約4時間(昼行))
金沢=(北陸鉄道バス)=輪島(約2時間)

〇車
■北陸自動車道利用
小牧IC=(名神自動車道)=米原JCT=(北陸自動車道)=金沢森本IC(約5時間)
金沢森本IC=(月浦白尾IC連絡道路)=白尾IC=のと里山街道=能登空港IC=(一般道路 )=輪島
■東海北陸自動車道利用
一之宮JCT=(東海北陸自動車道)=小矢部砺波JCT=(北陸自動車道)=金沢森本IC(約5時間)
金沢森本IC=(月浦白尾IC連絡道路)=白尾IC=のと里山街道=能登空港IC=(一般道路 )=輪島
札幌から 〇飛行機
■小松空港利用
千歳=(ANA)=小松空港(約1時間40分)
小松空港=(空港特急バス)=金沢(約40分~1時間)
金沢=(北陸鉄道バス)=輪島(約2時間)
■フェリー利用
小樽港=(新日本海フェリー)=新潟港(約18時間)
新潟IC=(北陸自動車道)=金沢森本IC=(月浦白尾IC連絡道路)=白尾IC=(のと里山海道)=能登空港IC=(一般道路)=輪島(約5時間40分)
福岡から 〇飛行機
■小松空港利用
福岡空港=(ANA)=小松空港(約1時間20分)
小松空港=(空港特急バス)=金沢(約40分~1時間)
金沢=(北陸鉄道バス)=輪島(約2時間)

〇JR
■山陽新幹線利用
福岡=(のぞみ)=京都=(特急サンダーバード)=金沢(約6時間30分)
金沢=(北鉄鉄道バス)=輪島(約2時間)

〇車
■九州・山陽自動車道利用
福岡IC=(九州自動車道)=関門橋IC=山口JCT=(中国自動車道路)=神戸JCT(約13時間)
神戸JCT=(山陽自動車道)=吹田IC=(名神自動車道)=大山崎IC=(京滋バイパス)=瀬田東JCT
瀬田東JCT=(名神自動車道)=米原JCT=(北陸自動車道)=金沢森本IC=(月浦白尾IC連絡道路)=白尾IC=のと里山海道=能登空港IC=(一般道路)=輪島
金沢から 〇特急バス
金沢=(北陸鉄道特急バス)=輪島(約2時間)

能登空港を利用しない場合は、金沢経由で輪島市を訪れるのがスムーズです(金沢から輪島市へはバスで約2時間)

輪島市の暮らしに関する情報

輪島大祭の様子
▲輪島市はお祭りが多いことでも有名。8月には輪島市中心部の4地区で行われる夏祭り「輪島大祭」で賑わう

ここからは、輪島市での暮らしについて見ていきましょう。

気候 1月:平均気温3.3°C
8月:平均気温25.9°C
※参考:気象庁ホームページ
人口 人口:24,092人(男性:11,384人、女性:12,708人)
世帯:11,724世帯
(令和4年12月1日時点)
病院 病院:1か所
診療所:13か所
歯科診療所:12か所
学校 保育所:10所
認定こども園:2園
小学校:9校
中学校:3校
高等学校:3校
専門学校:1校
特別支援学校:1校
文化・芸術 【祭礼・イベント】
1月:能登のアマメハギ(重要無形民俗文化財、ユネスコの無形文化財)
2月:輪島あえの風冬まつり(冬の味覚の祭典)
4月:曳山祭
4月:日本陸上競技選手権大会50キロ競歩
6月:輪島市民まつり
7月:門前まつり(ごうらい祭り)
7月:剱地八幡神社大祭(おさよ祭り)
7月:二又川夏祭り
7月:浦上祭り
7月末:水無月祭り
7/31・8/1:名舟大祭(御陣乗太鼓)
8月:山王祭
8月お盆:三夜踊り
8月:黒島天領祭
8月:曽々木大祭
8月:輪島大祭
11月~2月:千枚田あぜのきらめき(千枚田のイルミネーションイベント)
11月:輪島かにまつり
12月:奥能登のあえのこと(ユネスコ無形文化遺産、重要無形民俗文化財)
上記の他、門前・三井・南志見・町野各地区ごとのイベントなど多数
見どころ(観光スポット) 【景勝地】
白米千枚田(国の名勝)、曽々木海岸(国の名勝、天然記念物)、琴ヶ浜海岸、鴨ヶ浦、西保海岸、桶滝、男女滝
【史跡・旧跡】
上時国家(本家上時国家、国の重要文化財及び名勝)、下時国家(加賀藩十村役、国の重要文化財及び名勝)、總持寺祖院(旧曹洞宗大本山)、南惣家(主屋、前蔵、馬屋が国の登録有形文化財)、天堂城跡(市の指定史跡)、阿岸本誓寺(アギシコギクザクラが県の天然記念物)、岩倉寺千体地蔵、猿山岬灯台、旧角海家住宅(国の重要文化財、黒島地区内の北前船豪商の邸宅)
【重要伝統的建造物群保存地区】
黒島地区(船主集落、2009年に選定)
【重要文化的景観】
大沢・上大沢の間垣景観集落(西保地区)
【百選】
千枚田(水の郷百選、日本の棚田百選)、古和秀水(名水百選)
【その他】
波の花(曽々木海岸、鴨ヶ浦海岸)、雪割草群生地(猿山岬)、輪島キリコ会館、石川県輪島漆芸美術館、黒島天領北前船資料館、永井豪記念館、禅の里交流館、南惣美術館、輪島ドラマ記念館、輪島温泉郷、ねぶた温泉(国内有数のアルカリ性泉)、門前じんのびの湯(ビューサンセット)
食べ物 【海産物】
加能ガニ、岩海苔、アワビ、サザエ
【料理・菓子】
いしる(魚醤)、すいぜん(もち米の粉と海藻を使った料理)、いしる貝焼き、塩辛、門前そば、サバ・イワシの糠漬
交通 【空港】
能登空港
【鉄道】
市内に鉄道路線なし
※JTB時刻表によると輪島駅前バス停(輪島と表記)が中心駅の扱い
最寄り駅は穴水駅
【高速道路】
一般国道自動車専用道路
能越自動車道:のと里山空港IC
【バス】
北鉄奥能登バス(北陸鉄道グループ)
のらんけバス(コミュニティバス)
【航路】
へぐら航路(輪島港-舳倉島)
近隣都市 石川県:珠洲市、羽咋郡(志賀町)、鳳珠郡(穴水町・能登町)

市内には生活必需品を購入するためのスーパー等はありますが、数はそれほど多くありません。移住するエリアにもよりますが、お買い物に関しては近隣の町に行くことも視野に入れておくと良いでしょう。

また、娯楽施設も少ないため、休日に家族で遊びに出かけたい場合は金沢まで行くのがおすすめです。

輪島市は漁業が盛んであり、天然ふぐやアワビ、カニなど新鮮な海の幸を市場で手に入れることができます。特に有名なのは、1000年以上の歴史がある「輪島朝市」です。

活気のある市場の雰囲気は、1日のスタートに訪れるのにもぴったりですよ。料理好きの方なら、色々なレシピに挑戦できるでしょう。

輪島朝市の様子
▲朝8時から始まる「輪島朝市」は日本三大朝市のひとつ

輪島ふぐ
▲輪島港で水揚げされる天然ふぐは「輪島ふぐ」と呼ばれる

輪島市には鉄道路線が通っていないので、移動には車がおすすめです。冬には雪が降るため、雪道道路に慣れていない場合は十分注意しましょう。

のらんけバス
▲マイカーがない場合はバスの利用もおすすめ。輪島市内には市内循環型のコミュニティバス(のらんけバス)も走っている

輪島市役所の浅野さん
浅野さん

移住された方が多く住んでいるエリアは三井(みい)地区です。この地区には、レストランや民宿を経営している元地域おこし協力隊(移住相談窓口の一員)の方もいますよ。

【仕事】一次産業に関する仕事が充実!医療・介護系求人も

大手求人情報サイトで求人を検索したところ、約900件がヒットしました。
※参考:求人情報の一例

浅野さんによると、人手不で医療・介護系の求人はあるそうです。そのほか、輪島市ならではの職種としては漁業、農林水産業があり、一次産業に関する仕事であれば、そこまで仕事探しに苦労することはないでしょう。

輪島港
▲能登半島の北部に位置する「輪島港」

仕事で市外へ行く人は少ないそうで、市外通勤の場合は能登内(志賀町、穴水町、能登町など)が多いようです。

働き方としては、テレワークも選択肢に入れると良いでしょう。輪島市内全域には光回線が通っているため、サテライトオフィスの開設なども手軽にできますよ。

また、輪島市では就労者に向けて以下のような支援制度を用意しています。

事業名 内容
起業・新規出店支援事業 市内金融機関から3年以上の融資を受けて、市内で「小売店、飲食店、宿泊施設、製造業」などのお店を新たに始める方が対象
1.店舗の開設費用を支援
上限額300万円(対象経費の1/2または金融機関からの借入額のいずれか少ない額)
2.借入金の利息を支援(開業から3年間)
上限額(1年間)20万円(起業・新規出店のための市内金融機関からの借入金利息の1/2)
遊休施設利用促進事業 空き店舗、空き家、空き地、土蔵等の遊休施設を活用し、新たに開業する方が対象
1.空き店舗等の整備費を支援(上限額30万円、対象経費の1/4)
2.店舗賃貸料または遊休施設購入費を支援(上限額30万円、対象経費の1/4)
3.広告宣伝費を支援(上限額5万円、対象経費の1/4)
※起業・新規出店支援事業、遊休施設利用促進事業の2つの支援は重複して受けることはできない
市内で事業を営む方の新商品の研究開発も支援 輪島の地域資源を活用し、産業発展につながる新商品の「研究開発費」、「販売促進費」、「生産拡大に必要な経費」を支援
1.新商品の研究開発費を支援(対象経費の1/2、上限200万円)
2.開発した新商品の販売促進費を支援(対象経費の1/3、上限100万円)
3.開発した新商品でお店を開くとき支援(対象経費の1/2、上限300万円)
※2、3は1の支援(補助金の選択)を受けられた方のみが利用できる

新規開業に関する助成制度が充実しているのは魅力的ですよね。「起業に興味があるけど資金調達に不安がある」という場合は利用しても良いでしょう。

【住まい】「輪島市空き家データベース」を活用しよう

輪島市には「輪島市空き家データベース」があり、一軒家を希望する場合はこちらのサービスを利用すると良いでしょう。

2023年1月現在で20件以上の物件が登録されており、中には500万円以下で購入できる物件や賃貸物件もありますよ。

登録データは随時更新されるため、興味がある場合はこまめにチェックしてみてください。

>>輪島市空き家データベース

輪島市では住宅に関する補助もあるため、こちらも合わせて確認しておくと良いでしょう。

支援名 内容
移住誘導支援 住宅の新築費用10/10(限度額100万円)居住誘導区域内に限る
※他の補助金等を受ける場合は、その額を新築費用から除く
空家活用補助(購入費用) 住宅の購入費用の1/2(限度額100万円)
※住宅以外の建物購入費、土地購入費、賃貸料、国・県・市の税金又は使用料等を除く
空家活用補助(改修費用) 住宅の改修費用の1/2(限度額100万円)
※住宅以外の部分の改修費、エアコンなどの設備購入費等を除く

また、輪島市は、移住者向け賃貸住宅「輪島市移住促進住宅」も用意しています。

UIターン者もしくは、輪島漆芸技術研修所研修生(※)かつ就業・就農等している(予定がある)方が対象です。

※参考:輪島漆芸技術研修所

輪島市移住促進住宅の外観
▲輪島市移住促進住宅の外観

輪島市移住促進住宅の内観
▲世帯ルーム・シェアルーム・体験ルーム・居住者用パブリックルーム(非賃貸)の4つのタイプがある

入居期間や家賃の詳細に関しては輪島市のホームページにまとめられているため、参考にしてみてください。

>>輪島市移住促進住宅の詳細はこちら

輪島市に移住した人の感想

輪島市の移住者の声

輪島市に移り住んだ方からはどのような声が寄せられているでしょうか。

  • 自然がとても豊か!子どもを遊ばせることができる場所が充実しているので、助かっています
  • 子どもの数が少ない分、先生が一人ひとりの勉強をしっかり見てくれる感じです
  • 海鮮物を安く購入できるのがありがたい
  • 住んでいる方の話し方がきつく感じることがあります。でも、慣れると皆さんとても感じが良いです。近所の方にも頼ることができるのは心強いですね

自然が豊かな点や海鮮物をはじめとした食べ物についての感想が多く見られました。また、教育や子育てに関しても快適さを感じている方が多いようです。

その一方で、集落の結びつきが強い土地柄ということもあり、移住直後はコミュニティに馴染むまで大変との声もありました。まずは自分から挨拶をしたり行事に参加したりと積極的に行動して、コミュニティに入っていくことが大切ですね。

輪島市役所の浅野さん
浅野さん

一度コミュニティに入ってしまえば皆さんとても親切ですよ。これからも地域おこし協力隊を採用して、移住者との橋渡しも行っていく予定です。

輪島市への移住前にできること

輪島市への移住を考えている方に向けて、具体的に起こせる行動をご案内します。

移住相談窓口を活用しよう!オンライン相談も可能

「輪島市に移住しよう!」と思い立ったら、移住相談窓口で行政手続きの詳細や暮らしについての情報を収集しましょう。

輪島市では、移住に関して以下の窓口を設けています。

窓口 連絡先・内容
電話相談 輪島市まちづくり推進課 移住定住支援室
TEL:0768-23-1156(平日9:00~17:00)
オンライン相談 Zoomを利用したオンライン相談も可能(平日日中に限る)
1.事前にメール(メール相談と同アドレス宛)で希望日時を伝える
2.窓口の方で日程調整
3.オンライン相談の実施
メール相談 常時受付※休日・夜間の場合は平日日中の返信

疑問点を残したまま移住を決めるのはリスキーです。まずは気軽に窓口で相談してみてくださいね。

輪島市への移住に関するお問い合わせ

担当課 輪島市まちづくり推進課 移住定住支援室
住所 〒928-8525
石川県輪島市二ツ屋町2字29番地
電話番号 0768-23-1156
対応時間 平日9:00~17:00
公式サイト https://wing.wajimanavi.jp/