【沖縄県浦添市への移住】住みやすさ抜群!美しい海やお祭りも満喫

この記事では、地方移住を検討している方に向けて「沖縄県浦添市(うらそえし)」をご紹介します。

浦添市は、交通網の充実したまちです。このため県内各地、特に那覇市や那覇空港へのアクセスが良く、通勤・通学にもレジャーや旅行にも便利です。

一方で、美しい海などの豊かな自然環境や、活気あふれる多彩な行事といった魅力も有しています。日々の生活を便利に、しかものびのびと心豊かに暮らしたいと考える方には、ピッタリと言えるかもしれません。

さらに育児支援体制のきめ細かさにも定評があり、子育て世帯の方からは特に注目を集めています。

そんな浦添市について、暮らしの特徴や仕事・住まいの状況など、移住を検討するために役立つ情報をたっぷりとお届けします。

本日お話を伺った方
浦添市のマスコットキャラクター「てだ子」

浦添市役所 企画部企画課

佐久川さん

★目次★

浦添市の暮らし、3つの特徴

浦添市の暮らしの特徴

浦添市は、次のような特徴のあるまちです。

ここからは、これらの特徴について、詳しく紹介していきます。

特徴1:高い交通利便性。那覇市への通勤・お出かけも快適

浦添市内の航空写真

浦添市は南北に2本の国道が走り、沖縄自動車道の西原インターチェンジが立地。さらに2019(元)年には、沖縄都市モノレール(ゆいレール)の延伸により3駅が開業しました。

このため、県内各地への交通利便性が高いことが大きな魅力です。

特に、隣接する県庁所在地・那覇市までは車で約10~20分。バスの本数も多く、モノレールも利用できます。

日々の通勤・通学に便利なのはもちろん、荷物の多い週末のレジャーには車で出かけ、お酒を飲む日は公共交通機関で移動するなど、シチュエーションにあわせた交通手段が選べますね。

浦添市のマスコットキャラクター「てだ子」
佐久川さん

浦添市内にもショッピングやグルメの楽しめるお店はありますが、那覇市へ出かける方も多くいらっしゃいます。交通が充実しているので、同じ生活圏というイメージですね。

また、沖縄の空の玄関口・那覇空港までは、車で約35分です。本州から移住する方にとっては、地元の家族やお友達と行き来がしやすいのも、ポイントの高いところではないでしょうか。

国際線ではアジア各国への便も就航しているので、海外旅行にも気軽に出かけられそうです。

特徴2:「暮らしやすさ」「豊かな自然」「多彩なイベント」がそろうまち

西洲海岸
▲「サンエー浦添西海岸パルコシティ」のすぐ近くにある「西洲海岸」。干潮時には遠浅となり、さまざまな海の生き物にも出会える

市域のコンパクトな浦添市では、市内のどこに住んでいても、公共施設や買い物施設、医療機関など都市機能が利用しやすいという特徴があります。

特に、スーパーなど買い物をする場所の数は多く、日々必要なものは身近な範囲でそろうでしょう。

2019年にオープンした大型商業施設「サンエー浦添西海岸パルコシティ」には、ファッションやインテリア、書店やスポーツ用品店などさまざまなジャンルのショップが出店。週末に家族みんなで楽しむのにもピッタリです。

このように生活利便性の高い浦添市ですが、そのほか、恵まれた自然環境や、地域で催される数々のイベントといった魅力も備えています。

市街地近くにある「カーミージー」は、貴重な、手つかずの自然海岸です。青く透き通った海には多彩な生き物が生息。絶景を眺めたり、ゆったりとお散歩をしたりと、心穏やかな時間を過ごすことができます。

また、年間を通して「てだこまつり」や、「東京ヤクルトスワローズキャンプ」「てだこウォーク」など数々のイベントが行われ、浦添市の活気あふれる一面を楽しむことができます。

例年10月に開催される「てだこまつり」は、沖縄県内でも有数のスケールを誇るお祭り。琉球の王朝時代を表現した壮大なショーを中心に、青年エイサー、打ち上げ花火など見どころは満載です。

てだこまつりのステージ会場に多くの人が集まっている

てだこまつりのパフォーマンスの様子

てだこまつりの獅子舞の演舞

スクロールで「てだこまつり」の様子をご覧いただけます→

また毎年2月にはプロ野球の球団である「東京ヤクルトスワローズ」が、浦添市で春季キャンプを行います。2024年で25回目をむかえ、キャンプ中は応燕(おうえん)シャトルバスの運行や「応燕メシ!」として、浦添市内にある参加飲食店舗を巡り、スタンプを集めると東京ヤクルトスワローズの限定グッズが手に入るイベントなどが開催され、周辺は東京ヤクルトスワローズ応援ムード一色となります。

東京ヤクルトスワローズの春季キャンプ中には、沖縄最大級のウォーキングイベント「てだこウォーク」も開催されます。毎年市内外から小さな子どもから大人まで多くの参加者が集まり、浦添市の名所などを歩きます。2024年の開催時には、ナイトウォークを含めた3km~20kmの6つのコース、サイドイベントとして、「歩婚(婚活ウォーキング)」も開催され大いに盛り上がりました。

さらに、市内の米軍基地「キャンプキンザー」では、秋に「キンザーフェスティバル」が開催されます。野外ライブやファンランド(遊園地)など、アメリカンな雰囲気がたっぷりと楽しめます。こんな国際色豊かなイベントも、浦添市ならではと言えるでしょう。

浦添市は、生活利便性、豊かな自然、多彩なイベントという、多面的な魅力を有するまちなのです。

特徴3:かゆいところに手が届く、きめ細やかな子育て支援

浦添大公園の遊具広場
▲浦添大公園の遊具広場では大型アスレチック、多目的広場ではおにごっこやボール遊びなど、子ども達がのびのびと遊んでいる

浦添市は、子育てのしやすさに定評のあるまち。支援や教育制度が整っていることはもちろん、子育て世帯の方が思わず「助かる!」と言いたくなるような、きめ細やかさが特徴的です。

ここでは、その支援制度と環境の一例をご紹介します。

子育て支援事業:0歳から一時預かり可能で安心

浦添市内には、地域子育て支援拠点事業「子育て支援センター」や、地域の認定こども園で実施する「子育て支援事業」など、子ども達と保護者が交流できる場が多く設けられています。

気分のリフレッシュをしたい時や急用の際に利用できる一時預かり事業もあり、中でも産後ケア施設「zeroplace(ゼロプレイス)」では、生後0ヶ月のお子様から預けることが可能です。

産後すぐの時期でも子どもを預けられる“受け皿”があるということは、慣れない移住先で子育てをする方にとって、心強い味方となるのではないでしょうか。

子どもの遊び場:公園は109ヶ所!自然と触れ合える

浦添市内には大小あわせて109ケ所もの公園があります。たくさんの選択肢からお出かけ先を選べるので、子どももパパママも、マンネリ化せず日々ワクワクと楽しめそうです。

また、浦添市では公園の自然環境を大切にしているため、子ども達は公園でのびのびと遊びながら、自然とふれ合う機会をたくさん得ることができます。

広大な敷地を有する「浦添大公園」は、市内だけでなく市外からも多くの方が訪れる人気ぶりです。園内には、大型のローラーすべり台やピクニック広場、牧港川沿いの散策路、浦添城跡や史跡を中心とした歴史学習ゾーンなどがあり、家族で1日ゆったりと過ごすのにもおすすめです。

学校での取り組み:タブレット教育推進!欠席届は保護者のLINEで

浦添市の小・中学校では、デジタルを活用し、子どもにも保護者にも便利な取り組みを行っています。

たとえば、欠席届は保護者のLINEから送ることができます。何かと忙しい朝の時間、電話やメールよりも手軽に連絡ができるのは嬉しいところですね。

また、学校によってはタブレットの持ち帰りが許可されているので、保護者は学校からのお知らせを直接見ることが可能です。

これらの取り組みのほか、2023(令和5)年度からは「おいしい給食推進事業」がスタートしました。この事業によって給食の予算に公費が上乗せされ、県産品を積極的に活用したメニューなど、いっそう“おいしい給食”が子ども達に届けられています。

浦添市の暮らしに関する情報

ここでは、移住を検討するうえで重要となる、浦添市の暮らしに関してのさまざまなデータをお届けします。

気候 1月:平均気温17.3°C
7月:平均気温29.1°C
(浦添市内に観測地点がないため、近隣の那覇地点を参照)
※参考:気象庁ホームページ
人口 人口:114,825人
世帯数:53,482世帯
(2024年3月時点)
病院 診療所:79、病院:7、歯科:58
学校 小学校:11、中学校:6、高校:6、特別支援学校:3、専修学校:4
名所・観光 浦添城跡、浦添ようどれ、浦添市美術館、港川ステイツサイドタウン
公共交通 ・沖縄都市モノレール(ゆいレール):てだこ浦西駅、浦添前田駅、経塚駅
・路線バス:琉球バス交通、沖縄バス、那覇バス、東陽バス、やんばる急行バス、カリー観光
大都市へのアクセス 那覇市へ:車で約10~20分
近隣都市 那覇市、宜野湾市、中頭郡西原町

浦添市は「古(いにしえ)」と「今」が交錯し、異国情緒までも漂う、独自の文化を有するまちです。

琉球王朝発祥の地である浦添市には、浦添城跡や、浦添ようどれ(琉球王の墓)など、歴史的なストーリーを構成する名所や文化財が数多く残っています。

また、かつて米軍人やその家族が暮らした港川ステイツサイドタウン(港川ステイツサイドタウンエリア)は、現在建物がリノベーションされ、おしゃれなカフェや雑貨店が並ぶエリアとなっています。

浦添市に移住をしたら、観光地としても人気の高いこれらのエリアをぶらりと歩くのも、楽しみのひとつとなるかもしれません。

【仕事】通勤30分圏内に求人多数

大手求人情報サイトで浦添市の正社員求人を検索すると、2024年4月時点で約1,100件がヒットしました。

次に、この検索範囲を通勤約30分(25km圏内)まで広げると、約11,000件と大幅に増加。那覇市が通勤圏内となることのメリットの大きさがうかがえます。

参考:正社員求人情報の一例(浦添市内)
参考:正社員求人情報の一例(浦添市から25km圏内)

なお、浦添市の平均世帯年収は以下の通り。沖縄県平均を上回っています。

浦添市 414万円
沖縄県 394万円
全国 503万円

参照:浦添市の暮らし情報

【住まい】ライフスタイルにあわせて選べる、さまざまな物件

大手住宅情報サイトで浦添市の賃貸物件を検索すると、2024年4月時点で約150件がヒットしました。家賃相場は大まかに次の通りです。

~1LDK ~6.5万円
2K~3LDK 5.5~15万円

ファミリーサイズの3LDK前後では、家賃に幅がある点が特徴的。

リーズナブルに暮らせるシンプルなお部屋から、オーシャンフロントやセキュリティー充実などラグジュアリー度の高いお部屋、駐車場付きの一戸建てなどさまざまな物件が見つかります。

お好みやライフスタイルに合わせ、ピッタリの住まいを探してみてはいかがでしょうか。

浦添市へ移住した人の体験談・感想

浦添市に移住した人の体験談

ここでは、実際に移住して浦添市に暮らしている方の体験談や感想をご紹介します。

  • 都会の利便性がある一方で、美しい海など自然環境にも恵まれ、暮らしやすさが抜群のまち。
  • 那覇市が生活圏内にあり、通勤や買い物に便利。しかも那覇市よりは家賃を抑えられるところが嬉しい。
  • 教育環境や文化施設も充実していて、大人も子どもも心豊かに暮らせている。
  • 地域の人達がとても優しく、知らない人でも気軽にあいさつなどをしてくれる。

交通面をはじめとする利便性の高さと住環境の良さが、移住の決め手になったという声が多く見つかりました。

また、地域の人達のフレンドリーで温かい雰囲気も浦添市の特徴と言えます。浦添市はさまざまな地域からの移住者を多く受け入れているため、誰に対しても寛容で親切な風土が根付いているのかもしれません。

浦添市への移住に関するお問い合わせ先

担当課 企画部 企画課
住所 沖縄県浦添市安波茶1-1-1
電話番号 098-876-1234
対応時間 8:30〜17:15(祝日・年末年始を除く)
公式サイト https://www.city.urasoe.lg.jp/home