【土浦市への移住】住み心地はどう?暮らしの特徴・仕事・支援情報
この記事では、地方移住を検討している方に向けて「茨城県土浦市」をご紹介します。
土浦市はJR常磐線沿線に位置し、東京まで約1時間という利便性の高さが魅力的です。
テレワークや2拠点生活に向いていることはもちろん、始発電車が多く座って乗車できるので、東京まで通勤という選択肢も生まれます。
一方で、ほんの少し郊外に足をのばせば、豊かな自然が広がっています。土浦市は、便利で都会的な生活と、ゆったりとした田舎時間の“両取り”が叶うまちなのです。
また、市内に求人が豊富にあることも、土浦市の特徴。移住先で仕事を見つけて職住近接の暮らしをしたい方にもおすすめと言える環境です。
ここではそんな土浦市について、暮らしの特徴や先輩移住者の体験談など、移住を検討するために役立つ情報をたっぷりとお届けします。
土浦市の暮らし、3つの特徴
地方移住を検討している方の中でも、特に次のような方には土浦市がおすすめです。
- テレワークもしくは東京との2拠点生活を検討している
- 東京まで通勤の可能な範囲に住みたい
- 利便性はほしいけれど、自然が身近にある暮らしにも憧れる
- 移住をするなら、仕事の選択肢が豊富なまちが良い
なぜこのような方に土浦市が向いているのか、その理由を踏まえつつ、土浦市の暮らしの特徴を紹介していきます。
特徴1:東京まで1時間!テレワークも通勤も選べる
都心部から60km圏内に位置する土浦市。市内にはJR常磐線の駅が3つあり、中でも中心的な駅が「土浦駅」です。
この土浦駅からは、東京・品川駅まで1本。特急を利用すれば東京駅まで最速1時間以内というアクセスの良さが、大きな魅力となっています。
加えて、上り常磐線の約半数が土浦発のため座って乗車できるというアドバンテージもあり、リモートワークや2拠点生活はもちろん、毎日の通勤も十分可能な範囲です。
ちなみに東京から下りの運行についても、土浦駅行きは、その先まで行く電車と比べ終電が1時間程度遅くなっています。仕事の後、東京で食事をしたり映画を観たりしたい方にとって、この1時間の差は貴重ではないでしょうか。
土浦市は、東京までを日常の生活圏とすることができるまちなのです。
特徴2:都会の利便性と田舎の穏やかさ、両方がそこにある
土浦市は、前述のアクセスの良さに加え、駅周辺には商業施設や病院などがそろい、利便性抜群の都会的な生活が可能なまちです。
一方で、少し郊外に足をのばせば多彩な自然体験ができるところも、土浦市の特徴といえます。
「宍塚(ししつか)の里山」は、ため池を中心に雑木林や小川、草原などが広がり、環境省の「生物多様性保全上重要な里地里山」にも選定されています。
ノスタルジックな田園風景に心を癒されたり、さまざまな植物や希少な生き物に出会ったりと、都会ではなかなかできない体験が、土浦市ならすぐ身近に。
茨城県観光百選にも選ばれた「朝日峠展望公園」からは、関東平野や筑波山を一望。晴れた日には富士山の姿ものぞめます。
市の東部にある「霞ヶ浦」は、琵琶湖についで、日本で2番目に大きい湖です。
この霞ヶ浦の湖岸道路をふくむ、茨城県南部の「つくば霞ヶ浦りんりんロード」では、日差しを受けて光る湖面を眺めながらのサイクリングが楽しめます。
都心部に劣らない便利な暮らしと、自然の中でのゆったりとした時間。土浦市なら、その“両取り”が叶いますよ。
特徴3:市内の求人が豊富で平均年収も高い
移住を検討中の方にとって、気になることの1つが「移住先に仕事があるのか」ということではないでしょうか。
土浦市では、都心部への通勤やテレワークも有力な選択肢になりますが、移住先で仕事を見つけ、職住近接の暮らしをしたい方もいらっしゃるでしょう。
市内に複数の工業団地を有する土浦市は、求人数が豊富で、しかも平均年収の高いまちです。
そのことを示すデータとして、例えば2023年9月、全国の有効求人倍率(求職者1人に対し、何人の求人があるかを表す)は1.29倍、茨城県全体では1.42倍でした。
これに対し、土浦市が属する「ハローワーク土浦」では1.90倍と圧倒的に高い数字。全国的に見ても仕事を探しやすい状況であると言えます。
参考:全国の有効求人倍率(2023年9月分)
参考:茨城県の有効求人倍率(2023年9月分)
実際に、大手求人情報サイトで土浦市の正社員求人を検索したところ、約4,400件と豊富な数の求人がヒットしました。(2023年11月現在)
そして、平均世帯年収も以下の通り、土浦市は全国平均を大きく上回っています。
土浦市 | 526万円 |
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茨城県 | 511万円 |
全国 | 503万円 |
参考:土浦市の世帯年収データ
土浦市の暮らしに関する情報
ここでは、移住を検討するうえで重要となる、土浦市の暮らしに関してのさまざまなデータをお届けします。
気候 | 1月:平均気温−0.9°C 8月:平均気温26.2°C ※参考:気象庁ホームページ |
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人口 | 人口:142,076人 世帯数:66,434世帯 (2023年11月1日時点) |
近隣都市 | 牛久市、つくば市、かすみがうら市、石岡市、稲敷郡阿見町 |
公共交通 | 鉄道:JR東日本 路線バス:関東鉄道および子会社(関鉄観光バス、関鉄グリーンバス、関鉄パープルバス)など |
大都市へのアクセス | 東京へ:電車で約1時間 |
病院 | 診療所95、病院8、歯科82 |
学校 | 小学校15、義務教育学校1、中学校7、中等教育学校1、高校8、特別支援学校1 |
行事・イベント | 土浦桜まつり(3月)、かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソン(4月)、土浦キララまつり(8月)土浦全国花火競技大会(11月)、土浦カレーフェスティバル(11月)、土浦マラソン大会(12月) |
土浦市内は、3つの駅周辺にそれぞれ複数のスーパーなどがあり、どのエリアも暮らしやすい環境です。
中でも土浦駅周辺では、1km圏内に商業施設や病院、郵便局などがそろい、利便性は抜群。さらに土浦市役所は駅直結、市立図書館もすぐ隣にあり、駅前で用事をまとめて済ませられます。
▲土浦市役所
▲土浦市立図書館は、駅前の複合施設「アルカス土浦」内にある。蔵書数は茨城県内最大級
また、土浦駅発着のコミュニティバスも運行しているので、都内から移住でマイカーを持っていない方でもそれほどの不便なく暮らせるでしょう。
▲コミュニティバス「キララちゃんバス」は、3ルート運行。おとな1回150円で利用できる
土浦市には、1年を通してさまざまなお祭りや行事がたくさんあります。季節感や地域のにぎわいを楽しみながら過ごしたい方には、ピッタリの環境かもしれません。
11月に行われる「土浦全国花火競技大会」は、大正14年から続き、日本三大花火の1つとも言われています。夜空を彩る光と音が見る人の心を魅了する、土浦の秋の風物詩です。
▲「土浦全国花火競技大会」では、全国から集まる花火師たちが、その卓越した技を競い合う
【住まい】中心市街地への転居・新築に手厚い補助
2023年11月現在、大手住宅情報サイトで土浦市の賃貸物件を検索すると、およそ1,500件と豊富な数の物件がヒットしました。
参考:賃貸物件情報の一例
また、茨城県の空き家バンクに空き家物件も紹介されています。風情のある一戸建てなどを希望している方は、こちらも参考にしてみてください。
参考:空き家バンク物件一覧
住まいに関する支援としては、以下のようなものが利用できます。中心市街地(土浦駅周辺)への引っ越しを対象とする制度が、特に充実しています。
土浦市結婚新生活支援事業 | 夫婦いずれも満39歳以下の、結婚にともない新生活をスタートする世帯を対象に<引っ越し費用><敷金、礼金、仲介手数料>を補助 【金額】 夫婦ともに婚姻日における年齢が29歳以下の世帯:上限60万円(千円未満切り捨て) 上記以外の世帯:上限30万円(千円未満切り捨て) |
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まちなか賃貸住宅家賃補助 | 市外から転入した新婚世帯又は子育て世帯が、中心市街地エリア内の民間賃貸住宅に住み替える場合に、家賃の一部を補助 【金額】 月額家賃の1/2以内(上限2万円)、最長3年間 |
まちなか住宅購入補助 | 市外から転入した新婚世帯又は子育て世帯が、中心市街地エリア内の住宅を購入・新築等をする場合に、一定額を補助 【金額】 住宅ローン(借入金)の3%(上限50万円) |
【育児・教育】のびのび遊べる環境と、進学先の多さが特徴的
▲霞ヶ浦総合公園で人気の「ツェッペリン号」は、飛行船の形をしたジャングルジム。土浦市制60周年記念事業の一環として登場した
土浦市では“子育てしやすいまちづくり”に力を入れています。育児面では、子連れでのお出かけ先が充実していること、教育面では、高校の数の多さが特徴的と言えます。
育児環境
土浦市では、32ケ所に「赤ちゃんの駅」(授乳場所やおむつ交換場所)が設置されるなど、子連れでのお出かけに優しい環境が整えられています。
市内には多数の児童公園があり、遠出をしなくても、子どもを遊ばせる場所には困りません。
また、霞ヶ浦湖畔にある「霞ヶ浦総合公園」には、子どもに人気の大きな遊具のほか、淡水魚や野鳥が観察できる「ネイチャーセンター」や日帰り入浴施設も整備され、ファミリーで1日ゆったり遊べると人気。
夏場にはプールの営業もあり、子ども達のにぎやかな声があふれます。
▲霞ヶ浦総合公園のプールには、スライダーや流れるプール、また水深0.6m以下のちびっ子プールもあり、小さな子から大きな子まで楽しめる
土浦駅近くにある屋内型施設「こどもランド」には、乳幼児向けの遊具が多数。図書や工作コーナーもあり、さらに読み聞かせやリズム遊びも催されています。
▲ダイナミックに体を動かせる遊具を備えた屋内型施設「こどもランド」。天候を気にせず遊べるのも嬉しい
教育制度
土浦市の教育面の取り組みとしては、以下のようなものがあります。
- 小学校・義務教育学校入学時に、ランドセルまたは通学用リュックサックを支給
- 全小中学校の普通教室に冷暖房を完備
- 1人1台端末環境や電子黒板を整備し、情報教育を推進
- 小中学生を対象に、地域への理解や愛着の育成を目的にした活動「チャレンジクラブ」を開催
▲土浦市で支給されるランドセル。赤色・黒色のランドセルと黄色のリュックサックタイプがある
ランドセルは入学準備品の中でも高額なので、支給制度は助かると好評だそうです。ICT機器の活用が進んでいる点も、情報教育を重視する親御さんにとっては嬉しいポイントではないでしょうか。
そして土浦市は、人口あたりの高校の数が県内2位という、高校の数の多さが特徴的。普通高校から工業系、商業系など一通りがそろっています。
高校の選択肢が多彩なことで、お子様の希望にあった進学先も見つけやすくなるでしょう。また、市内であれば通学時間も短く、お子様が家族と過ごす時間や趣味に費やす時間を長くとれそうです。
土浦市へ移住した人の体験談・感想
ここでは、実際に移住して土浦市に暮らしている方の体験談や感想をご紹介します。
- 土浦始発の電車が多いので、通勤ラッシュの時間帯でも座って都内まで行くことができ快適
- 生活が便利で、しかも都心のように人が多くなく、ゆったりと暮らせるところが気に入っている
- 新鮮野菜など、地元産のおいしい食材がリーズナブルに手に入る
- 市内は自然が豊かで、季節ごとの地域の行事も多い。のびのびと過ごせて、子育てにも最適だと思う
高い利便性と、ゆったりとした暮らしの両立がかなう土浦市。その“ちょうど良く、心地よい暮らし”を満喫している方が多いようです。
土浦市への移住に向けた行動
土浦市への移住を検討している方は、まずは市役所シティプロモーション室へのご相談がおすすめです。
また、土浦市はこれまでに、茨城県が主催する移住相談セミナーへの参加や、土浦市ならではの魅力が味わえる「テレワーク移住体験ツアー」も行っています。
新着情報は公式サイトにアップされるので、こちらもぜひチェックしてみてください。
土浦市への移住に関するお問い合わせ
担当課 | 広報広聴課 シティプロモーション室 |
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住所 | 茨城県土浦市大和町9番1号 |
電話番号 | 029-826-1111 |
対応時間 | 平日 8:30~17:15 |
公式サイト | http://www.tsuchiura-pr.jp/ |