相模原市への移住！都市と自然が調和する魅力的なライフスタイルを徹底解説
この記事では、地方移住を検討している方に向けて「神奈川県相模原市」をご紹介します。
相模原市は、都心部へのアクセスが良く高い利便性と、豊かな自然環境をあわせ持つまちです。東京都心から約1時間で行ける距離にありながら、ゆったりとした生活を楽しめるエリアで暮らしたい方にはぴったりと言えるでしょう。
また、宇宙を身近に感じられる「JAXA（宇宙航空研究開発機構）相模原キャンパス」が所在するほか、スポーツに親しめる施設やイベントが豊富な点も魅力的です。
そんな相模原市について、暮らしの特徴や仕事・住まいの状況など、移住を検討するために役立つ情報を詳しくお届けします。
相模原市の暮らしを彩る3つの魅力
相模原市は「緑区」「中央区」「南区」の3つの区で構成されており、以下のような特徴を持つ魅力的なまちです。
これから、これらの特徴について詳しく紹介していきます。
特徴1：高い利便性と豊かな自然環境の“ベストミックス”
相模原市は、交通の利便性が高く、日常生活に必要な施設が充実している一方で、豊かな自然環境にも恵まれています。この"都市と自然のベストミックス"という特徴が、相模原市の大きな魅力となっています。
市内には6つの鉄道路線が運行しており、交通の便が非常に良好です。市の中心部にある「橋本駅」からは、京王線の特急を利用すると「新宿駅」まで約40分、JR横浜線を利用すると「新横浜駅」まで約30分で到着します。
この優れた交通アクセスは、通勤やレジャーに便利なだけでなく、新横浜駅から新幹線も利用できるため、旅行愛好家や出張の多いビジネスパーソンにとっても魅力的です。
市街地には大型商業施設をはじめとする充実した都市機能があり、快適な生活環境が整っています。さらに、橋本駅周辺にはリニア中央新幹線の新駅設置が予定されており、将来的な発展が期待されています。
一方、市街地から少し足を延ばすと、中山間地域が広がっています。丹沢山地の山々や相模川、湖などの豊かな自然の中で、様々なアウトドア活動を楽しむことができます。
相模原市には、人気の登山スポットや釣りスポット、美しい星空を楽しめるキャンプ場が多数あります。また、起伏に富んだ地形を活かし、東京2020オリンピック自転車ロードレース競技のコースの一部にも採用されたことから、サイクリストにも人気があります。
このように、相模原市は賑わいのある都市生活と豊かな自然体験の両方を楽しめる環境を求める方々にとって、理想的な移住先といえるでしょう。
特徴2：宇宙を身近に感じる街並みとイベント
相模原市は「宇宙」を身近に感じられるまちです。
中央区にある「JAXA（宇宙航空研究開発機構）相模原キャンパス」では、宇宙に関するさまざまな謎を研究しています。小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」、小型月着陸実証機「SLIM」もここで開発、運用されており、最先端の宇宙科学技術を間近で感じることができます。
JR淵野辺駅では発車の合図に「銀河鉄道999」のメロディが流れ、駅前からJAXA相模原キャンパスまでの歩道・自転車通行帯の路面シートには、惑星やJAXAの探査機などが描かれています。
さらに、駅周辺の通りや地元商店会には宇宙関連の名前がつけられ、マンホールには「機動戦士ガンダム」がデザインされています。宇宙ファンにとっては、街を歩くだけでワクワクする体験が待っています。
相模原市を含む全国の7市町では、JAXA研究施設を縁に、遊び心あふれる「銀河連邦」を組織。「銀河連邦フォーラム」の開催や、子ども教育、スポーツ、経済などの各分野で交流を深め、宇宙への関心を広げる取り組みを行っています。
星や宇宙が好きな方、日々の暮らしの中でロマンと夢を感じたい方にとって、相模原市は理想的な住まいの地と言えるでしょう。
▲相模原市立博物館のプラネタリウムでは、迫力ある大型映像の映画も上映される
特徴3：スポーツを楽しむ環境が充実、多彩なイベントも
相模原市には、市内を拠点とするスポーツチームやアスリートがいます。
市では、これらの「ホームタウンチーム」「ホームタウンアスリート」を応援するとともに、市民が日頃からスポーツに親しめるよう、各種スポーツ大会や競技会などのイベントを多数開催しています。
以下に、市内で行われる主なスポーツイベントをご紹介します。
- 元旦マラソン
- 中学生スポーツセミナー
- 相模湖レガッタ
- さがみはらスポーツフェスティバル
- さがみパラフェスタ
- 相模原市民ファミリーバドミントン大会
老若男女を問わず、市に暮らすすべての人がスポーツを楽しめる取り組みが盛りだくさんです。スポーツ施設も充実しており、陸上競技場やプール、スケートリンク、体育館などが整備されています。
運動が好きな方や、体を動かして健康的な生活を送りたい方にとって、相模原市は魅力的な環境といえるでしょう。
相模原市での暮らし：仕事・住まい・子育て環境を詳しく解説
ここでは、移住を検討するうえで重要となる、相模原市の暮らしに関するさまざまなデータをお届けします。
| 人口 | 人口：724,987人 世帯数：345,237世帯 |
|---|---|
| 近隣都市 | 大和市、座間市、厚木市、愛甲郡愛川町、清川村、足柄上郡山北町 東京都：町田市、八王子市、西多摩郡檜原村 山梨県：上野原市、南都留郡道志村 |
| 公共交通 | 鉄道：JR東日本、京王電鉄、小田急電鉄 路線バス：神奈川中央交通、神奈川中央交通東、神奈川中央交通西、京王バス、富士急バス |
| 大都市へのアクセス | 東京へ：橋本～新宿間 京王相模原線特急で約40分 横浜へ：橋本～横浜間 JR横浜線で約50分 |
| 病院 | 診療所：389、病院：35、歯科：364 |
| 学校 | 小学校：70、中学校：36、義務教育学校：1、小中高一貫校：1、特別支援学校：3、中高一貫校：3、高校：15、短期大学：2、大学：7 |
| 行事・イベント | 田名八幡宮の的祭、相模の大凧、相模原市民桜まつり、橋本七夕祭り、さがみ湖湖上祭花火大会 |
| 名所・観光 | 相模原市役所さくら通り、横浜水道道緑道、相模ダム、さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト、ふじのアートヴィレッジ、緑のラブレター |
相模原市では、シビックプライド（市民がまちに誇りや愛着を持ち、自ら関わっていこうとする気持ち）の向上に取り組んでいます。
そのために、「暮らしの特徴」の章でご紹介したまちの特徴や魅力をより推進し、子育てのしやすいまちづくりを行っています。
2021年には、全国で初めて、このシビックプライドを条例名に掲げた「さがみはらみんなのシビックプライド条例」（さがみん条例）を施行しました。
相模原市には、エリアごとにさまざまな特色があり、多くの名所やイベントが存在します。
緑区の藤野地区は、「芸術のまち」として知られています。山肌に見える巨大なラブレターのオブジェ「緑のラブレター」など、自然と調和した芸術作品に出会えます。また、年間を通してさまざまなアートイベントが開催されています。
▲中央自動車道から眺めることのできる、野外アート作品「緑のラブレター」
中央区は、桜の名所として有名です。シンボルマークにも桜が描かれており、特に市役所さくら通りの桜並木は圧巻です。毎年4月に開催される「相模原市民桜まつり」には、市内外から多くの人が訪れます。
▲JR横浜線・相模原駅南口前のまち並み
▲市役所さくら通りの桜並木は、開花の頃にはライトアップも行われます
南区は市内で最も都心部に近く、先進的なまち並みが特徴です。一方で、天保年間に始まったとされる伝統行事「相模の大凧」も開催されています。新戸会場の「八間凧」は、毎年揚げられる凧の中で日本一の大きさを誇ります。
【仕事】豊富な求人と全国平均以上の世帯年収
2024年11月現在、大手求人情報サイトで相模原市の正社員求人を検索すると、約16,000件がヒットしました。
相模原市は交通の利便性が高く、都心部への通勤も容易ですが、市内でも豊富な就職先があるため、地元での就職も十分に可能です。
参考：正社員求人情報の一例
さらに、相模原市の各区の平均世帯年収は以下の通りで、全国平均と同等かそれ以上の水準となっています。
| 緑区 | 521万円 |
|---|---|
| 中央区 | 499万円 |
| 南区 | 528万円 |
| 全国平均 | 503万円 |
【住まい】多様な住宅オプションと子育て世帯向け支援制度
2024年2月現在、大手住宅情報サイトで相模原市の賃貸物件を検索すると、約9,200件と豊富な数の物件がヒットしました。
一戸建ての賃貸物件も多く見つかるので、戸建てを希望される方もぜひ検討してみてください。
市内の各エリアはそれぞれ人気がありますが、南区は特に年齢層の高い方からも支持されています。
その理由として、公共交通機関が充実しているためマイカーがなくても生活できる点や、生活に必要な施設がコンパクトにまとまっている便利さ、さらに緑豊かな大型公園が近くにある環境の良さが挙げられます。
これらの特徴から、車を持たずに生活したい方や、長期的に暮らしやすい環境を求める方にも適したエリアと言えるでしょう。
相模原市の家賃相場は大まかに次の通りです。
| ～1LDK | ～10万円 |
|---|---|
| 2K～3LDK | 5.5～11万円 |
| 4K～ | 9万円～ |
参考：賃貸物件情報の一例
住まいに関する支援制度として「子育て世帯等中古住宅購入・改修費補助事業」があります。
この制度は、子育て世帯や若年世帯が相模原市の中古住宅を購入する場合、または親世帯が所有する住宅を改修する場合に、補助金が交付されるものです。対象となる方は積極的に活用することをお勧めします。
| 中古住宅の取得 | ○基本額：50万円 ○加算額 親と同居・近居：15万円 市外転入：20万円 市内企業勤務：15万円 ○最大補助額：100万円 |
|---|---|
| 親世帯の住宅改修（親世帯と同居） | ○基本額：対象工事費の10分の1（上限20万円） ○加算額 市外転入：20万円 市内企業勤務：15万円 津久井産材利用：5万円 ○最大補助額：60万円 |
【育児】充実した支援制度と自然豊かな子育て環境
相模原市では「子育て ひとつなぎ の安心」をキャッチフレーズに、妊娠期から学齢期まで、切れ目のない育児支援を行っています。
「さがみはら子育てきずなLINE」では、子どもの成長段階における不安を解消する情報を配信しています。また、他の地域ではあまり見られない「電子母子健康手帳アプリ」は、使えば使うほど便利さを実感できると評判です。
4ヶ月児と2歳6ヶ月児に絵本をプレゼントする「えほんdeはっぴぃ（ブックスタート事業）」「セカンドブック事業」も、きめ細やかで喜ばれているサービスです。
さらに、親子が交流できる「子育て広場」、家庭育児をする保護者と子どものグループ「コミュニティ保育」、移動式の子どもの遊び場「さがみんキッズパーク」など、親子の居場所も充実しています。
子連れでのびのびと遊べる広い公園が多いところも、子育て世帯には嬉しいポイントです。
市内には、森の中にアスレチックが広がる「相模原麻溝公園」や、相模原駅近くの広大な運動公園「相模原レクリエーションパーク」、スケートボードやBMXなどストリートスポーツを楽しめる「小山公園ニュースポーツ広場」など、多数の公園があります。
スポーツを推進する相模原市らしく、大人も子どもも思い切り体を動かして遊べる環境が整っています。
スクロールで写真が見られます→
さらに、子どもが公共施設（プール、体育館、博物館など）を使用する場合は、施設使用料などが無料となります。
相模原市移住者の声：暮らしやすさと自然の魅力
ここでは、実際に相模原市に移住して暮らしている方々の体験談や感想をご紹介します。
- 駅周辺は商業施設が充実しており便利です。保育施設は待機児童ゼロを達成し、小学校から大学まで教育機関も整っているなど、生活のさまざまな面で恵まれていると感じます。
- 緑豊かな里山や相模湖、津久井湖などの自然があり、魅力的なキャンプ場も多数あります。きれいな空気や美しい星空を満喫できる環境です。
- 広い公園や、水族館、博物館など、子連れでも楽しめる施設が充実しています。
- 地元のスポーツチームの応援や、スポーツ関連のイベントが楽しめる環境があります。
- 都心から近いため、転職せずに移住が実現できました。
「便利な都市生活」と「自然とふれあう暮らし」のどちらかを重視したい方も、両方のバランスをとりたい方も、それぞれの希望が叶う魅力的な都市であることがわかります。
相模原市は"都心から一番近い里山"とも呼ばれています。「里山への移住を希望していて、東京からこんなに近いところで理想の環境を見つけられるとは思わなかった」という感想もいただきました。
相模原市への移住ステップ：体験ツアーと相談窓口
相模原市への移住についてより詳しく知りたい方は、まずは市役所へのお問い合わせがおすすめです。
また、緑区の藤野地区では、ホストファミリーと一緒に里山のライフスタイルを体験する「里山体験ツアー」を実施しています。
里山散策や畑作業、ものづくり体験などを通して1日じっくりと里山を味わい、暮らしの雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。
詳細：藤野里山体験
相模原市移住相談：市役所の担当窓口と連絡先
| 担当課 | ・相模原市役所 観光・シティプロモーション課 ・相模原市緑区役所 緑区地域振興課 |
|---|---|
| 住所 | ▼相模原市役所 神奈川県相模原市中央区中央2-11-15 ▼相模原市緑区役所 神奈川県相模原市緑区西橋本5-3-21 |
| 電話番号 | ▼相模原市役所 042-707-7045 ▼相模原市緑区役所 042-775-8801 |
| 対応時間 | 8:30～17:00（土曜日・日曜日・祝日と年末年始を除く） |
| 公式サイト | ▼相模原市シティプロモーションサイト さがみはらむすび https://sg-fansite.jp/living/ ▼すもうよ 緑区 https://midori.city.sagamihara.kanagawa.jp/ |