福岡県遠賀町へ移住!四季折々の自然と子育て支援が魅力

この記事では、地方への移住を考えている人に向けて「福岡県遠賀町(おんがちょう)」をご紹介します。

遠賀町は四季折々の田園風景が広がるのどかなまちで、おんがレガッタや桜のライトアップなどイベントも豊富です。

一方で農地エリアの土地区画整理事業が進められており、新しい住宅地や駅直結の子育て支援施設など、20~40代にもうれしい環境が整備されています。

今回は遠賀町で移住支援を担う、広報係の河村さんにインタビューを行い、まちの魅力や実際の暮らし、仕事・住宅事情や各種支援など、移住に役立つ情報を伺いました。

本日お話を伺った方
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遠賀町役場 企画政策課広報係

河村悠里さん

遠賀町の3つの魅力

福岡県遠賀町の暮らしの特徴

遠賀町の暮らしの特徴としては、次の3つが挙げられます。

  • 四季を彩る田園風景と美食:自然と利便性が調和した暮らし
  • 地域の絆を深める「おんがレガッタ」と「夏まつり」:四季折々のイベント
  • 子育て世帯に優しい街づくり:新しい住宅エリアと子育て支援施設の充実

こうした移住におすすめのポイントについて、一つずつ紹介していきます。

四季を彩る田園風景と美食:自然と利便性が調和した暮らし

遠賀町のレンゲ畑

遠賀町の大きな魅力は、四季折々に表情を変える田畑や遠賀川の豊かな自然です。

菜種の生産が行われているため、春には広大な菜の花畑を見ることができます。

また、同じく春の田んぼ一面にレンゲが咲くのは、遠賀町ならではの光景。レンゲの花はそのまま肥料となり、特産米である「夢れんげ」を育てます。

お米や野菜をはじめとする食べものが美味しいので、日々の生活が豊かになったと感じる移住者も少なくないようです。

その一方で、JR鹿児島本線と国道3号が通っているなど、暮らしの利便性も兼ね備えています。

自然豊かな田舎をベースとした暮らしを目指しつつ、都会の利便性も捨てがたいという人にとっては、まさに「ちょうどいいまち」だと言えるでしょう。

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河村さん

まち全体にゆったりとした雰囲気がありながら、大型商業施設やドラッグストアなどもあり、便利が良いですよ。

地域の絆を深める「おんがレガッタ」と「夏まつり」:四季折々のイベント

遠賀町で行われるおんがレガッタの競技風景

遠賀町では、自然を生かしたイベントも開催されています。

例えば遠賀川では、ナックルフォア艇を使った、手漕ぎボートレースの「おんがレガッタ」が行われています。5人チーム(漕ぐ人4人、舵を切る人1人)が500メートルのタイムを競い合い、毎年60ものチームが参加する人気イベントです。

また、島津・丸山歴史自然公園には、樹齢200~300年のヤマザクラがあります。開花シーズンにはライトアップイベントが行われ、夜桜を求めて散策する人々で賑わいます。

遠賀町のヤマザクラのライトアップの様子
▲趣のある夜桜のライトアップイベント

さらに夏の「遠賀町夏まつり」では、3,000発もの打ち上げ花火と、飛び入り参加もできる「総踊り」で大いに盛り上がると言います。

遠賀町夏まつりの総踊りの様子
▲町民が一体となる、夏まつりの「総踊り」の様子

遠賀町では独自のイベントが豊富なので、移住後に地域になじむきっかけも多いと言えるでしょう。

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河村さん

おんがレガッタでは、地区でチームを組む人たちもおり、地域の人との仲が深まるイベントでもあります。キッチンカーも来ますよ。

子育て世帯に優しい街づくり:新しい住宅エリアと子育て支援施設の充実

みらいテラス・駅南地区の空撮写真

遠賀町では、まちの中心に位置する「JR遠賀川駅」の南側の開発が進んでいます。

農地だったエリアを区画整理しており、2025年度ごろには新築物件が建ちはじめ、医療機関も新たにできる予定だと言います。

遠賀川駅南側の開発イメージ
▲遠賀川駅南側の開発イメージ

本格的に移住を検討している方にとっては、魅力的なエリアの一つと言えるでしょう。

また、2023年4月には駅直結の複合施設「おんがみらいテラス」がオープンしました。

その中に入っている、未就学児を対象とする地域子育て支援ひろば「ぐっぴい」は、利用しやすい屋内の遊び場として人気があると言います。

無料で自由に、大小さまざまな遊具などで遊べるうえ、屋外キッズスペースも備えています。

地域子育て支援ひろば「ぐっぴい」の屋外キッズスペースで遊ぶ子どもたち
▲「ぐっぴい」には、開放的なテラスの遊び場も

このほか、屋外の遊び場としては、近年リニューアルされた「今古賀中央公園」や、恐竜をモチーフにした大型遊具のある「ふれあい広場(通称:恐竜公園)」などが好評だそうです。

このように遠賀町では、住宅街や子どもの遊び場などの開発やリニューアルが進んでおり、若い世代からも注目を集めています。

遠賀町の生活事情:仕事、住まい、交通アクセスの実態

遠賀町の全景

それでは次に、遠賀町の暮らしに関する各種データを見てみましょう。

気候 1月:平均気温6.2℃
8月:平均気温27.8℃
※参考:気象庁(八幡)
人口 18,970人
(令和6年2月末現在)
病院 病院:4、診療所:9、歯科:8
学校 小学校:3、中学校:2、高校:1
交通 【鉄道】
JR鹿児島本線:遠賀川駅

【路線バス】
・遠賀町コミュニティバス
・芦屋町タウンバス
・西鉄バス筑豊
近隣都市 中間市、宗像市、岡垣町、水巻町、芦屋町、鞍手町

遠賀町での暮らしには、車が必須だと言います。

スーパーや複合施設などは駅の北側に多く、住宅も同じエリアに集中しているようです。

また、JR遠賀川駅からは博多駅まで約50分、小倉駅まで約30分でアクセスできるため、休日の行動範囲も広がります。

このほか、最寄りの空港である福岡空港や北九州空港までは、いずれも車で約50分です。

遠賀町へのアクセスマップ

仕事事情:北九州市へのアクセス良好、充実した就農支援制度も

遠賀町にある遠賀川駅の外観

大手の求人情報サイトで遠賀町の正社員を検索したところ、約150件の求人が見つかりました。また、車で約30分の通勤圏(25キロ圏内)まで広げると、約25,000件の募集がありました(2024年3月時点)。
※参考:求人情報の一例(遠賀町のみ
※参考:求人情報の一例(遠賀町から25キロ圏内

遠賀町では、アクセスの良い北九州市で働くケースが多いようです。近いエリアなら15分から20分ほどで通勤できると言います。

また、遠賀町では就農支援も行っています。

例えば「新規就農者育成総合対策事業」では、認定された新規就農者に対して、年間最大150万円(最長3年間)を交付しています。

このほか、家賃の半額(上限:月額30,000円)を3年間補助する「遠賀町新規就農者等支援家賃補助金」なども用意されています。

遠賀町での新規就農に興味のある方は、下記の公式サイトをご覧ください。

公式:遠賀町(新規就農者への支援

遠賀町の農業の様子
▲豊かな田園の広がる遠賀町では、就農支援も充実している

住まい探し:賃貸物件・空き家バンク・住宅支援制度あり

遠賀町の住宅地

大手住宅情報サイトで遠賀町の賃貸物件を探したところ、約160件が見つかりました。自分の条件に合った物件を探しやすいと言えるでしょう(2024年3月時点)。
※参考:物件情報の一例

また、遠賀町では空き家バンクを運営しています。2024年3月時点では、2件の売買物件が見つかりました。

公式: 遠賀町空き家バンク

このほか「遠賀町結婚新生活支援補助金」では、住宅の取得・賃借費用や引越費用について、最大30万円の補助を受けられる可能性があります。詳しくは公式サイトをご確認ください。

公式:遠賀町(遠賀町結婚新生活支援補助金

遠賀町への移住者の体験談や口コミ

福岡県遠賀町に移住した人の声

ここで、実際に遠賀町へ移住した人の体験談や口コミを見てみましょう。

  • 農業や田舎での暮らしに憧れて、移住しました。
  • 野菜や魚などは、美味しくて新鮮なものが手に入ります。
  • 自然の中で、子どもたちをのびのびと遊ばせることができます。
  • 地域の方とはすぐに打ち解けられました。今では同世代の友人も多いです。

遠賀町へ移住する場合、通勤圏内に北九州市などがあるものの、田舎暮らしや農業に興味を持っているケースが少なくないようです。

豊かな自然や新鮮な農作物、子育て環境などへの満足度が高いようでした。

遠賀町への移住に関するお問い合わせ

遠賀町夏まつりの花火

遠賀町への移住については、下記の担当課までお問い合わせください。

女性スタッフのアイコン
河村さん

遠賀町は「田舎の良さ」が詰まったまちです。福岡市と北九州市の中間という便利な位置でもあるので、ぜひ移住をご検討ください。

担当課 企画政策課広報係
住所 〒811-4392
福岡県遠賀郡遠賀町大字今古賀513番地
電話番号 093-293-1377
公式サイト https://www.town.onga.lg.jp/
公式移住サイト https://www.town.onga.lg.jp/site/iju/