三木町への移住!暮らしの特徴・子育て環境・仕事・住まい|香川県
この記事では、香川県への移住を考えている方に向けて、「三木町」のまちの魅力や暮らしの様子についてご紹介します。
三木町は、香川県の県庁所在地である高松市のとなりに位置するまちです。身近に自然が広がっているため、ほどよい田舎暮らしが実現する一方で、暮らしに必要な施設が整備されていること、都会へのアクセスも良いため、県内のみならず県外からの移住者も多くいらっしゃいます。
また、いちごの生産量が県内トップクラスであり、「いちご農家がしたい!」と新規就農支援を利用して移住する方も増えています。自然を生かした遊び場のほか、子育て環境も充実しているので、ファミリー世帯にもおすすめの移住地です。
今回は、三木町役所の地域活性課にお勤めの黒田裕太さんにインタビューを行い、まちの魅力や生活環境のほか、移住に役立つお話をお伺いしました。
三木町の暮らしの特徴3つ
三木町の特徴として特にご紹介したいのが下記の3つです。
- 1年を通しておいしい「いちご」が楽しめるまち!いちご農家に就農する移住者も多数
- お祭り好き必見!まちの人との交流も深められる獅子舞づくしの祭りあり
- 子育て環境の充実!経済的な支援&遊び場もたくさん
それではこれらの特徴について詳しく見ていきましょう。
特徴1:1年を通しておいしい「いちご」が楽しめるまち!いちご農家に就農する移住者も多数
三木町は、1年を通しておいしい「いちご」が食べられる町で「いちごのまち三木町」と言われています。いちごは主に1~4月頃が旬の季節ですが、近年は各種作物の栽培に最適な中山間地を活用し、夏に収穫できるいちごの栽培も行われています。
とくに「さぬきひめ」と「女峰」という2種類のいちごの栽培が盛んで、どちらのいちごも出荷量は県内トップクラス!これに加え、2024年には『香る苺/Scentberry/セントベリー™』が新たに登場しました。
「さぬきひめ」や「女峰」とは異なる時期(夏~秋)に収穫できる『香る苺/Scentberry/セントベリー™』は、さわやかな香りと色艶の良さ、そしてみずみずしい甘さから、ふるさと納税の品としても提供されて人気を集めています。
いちごが旬の春だけでなく、1年を通しておいしい「いちご」が身近にある三木町は、いちご好き必見の移住地といえるでしょう。
また、三木町のいちごは、首都圏などへの出荷も盛んで、栽培方法も確立していることから、最近では毎年1~2軒のいちご農家が独立しているそう。香川県が実施している新規就農支援を利用して、三木町に移住する方も多くいます。
「移住してなにか新しいことを始めたい!」と思っている方は、三木町のおいしいいちごを自ら手掛けてみてはいかがでしょうか。新規就農に関しては下記URLをご覧ください。
公式:就農サポート情報
特徴2:お祭り好き必見!まちの人との交流も深められる獅子舞づくしの祭りあり
三木町には、三木町が誇る伝統文化である「獅子舞」をメインとした、三木町の「もの・ひと・こと」がすべて詰まった「獅子たちの里 三木まんで願。」があります。三木町民が総出で作り上げるイベントで、秋になるとまちのあちこちから獅子舞の鉦の音が鳴り響き、にぎわいを見せます。
昨今は、町内だけでなく町内外から約5万6千人もの人が訪れる三木町の一大イベントとなっています。
地域ごとのグループ(獅子連)が40以上あり、グループによって特色もさまざま!三木町へ移住したいと考えている方は、「お気に入りの獅子連のある地域を移住先に決めてみる」という手もありますよ。
三木町の伝統的なお祭りに参加することで、まちの人との交流を深められることに加え、毎年の楽しみが増え、移住後の暮らしに彩りを与えてくれるでしょう。
特徴3:子育て環境の充実!経済的な支援&遊び場もたくさん
三木町は、子育て世帯へのサポートが手厚いまちです。満18歳に達した以降の最初の3月31日までの医療費助成に加え、出産・子育て応援金(各5万円)の支給のほか、子育て支援券の交付も行っています。
また、小中学校に在学している児童(第2子以降)の学校給食費の半額、第3子以降は全額を補助する制度もあります。なにかとお金のかかる子育て世帯にとって、三木町の経済的な支援は最も魅力的だといえるでしょう。
空き家バンクを活用して移住が決まった際に、条件を満たした小学生または中学生のお子さんがいる家庭には、転校準備支援として、小学生:3万円、中学生:5万円が支給される制度もあるので、忘れずに申請してくださいね。
公式:転校準備支援
さらに、三木町には、産後ケア事業や、子育てホームヘルプサービス、子育て支援センターなど、子育てについて気軽に相談できる機関や施設も整備されています。ただでさえ孤独を感じやすい子育てですが、三木町の施設を積極的に利用することで、余裕を持って子育てできるのではないでしょうか。
三木町には、身近な自然環境の中、自由自在に遊べるのはもちろん、遊具や遊歩道が整備された「三木町総合運動公園」や、レジャープールや温泉を完備した「トレスタ白山」など、親子で楽しめるスポットもたくさんあります。
▲三木町総合運動公園に隣接している「太古の森」。恐竜のモニュメントは迫力満点!
三木町は、休みの日に家族でお出かけする場所の選択肢が多い点も魅力です。
三木町の暮らしに関する情報
続いては三木町の暮らしに関するデータを見ていきましょう。
気候 | 1月:平均気温:6.9℃ 8月:平均気温:31.9℃ ※参考:気象庁(近隣の高松) |
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人口 | 26,101人 (2024年7月時点) |
病院 | 一般診療所:14、病院:3、歯科:11 |
学校 | 小学校:4、中学校:1、県立高校:1、香川大学 医学部 農学部 |
交通 | ■電車 高松琴平電鉄長尾線 ■バス ・路線バス ・コミュニティバス ・高速バス |
交通 アクセス |
■車 高松市中心部から約30分 高松自動車道:さぬきIC、高松東IC ■電車 高松築港駅から約30分 琴電:長尾線 ■高速バス 大阪から約2時間30分 ■飛行機 最寄りの空港:高松空港まで車で約30分 |
三木町はコンパクトなまちですが、飲食店やスーパー、ドラッグストアのほか、衣料品店なども点在しているため、便利な暮らしが実現します。町内には、保育所から大学までそろっており、大学病院をはじめ、医療機関も充実しているので、生活に不便を感じることはないでしょう。
都市部から少し離れた場所に住んでも、車があれば問題ないことや、高齢になってもコミュニティバスを利用すればお買い物にも出やすいです。
【仕事】高松市のベッドタウンである三木町。町外へ通勤する方も多い
大手求人情報サイトで三木町の求人を検索すると、約900件がヒットしました。車で30分の通勤圏(25km以内)まで視野を広げると、36,000件以上と大幅に増えました。(2024年8月時点)
参考:求人情報の一例(三木町のみ)
参考:求人情報の一例(三木町から25キロ圏内)
三木町は、高松市のベッドタウンといわれていることもあり、実際に市外へ通勤されている方も多いそう。30分の通勤時間が許容範囲であれば、業種の選択肢も大幅に広がるでしょう。
【住まい】空き家バンクがおすすめ!移住者向けの支援あり
三木町の物件を大手住宅情報サイトで検索すると、約900件と豊富にありました。(2024年8月時点)※参考:物件情報の一例
また、三木町は空き家バンクに力を入れています。空き家バンクのサイトには、間取りや家の外観・内観の写真も豊富に掲載されているので、理想のお家を見つけやすいでしょう。
公式:空き家バンク
また、移住者の方が空き家バンクに登録されている物件を取得もしくは借りた際の支援制度が充実しているのも嬉しいポイント!
物件取得価格の5%(上限30万円)を助成する「住まい購入費支援」や、リフォーム改修する場合の工事費(上限50万円)を助成する「リフォーム経費支援」のほか、家財道具などの整理支援も実施中です。
新規いちご就農者で、農地付き空き家を取得する場合は、上限50万円の支援があります。住まいにまつわる支援の詳細は、下記URLをご覧ください。
公式:【移住定住】『三木へきーまい!助成金』 ~三木町への移住・定住をお手伝い~
三木町へ移住した人の感想や口コミ
ここでは、実際に三木町へ移住した方の声をご紹介します。
- 自然が近くて、癒されるスポットがたくさんある
- 田舎のよさと、都市部の便利さがある暮らしやすいまち
- 子育てホームヘルプサービスや、一時預かりサービスがあって、子育てするうえでとても助けられている
- いい感じに田舎で住みやすい。周りの方が助けてくれるし、静かで子育てしやすい
- 空気が美味しい!環境的には都会の下町と変わらない。とても住みやすい
三木町の移住者からは、「ほどよい田舎で、利便性が良い点が魅力」という声が多くあがっていました。
また、自然環境が多く、子育て支援が手厚いことから、「子ども達がのびのびと遊べるまち」「まわりの人も助けてくれるので子育てしやすい」という声が多いのが印象的でした。
三木町の体験ツアーや会報紙が届く「ふるさと住民票」
三木町では、三木町をもっと好きになってほしいとの想いから「ふるさと住民票」という取り組みを実施しています。
ふるさと住民票に登録すると、会報紙のお届けや「三木のえぇもん」がもらえるキャンぺーンのほか、おもしろ体験ツアー等へ参加できます。
移住前に三木町のことをもっと知りたい!という方はぜひ登録して、自分の目でまちの魅力に触れてみてください。登録は無料です。
公式:ふるさと住民票
2024年度中に、三木町地域おこし協力隊として活動された方が、退任後の活動として空き家をリノベーションし、整備した『TSUMIKI HOUSE』がオープン予定です。『TSUMIKI HOUSE』は、宿泊施設としてだけでなく、お試し住宅の側面も持ち合わせており、三木町暮らし体験の場、人と地域をつなぐ宿として期待を寄せています。ぜひご利用ください。
三木町の移住に関するお問い合わせ
三木町への移住については、下記の担当課へお問い合わせください。
担当課 | 三木町地域活性課 |
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住所 | 〒761-0692 香川県木田郡三木町大字氷上310 |
電話番号 | 087-891-3320 |
公式サイト | https://www.town.miki.lg.jp/ |