【糸魚川市へ移住】新潟県のジオパーク!自然豊かな石のまちで始める新生活
糸魚川市(いといがわし)は、新潟県の最西端にあり日本海に面している市です。JR糸魚川駅には北陸新幹線も停車しており、東京まで約2時間で到着できます。
また、石のまち糸魚川市は、国石「ヒスイ」をはじめとした様々な種類の石を見つけることができます。さらに、市全体がユネスコ世界ジオパークに認定されている、豊かな自然環境が特徴です。
加えて移住検討者向けの体験型ツアー「おためし移住」も実施しており、移住前に環境を確認したい人や移住に不安がある人も、実際に体験してから移住するかどうか決めることができます。オンラインでの移住相談も可能なため、遠方の方も気軽に情報を得られます。
この記事では、糸魚川市に実際に移住する際に役立つ情報や特徴をお伝えします。
糸魚川市の3つの魅力:豊かな自然、便利なアクセス、美味しい食
糸魚川市は新潟県の最西端に位置しており、北側は日本海、南側は北アルプスに囲まれた自然豊かな市です。
自然が豊富でありながら、交通の便も良好です。JR糸魚川駅には北陸新幹線が停車するため、東京まで片道約2時間で到着できます。また、高速道路のインターチェンジもあり、長野県や富山県につながる国道の分岐点でもあります。
糸魚川市への移住に適しているのは、以下のような方々です。
- 豊かな自然でレジャーを楽しみたい方
- 交通の利便性も重視したい方
- 二拠点生活やワーケーションなど、新しい生活スタイルを試してみたい方
それでは、糸魚川市の特徴について詳しく紹介していきます。
特徴1:日本海と北アルプスに囲まれた豊かな自然環境
糸魚川市は北部が日本海に、南部が北アルプスに囲まれている、自然豊かな土地です。北部には主要な街があり、街から海岸までは徒歩5分という近さです。また、山岳地帯へは車で約30分でアクセスできます。
海岸が近いため、釣りやサーフィンなどのマリンアクティビティを手軽に楽しめます。
さらに、日本海沿岸に広がる親不知・子不知(おやしらず・こしらず)という断崖絶壁や、山岳部の北アルプスからの絶景も有名です。写真愛好家の方には、これらの美しい景観を撮影する絶好の機会となるでしょう。
また、世界最古のヒスイ文化発祥の地でもあり、ヒスイの歴史や文化について学びたい方、糸魚川の大地の成り立ちについて知りたい方にもおすすめです。
特徴2:北陸新幹線で東京まで2時間の便利なアクセス
糸魚川市の主要駅は、JR糸魚川駅です。北陸新幹線が通っており東京まで約2時間で行けるため、都内へのアクセスも良好です。リモートワークが主体の方や週数回の出勤スタイルの方であれば、糸魚川市に移住しても通勤には支障がないでしょう。
糸魚川市は長野県・富山県にも隣接しており、新潟市よりも県外の方が近い場合があります。通勤・通学・買い物も隣県で行いやすい環境です。
東京までの短時間アクセスや近隣県への移動のしやすさから、生活面での利便性も高いと言えるでしょう。
新しい働き方として、二拠点生活やワーケーションを検討している方にとっても、糸魚川市は魅力的な移住先になるかもしれません。
特徴3:海山の幸が豊富!地元食材を活かした美味しい食文化
糸魚川市は、日本海や北アルプスの豊かな自然がもたらす海の幸と山の幸が魅力の1つです。農業も盛んで、稲作・野菜・果樹・大豆など、多様な作物が生産されています。また、郷土料理の笹ずしや、野菜や焼き豆腐が入った味噌汁であるコクショ汁など、地元の味を堪能することができます。
特に海産物が有名で、ベニズワイガニ・南蛮エビ・アンコウが人気です。糸魚川市は7つの漁港を有する長い海岸線があり、豊富な海の幸に恵まれています。
糸魚川駅周辺に住めば海の幸と山の幸の両方を楽しむことができるため、移住先として糸魚川駅周辺エリアを検討してみるのもよいでしょう。
糸魚川市の3つの生活エリア:街・山・海の特徴と暮らし方
糸魚川市は街・山・海の3つのエリアごとに暮らしの特色があります。ここではそれぞれのエリアの生活環境の違い、特徴、そして暮らす上で気をつけるべきポイントを詳しく解説していきます。
市街地エリア:海へ徒歩5分、新幹線駅も近い便利な暮らし
市街地である糸魚川駅周辺の街は、海まで徒歩5分という好立地。海辺での暮らしと交通の利便性の両方を実現できる街として移住しやすい場所です。
新幹線駅と高速道路のインターチェンジがあることで、近隣の県や東京へのアクセスも容易です。スーパーや病院などの生活に必要な施設も充実しており、移住を始めるのに適した環境が整っています。
ただし、市街地にスーパーや病院が十分に備わっているとはいえ、移動の際は車を利用することが多いため、車の所有をおすすめします。
山エリア:北アルプスの麓でゆったり過ごす自然派の暮らし
山のエリアに住みたいと考えている人にとって、街まで車で約30分という立地は生活の基盤を築きやすい環境です。そのため、山エリアのどこに住んでも日常生活に不便を感じることは少ないでしょう。
山エリアは北アルプスの山々に囲まれており、冬は雪深い山里でゆっくり暮らしたい移住者に適しています。ただし冬季は気温が0度以下になることもあり、積雪も多いため寒さ対策が必要です。
スキーなどの冬のレジャーを楽しめることに加え、大きな街も近いため、雪の積もる山里での生活を希望する方にとって理想的な移住先と言えるでしょう。
市街地へのアクセスが良好なため日常生活にも支障がないという点から、山エリアへの移住は魅力的な選択肢の一つです。
海エリア:釣りやサーフィン、石拾いを楽しむアクティブな暮らし
海エリアは釣りスポットとして有名で、釣りを楽しむために移住してくる人もいるほどです。夏には、サーフィンを楽しむ人々でも賑わいます。
糸魚川市は「石のまち」としても知られており、浜辺では多様な種類の石と出会うことができます。世界最古のヒスイ文化発祥の地としても有名で、運が良ければ海岸でヒスイに巡り合えることもあります。波の音を聞きながら、家族と一緒に釣りや石との出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
糸魚川市での暮らし:子育て、仕事、住まいに関する具体情報
ここからは、糸魚川市に移住し生活する際に気になるデータを紹介します。
気候 | 4月〜9月の暖候期は温暖な気候。10月〜3月の寒候期は降水量が増え、山間部では積雪がある。 |
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人口 | 約38,000人 |
医療機関 | 総合病院があるほか、20以上の病院が市内に点在。山間部には3か所の診療所があり、医療体制が整っている。 |
教育施設 | 市内に小学校13校、中学校4校、特別支援学校1校、高校3校がある。山間部にも小学校があり、地域に根ざした教育環境が整っている。 |
文化芸術 | 市内全域がユネスコ世界ジオパークに認定。世界的に有名な宝石ヒスイの産地として知られる「石のまち」。 |
食文化 | 海と山の幸が豊富。海産物は特にベニズワイガニ、南蛮エビが有名。地元の伝統料理として笹ずし、コクショ汁、バタバタ茶などがある。 |
交通アクセス | 北陸新幹線で東京まで約2時間、大阪まで約3時間30分。 車では東京から上信越自動車道、北陸自動車道経由で約4時間。 大阪から名神高速道路、北陸自動車道経由で約5時間。 新潟市へは電車でも車でも約2時間。 |
レジャー | 海では釣り、サーフィンが楽しめる。山では夏に登山、冬にスキーができる。 自然の中で親子が一緒にふれあう「ふるさと楽習親子塾」も定期的に開催している。 |
近隣都市 | 南に長野県、西に富山県が隣接しており、両県へのアクセスも容易。 |
充実の子育て支援:妊娠から子育てまでサポート制度が豊富
糸魚川市には、妊娠から出産、その後の子育てまで、充実した支援サービスが数多く用意されています。
例えば、妊娠した際にお祝金の支給や健診費用の助成、妊産婦の医療費を助成する制度などがあります。
さらに、未就園児とその保護者向けの「子育て支援センター」では、適切な遊び方のアドバイスや育児の悩み相談ができます。他にも以下のような支援が行われています。
- マタニティサロンの開催
- すくすく赤ちゃん広場(赤ちゃんとその保護者の関わり方の講座・支援)
- 産前・産後サポート事業(ママ同士の交流や情報交換、助産師などの専門職の相談)
- 0~18歳の子どもに係る医療費の無償化
糸魚川市は、子育てに適した環境が整っています。具体的には以下のような特徴があります。
- 子育て世代が利用する施設が半径1㎞圏内と近く、生活しやすい土地柄
- 美山公園や海洋公園など、自然のなか、親子で楽しめる環境が充実
- 国石ヒスイの産地「石のまち」として、ヒスイ拾いが体験できる「ヒスイ海岸」や「フォッサマグナミュージアム」などの石文化の発信施設も充実
このように糸魚川市では積極的な子育て支援と恵まれた環境の充実により、自然豊かな場所で安心して子育てができます。
仕事情報:Uターン・Iターン歓迎、医療介護保育人材の育成支援も充実
糸魚川市では仕事の支援も積極的に行われています。Uターン・Iターン用の支援情報サイトが用意されており、Uターン・Iターン者の受け入れに力を入れています。また医療・介護・保育関係の人材育成支援も実施されており、地域の医療・福祉の充実を図っています。
糸魚川市の企業情報サイトによると、主な業種は製造業と建設業が中心で、次いで飲食業、卸小売業が続きます。さらに、サービス業として病院や福祉法人なども多く存在しています。
また、近隣地域の求人情報も参考にすることで、より多くの就職先を見つけることができます。最近では、東京の企業に所属しながらリモートワークで働く移住者も増えてきています。
▼糸魚川市の平均年収・時給
正社員 | 約350万円(年収) |
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アルバイト・パート | 約890円(時給) |
※縁結び大学独自調べ
上記の金額を参考に、自身に適した求人を探してみましょう。
▼糸魚川市の平均世帯年収
平均世帯年収 | 約480万円 (全国平均:約500万円) |
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※縁結び大学独自調べ
住まいサポート:公営住宅や空き家活用、家賃補助など支援制度が充実
糸魚川市では、公営住宅の入居者を市のホームページにて募集しています。また、市に申請することで家賃の補助を受けられる可能性があるなど、住まいに関する様々な支援を行っています。
空き家の補助事業もあるため、一軒家を検討している場合は、空き家のリフォームも選択肢の一つとして考えることができます。
また大手の賃貸情報サイトで賃貸相場を調べた結果、東京の4分の1ほどの家賃相場となっています。具体的な金額は以下の通りです。
【糸魚川市の家賃相場】
- 1DK〜2DK:4〜6万円
- 2LDK〜3DK:6〜8万円
- 3LDK〜:7〜8万円
一軒家を検討する場合、中古か新築かによって市からの支援内容が異なります。詳細は市のホームページで確認することをお勧めします。
賃貸を検討する場合は、あらかじめインターネットで情報を集めた上で、地元の不動産業者に相談するのが良いでしょう。
糸魚川市への移住者の声:体験談と実際の暮らしぶり
糸魚川市に実際に移住した人々は、どのような感想を抱いたのでしょうか。多くの方が、この点に興味を持っているのではないでしょうか。
ここでは、糸魚川市に移住した方々の実際の体験や、移住後の生活で感じたことについて詳しく紹介していきます。
移住の動機:地域コミュニティとの絆を求めて
移住した方の中には帰省をしたUターンの方もいましたが、大半が遠方から来た人でした。
移住の理由としては「地域の人たちとの関わりを増やしたい」「自然の中で人とふれあいながら生活したい」というものが多く挙げられました。
人と人との関係を深めたいと考えて移住してきた方が多い印象です。
また、豊かな自然環境の中で、のびのびと子育てができることも魅力の一つとして挙げられました。
移住前後の印象:イベントが多く、人とのつながりが自然と増える
移住体験前は、多くの方が不安を抱えていました。
- 移住手続きをやったことがないから、できるのか不安
- 友人がいないので繋がりができるか心配
移住前は、地域の人たちと繋がりたいと思っていてもすぐに馴染めるか不安という意見が多かったですが、移住後は以下のようにポジティブな意見を多く聞くことができました。
- 市の方が移住の手続きを丁寧に教えてくれた
- 積極的にイベントに参加することで繋がりが増えていった
手続きや住む場所に不安を覚えていた方も、ほとんどが「市の職員の方が丁寧に解説してくれ、すんなり移住できた」と話してくれました。
また、「積極的にイベントに参加することでつながりを増やした」という意見も多く聞かれました。実際に参加してみると、地域の方々が親切で、すぐに打ち解けられたそうです。
環境面でも、街の美しさが魅力的だと感じる方が多くいました。自然に囲まれているため空気が清浄で、快適な生活環境であるという評価が得られました。
移住後のギャップ:夏の猛暑と冬の極寒、雪の影響を実感
親切な方が多く自然環境も良い、そしてアクセスも便利な糸魚川市ですが、一部の移住者は気候面でギャップを感じたようです。
- 夏は猛暑に、冬は極寒になる
- 冬は移動が大変
主に気候に関するギャップがあったようですね。糸魚川市は、夏は最高気温38度近くを記録するような猛暑になります。一方で冬は山間部に雪が積もることから、寒さも厳しくなります。
いわゆる日本海側の気候であると言えますが、このような気候に慣れていない人や知らない人にとっては驚きかもしれません。
また冬は雪が積もることから、車での移動が大変になるとのことです。
移住前に市内の方や市の職員に気候や天気の情報を確認したり、移住体験で実際に訪れたりすることで、移住後のギャップを少なくすることができるでしょう。
糸魚川市への移住サポート:相談窓口と支援制度の案内
糸魚川市への移住を検討する際に役立つ情報や問い合わせ先を紹介します。
オンライン移住相談:Zoomを活用した便利な相談サービス
糸魚川市では、ビデオ会議システム「Zoom」を使ってオンラインでの移住相談を受け付けています。仕事や住居に関する不安がある方も、専門のスタッフが丁寧に対応しますので、移住を検討している方はぜひ相談してみてはいかがでしょうか。
受付日:月曜日〜金曜日(祝日、年末年始12月29日〜1月3日を除く)
受付時間:午前9時〜午後5時 ※相談時間は約45分間
申し込み方法:相談希望日の3日前までにこちらのフォームからお申し込みください
移住サポーターと体験プログラム:先輩移住者の支援と暮らし体験
糸魚川市では、実際に移住した方が、移住後の暮らしに関する相談に応じてくれます。これらの方々は「移住サポーター」として活動しています。
移住サポーターから移住生活のリアルな話を聞けるだけでなく、仕事体験や就農体験、空き家の見学も可能です。さらに、子育て世帯向けには保育園や幼稚園、子育て支援施設の見学も案内してもらえます。
糸魚川での暮らしを具体的にイメージしたい方、子育て支援の実際の様子を確認したい方は、ぜひ移住サポーターに相談してみましょう。
移住支援金制度:条件を満たす移住者への手厚い給付金
糸魚川市では、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県から糸魚川市への移住者、または新潟県のマッチングサイトを通じて登録企業に新規就職した方を対象に支援金を給付しています。
・単身世帯:60万円
・2人以上の世帯:100万円
(18歳未満の世帯員1人につき30万円を加算)
糸魚川市移住相談窓口:詳細情報と問い合わせ先一覧
糸魚川市への移住に興味がある方や、上記の体験談や支援制度について詳しく知りたい方は、以下の連絡先にお問い合わせください。親切に相談に応じてくれます。
担当課 | 糸魚川市 総務部 企画定住課 |
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住所 | 〒941-8501 新潟県糸魚川市一の宮1-2-5 糸魚川市役所 |
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