平塚市への移住はどう?暮らし・仕事・住居・支援内容を解説
この記事では、地方移住を検討している方に向けて「神奈川県平塚市」での暮らしや移住情報についてご紹介します。
平塚市は、神奈川県南部の湘南エリアに属する人口約25万人のまちです。JR平塚駅を中心に商業施設が多く建ち並ぶ一方で、海や山、田畑といった自然の風景も間近にあり、自然と利便性を兼ね備えた住み心地の良さが注目を集めています。
さらにおすすめしたいポイントが、子育てしやすい環境が整っていること。「18歳の年度末まで医療費無料」といった手厚い子育て支援のほか、子どもの遊び場が充実した公園も多く点在しており、子育て世帯から大変評判です。
今回は平塚市広報課の髙橋さんにお話を伺いながら、平塚市での暮らし・仕事・住居・支援内容などを詳しくご紹介します。
平塚市の暮らしとは?主な5つの特徴に注目
平塚市のある「湘南エリア」は相模湾に面しており、サーフィンやSUPといったマリンスポーツの聖地として有名です。なかでも平塚市は”自然”と”都市”の両面を持つ魅力的なまちとして注目されており、移住者が年々増加傾向にあります。
そんな平塚市への移住・定住は、以下のような方におすすめです。
- 自然を満喫しつつ便利な暮らしがしたい
- 子育てのしやすさや教育環境を重視して移住先を選びたい
- 都心・横浜方面へのアクセスに優れている場所に住みたい
なぜ上記のような方におすすめなのか、ここからは平塚市での暮らしにおける主な魅力について詳しく解説していきます。
特徴1:海・山が近く、公園も多い
平塚市は、南側には相模湾、北側には丹沢・大山が控え、海・山の大自然が身近にあるロケーションです。美しい風景を日常的に楽しめるだけでなく、マリンスポーツやハイキングなどのアクティビティを手軽に堪能することもでき、常に自然を感じながら穏やかに暮らせるでしょう。
海の近くに住まいを設けて、通勤前に早朝サーフィンを楽しむ方もいらっしゃいますよ。
大規模な公園が多いことも、平塚市における魅力のひとつです。たとえば「平塚市総合公園」には遊具広場や動物園、プール、バラ園などがあるほか、お花見スポットとしても有名で、桜のシーズンには多くの花見客で賑わいます。
▲大型遊具も充実しており、子どもの遊び場としても大人気の「平塚市総合公園」
▲手軽に水遊びを楽しめる「流れの広場」もあり、暑い時期になると子連れファミリーで賑わう
公式:平塚市総合公園
また、平塚市と大磯町にまたがる場所に位置する「高麗山公園」も、平塚市を代表するお出かけスポット。富士山や相模湾の絶景を大パノラマで堪能できる『湘南平ゾーン』をはじめ、ハイキングも楽しめる『浅間山ゾーン』などがある自然豊かな公園です。
▲標高180mの場所にある「湘南平」は夜景の名所としても有名
公式:高麗山公園
さらに、四季折々の花木を鑑賞できたり、野菜の収獲にチャレンジしたりと植物にふれあえる「花菜ガーデン」も老若男女問わずに人気があります。
▲花菜ガーデンでは季節のイベントも大人気!(上の写真はハロウィンイベントの様子)
公式:花菜ガーデン
このように、平塚市は海・山が近く、設備が充実した公園も豊富に揃っているため、ほどよい自然が身近にある暮らしを求めている方におすすめのエリアです。
特徴2:駅前に商業施設が充実している
平塚駅周辺には、駅直結の「ラスカ平塚」をはじめ、「OSC湘南シティ」や「ららぽーと湘南平塚」など、多彩なショップが揃う大型商業施設が充実しています。
また、駅から少し郊外へ出向くと「ジ アウトレット湘南平塚」などもあり、買い物や映画、グルメといったレジャーを手軽に満喫できる点が大きな魅力です。
公式:ラスカ平塚
公式:OSC湘南シティ
公式:ららぽーと湘南平塚
公式:ジ アウトレット湘南平塚
特徴3:都心や横浜へのアクセスに優れている
都心や横浜方面へのアクセスに便利なロケーションであることも、平塚市に定住するメリットのひとつです。湘南新宿ラインを利用すれば、平塚駅から都内へは1時間ほど、横浜へは30分程度でアクセスできます。
さらにうれしいポイントが、平塚駅が東京・横浜に向かう電車の起点となっているため始発電車が多く、座って移動できる場合が多いこと。通勤・通学ラッシュによるストレスがほとんどないことから、実際に都心や横浜エリアで勤務している方が平塚市内に住居を構えるケースが増えてきている印象です。
特徴4:子育て・教育環境が整備されている
平塚市は、子育て面のメリットも豊富です。特に注目したいのが「小児医療助成制度」で、0歳から18歳の年度末(高校卒業まで)までの子どもの入院・通院などの医療費が無料となっています。
平塚市におけるその他の子育て支援制度については、以下をご確認ください。
公式:平塚市「子育て支援」
また、教育面にも平塚市ならではの特色がみられます。東海大学との交流授業である「子ども大学ひらつか」では、教授が大学のキャンパス内に小学校の子どもたちを招いて講義を行う活動が実施されています。
さらに、平塚市はアメリカ合衆国カンザス州ローレンス市やヨーロッパの北東部に位置するリトアニアと姉妹都市提携をしていることから、両国との交流を楽しめることも注目したいポイントです。たとえば平塚市の小学校とリトアニアの小学校がオンライン交流を行い、お互いの地域の踊りや自国の”春”について発表し合うなど、外国文化に触れられる環境が整っています。
平塚市は湘南ベルマーレの本拠地でもあり、プロサッカーや野球、バスケの試合を無料で観られる「ドリームパスポート」を平塚市在住の小学生に配っています。このようにさまざまな角度から子どもの興味・関心を促す取り組みを実施しており、子育て世帯の方からご好評いただいております。
特徴5:行事やイベントが充実している
平塚市では行事やイベントが豊富に実施されており、暮らしの中に多彩な楽しみがあることもおすすめポイントです。特に『三大七夕祭り』のひとつに数えられる「湘南ひらつか七夕まつり」が有名で、3日間に渡って大型の七夕飾りなど約100本の飾りが通りを埋め尽くします。期間中は「七夕おどりパレード」やステージイベントなど、さまざまな催しもあります。
他にも四季折々に多彩な行事やイベントが行われているので、ぜひ以下のページから年間スケジュールをチェックしてみてください。
平塚市の暮らしに関する情報
続いては、気候や病院、学校、交通など、平塚市での暮らしに関連するお役立ち情報をまとめました。
気候 | 1月:平均気温5.3℃ 8月:平均気温26.4℃ ※参考:気象庁ホームページ(近隣の小田原観測地点の情報を参照) |
---|---|
人口 | 258,489人(2023年12月1日時点) |
病院 | 一般診療所:169院 病院:9院 |
学校 |
幼稚園:15園 |
名所・観光 | 平塚市総合公園、湘南平、湘南ひらつかビーチパーク、花菜ガーデン、平塚八幡宮など |
行事 ・イベント |
湘南ひらつか七夕まつり、湘南ひらつか花火大会など |
交通 | 【鉄道】 JR東海道本線・東海道線「平塚駅」 【バス】 神奈川中央交通西 【高速道路】 小田原厚木道路(平塚IC) |
近隣都市 | 藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町 |
平塚市内には病院や学校がたくさん点在しているほか、駅周辺を中心として商業施設も充実しており、日々の暮らしに困ることはありません。また、駅を拠点としてバス路線が張り巡らされているため、マイカーなしでも不便を感じずに生活できるでしょう。
ちなみに、平塚市は全体的に坂道が少ないエリアなので、徒歩や自転車での移動がしやすいこともおすすめポイントです。
仕事情報:豊富な選択肢から仕事探しを行える
大手の求人サイトで平塚市における「正社員の求人数」を検索してみると、約1万件がヒットしました。また、車で30分圏内の近隣都市も含めて探せば約3万件の求人が公開されており、移住を機に転職したい方は豊富な選択肢から仕事探しを行えます。
参考:求人情報の一例(平塚市内)
参考:求人情報の一例(平塚市から10km圏内)
ちなみに、平塚市で勤務する正社員の世帯年収相場は「約518万円」です。好待遇の求人を探している方は、相場と照らし合わせながら探してみるとよいでしょう。
※参考:年収相場の一例
住まい情報:賃貸・売買ともに物件が充実!マイホームも手に入れやすい
平塚市には賃貸物件・売買物件ともに非常に数が多く、たとえば賃貸物件なら家賃5万円~18万円程度、新築一戸建ての売買物件なら2,200万円~3,000万円程度が相場です。
参考:住まい情報の一例
また、平塚市は都内や横浜エリアと比較すると土地の坪当たり単価が安い傾向があるため、土地を購入して夢のマイホームを建てるのもよいでしょう。
坪単価を抑えられればその分広い土地を購入できるほか、建物の建築費用にお金をかけることもできておすすめです。
なお、平塚市では耐震工事に関する住宅支援制度が整備されていることから、中古の戸建て住宅を購入し、助成制度を活用して耐震工事を行う方も多い印象です。支援制度に興味をお持ちの方は、ぜひ以下の概要をご確認ください。
公式:平塚市「木造住宅耐震改修工事の補助金」
公式:平塚市「木造住宅の耐震診断補助金」
平塚市へ移住した方の体験談
ここでは、実際に平塚市へ移住した方の体験談をご紹介します。
- 駅前が栄えていて便利な一方で、海も山も身近にあり、自然を感じながら不便なく暮らせる点が気に入っています。
- 七夕まつりのような行事が多く、四季折々にさまざまな刺激を受けながら過ごせて楽しいです。
- 子育て支援が手厚く、遊具のある公園もたくさん点在しているので、子育てのしやすさを日々実感しています。
- 都内や横浜に電車1本でアクセスできるので、職場を変えずに移住できました。夢のマイホームをリーズナブルに手に入れられて大満足です。
都会と田舎の両方の特徴を併せ持つ平塚市は、利便性と自然のバランスの良さを求める方から高い評価を得ています。また、手厚い子育て支援も整備されているため、若い夫婦や子育てファミリーからの評判も上々です。
都会と田舎のいいとこどり生活を送りたい方や、子育てしやすい場所での定住を希望する方は、ぜひ平塚市への移住について検討してみてください。
平塚市への移住に関するお問い合わせ
担当課 | 平塚市 広報課 シティプロモーション担当 |
---|---|
住所 | 〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 |
電話番号 | 0463-21-8556 |
対応時間 | 8:30~17:00 |
公式サイト | ▼「平塚市シティプロモーション」 https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/promotion/promo_00001.html ▼「湘南で子育てするなら平塚市」 https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/teiju/ |