婚活をあきらめかけた女性が素敵な彼を見つけたエピソード|マリピタ
婚活アドバイザーが語る、彼女たちが婚活を成功させた理由。
第5回は、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さんの元に相談にきた、婚活をあきらめかけた美穂さんが、素敵な彼を見つけたエピソードを紹介します。
アプリでたくさん「いいね」が来て決めれない女性がアプリ登録から2か月で本命彼氏を作った話
※美穂さんの写真はイメージです
マッチングアプリで疲れた!結婚相談所で近い男性がほとんどいない
こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。
ご相談に来た美穂さん(31歳)は「田舎に住んでいて出会いがない」といいます。よくよく話を聞いたら、田舎といっても都心に出てくるのに片道2時間近くかかるぐらいの郊外にお住まいでした。
しかし、その片道2時間がネックだったのです。
29歳からマッチングアプリとか街コンで婚活してみましたが、何回会ってもご飯食べるくらいで続かない、たくさんいいねは来るけれども誰がいいのか分からないし、疲れてしまいました。
真剣に結婚したいと思ったので結婚相談所も入ったのですが、近くに住んでいる会員はあまりいなくて、相談したら『エリアを広げましょう』『結婚している人は他県の人とも会っている』としか言われなくて。
往復4時間かけて東京に出て行って、帝国ホテルで3人とお見合いしました。
終わってからもう誰が誰だったかも覚えてなくて、デートのたびにまたこんなに出かけていくのかと思ったら先が見えなくなってしまったんです
結婚相談所って何万人も会員がいるとかHPに書いてあり嘘ではないのですが、地方になると会員が少ないところもあります。某政令指定都市在住で結婚相談所で活動している方が「新規で登録する県内の男性って1週間に1人いるかいないか程度」と言っておりました。
結婚相談所で会える距離にいる人を選べるのは、都会だけなのです。入会前にはそこまで知らされないんですけどね。
男の『いいね』に意味はない!男のプロフィールは読まなくていい!
そうだよね。結婚相談所と併用してマッチングアプリも再開しましょう。
アプリって相手の男性のプロフィール文読んでから「いいね」を返してませんでしたか?
そうですよ。
どんな人か分からないし、普通は読みませんか?
そうなんですけど、男性って女性のプロフィール読まずに『いいね』を送っているんですよ。
遠くに住んでいる人とか、全く共通点がない人からも『いいね』来ませんでしたか?
来てました!
この人何で私に興味持つんだろうって思ってました!
そうですよね。
男性は片っ端から『いいね』を送っている人が多いので、相手女性のプロフィールなんて見てないんです。
『いいね』も付き合いたいとか、タイプって意味じゃなくて、目についた程度で送っている人もいるので。
でも女性って付き合ってもいい人かどうか、プロフィールを読んで選別して『いいね』を返す方が多いんですよね
選別してました。それで疲れてました。
そうですよね。
疲れないようにメッセージ2往復までは相手のプロフィールは読まなくていいですよ。
アプリって居住地は都道府県までしか分からないですよね。
『いいね』が来た男性で希望年齢以内の男性全員に『いいね』を返してマッチングしましょう。
1通目のメッセージは
『はじめまして。ご興味お持ちくださりありがとうございます。●●市に住んでいるミホです。どちらにお住まいですか?』
って送ってください。これで近くに住んでいる人かどうか見分けられますよね。
2通目のメッセージは相手が返信しやすい
『近いですね!▼さんのお休みって土日ですか?』
みたいな疑問文で送るといいですよ。
ここでこちらが敬語なのに、ため口で返信する人もやめましょう
それだと疲れなさそうですね。
プロフィール見ないで2通目までやり取りして、言葉遣いがちゃんとしてて近くに住んでいる人だったら、プロフィールを読めばいいんですね
そう!その流れです。
3通メッセージのやり取りできるようになると、ビデオ通話ができるようになるので、『日程決めてビデオ通話でお話しませんか?』って打診してください。
15分だけなので話題は持つと思います。
ここで写真と違いすぎる人とかは断って、会ってもいいなと思う人はデートの約束をすればいいんですよ。
話す日程決めてしまえば、毎日メッセージを送る必要もないし
あ~、あのメッセージのやり取りが本当に疲れて。話す日決めちゃってから送らなくていいなら楽です
選ばず50人とマッチングしてもビデオ通話まで行くのは10人程度
美穂さんは写真も撮り直し、結婚相談所とマッチングアプリの自己紹介文も作り直して、金曜日の夜を狙ってマッチングアプリに登録しました。
マッチングアプリは登録したての3日ぐらいが超絶モテ期で、多くの男性から『いいね』が来ます。そのモテ期を有効的に使うために、金曜日に登録しました。金曜日の日付が変わるまでの間に200いいねが付いたそうです。
翌日からアプリ婚活を開始しました。
『いいね』を返してマッチングしてメッセージを送ったのに、返信来ない人とか、あっちが退会している人もいるんです。
マッチングして私のプロフィールを見て、興味が無くなったんでしょうか
多分だけど、その男性は無料会員だったんじゃないでしょうか?
無料会員でも検索して『いいね』を送れるので。
女性からのメッセージを読むのは有料会員にならないといけないので、それで退会したんだとおもいます
土曜日だけでマッチングした相手は50人以上いたそうです。相手が退会していたり、メッセージを返してこない人もいました。近くに住んでいることが分かっても「●●に住んでるよ。ミホちゃんって呼んでいい?」
と馴れ馴れしく返してくるような距離感の近い男性もいたそうです。
2通目のメッセージを送ってから、プロフィールを見たら顔の一部を隠している写真を使っていたり、自己紹介文の日本語が意味不明な人、身勝手なことを書いている人もいたそうで、そこでやり取りが終わった方もいました。
ビデオ通話を打診しても「ビデオ通話は使ったことがないから普通に会いたい」と言ってきたり、「いつでも電話していいよ」と日程を決めれない人もいたそうです。
日曜日までにビデオ通話の約束した人は、10人程度でした。
ビデオ通話は会わずにどんな人か分かる革命
マッチングアプリのビデオ通話は15分です。時間を決めたのに遅刻してくる男性や、写真と別人で若い時の写真を使っているアラフォー男性もいたそうです。
ビデオ通話で1回話しただけなのに、メッセージがため口に変わってLINE交換したがる男性がいるんです。
距離感近くて怖いんですけど
そうですよね。
自己紹介文にLINEは会ったときに交換したいって書いているのにね。
断っていいと思いますよ
ですよね。断ります。
会いましょうって言ってくる人いるんですけど、どうしたらいいでしょうか?
美穂さんが疲れていなければ、出やすいエリアで会ってはいかがでしょうか?
50人ぐらいとマッチングしましたけど、アプリで疲れてますか?
こんなにたくさんの人とやり取りしているけれど、テンプレをコピーして送るだけなので疲れないですね。
誘ってくれる方も近いし、会ってみます
そうですね。ぜひ。
ビデオ通話して会ってもいいなと思う人はどれぐらいいますか?
5人ぐらいです
じゃ全員に『よかったらご飯かお茶でもいかがでしょうか?私は●日午後と●日ランチなら空いてますが、ご都合いかがでしょうか』って自分の都合がいい日程も入れて送っちゃいましょう。
女性から誘ったら基本的に断らないよ
分かりました。送っちゃいますね
こういうシーンで『いつが都合がいいですか?』と、希望日程を良かれと思って相手に伺う方が多いのですが、それで向こうの候補日と合わせるやり取りが増えます。
2~3つほど候補日を出して、あちらから選んでもらえるようにする方が回答する側も楽です。
相手のメッセージに反応するのではなく女性からメッセージを送るから消耗しない
その後、美穂さんは7人の男性と会いました。実際に会ったら「他の男性に何人ぐらい会っているの?」と、答えるわけがないであろう婚活状況を質問攻めしてくる男性もいたそうです。初デートでLINE交換したのは4人で、ひとりはその場で2回目のデートに誘ってくれたそうです。
その4人のうちのお一人とお付き合いすることになりました。マッチングアプリに登録してから2か月ぐらいでした。
アプリで50人とマッチングしたけど、消耗しましたか?
そうでもないです。
送る文面も決まっていたし、前は男性から来たメッセージにどう返そうかとか、悩んで考えすぎて消耗していたかも
そうですよね。
自分からメッセージを送ると、流れも予測できるし進めやすいですよね
多くの女性は男性から「いいね」が来る中で選び、マッチングしてからも男性からのメッセージを待ち、誘われるのを待ってデートして、全部男性が誘導するものだと思っているでしょう。
自分からプロポーズする必要はないのですが、1通目のメッセージを自分から送り、ビデオ通話を打診しして、自分から流れを作るだけでずっと消耗しないで婚活できますよ。
ぜひ試してみてくださいね。
もう、お二人ともマッチングアプリは退会していますが、退会前に美穂さんの彼氏のプロフィールも見せていただきました。
「はじめまして。友達から勧められて登録しました。登録したばかりですがどうぞよろしくお願いします」
自己紹介文はこの程度でした。
プロフィールを見て選んでいたら、たぶん、この男性を選んでいないと思います。
でもアプリって男性は実際の方が誠実で素敵な人もいるし、プロフィールは立派だけど会ってみたら、まるで違うタイプってこともあるし、プロフィールだけでは選べないですね。
選ばずにマッチングしていったから、ライバルが少ない、こんないい人に出会えたと思います
だそうですよ。
編集部からのコメント
選ぶというのは、実はとても大変で、疲れることなんですよね。
ましてや婚活という、大切な出会いにつながることで、この人は会ってみようかな、この人はどうかな、と決めていくのは、時間もかかります。悩み始めると、自分の判断力もわからなくなってきて、「もういいや!」なんて思ってしまいがちです。
今回のエピソードでは、菊乃さんの具体的なアドバイスがたくさんありました。皆さんもぜひ、アドバイスを活用して、新しい出会いをみつけてくださいね。