リアル体験談で知る!40代が主役になれるおすすめマッチングアプリ
本記事は、人生で初めてマッチングアプリを使おうとしている40代男女を対象にしています。
みなさんはマッチングアプリにどんなイメージを持っていますか?
- 男女が出会えるアプリ?
- なんとなく怖い、怪しい
- 若い人が使うもの?
- 40代でも本当に出会えるの?
- 実際に使った人の話を聞いてみたい
など、人それぞれに知りたいことはさまざまだと思います。
今回は、マッチングアプリを長年研究してきたアラフォーの私がこれらの疑問に回答しながら、実際に体験した人の体験談も交えて解説をしていきます。
40代が主役のおすすめマッチングアプリ3選
「マッチングアプリって若い子たちが多いんだよね?」
「40代、しかもバツイチだけど登録しても大丈夫なのかしら?」
こんな声をよく聞くのですが、大丈夫です!タイトルにもある通り、今は40代が主役のマッチングアプリが多くあります。
40代の方がアプリを使うときの選択肢としては大きく分けると3つ。
この中で、初めてマッチングアプリを使うときにオススメしたいのが、Bの40代が主役のアプリを使うことです。(AとCの項目に関しては記事の後半で補足説明をしています。)
では、40代が中心になっているアプリからおすすめできるものを3つ厳選して紹介します。
- 恋人を探したい40代→アンジュ
- シンママ、バツイチ→マリッシュ
- 本気で結婚したい→ブライダルネット
自分の希望に合うものを選んでもらうと良いです。
恋人を探したい40代には「アンジュ」
30代後半〜50代向けのマッチングアプリ「アンジュ」は、大人の落ち着いた恋愛や結婚をサポートするサービスです。
アンジュ自体は30代以上限定ですが、中でも40代の会員が多く、同世代との出会いが自然に生まれやすい環境です。例えば、休日はゴルフや美術館巡りを楽しむような大人の趣味を共有できる相手と出会えます。
■内面がよくわかるプロフィール
「人柄グラフ」という独自機能で性格を可視化。例えば「マメなタイプ」「話し上手」「陽気なタイプ」などがわかります。また、好みマッチの機能で、お互いにタイプの条件に当てはまるかも一覧で見れます。こうした内面的なマッチ度を見ながら、マッチングする相手を選ぶことができます。
■充実したサポート体制
初めての方でも安心して利用できるよう、プロフィール作成のコツやメッセージの書き方まで丁寧なガイドがあり、初心者でも使いやすいです。
アンジュを利用した40代の声
- 「他のアプリでは若い人ばかりで気後れしていましたが、ここでは同年代が多くて話が合う人に出会えました。」(43歳女性)
- 「他のアプリではいいねがあまりこなかったのに、アンジュに乗り換えたらたくさんいいねが来るようになって驚いた。」(49歳女性)
- 「真剣度が高いからか、慎重派の人が多くて、会うまでに時間がかかる」(48歳男性)
- 「アプリがエラーになることが多くて、使いづらかった」(46歳男性)
- 「人柄グラフで相手の性格をイメージできたのがとても良かった。」(45歳男性)
おすすめの活用法
趣味や価値観を詳しく記入することで、より良いマッチングが期待できます。例えば、「週末は美術館巡りが好き」「将来は温泉旅行を楽しみたい」など、具体的な情報を記載すると、共通の興味を持つ相手との出会いにつながりやすくなります。
真剣な出会いを求める40代の方、特に結婚や再婚を考えている方におすすめのアプリです。
シンママさんは「マリッシュ」
「マリッシュ」は、特に再婚希望者やシングルマザー・シングルファーザーを応援する仕組みが充実したマッチングアプリです。一般的な恋活・婚活アプリと異なり、特定のライフステージにいる人々のために作られており、以下の点が特徴です。
■再婚希望者を応援する特典制度
再婚や子育て中のユーザーに優遇ポイントが付与され、プロフィールの検索結果で目立つように工夫されています。シングルマザーやシングルファーザーが前向きに出会いを探せる環境を提供しています。
■趣味や価値観でつながる機能
プロフィールには趣味や価値観を登録できる「グループ機能」があり、似た興味やライフスタイルを持つ相手を見つけやすい仕組みが整っています。
■バツイチや子持ちに理解あるユーザーが多い
再婚希望者が多く登録しているため、子どもがいることに対する偏見が少なく、理解のある相手と出会いやすいのが特徴です。
マリッシュを利用した40代シングルマザーの声
- 「他のアプリでは『子どもがいること』を伝えると反応が悪かったのですが、マリッシュではそれを理解してくれる方ばかりで安心しました。」(40歳女性)
- 「子育てのことや再婚について、共感してくれる相手に出会えて嬉しいです。長い間、恋愛を諦めていた自分に自信が戻ってきました。」(43歳女性)
- 「無理なく利用できる料金設定と、相手の真剣度の高さが魅力です。子どもと一緒に過ごせる未来を考えられる相手に出会えました。」(47歳女性)
- 「子供のことをしつこく聞いてくる人がいて、私と恋愛する気がないのかなと思った。」(49歳女性)
- 「ぱっと見たくさんいいねが来て嬉しかったけど、その中で恋愛したいなと思えるような人で絞ると、そんなに多くはない。」(40歳女性)
おすすめの活用法
■マリッシュを上手に活用するコツ
- 子育ての状況や再婚への考えを具体的に記載する
- 理想の家族像や休日の過ごし方など、生活スタイルについての希望を明確にする
- 無理のないペースでコミュニケーションを取る
特に、40代のシングルマザーの方や、子育てしながらの再婚を考えている方におすすめのアプリです。
結婚がしたいなら「ブライダルネット」
「ブライダルネット」は、結婚相談所を運営するIBJが手掛ける婚活アプリで、真剣に結婚を目指す男女に特化したサービスです。婚活に特化しているため、恋活アプリとは一線を画す機能や仕組みが整っています。以下が主な特徴です。
■結婚を目的としたユーザーのみが集まる環境
恋活や友達探し目的ではなく、真剣に結婚を目指す人が集まるアプリです。そのため、相手の結婚への意欲やライフスタイルを重視した出会いが可能です。
■婚活に特化した独自の検索機能
年齢や居住地だけでなく、結婚希望時期や趣味、価値観などの条件で絞り込める検索機能を搭載。効率的に理想の相手を探すことができます。
■リーズナブルな料金体系
真剣な婚活ができるアプリでありながら、1ヶ月約3,000〜4,000円で利用可能です。(男女ともに有料)
ブライダルネットを利用した40代の声
- 「婚活パーティーは抵抗があったので、アプリでゆっくり進められるのが助かりました。結婚を真剣に考えている方が多く、安心して使えます。」(41歳女性)
- 「細かいプロフィール設定のおかげで、価値観が似ている方とマッチングでき、スムーズに交際に発展しました。」(43歳男性)
- 「婚シェルのアドバイスが的確で、婚活初心者の私でも短期間で相手を見つけることができました。」(45歳女性)
- 「真剣度が高い分、やり取りがやや堅苦しく感じることがあります。」(44歳男性)
- 「みんな真剣なので、私みたいにいい人がいれば結婚も考えるというスタンスだと、温度差を感じることがあった。」(49歳女性)
おすすめの活用法
■ブライダルネットを上手に活用するコツ
- 悩んだときは遠慮なく婚シェルに相談しアドバイスをもらう
- 短期間勝負が肝心!返信やマッチング回答に時間をかけすぎない
- プロフィールは真剣さをアピールして丁寧に書き込む
ブライダルネットは結婚相手を見つけるためのアプリなので、真剣度が高い会員ばかりです。その中で、返信が遅い、プロフィールが適当など、真面目さを感じない対応をしてしまうと、なかなか出会いづらくなってしまうかも。自分自身が本気で活動する気持ちで取り組むことをおすすめします。
そのほかのアプリの紹介は後半にて。
では、実際にこれらのアプリを利用して素敵な出会いを見つけた男女の体験談を紹介します。
40代男性の体験談:42歳で初めての結婚願望、そしてアプリデビュー
■自己紹介
2024年12月現在、42歳。大手広告代理店勤務。
20代・30代はひたすら仕事に邁進し、気が付けば部下を指導する立場にもなった。いわゆる順風満帆なキャリアだが、プライベートでは特に「結婚したい」という強い願望を持ったことはなかった。ひとりで生きていく自信もあったし、長く母と二人暮らしをしていたため「自分は孤独じゃない」と自然に思い込んでいたのだ。
しかし、41歳のときに母が他界。ぽっかり空いた隙間に「この先、自分はずっとひとりなのか?」という不安が忍び寄った。それは慣れ親しんだ家で過ごす何気ない夜、誰にも話せない寂しさに気づいた瞬間だった。
「ああ、俺もそろそろ結婚ってやつを考えるときが来たのかもしれないな。」
40代になって初めて、共に生活を営めるパートナーを求めるようになった。
■マッチングアプリとの出会い
結婚を考え始めたはいいが、どう出会えばいい?仕事関係の知り合いはいても、独身女性で「今から」となるとハードルが高い。合コンに行く気力もなく、街中でナンパなんて年齢的にも柄じゃない。
そんなとき、2年ぶりに再会した同期がさらりと爆弾を投下した。
「実は俺、結婚したんだよ。」
「お前が?あれだけ独身貴族気取ってたのに!」
驚きを隠せない僕に、彼はスマホの写真を見せてきた。写っていたのは34歳の若くて笑顔が印象的な奥さんだという。僕より8つも下の女性。話を聞けば、出会いはマッチングアプリだとか。
「マッチングアプリって、もっと若者向けだろ?ティンダーくらいしか知らんぞ?」
「それがな、『アンジュ』ってアプリで会ったんだ。30代以上限定で、真面目な出会い向けなんだと。」
同期は照れながら、結婚生活の幸せを語る。ふだんクールな男が、すっかり家庭的な笑顔を浮かべているのを見て、「結婚も悪くないな」と素直に思えてきた。
その夜、帰宅しても同期の幸せそうな表情が頭から離れない。悔しいような、羨ましいような、そして新しい扉を開く勇気が湧いてくる。
「なあ、あのアプリ、アンジュって言ったっけ?」
後日、同期に再度確かめ、評判や料金を聞く。月額4000円前後で、無料でもある程度は使えるらしい。「サクラはいないと思うけど、自己防衛は必要かな」とのことだったが、まずはお試しでやってみようと決めた。
■初めてのアンジュデビュー:戸惑いの連続
昼休み、早速スマホに「アンジュ」をダウンロード。
始めようとすると、まずはプロフィール登録と顔写真のアップロードが必要だという。
「顔写真をネットに公開して大丈夫なのか?」と初歩的な不安がよぎる。同期に相談すると、「女性会員にしか見られないし、登録しないとほぼ無理だぞ」と一蹴された。
仕方なく、同期が持っていた4年前の北海道旅行中、馬にニンジンをあげている笑顔の一枚を使うことにする。写真が趣味の彼が送ってくれたその写真には、普段見せない自然な笑顔が残っていた。
▼AIで似ている写真を作ってみたが、まさにこんな感じだ。
プロフィール項目を埋めていくと、「いつ頃結婚したいか」「どんな結婚生活を望むか」「理想のパートナー像」など、今まで考えたこともない設問が並ぶ。記入しながら、「俺、これまで本気で結婚を考えたことなんてなかったんだな」としんみり。40を過ぎて、ようやく自分の将来像と向き合うことになった。
■画面に広がる“普通”の女性たち
プロフィールを完成させ、メイン画面に戻ると、驚くほど多くの女性たちの写真が並んでいる。派手なモデル風ではなく、ごく普通のOLや看護師、カフェ店員風の女性たちがずらり。彼女たちもまた、パートナーを求めてここにいるのかと考えると、不思議な感慨が湧いてくる。(見せられないのが残念だ。)
あまりに数が多く、正直「どの人にいいねを押せばいいんだ?」と戸惑う。とりあえず絞り込み機能で年齢や居住地、子どもの有無などでフィルターをかける。
気になる人を見つけ「いいね!」を押そうとした矢先、「3日以上ログインしていない相手です」と表示が出る。アクティブな女性だけ狙おうと再度フィルターをかけようとすると、有料プラン加入が必要だとわかる。やれやれ、簡単にはいかないらしい。
それでも初日は無料範囲で20人ほどに「いいね!」を送ってみた。するとそこでポイントが尽きてしまい、その日は打ち止め。「明日になれば、またいいね数が復活するのか?まあ焦らず行こう」と、その夜はアプリを閉じた。
■初マッチングの喜びと課金への一歩
翌日、何気なくアプリを開くと「マッチング中」の表示が11件もあった。まさかこんなに早く、何人もの女性が僕に興味を持ってくれるとは思っていなかった。
内心驚きと嬉しさが混ざり合い、少しニヤけてしまう。とはいえ、ここからが本番だ。メッセージを送ろうとすると、年齢確認と有料プラン加入が必要になる。
月額3800円、3ヶ月まとめ払いなら1ヶ月あたり3300円ほど。「まあ、1万円以内だし、1ヶ月で成果を出せる気もしないから、3ヶ月にしてみるか」と腹をくくる。半ば投資のような気持ちだ。生きていくうえで、こういう挑戦は今まで避けてきたが、何かが変わるかもしれない。
年齢確認・支払い手続きを終えると、いよいよ女性たちにメッセージが送れるようになった。
「はじめまして!プロフィールを読んで素敵だなと思いました。」
緊張しながら送信ボタンを押し、新たな一歩を踏み出す。40代にして初めて、本気でパートナー探しを始めた僕は、この先何が起こるのか期待と不安を胸に、スマホの画面を見つめていた。
■11人へ送った初メッセージ、返信は4人だけ…
挨拶メッセージを、前日にマッチングした11人に送った。
正直、全員からすぐ返事が来るとは思っていなかったが、翌日返信があったのはわずか4人だけ。既読スルーもいたが、未読のまま読まれていない人も結構いた。それなりにショックはあったが、考えてみれば11人と一斉にメール交換するのも大変だ。結局、残った4人とのコミュニケーションに集中することにした。
■Aさん(38歳・看護師)
Aさんは趣味を大事にし、これまで独身を謳歌してきたが、趣味仲間たちが次々と結婚。刺激を受けて「自分もそろそろ」という気持ちでアプリを始めたらしい。
「結婚してもお互いの時間を尊重したい」と言うAさんの価値観は、僕と驚くほど似ていた。
子どもについては「望むならごめんなさい」という話も率直に教えてくれた。僕自身は、子どもを強く望むわけでもなく、自然の成り行きで考えたいと思っていたので、問題なし。こういったデリケートなテーマを早めに話せるのは、大人同士ならではの良さだと感じた。
■Bさん(39歳・職業不明)
Bさんは非常に結婚願望が強く、「早く家庭を持ちたい」という熱い思いが前面に出ていた。僕はまだ“すぐに”という感じではなく、あくまで自然な流れを求めている。彼女の熱量にやや圧倒され、少し温度差を感じ始めていた。
■Cさん(36歳・職業不明)
Cさんは年齢的にも少し若く、外見がタイプだったので個人的に期待していた相手だ。メッセージのやりとりでも軽快なやり取りが続き、話題が尽きない。この時点では「会うならCさんもいいな」と思える存在だった。
■Dさん(42歳・職業不明)
Dさんは同年代で、やりとりをしていると落ち着いた雰囲気が伝わってきた。カフェや公園で読書、ヨガや岩盤浴など健康的でスローなライフスタイル。僕自身はもう少しアクティブなタイプだが、違う世界観に惹かれる部分もあった。
■メールから通話へ、そして初のデート打診
約2週間、4人とのメッセージは続いた。毎晩のように相手のプロフィールを見返したり、返事が待ち遠しくてスマホを何度もチェックしたり…。40代にして、まるで10代のような気分に戻った自分がいた。
そろそろ文字だけのやりとりでなく、通話やビデオチャットで人柄を感じ取ってみたいと思い、Aさん・Bさん・Cさん・Dさん、それぞれに「一度声を聞いて話してみませんか?」と誘ってみた。
ここでまずBさんが後退する。電話やビデオ通話が苦手なのか、「もう少しメールだけで…」と曖昧な反応が続き、やがて自然消滅に近い形で連絡が途切れた。やはり結婚への思いが強すぎるあまり、僕との温度差が埋まらなかったのかもしれない。
Cさんとはビデオ通話に進んだ。ところが、実際に顔を見て話してみると、お互い「なんか違うかも…」という空気が漂ってしまった。メッセージの時はあんなに相性良く感じたのに、画面越しのリアルな表情や話し方で微妙なズレを感じるとは、これもまた初めての経験だ。Cさんとのやりとりは、その後自然とフェードアウトしていった。
一方、AさんとDさんとは通話を経ても好印象が続く。
Aさんは看護師らしくハキハキしていて、好きなアーティストのライブを口実に全国を旅するほど行動的。僕も旅行好きなので、「ライブの日は別行動でもいいし、旅行を兼ねられるなら楽しいよね」と盛り上がった。一緒にいるイメージが湧き、何より「価値観が近いな」と感じた。
Dさんは、声がとても心地よく、話していると癒される雰囲気だった。趣味は異なるけれど、カフェで本を読んだり、健康的なアクティビティを楽しんだりと、自分にはない生活スタイルを持っているところが面白かった。
「もし話してみて良かったら、一度食事に行きませんか?」
Aさんは即「ぜひ行きましょう!」と日程までその場で決定。Dさんも「スケジュールを確認して折り返します」と誠実な返事をくれた。
ところが、Dさんから後日来たメッセージは「申し訳ないのですが、アプリで素敵な方と出会い、退会することにしました。お食事はキャンセルでごめんなさい」という残念な報告。僕が知らないところで、Dさんにも複数の男性がいて、その中から誰かが選ばれたのだろう。こういう世界なのだとあらためて思い知らされる。
そんな中、Aさんとは初デートが決まり、僕はライバルに先を越される前に自分の魅力を最大限発揮せねばと気合が入った。久々に美容室で髪を整え、長年サボっていたスキンケアも再開。オシャレなカジュアルジャケットを新調し、同僚にもファッションチェックを頼む。
「いいじゃん、妻も『こんな人が来たら好印象』って言ってるぞ」と同僚はニヤニヤしている。少し腹立たしいが、女性目線のお墨付きをもらえたのは有難い。
■42歳、ついにマッチングアプリで初デート
2024年11月、Aさんとの初デートの日。会う場所は人混みが激しい駅前でなく、先に席をとっておいたオシャレなカフェ。数分早めに到着し、軽く仕事用メールをチェックしながら待っていると、ツヤのあるボブヘアーの女性が店内を見回しながら近づいてきた。
「こんにちは、Aです。」
「こんにちは。初めまして。あっ、席どうぞ。」
少しぎこちない挨拶の後、メニューを開くと、Aさんは目を輝かせて「パスタもピザもデザートも美味しそう!」と無邪気な笑顔を見せる。
(可愛いな…この歳でこんなトキメキがあるとは思わなかったぞ)
心の中でそう感じながら、僕は思わず提案する。
「よかったらパスタとピザ、両方頼んでシェアしませんか?」
「いいんですか!やった〜いろいろ食べられるなんて最高です!」
嬉しそうな彼女の表情を見ていると、もうそれだけで幸せな気分になる。まだ会って10分程度なのに、こんな気持ちになるとは。
食事をしながら、これまで行った旅行先やライブの思い出、仕事でのやりがいなど、話題は途切れない。Aさんは素直に感じたことを言葉にするタイプで、裏表がなさそうなところが好印象だった。
「次回は私が気になっているお店にぜひ付き合って欲しいです」とAさんから言ってくれるほど、初デートは大成功に終わった。
■2回目のデート、10数年ぶりの「告白」
初デートから間もなく、Aさんとは毎日連絡を取り合うようになった。映画が好きだとわかり、みなとみらいの映画館で2回目のデートを計画。食事と映画、そして夜はイルミネーションを眺めながら散歩する、まさに“デート”と呼ぶにふさわしいプランだ。
大学生のとき以来だろうか、こんなにウキウキした気持ちで映画のチケットを手にしたのは。Aさんと一緒にいると、生活に彩りが増す実感があった。
映画を観て感動し、ランチを楽しみ、散歩しながら語らう中で「この人ともっと深く関わりたい」と確信する。そしてイルミネーションに彩られた夜、カフェで温かいコーヒーを手にベンチに座り、僕は意を決した。
「Aさん、今日も一日すごく楽しかったです。…この先もずっと、一緒に過ごしたいなって思ってる。俺たち、付き合いませんか?」
Aさんは驚いたように目を丸くし、少し沈黙。心臓が高鳴り、失敗したかと不安がよぎる。その時、彼女は照れながら言った。
「私でよければ…よろしくお願いします。彼氏できるの、6年ぶりかも。」
「僕も8年ぶりくらい(笑)」
観覧車に乗りながら二人で微笑み合う。これまで敬遠していたマッチングアプリが、僕にこんな素敵な出会いをもたらすなんて。2024年11月の初めに登録し、12月の初旬には正式に交際開始。予想よりずっと早い展開だった。
同僚へ報告すると「お前、マジか!早すぎだろ。でもおめでとう!」と驚かれた。アンジュで出会った恩人(?)である同期には、今度お礼に美味い焼肉をご馳走しようと思う。
■マッチングアプリ、想像以上の収穫
振り返れば、アプリデビューから2ヶ月足らずで素敵なパートナーができた。40代で初めて「結婚を視野に入れた恋愛」をしようと思い行動した結果が、こんなにも幸せな形で実を結ぶとは夢にも思わなかった。
「マッチングアプリは若者だけのものじゃない。俺たち40代でも、ちゃんと使えば人生が変わるんだな…」と噛み締める。
これからAさんとどんな未来が待っているのか、まだ分からない。けれど、お互いを尊重し合いながら、少しずつ歩み寄っていける気がしている。今はただ、目の前にあるこの新しい恋を、そして新しい生活の一歩を楽しみたいと思う。
僕が彼女と出会えたアンジュ、興味を持ったらぜひ利用してみてほしい。
40代女性の体験談:離婚から7年、人生のパートナーを探すためアプリを利用
プロフィール
年齢:46歳(2024年12月現在)
名前:サヤカ
仕事:不動産関連の事務職
家族:20歳の息子と二人暮らし
経歴:38歳で離婚を経験
■マッチングアプリを始めたきっかけ
私は20代で結婚し、30代後半で離婚を経験しました。それからは、子育てと仕事に打ち込み、気がつけばもう7年。息子も20歳となり、ある日「彼女ができた」と報告してくれました。子育てもひと段落を迎えたのだな、とそのとき初めて実感し、自分のこれからの人生をゆっくり考え始めるようになったのです。
再婚への意欲は正直あまりありません。ただ、時々お茶や食事に出かけたり、他愛ない話を気軽にできる相手がいてもいいかも、と思い始めていました。そんなタイミングで目に入ったのが、ネット広告で見た「マリッシュ」というマッチングアプリです。
女性は無料で利用できることもあり、「試しにやってみよう」という軽い気持ちでアプリをダウンロードして登録してみました。
■マッチングアプリへの印象は一変
最初は不安だったので、プロフィール登録は後回しにして、とりあえず登録している男性たちのプロフィールをこっそり覗いてみました。すると、思ったより普通の方が多く、驚きました。多くが離婚経験者のようでしたが、「きちんとパートナーを求めている」姿勢が伝わる真面目な紹介文が多かったのです。
私が想像していた「軽いノリ」や「遊び目的」というイメージは薄く、むしろ皆さんが誠実さを強調する自己紹介文を掲載していました。たとえば、こんな雰囲気の方がいました。
「バツイチですが、もう一度温かい家庭を築きたいと思っています。休日は美術館巡りや散歩が好きで、穏やかな関係を築ける方と出会えたら嬉しいです。」
このようなテキストを目にすると、「あ、真剣な人が多いんだな」と自然に感じられました。
私はグループにも入り、理解者の方からいいねが来るといいな〜とのんびり構えていました。
■登録後3日で40人から「いいね」
ただ男性のプロフィールを眺めるだけでは申し訳ないなと思い、私も写真と簡単なプロフィールを登録してみることにしました。というのも、写真がないと相手のイメージがつかめず、「この人と話してみたい」とは思いにくいものです。相手も同じはず。写真と自己紹介があれば、人柄や雰囲気が少しでも伝わるのです。
写真をアップして3日ほど経つと、なんと40人もの男性から「いいね」をいただいていました。この数字には正直驚きました。日常生活では、そんな短期間でこんなにも多くの男性と出会う機会はありません。一人一人のプロフィールを丁寧に読んでいくと、年齢も職業も趣味もバラバラ。若い方から年上の方まで、まさに多種多様な世界が広がっていました。
その40人の中で、「この人、なんだかいいかも」と思えたのは4人。たった3日で4人の興味を引かれる男性が見つかるなんて、日常では考えられないことです。「マッチングアプリって、出会いの効率がすごい」と改めて感じました。
■メッセージのやりとりは心地よい
多くの男性からアプローチを受けると、「まだまだ私も女性として見てもらえてるんだな」と素直に嬉しくなりました。また、普段出会えない職業や背景を持つ方とお話しすると、知らない世界がどんどん広がっていくようで新鮮です。
マッチングした4人のうち、特に興味を惹かれた3名をご紹介します。
■コウさん(48歳/会社経営者)
バツイチで、若い頃に結婚したものの、仕事優先でわずか3年で離婚。その後は恋愛から遠ざかっていたそうです。会社が落ち着いて自分の時間が持てるようになり、再びパートナーを探そうとアプリを始めたとのこと。経営者と聞くとガツガツしたイメージを抱きがちですが、コウさんは物腰が柔らかく丁寧な方でした。私が「グイグイ来られるのは苦手」と思うタイプなので、その点は好印象。
■マモルさん(53歳/歯科医師)
歯科クリニックの院長をされていて、とても積極的な印象。名前をすぐ教えてくれたり、積極的に話しかけてくれるので安心感がありました。ただ、「後継者が欲しい」という気持ちが強いらしく、子供を望んでいる彼の希望には私はもう応えられないだろうな、と少し考えてしまう部分もありました。
■シンさん(46歳/会社員)
シンさんは私と同年代で、10年ほど前に離婚を経験し、子供は奥さんが引き取っているそうです。すぐに結婚、というよりは「パートナーが欲しい」という考え方が私と似ていました。また、好きな小説家が同じで盛り上がったり、共通点が多いのが好印象でした。「華やかさ」よりも、日常に溶け込みそうな相性の良さを感じました。
彼らとのやりとりは、友人や職場仲間との会話とはまた違い、相手が私に関心を持ってくれているのが伝わります。男性側が会話をリードしてくれたり、私が質問すると丁寧に答えてくれたりするので、肩肘を張らずに楽しめました。自分に向けてくれるポジティブな関心は素直に心地よく、嬉しいものだと実感しました。
■実際に会ってみる—3人との初デート
「やっぱり会ってみないとわからない」と思い、1ヶ月かけて3人にそれぞれ会うことにしました。
■コウさんとのデート
平日の夜、コウさんが予約してくれたのは、高級な和食屋さん。緊張しましたが、彼は終始落ち着いた雰囲気で、私が話しやすいように気遣ってくれました。話していて疲れないし、自然体でいられると感じました。ただ、やはり住む世界が違うな〜と思うことも何度かありました。
■マモルさんとのデート
私の家の近くまで出向いてくれて、ランチをしたあと神社を散歩しました。前向きで行動力がある人だと思いますが、会話は彼主導で、自分が話したいことを次々と展開するタイプでした。そのため、私の話はあまり広がらず、少し物足りない印象も受けました。
■シンさんとのデート
シンさんはとにかく気配り上手で、私の話にもじっくり耳を傾けてくれました。話す割合は私6:彼4くらいですが、ちゃんと「聴いている」感じが伝わり、心地よい空気が流れていたのを覚えています。
結果的に、コウさんとシンさんの2人から「もしよければお付き合いしたい」とお話をいただきました。私は正直迷いました。どちらも魅力的です。ただ、ここで息子に相談してみたんです。
「経営者の人(コウさん)は肩書きとか安定感に惹かれてるように見える。会社員の人(シンさん)は話が合うし、内面で繋がってる感じがする。長く続くのは話が合う方じゃない?」という息子の言葉にハッとしました。大人になったなあ、と思うと同時に、私も心から同意できたんです。
そうして私が選んだのは、シンさんでした。
■後日談
この体験談は2024年9月頃のお話ですが、12月現在もシンさんとのお付き合いは順調です。たまにシンさんが家に来て、息子と3人で食事をしたり、その後二人がゲームで盛り上がったりしています。その様子を見ていると、まるで家族みたいだなあ、と微笑ましく感じることもしばしば。
結婚をもう一度、という気持ちは当初薄かったのですが、今は「もう一度家庭を築くのも悪くないかもしれない」と思い始めています。残りの人生を、信頼できるパートナーと穏やかに過ごす未来が、少しずつはっきりとイメージできるようになってきました。
【初心者向け】アプリ出会う前に40代が知っておくべきこと4つ
体験談を読んで、アプリを使ってみようかな…」と少しでも思っていただけたでしょうか?ここでは、40代の方がアプリを使う前に知っておくと良い情報を整理してお伝えします。初めての挑戦は不安もあると思いますが、適切なアプリ選びや安全対策を理解すれば、より安心して出会い探しをスタートできるはずです。
【1】選び方:コンセプト・会員数でアプリを見極めよう
■40代が利用できないアプリは基本的にありません!
まず押さえておきたいのは、「40代だから使えない」というアプリはほぼ存在しないということです。ただし、40代の会員数が多いアプリや、ユーザー層が幅広く40代にもマッチしたアプリを選ぶと、よりスムーズにマッチングできる可能性が高まります。
冒頭で紹介したアプリ以外に40代の皆さんの利用候補におすすめのアプリたちはこちら。
アプリ名 | アプリの特徴 | 参考リンク |
---|---|---|
■利用者数が国内最大級 有名な王道アプリなので、もちろん40代の利用者も多い。安全面や料金面、機能などさまざまな面からバランスが良く、初心者に向いているアプリ。 |
||
■婚活寄りのマッチングアプリ 恋愛よりもう少し真面目に婚活したい人に向いているアプリ。30代の利用者が多いものの、アラフォー〜40代も多いので、40代半ばくらいまでであれば、出会いのチャンスは多い。 |
||
■価値観でつながるマッチングアプリ 使っていて楽しいマッチングアプリ。40代利用者の割合は少ないものの、アプリ全体の会員母数が多いため、たとえ40代でも、検索で候補が多く表示される。心理テストや性格診断の要素が豊富。 |
||
■カジュアルに恋愛したい人に向いている |
上記は安心して始められる定番です。それ以外にも多数存在しますが、会員数が少なくマッチしにくいものは、初心者にはハードルが高いため、まずは王道アプリで慣れるのがおすすめです。
選び方の目安
- とにかく人気の王道アプリで試したい: ペアーズ・with・タップル
- 早期の結婚も視野に入れたいから複数アプリ併用: Omiai+ブライダルネット
王道アプリで慣れてから、もし物足りなさを感じた場合に、その他のアプリを検討する流れが最も合理的です。いきなりマイナーアプリに挑戦してマッチングが難航すると、最初からつまずいてしまいます。まずは「会員数が多くてマッチしやすい王道」から始めてみましょう。
【2】安全面:40代は勧誘や詐欺に狙われやすい?対策を心得よう
「マッチングアプリって、昔の出会い系サイトと似てるのでは?」と感じている方も多いでしょう。しかし現在の主要なマッチングアプリは、
- 既婚者の利用禁止
- サクラがほとんど存在しない仕組み
- 料金体系が明瞭
- 恋愛以外の営業・勧誘行為には厳しい対応
- 本人確認を徹底
といった、安全性を高める仕組みが整えられています。ただし、注意すべき点として「アプリ外での勧誘」があります。アプリ内では紳士的・淑女的に振る舞い、実際に会った途端、ビジネスや高額商品への勧誘を試みるケースが少なからず存在します。特に40代は、若い世代から「豊富な蓄えがありそう」と見られ、ターゲットになりがちです。
安全対策として守るべき3つのポイント
- デートするまでは、アプリ内のメッセージでやり取りすること
アプリ外のLINE移行を急がれる場合は要注意です。 - デート中の「甘い誘惑」には安易に応じないこと
高価な商品やセミナー受講など、妙な話が出たら警戒してください。 - 違和感を覚えたら早めに切り上げること
「何か変だな」と感じたら、その直感を大切にしましょう。
この3点を守るだけで、トラブルを大幅に回避できます。
【3】料金体系:明瞭会計を理解し、支払い&更新管理に注意
40代にとって、出会い探しにお金を払うことに抵抗がある人もいるかもしれません。若い頃は自然な出会いが多かった分、「お金を払ってまで…」と感じる方もいるでしょう。しかし、現在のマッチングアプリは出会いの有力な手段であり、特に男性の場合は「月額課金」を行うことで、自由にメッセージができる仕組みが主流です。
料金の目安
- 女性: 多くのアプリで無料利用が可能
- 男性: 月額1万円程度を予算に見れば、十分アプリ体験ができます
多くのアプリは、「1ヶ月分を前払い→その期間、無制限でメッセージが可能」というシンプルなシステム。ただし、自動更新がデフォルト設定のため、使わなくなったら解約を忘れずに行いましょう。
絶対に損をしたくない男性向け対策
- アプリをインストールし、年齢確認を完了させる
- 有料プランを購入
- すぐに解約処理を行い、自動更新を停止しておく
この手順を踏めば、使う分だけのお金で済み、余計な更新費用がかかりません。
【4】出会い方のコツ:高望みは禁物!40代らしく「身の丈に合った」恋活を
「40代でも短期間で恋人ができるの?」という不安は、男女問わずあるかもしれません。ポイントさえ押さえれば、20代・30代とは違った落ち着きや魅力を活かして十分可能です。
男性向けアドバイス
- 高望みはしない
10歳以上年下の20代女性ばかりに「いいね!」を送っても、マッチング率は極めて低くなります。20代・30代女性は、日々大量の「いいね!」を受け取っているため、埋もれやすいのです。同年代や、少し年下くらいをターゲットにしてみましょう。 - 写真にこだわる
「外で撮った自然背景がある写真」「一人で写っているもの」「顔のアップではなく少し引き気味」など、清潔感や爽やかさが伝わる写真を選ぶだけで、印象は格段に良くなります。
女性向けアドバイス
- 待つだけでなく積極的に動く
良い出会いが欲しいなら、自分から「いいね!」を押したり、マッチング後は女性からメッセージを送ってみましょう。能動的な行動が、いい相手との巡り合いに繋がります。 - すぐに足切りしない
メッセージが少しつまらない、初対面の印象が100点でないなど、些細な点で相手を切り捨てていくと、最終的に誰も残らない可能性があります。大きな不満や危険性がなければ、もう少しやり取りを続けて、人柄を理解してから判断しましょう。
【まとめ】40代がマッチングアプリを始める時のポイント
- 会員数が多い王道アプリでまず慣れる
- 安全対策(アプリ内連絡・甘い勧誘への警戒・違和感時の即離脱)を徹底する
- 料金体系を理解して賢く支払い管理する
- 高望みせず、自分からも積極的にアクションし、相手をじっくり見極める
この4つのポイントを押さえることで、40代でもマッチングアプリで素敵な出会いを手に入れるチャンスが大幅に高まります。ぜひ、この記事を参考に安全かつ前向きな気持ちでアプリを活用してみてください。