神奈川県逗子市へ移住!自然と都会の良さを兼ね備えた暮らしの魅力

この記事では移住を考えている人に向けて、神奈川県逗子市(ずしし)の特徴や仕事、住まいといった、暮らしに役立つ情報をご紹介します。

逗子市は三浦半島の付け根に位置し、横浜まで電車で約30分のところにあります。東京や新宿、渋谷へも約60分と好アクセスであることから、海や山を身近に感じつつ都心へ通えるベッドタウンとして人気の高いまちです。

今回は、逗子市経営企画部企画課企画係の坂本さんと渡辺さんに、地域の魅力や暮らし、移住支援などについてお聞きしました。

本日お話を伺った方
逗子市経営企画部企画課企画係 坂本さん

逗子市経営企画部企画課企画係 係長

坂本さん

逗子市経営企画部企画課企画係 渡辺さん

逗子市経営企画部企画課企画係

渡辺さん

神奈川県逗子市の3つの魅力:自然・アクセス・コミュニティ

神奈川県逗子市の暮らしの特徴イメージ画像

逗子市はとてもコンパクトなまちです。古くから避暑地や別荘地として栄え、毎年夏には多くの海水浴客やウィンドサーファーが訪れます。

そんな逗子市には次のような特徴があります。

  • 都心まで好アクセスな絶好のロケーション
  • 海や山など自然が身近。子どもがのびのび育つ豊かな環境
  • 気付けば主催者側に!?住民主導のイベントが盛りだくさん

これらの特徴について、詳しく紹介します。

特徴1:都心まで1時間以内の好アクセス、通勤・通学に便利な立地

逗子市のJR逗子駅

逗子市のJR逗子駅

逗子市の京急逗子・葉山駅

スクロールで写真がご覧いただけます→

逗子市にはJR横須賀線と京急逗子線の2つの路線が走っており、駅も4つあります。どちらも始発列車があるため、座って通勤・通学をすることができます。

主要駅までの所要時間は、横浜駅まで約30分、東京駅・新宿駅・渋谷駅まで約60分。しかもいずれも乗り換えなしで行けるというのは大きな魅力といえます。

また、三浦半島を縦貫する有料道路・横浜横須賀道路のI.C.があるため、車での交通アクセスも良好です。

特徴2:海と山の自然が身近、子育てに最適な環境

逗子海岸とSUP
▲逗子海岸とSUP

海と山が身近で自然を満喫できることも逗子市の魅力のひとつです。

駅から徒歩で15分ほどの逗子海岸は、遠浅で波が穏やか。子どもの海遊びにもおすすめです。駅近ですから、犬の散歩やサッカーの練習でふらっと訪れることもできますし、気軽に海水浴に行けるのは羨ましい限りですね。

逗子海岸と犬

逗子海水浴場は神奈川県内でもっとも早くオープンします。毎年6月後半の海開き式では、逗子小学校の5年生が一斉に海に走り、海遊びを楽しむ様子がテレビなどで報道されるので、目にした人もいるのではないでしょうか。また、ウィンドサーフィンの聖地としても有名で、移住者の中にはウィンドサーファーもいます。

逗子市の夕ぐれと焚火

逗子市の夕ぐれと焚火

スクロールで写真がご覧いただけます→

海のイメージが強い逗子市ですが、実は市の面積のおよそ6割は山です。住宅地の近くに低山ハイキングやトレッキングができる山が広がっており、春は新緑、秋は紅葉など四季折々の楽しみがあります。

手つかずの自然が残る「池子の森自然公園(いけのこもりしぜんこうえん)」や、サル園や展望台のある「披露山公園(ひろやまこうえん)」など、子どもの遊び場にぴったりの場所もあります。このような自然豊かな環境なら、子どもものびのび暮らせるのではないでしょうか。

特徴3:住民主導のイベントが盛りだくさん、地域コミュニティの活発さ

逗子海岸花火大会
▲逗子海岸花火大会

住民手づくりのこだわりのイベントがたくさんあるというのも、逗子市の大きな特徴です。

5月の大型連休に逗子の砂浜で開催される「逗子海岸映画祭」は、地元の住民やクリエイターたちが手づくりで会場をつくりあげるローカルなイベントです。日中はカフェやバザー、メリーゴーランド、ビーチヨガなどを太陽を浴びながらのんびり楽しみ、夜は砂浜に用意されたスクリーンで、その年のテーマに沿った映画を鑑賞する。連休を彩る良い思い出となりそうです。

6月頃に開催される花火大会も人気で、市外からも多くの観光客が訪れ、来場者数は10万人を超えるとのことです。迫力のある花火が自慢のイベントですので、ぜひ参加してみたいですね。なお、入場チケットはふるさと納税の返礼品として受け取ることもできます。

逗子海岸花火大会
▲逗子海岸花火大会

逗子海岸花火大会
▲逗子海岸花火大会

また、市の中心部にある亀岡八幡宮の境内で開催される「逗子コミュニティパーク」も、住民の手によって運営されています。毎年春と秋の2回開催され、ワイングラスを傾けながらジャズのライブ演奏を楽しむなど、「大人の休日」をテーマにした心地よい野外イベントです。

初めはお客さんとして、そしていずれはイベントを運営する側として、家族で参加することができたら素敵ですね。

 逗子市の暮らしに関する情報

ここからは、逗子市の暮らしに関する情報をご紹介します。

気候 逗子市に観測地点がないため、近隣の辻堂のデータを掲載
8月平均気温26.9℃
1月平均気温6.0℃
※参考:気象庁
人口 人口:約56,000人
世帯:約25,000戸
(令和6年2月1日現在)
病院 病院・クリニック:74件
歯科:44件
(令和4年度末現在)
学校 保育園:7園
幼稚園:5園
小学校:6校
中学校:5校
高等学校:4校
(令和4年度末現在)
交通 【電車】
JR横須賀線:逗子駅、東逗子駅
京急逗子線:神武寺駅、逗子・葉山駅
(新宿まで約65分)

【バス】
京浜急行バス

【車】
横浜横須賀道路:逗子I.C.
(新宿まで約60分)
近隣都市 横浜市、鎌倉市、横須賀市

逗子市はコンパクトにまとまったまちで、逗子駅周辺には大型のスーパーマーケットやドラッグストア、医療機関などが揃っています。駅の目の前には商店街もあり、昔ながらの八百屋や魚屋のほか、カフェなども営業しています。東逗子駅にも大型のスーパーマーケットなどがあるため、逗子駅か東逗子駅周辺に住めば、車はなくても問題なさそうです。

まちがコンパクトな分、人と人との距離が近く、移住者からは「地域に溶け込みやすい」と評判です。住民も優しく温かい雰囲気の人が多く、特に子育て世帯にとっては過ごしやすい環境といえそうです。

ちなみに逗子市では犬を飼っている家庭がとても多いとのこと。「犬を飼うのが夢だけど都心ではなかなか……」という方、逗子への移住を検討してみてはいかがでしょうか。

子育て環境:完全給食の実施と多様な放課後プログラムの充実

逗子市の給食

逗子市では神奈川県の中でもいち早く、0〜18歳までの小児医療費を無償化し、子育て支援に取り組んでいます。また、妊娠〜2歳の子育て家庭に継続的な情報提供や支援などを行う伴走型相談支援を実施しています。

逗子市立の小中学校では、完全給食(主食・副食・牛乳)を実施。忙しい保護者にとってはとても助かりますね。また、地場産物や行事食を導入することで子どもの食育にも繋がっています。

逗子市の給食

市内でも海に近い小学校では、職業体験として漁師さんのサポートのもと、わかめの収穫などをおこなっています。海が身近な逗子ならではの授業ですね。2023年にはアオリイカの産卵床をつくる活動もしたそうですよ。

公式:マリンボックス100YouTube「2023アオリイカ産卵床プロジェクト@逗子」

放課後の過ごし方についても、夕方5時まで遊べる「ふれあいスクール」や、夜7時まで預かってくれる「放課後児童クラブ」、児童館機能を持ち小中高校生が無料で利用できる「体験学習施設スマイル」などの選択肢の中から選ぶことができます。

仕事環境:充実した起業支援と通勤圏内の豊富な求人

大手求人情報サイトで逗子市の求人を調べたところ、約2,600件ヒットしました(令和6年2月現在)。
※求人情報の一例

市内では、飲食店や不動産仲介管理業、美容室などを起業したり、ハンドメイド雑貨の作り手になった人もいます。起業やフリーランスとしての独立などを検討している人には「逗子創業セミナー」や「逗子創業スクール」をはじめ、さまざまな支援が用意されていますので、活用してください。
公式:逗子市「創業・起業支援」

車での通勤時間30分圏内である25km以内で検索すると、約206,000件ヒットしました(令和6年2月現在)。通勤時間30分というと横浜市も圏内に入ります。これだけ選択肢があると、希望の仕事がきっと見つかりますね。
※求人情報の一例

住まい事情:人気の移住先、競争率の高い物件市場

大手住まい情報サイトで逗子市の賃貸物件を調べたところ、約240件ヒットしました(令和6年2月現在)。平均家賃は、1LDK・2K・2DKで約9.64万円、2LDK・3K・3DKで約14.63万円です。移住先として人気のまちのため、周辺地域の中では家賃がやや高めの傾向ですが、空き物件が出るとすぐ埋まるようです。
※賃貸物件の一例

コンパクトなまちのため、住む地域によっては、日常的な用事が徒歩で済ませられます。場所によっては道幅が狭いところがあるので、車を運転する予定の人は、住まい探しの際にチェックしておくとよいでしょう。

逗子市移住者の声:自然と都市の調和を実感する暮らし

神奈川県逗子市への移住者の声イメージ画像

次に、逗子市に移住した方の感想をご紹介します。

  • 逗子を愛し、自然と調和する暮らしをしている人が多い
  • 毎日渋谷に通勤して、週末はウィンドサーフィンを楽しんでいる
  • 通勤のしやすさから都内に住んでいたが、子育ては環境のいいところでと思い、移住してきた
  • 海岸や公園があり、子育てが楽しいまち
  • 逗子は多様性があり、利便性も自然も共存している
  • まちには小さいコミュニティがたくさんあるので、自分の居場所を見つけやすい

逗子市への移住支援:相談窓口とオンラインサービスの活用法

逗子市への移住を検討したら、まずは情報収集をしましょう。逗子市シティプロモーションサイト「逗子暮らし」には、移住者のインタビューや子育て・教育環境の案内、イベント情報などが掲載されています。ぜひチェックしてみてください。
公式:逗子市シティプロモーションサイト「逗子暮らし」

情報収集が済んだら、次はいよいよ下見です。テレワークを活用できる人はワーケーションで逗子暮らしを試してみるのもおすすめです。逗子市ではワークスペースが10件ほどありますので、気分によっていろいろな場所で働くのも素敵ですね。
公式:逗子市「ワーケーションしよう!」

仕事探しや住まい探しについては、移住相談窓口のサポートを受けるのもよいでしょう。オンラインでの相談も受け付けています。
公式:逗子市オンライン(Zoom)移住相談

逗子市経営企画部企画課企画係 渡辺さん
渡辺さん

逗子市公式YouTubeチャンネルでは、ワーケーションPR動画やオンラインツアーなどがアップされています。ぜひご覧ください。

逗子市移住相談窓口:経営企画部企画課の連絡先

移住相談窓口 逗子市経営企画部企画課企画係
住所 〒249-8686
神奈川県逗子市逗子5丁目2番16号
電話 046-873-1111(代表)
公式サイト 逗子市シティプロモーションサイト「逗子暮らし」