【神奈川県湯河原町に移住】新宿まで90分で、山川海が揃う町!有名な温泉・夏祭りも魅力
神奈川県湯河原町(ゆがわらまち)への移住を検討している方へ、町の特徴や支援制度を紹介している記事です。
湯河原町の特徴としては、以下が挙げられます。
- 四季折々の自然と温泉で日々癒されながら暮らせる町
- 駅周辺にコンビニ・スーパーが多数あり、買い物に困らない
- 東京・横浜方面へのアクセスが良好で通勤も可能
- 行事が多く観光客向けのビジネスも始められる
湯河原町は、豊かな自然に囲まれながらも、都心へも1時間半ほどで行ける田舎と都会の良いとこどりをしたような町です。
今回は湯河原町の魅力をより詳しく紹介していきます。
湯河原町の特徴
神奈川県湯河原町の特徴は次の3つです。
- 特徴1:東京・横浜方面へのアクセス良好!新宿駅まで約90分、東京駅まで約50分と通勤可能
- 特徴2:山・海・川が揃う自然豊かな場所!気軽に「温泉」も満喫できる
- 特徴3:四季折々の行事が行われる!観光客と一緒に盛り上がる夏祭りは必見
それぞれ詳しく紹介していきます。
特徴1:東京・横浜方面へのアクセス良好!新宿駅まで約90分、東京駅まで約50分で通勤可能
▲湯河原町の新たなシンボル「みかん箱段ボールポット」
湯河原町は自然が豊かで、温泉地でもありながら都心へのアクセスが良好で暮らしやすい町です。
湯河原駅まで電車を使って移動した際の所要時間はこちらです。
- 新宿駅:約1時間半(ロマンスカー利用の場合)
- 横浜駅:約1時間
- 東京駅:約50分(新幹線利用の場合)
- 大阪駅:約3時間(新幹線利用の場合)
- 名古屋駅:約2時間(新幹線利用の場合)
参考:湯河原温泉公式観光サイト
続いて、車を使った場合の時間です。
▼東京方面からのルート・所要時間
▼横浜方面からのルート・所要時間
車でも東京からは2時間ほど、横浜からは約1時間半と好アクセスが魅力です。東京・横浜に通勤中の方は、移住にあたって転職する必要はありません。
ただし、名古屋(3時間半)、大阪(5時間)は車を使うと時間がかかるため、電車の利用が良さそうです。
湯河原町は、自然に囲まれた穏やかに暮らせる場所に移住したいけど、都心へもすぐに行ける利便性の良い地域へ移住したい人にぴったりです。
特徴2:山・海・川が揃う自然の豊かな場所!気軽に「温泉」も満喫できる
湯河原町は、都市部に近いエリアにも関わらず、山・海・川といった豊かな自然環境が身近にあり、四季の移ろいを肌で感じつつ穏やかな暮らしができます。
ここで写真と共に湯河原町の自然の風景を見ていきましょう。
▲湯河原梅林「梅の宴」
湯河原梅林「梅の宴」は毎年2月上旬から3月中旬まで開催され、雄大な幕山を背景に約4,000本の紅梅・白梅が、さながら「梅のじゅうたん」のごとく咲き誇り、園内はほのかな梅の香りに包まれます。
▲星ヶ山公園「さつきの郷」
さつきの郷は5月下旬から6月上旬にかけて咲き誇る5万株ものさつきの花が見られるスポットです。さつきの郷を登ったところにある展望台からは、相模湾の青と自然の緑のコントラストがとても美しい景色を一望できます。また、公園ではさつきを見ながら家族でピクニックもできます。
▲湯河原海水浴場は最高ランクである「AA」の水質
総合的に海水浴場の安全性が評価され、JLA(日本ライフセービング協会)認定海水浴場に認定されており、毎年、夏に多くの家族連れで賑わう「湯河原海水浴場」。砂浜が広く、海の家も充実しているなど、多くの方が楽しめるスポットです。
▲奥湯河原のもみじ街道
奥湯河原の「もみじの郷」では、540本ほどのもみじが11月中旬〜12月上旬にかけて鮮やかに色づきます。旅館街ですが閑静なエリアのため、のんびりと散歩するのも良さそうです。
湯河原といえば温泉!
湯河原町の特徴として忘れてはいけないのが「温泉」です。
まず有名なのが「湯元通り」。300mほどの通りですが、その両端には老舗の旅館や、レトロな雰囲気を感じる洋館などが建ち並び、フォトジェニックなスポットです。
続いては、数ある温泉スポットの中で「万葉公園 湯河原惣湯 Books and Retreat」を紹介します。
▲万葉公園内
「万葉公園 湯河原惣湯 Books and Retreat」は湯河原駅からバスで10分ほどの万葉公園の中にあります。緑に囲まれ、川のせせらぎも聞こえる究極のリラックス空間で、食事・読書・日帰り温泉が楽しめます。
▲民間の日帰り温浴施設「惣湯テラス」
※参考:湯河原惣湯
また町立の日帰り温泉施設である「こごめの湯」は男湯・女湯それぞれに大浴場と露天風呂があり、町の内外からも人気があります。湯河原町民になると割引金額で利用可能です。19時から21時の時間帯なら15歳以上の町民は400円で入浴できるので、天然温泉を銭湯代わりに利用できます。
▲「こごめの湯」の露天風呂
「こごめの湯」では、温泉泥を使った「ファンゴ」と言う温泉療法(※)を受けることができ、こちらも湯河原町民になると割引金額で利用可能です。
※ファンゴは施術2日前までに予約が必要
※参考:こごめの湯
湯河原には他にも温浴施設が複数あるので、移住後は思い立ったときに温泉に入ることができます。
特徴3:四季折々の行事が行われる!観客と一緒に盛り上がる夏祭りは必見
湯河原町は、伝統的なお祭りが盛んに行われています。今回はその中でも特徴的なお祭りを2つ紹介します。
まずは、一風変わったイベントの「湯かけまつり」を紹介します。
▲全身がずぶ濡れになる「湯かけまつり」の神輿
「湯かけまつり」はその名の通り、神輿に湯を浴びせながら温泉街を練り歩くお祭りです。「湯かけまつり」の歴史は江戸時代にまでさかのぼると言われており、湯河原町の初夏の風物詩として親しまれています。
▲「湯かけまつり」は観客も一体となって盛り上がる
「湯かけまつり」で使用される湯はなんと約60t!観客の手によって湯がかけられる光景は迫力満点です。
続いては、湯河原のお祭りの中でも特に大規模な「やっさまつり」を紹介します。
▲「やっさ、もっさ」の掛け声に合わせて踊る姿は圧巻
「やっさまつり」は8月2日と3日に行われるお祭りで、毎年多くの方が訪れる湯河原町名物のひとつです。華やかな芸妓たちの踊りや神輿は必見!8月3日には約2,200発もの花火が打ち上げられ、祭りのクライマックスを飾ります。
▲「やっさまつり」の見どころのひとつ、花車
湯河原町では年間を通じてさまざまなお祭りが行われるため、移住を機に新しく事業を始めようと考えている方は、観光客向けのサービスを始めてみるのも面白そうですね。
湯河原町の暮らしに関する情報
▲湯河原町の広報マスコットキャラクター「ゆがわら戦隊ゆたぽんファイブ」
湯河原町の気候や交通・学校・病院などの情報をまとめました。
気候 | |
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人口 | 人口:23,676人 世帯:12,918世帯 (令和5年8月1日現在 ※住民基本台帳による) |
病院 | 病院:3 医院:20 歯科: 11 (令和5年8月1日時点) |
学校 | 幼稚園:2園 保育園:4園 小学校:3校 中学校:1校 (令和5年8月1日時点) |
交通 | 【鉄道】 ・JR東日本:東海道線 【バス】 ・箱根登山バス ・湯河原町コミュニティバス ・伊豆箱根バス ・東海バス |
名物 名産品 |
・みかん(ジャムや最中、ジュースにもなっている) ・きび餅 ・まんじゅう |
続いて、買い物、仕事、住まい、子育てについて詳しく紹介します。
【買い物】町内で日用品は全て揃う
生活に必要な日用品はすべて町内のお店で揃います。
湯河原駅の周辺にはコンビニ・スーパーが充実しています↓
遠出をしなくても必要な物が揃えられる暮らしやすい環境です。通販サイトも利用すれば、湯河原町で買物に困ることはほとんどありません。
【仕事】町内は観光業の求人が多数!近隣エリアにはプログラマー・営業などもあり
湯河原町の仕事に関する情報をまとめました。
▼湯河原町の仕事に関する情報
湯河原町の求人数 (町内) |
約1,000件 |
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湯河原町の求人数 (25km以内) |
約29,000件 |
平均世帯年収 | 429万円 |
※2023年8月現在の情報
※参考: 正社員の求人情報の一例(町内)
※参考:正社員の求人情報の一例(25km以内)
※参考: 平均世帯年収
湯河原町の求人はホテル・旅館の接客スタッフや、ドライバー・事務職が多くありました。特に観光に関わる仕事が多く、調理スタッフ・清掃スタッフなどの募集も見られました。
近隣エリアの小田原・熱海まで広げると、プログラマー、コールセンター、営業などの求人もあり、仕事の幅が大きく広がります。
湯河原町に住む人の中には近隣エリアの小田原・熱海にお勤めの方も多いそうで、リモートワークが基本の人は週1で都内まで行く人もいるとのことです。
小田原駅:電車:約15分、車:約30分
熱海駅:電車:約10分、車:約15分
品川駅:電車:約60分、車:約90分
都内までも2時間未満で行けるため、移住後も都内への通勤は可能なエリアです。
湯河原町の求人を特集したサイトもあるので、仕事を探す際にチェックしてみてください。
【住まい】町内の物件数は少なめ、ただ家賃は都内の1/2!住宅関係の支援もあり
湯河原町の賃貸情報・住宅に関する制度をまとめました。
賃貸情報
湯河原町の物件数 | 約80件(2023年8月現在) |
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※参考:賃貸物件情報の一例
湯河原町の物件数は約80件でした。条件を絞りすぎると物件の選択肢が少なくなってしまうため、部屋選びはある程度の妥協が必要になりそうです。
▼都内(渋谷区)と湯河原町の家賃相場を比較
間取り | 都内(渋谷区) | 湯河原町 |
---|---|---|
1R〜1K | 10万円 | 4.5万円 |
1DK~2DK | 20万円 | 6万円 |
2LDK~3DK | 35万円 | 6.5万円 |
表からわかるように家賃の差は大きく、湯河原町へ移住すれば家賃をかなり抑えられます。
■都内から湯河原町へ移住した際の家賃の差
- 一人暮らし、1R〜1K:約1/2
- 夫婦・お子さんがいる家族、2LDK~3DK:約1/5
都内よりも家賃を抑えられるため、移住を機に部屋数を増やすことも、間取りは変えずに支出を抑えることもできます。
湯河原町はエリアごとに生活環境や利便性が変わります。
- 湯河原駅の周辺エリア
- メリット:利便性が良い
- デメリット:自然からは少し離れる
- 山側エリア
- メリット:自然豊かな落ち着いた環境
- デメリット:坂が多く、移動が大変
駅周辺はコンビニやスーパーなどお店も多く、道も平坦で生活しやすいエリアです。ただ、自然からはやや遠くなります。
一方で山側は自然の良さを身近に感じられる場所ですが、坂が多く、車を利用しない人・お年寄り・子どもにとっては移動がやや大変なエリアです。
今は車を持っていても、将来的に車が運転できない時も来るため、どうしても自然がある環境が良いのであれば、山の一歩手前に住むと良いでしょう。
住宅に関する支援制度
湯河原町の住宅に関する支援制度を3つ紹介します。
1.住宅リフォーム助成
申請できる方 | リフォーム工事を行う住宅の居住者 |
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助成額 |
【対象工事費】 |
2.住宅庭木伐採等助成
申請できる方 | 庭木の伐採、撤去及び処分作業を行う住宅の居住者 |
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助成額 | 【対象作業費】 作業費3万円以上(消費税込み) 【助成額】 作業費の20%(上限2万円) ※住民登録なしの場合は、作業費の10%(上限1万円) ※町内事業所による作業であること |
3.組積造(ブロック塀など)撤去等助成
申請できる方 | 組積造撤去等工事を行う住宅の居住者または所有者 |
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助成額 |
【対象工事費】 |
湯河原町への移住を後押しする制度ですので、ぜひ活用してみてください。
湯河原町に擬似移住できる体験ツアーも開催
▲暮らし体験ツアーの食事風景
湯河原町では、暮らし体験ツアーが行われています。
▲暮らし体験ツアーでの物件案内の様子
ツアーの中で実際に物件を見ることができます。写真ではわからない広さ・動線・家具の配置などもわかります。
▲暮らし体験ツアーでは移住サポーターからの座学も受けられる
移住サポーターの方から、移住に関する情報を聞けたり、疑問に思ったことはその場で質問できたりします。移住前に是非とも参加したいイベントですね。
移住サポーターについて:湯河原町公式ホームページ 移住PR
【子育て】手当・助成に関する支援あり!湯河原町だからできる体験学習も魅力
湯河原町の子育てに関する制度・独自の教育について紹介します。
子育て世帯への制度
湯河原町で受けられる子育て支援を紹介します。
▼小児医療費助成
内容 | 医療保険の自己負担が助成されます。ただし、他の公費負担制度が優先される場合は、残りの自己負担分が助成対象となります。入院の食事療養費分及び保険外診療分は助成対象にはなりません。 |
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対象者 | 中学校卒業までの通院と入院。一部負担金はありません。(所得制限なし) |
※参考:小児医療費助成
▼子育て支援紙おむつ等支給事業
対象者 | 次の条件のすべてに該当すること。 ・湯河原町の住民基本台帳に記載されている1歳の誕生月までの児童を養育し、かつ、同居する父母等で湯河原町に住民登録がある人 ・町税等に滞納がない世帯または町税等の納付に誠実な意思を有する人 |
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支給品 | ・紙おむつ・おしりふきシート・ベビーソープなどの中からお選びいただけます。月額5,000円(500点)相当を限度とし、それを超えた分は自己負担となります。限度を超えてご注文された場合は、1点につき10円を所定の払込用紙にてコンビニでお支払いください。所定の払込用紙は配達した品物と一緒に入っています。※所定の払込用紙を使用した場合は、振込手数料はかかりません。 |
※参考:子育て支援紙おむつ等支給事業
湯河原町の個性的な教育
湯河原町の教育には次のような特徴があります。
- 公立の保育園と幼稚園では英語に親しむプログラムがある
- 小中学生に一人1台のタブレット端末を支給し、LTE通信料を町が全額負担している
- 町独自の校外体験学習がある
公立の保育園・幼稚園では英語教育を行なっており、小さな頃から英語に馴染める環境です。実際に英語を教えてくれるのは外国語講師でネイティブな英語に触れられます。
湯河原町ならではの校外体験学習も魅力的で、以下のようなものがあります。
- 温泉の入浴体験
- お茶摘み体験
- 稚鮎の放流体験
- 湯河原みかんの収穫体験
小さい頃から英語に触れる機会が増えたり、校外体験学習で町独自の体験ができたりと、湯河原町は座学以外の実体験から学べる環境が整っています。
また、町内には公園も多く、特に芝生の広場やバスケットコートがある「さくらんぼ公園」などは町中の子どもが集まる賑やかな場所です。
他にも、湯河原町の移住促進事業に携わる一般社団法人ユガラボが運営する「多世代の居場所」があり、年代問わず多世代で集まれる場所があります。小学生の勉強を見てくれる中学生、子どもたちを見守るお年寄り、あたたかな繋がりの中で活動しています。
▲駅前交流拠点(多世代交流)
ユガラボは居場所を運営するだけではなく、多様な学びのサポートを行っています。
▲多世代の居場所活動(自然教室・川遊び)
▲多世代の居場所活動(自然教室・不動滝)
新婚生活をはじめる人への支援
新婚の夫婦には住宅・引越しに関する補助金が出ます。
▼結婚新生活支援事業
対象経費 | ・婚姻に伴う新規の住宅取得費用 ・婚姻に伴う新規の賃借費用 (賃料・敷金・礼金・共益費・仲介手数料) ・婚姻に伴う引越費用 |
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補助金額 | 夫婦ともに39歳以下:上限額30万円 (ただし、夫婦ともに29歳以下:上限額60万円) |
※参考:結婚新生活支援事業
湯河原町に住む39歳以下の夫婦を対象にした支援で、新婚生活を始める時に大きな出費となりがちな引越し費用や賃貸費用に対して、対象要件を満たしている夫婦は補助金を受け取ることができます。
湯河原町に移住した人の声・感想
湯河原町へ移住した人の声を紹介します。
- 移住者:自然が豊か。山、海、川が全て揃っている!
- 移住者:観光地だけど、人は多くなくて閑静な感じで生活しやすいです。
- 移住者:移住後の人間関係が心配でしたが、湯河原町は皆さんが歓迎してくれました!
移住した人の感想で特に多かったのは自然の豊かさについてです。他にも「身近に温泉があって嬉しい」といった声もありました。
また、移住後に町民の方と交流する機会を作りたい方は、お祭り等のイベント・海岸清掃へ参加すると地元の方と触れ合えます。
湯河原町への移住に関する窓口・お問い合わせ先
▲ユガラボの移住相談スタッフ
湯河原町への移住に関する相談は「ユガラボ」にお問い合わせください。
ユガラボは自治体からの移住促進のための業務を委託されています。実際に湯河原町へ移住したスタッフが対応してくれるため、移住者の目線で相談に乗ってもらえて、移住後もサポートが受けられます。
実際に湯河原町へ訪れる方は、イベントが開催される時期に合わせると、より町の魅力を知ることができるのでおすすめです。
- 梅まつり「梅の宴」(2月〜3月)
- 湯かけまつり(5月)
- 湯河原やっさまつり(8月)
- 湯河原温泉花火大会(8月)
夏には川でのレジャーを楽しめたり、秋には美しい紅葉も見られます。気になる時期に足を運んでみてください。
問い合わせ先 | 一般社団法人 ユガラボ(駅前交流拠点) |
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住所 | 〒259-0303 神奈川県足柄下郡湯河原町土肥5-1-13 |
開所時間 | 開所時間は日によって異なります。 最新情報は以下の予定表をご確認ください。 https://yuga-lab.org/calendar/ |
公式サイト | https://yuga-lab.org/ |