徳島県吉野川市で暮らす良さとは?移住のための仕事・住居・支援情報

この記事では、地方への移住を検討されている方へ「徳島県吉野川市(よしのがわし)」の魅力をご紹介します。

吉野川市は徳島県の北東部に位置しており、吉野川の清流や、蛍を楽しむこともできる自然豊かなまちです。また、吉野川市役所のあるまちの中心部から、徳島県の県庁所在地である徳島市(徳島駅)まではJRで40分程度であり、都市部へのアクセスも良好で暮らしやすい環境です。

そんな吉野川市の特徴や暮らしの情報を詳しくお伝えしていきたいと思います。

本日お話を伺った方
吉野川市マスコットキャラクターのヨッピーとピッピー

吉野川市マスコットキャラクター

ヨッピー&ピッピー

吉野川市での暮らし「4つの特徴」

徳島県吉野川市の暮らしの特徴

吉野川市は、徳島駅からJRで40分ほどの距離に位置しています。まちのシンボルである吉野川をはじめ、四季折々の自然を楽しめるスポットが点在している魅力溢れるまちです。まちの歴史も深く、かつて空海が歩いたとされる道が残っているほどです。

子育て支援に力を入れており、妊娠・出産はもちろん、その後の子育てで悩んだ時にも気軽に相談できるような体制を整備しています。

学校教育においては、地元ならではの学習を取り入れており、名産の和紙を使った卒業証書の作成など、他にはない取り組みを行なっています。

そんな吉野川市への移住は、このような方におすすめです。

  • 自然豊かなまちで、のびのびと子育てをしたい
  • 地域の歴史や伝統を大切にするまちで暮らしたい
  • 日常生活に不便を感じることなく過ごしたい

それでは、詳しくご説明します。

特徴1:自然豊かで、長い歴史が息づいている

吉野川市の豊かな自然を象徴する存在として、まずご紹介したいのは吉野川です。吉野川は荒川に次いで全国で2番目に広い川幅を持つ一級河川です。

今では整備され、四季折々の美しい風景を楽しむことができる河川ですが、「日本三大暴れ川」の1つとして数えられており、「四国三郎(しこくさぶろう)」とも呼ばれる、雄大で迫力ある流れが特徴です。

四国三郎とも呼ばれる吉野川の景観
▲「四国三郎」とも呼ばれる吉野川の景観

吉野川を筆頭に、他にも吉野川市ならではの自然を楽しめるスポットがいくつもあります。

船窪のオンツツジ群落は、国の天然記念物に指定されており、推定樹齢300年のつつじが花を咲かす人気のスポット。例年5月ごろになると、真っ赤なオンツツジの群生を楽しむために、多くの方が訪れます。

船窪のオンツツジ群落
▲船窪のオンツツジ群落

まちの中心市街地から山のある美郷地区は、ホタルおよびその発生地として、国の天然記念物に指定され、毎年5月下旬から6月中旬にかけてホタルが乱舞します。数多くのホタルが縦横無尽に浮遊する姿は、今ではなかなかみることのできない貴重な風景です。

他にも、秋は菊の花、冬は梅の花が美しく咲き、まちの人々の目を楽しませてくれます。

美郷のホタル
▲美郷のホタル

吉野川市は自然だけではなく、歴史も根付くまちです。四国88か所の四国霊場のうち11番から12番札所へ続くお遍路道は、空海が歩いた道がそのまま残されていると言われています。

空海の歩みを辿る、「空海の道ウォーク」というイベントも開催されており、市外からも多くの方が参加し、まちの方々も楽しみにしているイベントの1つとなっています。11番札所の藤井寺は藤の花が楽しめるスポットでもあります。

空海の道ウォークの様子
▲「空海の道ウォーク」の様子

吉野川市には川島城というお城もあります。建物自体は昭和に復元されたものですが、元々は戦国時代に築城された、歴史あるお城です。桜の時期は、桜とお城のコントラストを楽しむことができ、桜の名所にもなっています。

川島城と桜
▲川島城と桜

これまで自然や歴史が息づく吉野川市の魅力をお伝えしてきましたが、最後はまちの名産品をご紹介したいと思います。

まずは吉野川市ブランド認証品のスイートコーン「甘々娘(かんかんむすめ)」です。甘々娘は糖度15度以上で抜群の甘さがあり、生でも食べられるとうもろこしです。

5〜6月ごろの収穫の時期になると、JAの直売所が設置され、イベント時には長蛇の列ができるなど多くの方に愛されています。また、ふるさと納税の返礼品として、とうもろこしのランキングで全国1位を獲得するなど人気の名産品です。ぜひ味わってみてください。

吉野川市ブランド認証品のスイートコーン甘々娘
▲吉野川市ブランド認証品のスイートコーン「甘々娘」

もう1つご紹介するのは、美郷の梅酒です。

先ほどご紹介したように、吉野川市の美郷地区はホタルが有名です。ホタルが飛び交うような美しい水を使って育った梅から作られたのが美郷の梅酒です。

平成20年に全国で初めてとなる「梅酒特区」の認定を受けた美郷で作られる梅酒の味わいは格別です。こちらも是非味わっていただきたい吉野川市自慢の逸品です。

美郷の梅酒
▲美郷の梅酒

特徴2:子育て支援に力を入れている

吉野川市では、不安や心配を少しでも減らして、妊娠・出産や子育てに取り組んでもらいたいとの思いから、充実した相談体制を整備しています。

まず、妊娠から幼児期の子育てに至るまで、途切れることなく支援する体制を整えるため、「子育て世代包括支援センター」を開設しています。

また、吉野川市にはたくさんの子育て支援拠点施設があります。子育て支援拠点施設では、小学校就学前の乳幼児の保護者の方が情報交換をしたり、親子で交流できるイベントに参加したりすることができます。

ちびっこプラザの様子
▲子育て支援センター「ちびっこプラザ」の様子

そのほかにも、子どもの成長に応じて生じる新たな不安や疑問に対応するため、「子ども家庭総合支援拠点」を開設しています。ここでは、しつけに関することや、子どもの人間関係や学校生活に関することまで気軽に相談することができます。

このように妊娠・出産後の長期間に亘って気軽に相談できる場所が用意されているのは、子育てを考えている方にとって、とても魅力があるのではないでしょうか。

相談体制の整備のほかにも、各種助成金の支給など金銭面のサポートも充実しています。一例を挙げると、「出産祝い金」の支給や、「育児用品購入費助成事業」として、まちの取扱店で購入した育児用品の購入費用の助成などがあります。

さらに、吉野川市では「ブックスタート事業」として、4か月児健康診査の際に、赤ちゃんに絵本をプレゼントするとともに絵本の読み聞かせを行い、絵本を通じた赤ちゃんとの交流を楽しむ事業も行っています。

公式:吉野川市(ブックスタート事業について)

また、「とくしま在宅育児応援クーポン事業」という制度もあります。これは特に経済的・心理的負担が大きくなりやすい0歳から2歳までの子どもを家庭で養育している保護者に対して、子育て支援サービスに利用できるクーポンを発行するものです。

公式:吉野川市(とくしま在宅育児応援クーポン事業について)

特徴3:子どもと遊べる場所が整っており、地域ならではの教育が行われている

吉野川市には、子どもの健やかな成長に望ましい、のびのびと遊べる環境があります。まちの中心部である鴨島町にある「向麻山公園」は、春には桜、秋には紅葉やどんぐり拾いが楽しめる公園です。

公園内には、ネット型の大型遊具や大きな滑り台などが設置された、子どもたちが集まる人気の遊び場があります。また、別の場所にはボール遊びなどが可能な広場や、テニスコートなどもあります。

遊具のある公園から10分程歩くと、向麻山の山頂に辿り着きます。山頂は芝生の広場になっており、吉野川が一望できる見晴らしの良い場所ですので、ピクニックなどにもおすすめです。

向麻山公園内の遊具
▲向麻山公園内の遊具

水辺の楽校「バンブーパーク」も子どもと過ごすのにおすすめの場所です。バンブーの名の通り、吉野川の河川敷に広がる広大な竹林を活用して整備された公園で、芝生の広場や遊具などがあります。

近くには堤防や水際遊歩道があり、水辺の生き物と触れ合う機会にもなります。バンブーパークはマルシェなどのイベントが開催されることもあり、賑わいのある場所です。

森のマルシェinバンブーパークの様子
▲「森のマルシェinバンブーパーク」の様子

吉野川市では学校教育においても、気持ちよく学べる環境の整備や、まちならではの魅力を活かした授業の実践などを行なっています。

まちの学校は全校エアコンを完備しており、快適な学習環境を整備しているほか、英検の検定料補助なども行なっています。

まちの魅力を活かした取り組みとして、まちの小学校に、吉野川市をホームタウンとする「FC徳島(サッカークラブチーム)」の選手が訪れ、子どもたちとサッカーを親しむ「サッカー巡回指導」があります。

FC徳島によるサッカー巡回指導の様子
▲FC徳島によるサッカー巡回指導の様子

学校給食では、「ふるさと給食の日」を設定し、地産地消の食材で用意した給食が提供されるなど地域への理解や愛着を深めるきっかけになっています。

阿波和紙伝統産業会館のある山川町の小学校では、町の伝統的な産業である和紙づくりの見学を行ったり、小学校卒業証書を手作りしたりする独自性のある取り組みも行なっています。

阿波和紙
▲吉野川市で作られている歴史ある「阿波和紙」。徳島の伝統工芸品の1つ

特徴4:起業支援や地域交流活性化に力を入れている

吉野川市では、起業を応援しています。「吉野川市商業地域活性化支援事業」として、まちの中心部である鴨島駅前周辺の商業地域内で空き店舗を活用して出店をする方に対して、改装費や賃借料の補助を行っています。

さらに、移住されてきた方に向けては「吉野川市移住創業支援事業」を行っています。吉野川市内で空き店舗を活用して起業する方に対して、改装費や賃借料の補助を行うものです。

どちらも詳細については公式ページよりご確認ください。

公式:吉野川市(吉野川市お店開き応援事業について)

また、市内にはコワーキング・シェアオフィス「Ki-Da(きーだ)」もあります。こちらは、まちの中心部からアクセス抜群の吉野川市民プラザに併設されており、都市部の企業向けのシェアオフィス、作業空間の他にギャラリーやカフェスペースも用意されています。

公式:Ki-Da

コワーキング・シェアオフィス「Ki-Da」の室内の様子
▲コワーキング・シェアオフィス「Ki-Da」。充実した作業環境が整っています

まちでは、市民の交流促進や地域活性化にも力を入れています。その一環として整備された、吉野川市中山間地域交流拠点施設「たねのや」は、ほたるや梅酒で有名な美郷地区にあります。

山あいながら市の中心部からのアクセスが良いという環境を活かして、山村に親しんでもらえるプログラムを提供しています。地域を知り、地元の方との交流を持つにもおすすめです。

公式:たねのや公式サイト

吉野川市中山間地域交流拠点施設たねのや
▲吉野川市中山間地域交流拠点施設「たねのや」。近くの山や川で遊ぶこともできます

吉野川市の暮らしに関する情報

ここからは吉野川市での生活に関する基本情報を、データとともに紹介します。

気候 8月平均気温:28.1℃
1月平均気温:6.3℃
※吉野川市内に観測地点がないため、近隣の観測地点である徳島の情報を記載
※参考:
気象庁HP
人口 人口:約37,900人
世帯:約17,900世帯
(2024年4月1日時点)
病院 一般診療所41件、病院4件、歯科26件、薬局14件
学校 高等学校:2校、中学校:5校
小学校:11校(※うち休校中1校)、こども園:7園、保育所・保育園:2園
交通 【鉄道】
吉野川市内中心部に位置する鴨島駅〜徳島駅:約40分

【自動車】
吉野川市〜徳島駅:約40分
吉野川市〜徳島阿波おどり空港:約1時間
近隣都市 阿波市、美馬市、石井町

※人口以外の数字は2023年7月時点のものです。

まちの中心部にはスーパーやドラッグストアが多数あり、生活に不便はありません。JRが市東西に走っていますが、車があったほうがよいでしょう。

山間部に位置する美郷地区では冬場は特に冷え込みます。積雪もあるため、冬季はスタッドレスタイヤが必要です。

【仕事】近隣都市まで広げて探すことで求人数が増加

大手求人情報サイトで「吉野川市×正社員」で調べてみると、約650件の求人情報が見つかりました。(2024年6月時点)
参考:求人情報の一例

車で30分以内(市内から25km以内)で検索したところ、求人情報は約4,000件まで一気に増加しました。(2024年6月時点)
参考:求人情報の一例

市内で求人を探した場合でも600件以上の求人があるため、決して仕事を見つけにくいわけではありませんが、希望通りの案件が見つからない場合は、市外にも目を向けてみると良いのではないでしょうか。

【住まい】ファミリー向けの賃貸物件が見つけやすい

大手住宅情報サイトで吉野川市の物件を検索してみると、賃貸マンション・アパートは約50件見つかりました。間取りとしては、2DK・2LDK〜3DKの物件が多くありました。(2024年6月時点)
※参考:物件情報の一例

吉野川市の家賃相場は、2LDKの場合で約5万円となっています。(2024年6月時点)
※参考:吉野川市の家賃相場

市では「しあわせ住まいづくり支援事業」を行っており、住居の新築・購入などに関する支援を行っています。詳細は公式ページよりご確認ください。

公式:吉野川市(しあわせ住まいづくり支援事業)

吉野川市へ移住した人の感想や体験談

徳島県吉野川市に移住した人の声

実際に吉野川市へ移住した方々はどのような生活を送っているのでしょうか。移住者の方々のリアルな声を一部ご紹介します。

  • 子どもがのびのびと遊べる場所が多く、地域全体で子どもを見守ってくれる雰囲気がある
  • 水が美しく、野菜なども美味しい
  • 星空が綺麗で、空気も水も澄んでいる
  • 起業する人に対して温かく応援する空気がある

参考:Living in TOKUSHIMA 先輩移住者インタビュー

自然豊かな環境を喜ぶ声や、地域全体で子育てや起業を応援してくれる雰囲気を感じるといった声があがっていました。ほかにも、市内で生活必需品が揃うので不便がないといった意見もあり、暮らしやすいまちだということが感じられました。

吉野川市長からのメッセージ


▲吉野川市の原井敬市長

吉野川市には、美しい清流「吉野川」をはじめ、ホタルやオンツツジ群落など吉野川市ならではの豊かな自然があります。

また四国遍路の歴史や阿波和紙の伝統など、独自の文化が受け継がれています。

人と人との結びつきを大事にし、生活する誰もが誇りと愛着をもち、そして「このまちに暮らしてよかった」と思える、そんなまちづくりに取り組んでいます。

自然よし、子育てよし、暮らしやすさよし、仕事よし。吉野川市の“よっつの吉”が、あなたとご家族をお待ちしています。

吉野川市へ移住してみたいと思ったら

吉野川市の魅力を知り、移住についてもっと知りたいと感じた方は、移住コーディネーターの方に気軽に相談することができます。

公式:吉野川市(移住・定住に関するご相談は移住コーディネーターへ)

もちろん、吉野川市へ訪問して現地を案内してもらうことも可能なので、見て回りたい場所や地域など、ご希望があれば是非お伝えしてみてください。

吉野川市への移住に関するお問い合わせ

記事ではお伝えしきれない情報も沢山あります。吉野川市への移住について気になることや相談したいことがあれば、お気軽に以下の窓口へご連絡ください。

担当課 吉野川市役所 総務部 市長公室
住所 〒776-8611
徳島県吉野川市鴨島町鴨島115番地1
電話番号 0883-22-2203
対応時間 8:30〜17:15(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
公式サイト https://www.city.yoshinogawa.lg.jp/docs/2015030200014/