岩手県雫石町の移住生活情報

雫石町への移住はどう?暮らし・仕事・住居・支援内容を解説

この記事では、地方移住を検討している方に向けて「岩手県雫石町(しずくいしちょう)」での暮らしについてご紹介します。

雫石町は岩手県の西側、秋田県との県境にある、水と緑に囲まれた自然あふれるまちです。スキー場や温泉のほか、民間総合農場として日本最大級の敷地面積を誇る「小岩井農場」などの観光施設が充実しており、休日にアウトドアレジャーを満喫したい方、自然豊かな景色の中でのんびりと暮らしたい方などから注目を集めています。

また、近年増加傾向にあるのが子育て世代の移住者です。雫石町には「第1子から出産祝い金10万円を支給」「高校生まで医療費無料」といった魅力的な子育て支援が揃っており、多彩なサポートを受けながらゆとりある子育てライフを送れますよ。

盛岡市など近隣都市から転入する方も多々みられますが、首都圏や関西からの移住も多いのだとか。便利な暮らしを求める方は市街地に、田舎暮らしを希望する方は郊外エリアに住まいを構えるケースが多く、雫石町への移住をきっかけに畑作りといった農業を始める方も少なくありません。

今回はそんな岩手県雫石町で暮らす魅力や移住に関する情報について、政策推進課・移住コーディネーターの外岡さんに伺った内容をもとに詳しくご紹介します。

雫石町の移住コーディネーターさん

岩手県雫石町で暮らす魅力とは?5つの特徴をチェック

雫石町の暮らしの特徴

雫石町は、盛岡市の西方約16kmに位置する総面積608.82㎢のまちです。2,000mを超える雄大な岩手山をはじめ、秋田駒ヶ岳や三ツ石山といった1,000m級の山々に囲まれた盆地で、町内には雫石川や葛根田川が流れるなど水資源も充実しています。

そういった自然豊かな環境が広がる一方で、交通の利便性が高い点も雫石町で暮らす魅力です。県庁所在地の盛岡市までは車で25分ほど、秋田新幹線を利用すれば東京まで2時間半ほどでアクセスできますよ。

そんな雫石町での暮らしをおすすめしたいのは、以下のような方です。

  • 自然や食に魅力がある土地で暮らしたい
  • 遠出しなくても多彩なレジャーを楽しめるような移住先を探している
  • 子育て支援が充実している場所で、ゆとりある子育て生活を送りたい

なぜ上記のような方に向いているのか、ここでは雫石町の暮らしにおける主な特徴を5つご紹介します。

特徴1:美しい自然を堪能できる

雫石町で暮らす最大の魅力といえるのが、美しい自然を堪能できること。特に雄大な「岩手山」が堂々とそびえ立つ風景は圧巻の一言です。

また、山だけでなく湖や川もあり、どこを切り取ってもフォトジェニックな景色が広がります。なかでも宮沢賢治の作品に登場した景勝地として有名な「七ツ森」や「狼森」は国指定名勝にも指定されており、宮沢賢治が好きで雫石町を移住先に選ぶ方も多い印象です。

七つ森の風景
▲国道46号沿いにある、生森山から眺める雫石町全体の景色「七ツ森」

雫石町から望む駒ヶ岳
▲秋田県に位置する「秋田駒ヶ岳」の絶景もすぐそこに!

なお、自然豊かな雫石町は空気がとてもきれいなことから、夜には満天の星を満喫できますよ。朝起きてから夜眠るまで、美しい自然が身近にある幸せを感じながらゆったりとした日々を過ごせることでしょう。

特徴2:水や食べ物が美味しい

水がきれいで美味しいことも、雫石町で暮らす大きな魅力です。たとえば神社に湧き水をもらいに行く人や、井戸を掘って地下水を飲んでいる家庭もあるなど、美味しい水が身近にあります。

美しい水資源に恵まれていることから、米や野菜などの食べ物が美味しいこともうれしいポイントです。山が近く山菜やきのこ類が豊富に採れるほか、三陸の海の幸も手に入りやすい環境にありますよ。

また、大豆製品の種類が多く、小岩井農場が手がける新鮮な乳製品も充実。食べ物の特産品が豊富に揃っているため、食卓がさらに楽しみになるはず。

特徴3:温泉や観光スポットが豊富

雫石町には、温泉や観光名所といった魅力的なスポットがたくさん点在しています。

まず注目したいのが、多種多様な温泉が豊富であること。雄大なパノラマビューを楽しめる「網張温泉」や緑色の湯が特徴的な「国見温泉」などがあり、泉質や効能の異なる温泉を堪能できますよ。

また、観光スポットとして特に人気が高い場所は、乗馬体験や牧場メニューを満喫できる「小岩井農場」をはじめ、大型遊具がファミリーに大人気の「御所湖広域公園ファミリーランド」や多彩なコースでスキーやスノーボードが楽しめる「雫石スキー場」「網張温泉スキー場」「岩手高原スノーパーク」、大人気のジェラート店「松ぼっくり」など。

多彩なジャンルのレジャーが身近にあるため、充実した休日を過ごせます。

御所湖広域公園ファミリーランドの噴水池
▲御所湖広域公園ファミリーランドで子どもに大人気の「噴水池」

特徴4:出産・子育て・教育に関する支援が充実

雫石町では出産や子育て、教育に関連する支援が充実しており、子どもを育てやすい環境が整っています。支援事業や助成制度の詳しい内容については、以下をご確認ください。

▼【雫石町の出産・子育て支援】

  • 出産祝いを支給:第1子から出産祝い金10万円を支給/3・4か月健診を受けた子ども全員に「町産材で作ったイス」をプレゼント
  • 不妊治療費助成:不妊治療に係る経費の一部を助成(1回の治療につき上限10万円/男性対象の助成は1回の治療につき上限5万円)
  • 在宅子育て応援給付金:在宅で3歳未満の子どもを育てている場合、子ども1人あたり月額5,000円分の地域商品券を支給
  • 医療費助成制度:高校生以下の医療費が無料 など

▼【雫石町の教育支援】

  • 給食費助成:保育園・幼稚園は給食費無料/小・中学校は町内にある小中学校の給食費を半額助成
  • 全小中校「自校調理方式」にて給食を支給:町内産の農産物を使用した給食の提供と食育に取り組んでおり、毎日の給食に「小岩井牛乳」付き
  • スキー場の利用料金:小学生以下のリフト料金が無料 など

妊娠~子育て期において上記のような手厚い支援を受けられるため、経済的にも精神的にもゆとりを持った子育て生活を送れます。

>>雫石町の子育て支援について詳しくはこちら

特徴5:各地へのアクセスがしやすい

雫石町近辺には東北新幹線や秋田新幹線、飛行機といった交通網が整備されているため、各地にアクセスしやすいことも注目したいポイントです。道路についても不便を感じられず、町内はもちろん近隣都市への移動も手軽に行えます

雫石町から主要都市へのアクセスについては以下を参考にしてください。

盛岡市までの所要時間 電車:約16分
車:約25分
青森県八戸市までの所要時間 新幹線で約1時間20分
車:約1時間45分
宮城県仙台市までの所要時間 新幹線で約1時間
車:約2時間20分
東京までの所要時間 新幹線で最速2時間30分
車で約7時間40分

(※2022年11月現在、縁結び大学独自調べ)

雫石町の暮らしに関する情報(気候・病院・学校など)

続いては、気候や病院、学校など、雫石町での生活に関連する情報をご紹介します。

気候 年間平均気温:9.7度
※年間で気温が最も低くなるのは1月で、平均最低気温は−7.2度
※年間で気温が最も高くなるのは8月で、平均最高気温は27.6度
参考:気象庁HP「1991〜2020年のデータ」
人口 15,649人
男性:7,559人
女性:8,090人
世帯:6,380世帯
※2022年8月31日時点
病院 病院・診療所:7件
歯科医院:5件
学校 ・保育所(園):6か所
・小学校:5校
・中学校:1校
文化・芸術 【国指定】
・重要文化財:小岩井農場施設
・名勝:イーハトーブの風景地
・記念物:葛根田の大岩屋
・登録有形文化財:上和野馬頭観世音本堂
そのほか、伝統工芸の「亀甲織」や伝統的なお祭り「元祖しずくいし軽トラ市」「雫石よしゃれ祭」など多数
食べ物 小岩井乳製品、雫石牛、南部かしわ、なたね油、わさび など
交通 【新幹線】
東北新幹線「はやぶさ」「やまびこ」
秋田新幹線「こまち」
【飛行機】
花巻空港
【高速道路】
東北自動車道「盛岡IC」
娯楽 小岩井農場まきば園、網張温泉スキー場、雫石スキー場、岩手高原スノーパーク、雫石ゴルフ場、小柳沢砂防公園キャンプ場、温泉など多数
近隣都市 盛岡市
花巻市
八幡平市
滝沢市
紫波郡矢巾町・紫波町
和賀郡西和賀町
秋田県仙北市

(※2022年11月現在、縁結び大学独自調べ)

元祖しずくいし軽トラ市の様子
▲「元祖しずくいし軽トラ市」は、軽トラックの荷台を店舗に見立てた大人気の朝市

雫石町の市街地には、大型スーパーやドラッグストア、コンビニなどが多数点在しています。郊外や山間部から市街地までは車・バスで30分ほどでアクセスできるほか、買い物困難者を対象とした移動販売も実施しているため、日用品の買い出しに困ることはありません。

マイカーがあると便利ですが、予約制の乗り合いタクシー「あねっこバス」を利用するのもおすすめです。一路線200円とリーズナブルな上、タクシーなので希望の路線を走行してもらえますよ。

雫石町に住む際の注意点としては、冬の寒さが厳しいことが挙げられます。地元の方は窓を二重サッシにしたり、薪ストーブを使用したりと、部屋の密閉性を高める工夫をして暮らしているようです。

このように寒さ対策は必要ですが、雪山の美しい景色を満喫できることや、夏も冷涼で過ごしやすい点はうれしい魅力です。なお、盆地なので昼夜の寒暖差はありますが、虹が多く出現する『虹の似合うまち』でもあります。

雫石町内にかかる虹
▲町に架かる美しい虹の光景を堪能できます

仕事情報:雫石町内を含め、近隣の盛岡市も含めると多数の求人あり

大手の求人サイトで雫石町内、および雫石町から30分圏内で通える盛岡市での「正社員の求人数」を検索したところ、以下のような結果となりました。

▼大手サイトで「正社員の求人数」を検索した結果

雫石町 1,000件程度
盛岡市 20,000件程度

(※2022年11月現在、縁結び大学独自調べ)

雫石市内の求人におけるジャンルとしては、サービス業や製造業、農業などが多い印象です。ただ、求人の数も種類も多い盛岡市までは車で約25分、電車で約16分ほどでアクセスできるため、住民の1/3程度は盛岡市内の仕事に就いているようです。

移住をきっかけに農業を始めるケースも多く、その際には岩手県が実施しているサポート制度を利用する方が多くみられます。農業体験ができる「新鮮いわて農業チャレンジ体験研修」や農業の基礎知識や栽培技術を学べる「いわて新農業人チャレンジファーム」などがあるので、興味のある方は問い合わせてみてくださいね。

>>新鮮いわて農業チャレンジ体験研修について詳しくはこちら

>>いわて新農業人チャレンジファームについて詳しくはこちら

なお、雫石町には町内の空き店舗を活用して新たに事業を営もうとする個人や中小企業者向けの支援制度「雫石町空き店舗活用事業費補助金」が設けられており、店舗改装費用や家賃を補助してもらえます。雫石町で開業したいとお考えの方は、ぜひ詳細をチェックしてみてください。

>>雫石町空き店舗活用事業費補助金について詳しくはこちら

ちなみに雫石町内で勤務する正社員の年収相場は約472万円で、全国平均の約500万円と比較すると若干低めな傾向があります。「なるべく待遇の良い仕事に就きたい」とお考えの方は、年収相場との比較も行いながら求人探しを行ってみてください。

(※2022年11月現在、縁結び大学独自調べ)

住まい情報:「空き家バンク」や「定住促進住宅」の利用がおすすめ

まずは雫石町の賃貸物件を大手賃貸サイトで検索してみましたが、ヒットした物件はありませんでした。

ただし、雫石町の「空き家バンク」には随時数件の情報がアップされており、なかには賃貸契約で月2~5万円程度で借りられる物件もみられます。売買物件の場合は200~700万円ほどで設定されていますが、内容や空き状況は随時変わるため、以下で最新情報をチェックしてみてください。

(※2022年11月現在、縁結び大学独自調べ)

>>雫石町の空き家バンクについて詳しくはこちら

また、まずは雫石町が運営する「定住促進住宅」に住み、町に慣れたら改めて住まいを探すケースも少なくありません。「定住促進住宅」は家賃24,000円~31,000円程度とリーズナブルでありながらもリフォームがしっかりされていて快適で、眺めも良くおすすめですよ。

3件程度は常時空きがある傾向がありますが、人気があるため希望する場合は早めに申し込むことをお勧めします。

>>雫石町の定住促進住宅について詳しくはこちら

なお、雫石町では移住者向けの住宅支援が豊富です。それぞれの概要や利用条件をチェックして、ご自身に合うものを見つけてみてはいかがでしょうか。

  • 空き家に係る各種補助
  • 町産木材利用の木造住宅に対する補助
  • クリーンエネルギー設備導入補助
  • 浄化槽整備に関する補助
  • 排水設備改造資金融資あっせん及び利子補給 など

>>雫石町の住宅支援について詳しくはこちら

雫石町に移住した方の体験談

雫石町に移住した方の声

ここでは、実際に雫石町へ移住した方の声をいくつかご紹介します。

  • 四季を通じて美しい自然を堪能でき、水や食べ物が美味しいので日々の食事がさらに楽しみになった
  • のどかな田舎町でありながらも交通の便が良く、通勤や通学、買い物などに困ることはない
  • 子育て支援が充実しており、以前よりもゆとりを持って子どもと接することができるようになった
  • 冬の寒さと雪かきは大変だが、そのシーズンならではの美しい風景を満喫できるメリットもある

雫石町は雄大な自然と魅力的な観光スポットに恵まれており、美しい風景の中で暮らしたい方、休日のレジャーを充実させたい方に向いている土地だといえます。また、妊娠から子育て期までのサポートが整っているので、子育てしやすいところへの移住を検討している方にもおすすめです。

雫石町に移住する際の2ステップ

雫石町での暮らしに興味のある方は、ぜひ以下のステップに沿って移住プランを進めてみてください。

【ステップ1】移住について相談する

まずは、雫石町への移住について相談することから始めましょう。相談窓口は雫石町役場の政策推進課 企画係で、電話またはメール(お問い合わせフォーム)にて対応してもらえますよ。

>>雫石町役場の政策推進課企画係へのお問い合わせフォームはこちら

また、雫石町役場ではZoomで30分ほど移住に関する相談ができる「オンライン相談」も実施しています。事前の申し込みが必要なので、ご興味のある方は以下を参考に申し込んでみてください。

>>雫石町のオンライン相談について詳しくはこちら

なお、雫石町の移住に関する情報は「移住ガイドブック」にも掲載されています。ぜひガイドブックもチェックして、基本的な情報を仕入れてから窓口への相談に進むのがよさそうです。

>>雫石町の「移住ガイドブック」はこちら

【ステップ2】お試し移住をしてみる

雫石町への移住を本格的にお考えの場合は、「七ツ森交流拠点センター」のお試し移住を利用してみてはいかがでしょうか。家電製品や家具付きのお試し居住物件が用意されており、1日あたり2,000円程度の利用料金で雫石町での暮らしを体感できます。

七ツ森交流拠点センターのお試し住宅
▲「七ツ森交流拠点センター」のお試し住宅は小岩井農場に隣接しているので、観光も存分に楽しめます

実際の雰囲気やアクセス環境などをチェックすることで、雫石町への移住をイメージしやすくなりますよ。ぜひ利用してみてください。

>>雫石町のお試し移住について詳しくはこちら

雫石町への移住に関するお問い合わせ

雫石町役場政策推進課企画係の方々

担当課 雫石町役場 政策推進課 企画係
住所 〒020-0595
岩手県岩手郡雫石町千刈田5番地1
電話番号 019-692-6499
対応時間 8:30~17:15
公式サイト https://www.town.shizukuishi.iwate.jp/teijyu/

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