福岡県新宮町への移住!まちの魅力・仕事・住まい情報を徹底解説
この記事では、地方移住を検討している方に向けて「福岡県新宮町(しんぐうまち)」をご紹介します。
福岡県新宮町は、九州最大の都市・福岡市の都心部である博多・天神まで電車やバスで30分以内とアクセスが抜群。便利な住みやすいまちです。
便利さとゆったりとした生活が両立できる“ベッドタウン”に暮らしたい方には、ピッタリと言えるでしょう。
また、山・海・離島の豊かな自然や季節ごとのにぎやかなイベントなど、魅力がたくさん。
そんな新宮町について、暮らしの特徴や仕事・住まいの状況など、移住を検討するために役立つ情報をたっぷりとお届けします。
新宮町の暮らし、3つの特徴
新宮町は、次のような特徴のあるまちです。
- 福岡市の都心部である博多・天神まで電車やバスで30分以内と便利。かつ、ほどよくゆったりとした暮らしができる
- 豊かな自然に囲まれている。町域には、歴史や絶景の魅力に恵まれた離島もある
- 伝統行事から新しい催しまで、年間を通して多種多彩なイベントが行われる
ここからは、これらの特徴について、詳しく紹介していきます。
特徴1:福岡市の都心部まで30分以内!大都市へのアクセス良好で便利な生活
▲近代的でおしゃれな新宮中央駅の駅舎
新宮町は、九州最大の都市である福岡市に隣接。都心部である博多・天神まで電車やバスで約30分以内というこのアクセスの良さが、大きな魅力です。
町内には、多数のスーパーやホームセンターがあり、日常の買い物に困ることはないでしょう。
新宮町から福岡市へ通勤する方は電車利用が多いようです。たとえばJR新宮中央駅から博多駅であれば、最速で19分。朝7時台や8時台は1時間に5本くらいの便があります。また帰りは23時台まで運行しているので、仕事終わりに飲み会があっても、あわてて帰る必要がありません。
その一方で、福岡市の都心部に比べ土地や家賃がリーズナブルだったり、人混みやビルの少ない環境でゆったり暮らせるのも、新宮町の良いところ。
ほどよく“田舎”の部分を残した、いわゆる「ベッドタウン」のメリットを享受できるまちなのです。
また、福岡市の都心部である博多・天神まで車で30分程度、九州自動車道の古賀インターチェンジへ10分程度、福岡空港へは30分程度です。
福岡空港からは、国内各地に加え、アジアなど海外への便も就航。旅行が好きな方や出張が多い方にもピッタリといえる環境です。
特徴2:豊かな自然に恵まれたまち。海に山に離島まで
▲立花山は、筑前名山の1つにも数えられている
新宮町は自然の豊かなまちです。
町の南東部には、立花山。四季折々の植物や野鳥の声を楽しみながら、山登りができます。6合目以上に広がるクスノキ原始林は国の特別天然記念物に指定され、山頂からは福岡市や玄界灘を一望する絶景が眺められます。
立花山は標高367mという低山で、ハイキングや登山初心者向けのコースとしてもおすすめだよ。登山後は観光交流拠点「こみんかみかん」に立ち寄り、地元の食材を使った飲み物や軽食を楽しんでみてね。
まちの北西部は玄界灘に面しています。新宮海水浴場は、砂浜が広がる美しい海岸。町内一斉の清掃活動「新宮町クリーン作戦」で、ゴミや危ないものを撤去するといった取り組みも行われています。
夏場には、水遊びや海水浴を楽しむ多くのファミリー連れでにぎわいます。
▲新宮町ご自慢の、美しい新宮海岸。町外からも多くの海水浴客が訪れる
そして玄界灘の沖合い、新宮漁港の渡船場からフェリーで20分ほどのところには、離島相島(あいのしま)があります。
相島は、万葉集や続古今集にも歌われた、歴史ある離島。4世紀代~7世紀代の古墳群である「相島積石塚群」などの遺跡、大自然が作り上げた柱状節理の絶壁など見どころはたくさん。
渡り鳥の中継地となっているのでたくさんの野鳥を眺めることもできます。
相島でのイベントの日には多くの観光客が訪れたり、相島の漁師さんが漁船で新宮漁港へやってきて獲れたての魚を販売する「相島漁師のいけま売り」が行われたりと、町域の一部として、相島は身近な存在。
住まい探しの候補地としても、週末のお出かけ先としても魅力的な「相島」を有していることも、新宮町の大きな魅力と言えます。
特徴3:四季を楽しむ多彩なイベント
▲「まつり新宮」は、地域の特産品、各種団体のパフォーマンスなど、新宮町の魅力がたくさん
新宮町では、年間を通してさまざまなイベントが行われています。
たとえば、毎月第2・第4土曜日に開催されるマルシェや、まち全体を“劇場”に見立て、さまざまな体験型企画を実施する「新宮劇場」といった、定期・常設型イベント。
季節を感じる催しとしては、かがり火を焚いて出雲の神様をお迎えし五穀豊穣を祝う「火祭り」、竹灯籠の美しい灯りを愛でる「たちばな竹灯籠まつり」など、伝統行事から新しく誕生したイベントまでさまざまです。
そして11月には、多彩な出店やステージなど、町の活力あるひと・ものが一堂に会する新宮町の最大イベント「まつり新宮」が催されます。
相島で毎年4月に行われる「相島!春フェスタ」もおすすめ。ハイキングや漁船クルージングなど、相島の魅力がたっぷり味わえるよ。
新宮町は、人が集まるにぎやかなイベントが好きな方や、季節を感じながら暮らしたい方にも、おすすめの移住先です。
新宮町の暮らしに関する情報
ここでは、移住を検討するうえで重要となる、新宮町の暮らしに関してのさまざまなデータをお届けします。
気候 | 1月:平均気温6.9°C 8月:平均気温28.4°C (新宮町内に観測地点がないため、近隣の福岡地点を参照) ※参考:気象庁ホームページ |
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人口 | 人口:33,142人 世帯数:13,664世帯 (2024年2月時点) |
近隣都市 | 福岡市、古賀市、糟屋郡久山町 |
公共交通 | 【鉄道】JR鹿児島本線:新宮中央駅・西鉄貝塚線:西鉄新宮駅 【バス】西鉄バス、新宮町コミュニティバス「マリンクス」 【船舶】新宮町営渡船(相島渡船) |
病院 | 診療所:25、病院:2、歯科:16 |
学校 | 小学校:5、中学校:3(うち分校1)、特別支援学校:1、高校:1 |
名産・特産 | 立花みかん、いちご(あまおう)、海幸棒ずし、天然ひじき |
新宮町は、大手住宅情報サイトが運営する「街の幸福度ランキング<福岡県版>」の上位常連のまち。2022年には堂々の1位に輝きました。
その理由としてはやはり、福岡市へのアクセスの良さがありながらゆったりとした環境で暮らせることが大きいと思われますが、同時に、新宮町内の利便性の高さも挙げられるでしょう。
新宮町は、JR新宮中央駅周辺にショッピングセンターや医療機関、保育施設、学校などがまとまったコンパクトシティです。
「“町の顔”となる中心市街地を形成する」ことを目的とした「都市計画マスタープラン」に基づいて整備されたこのエリア。
新宮中央駅の整備と同時に、駅から国道3号線方面に向かうセントラルパーク「沖田中央公園」を設け、これらを核として居住環境と商業施設などのまちづくりを進めてきました。
こういった暮らしやすさがまちの“幸福度”につながり、新宮町では、子育て世帯を中心に新たな住民が増え続けています。2015(平成27)年の国勢調査では、人口増加率・増加数ともに全国の町村で1位にもなりました。
また、新宮町の特徴と言えるのが、インテリアショップやホームセンターの多さです。
新宮中央駅の周辺では、家具の世界大手と言われるお店や郊外型家具店、ホームセンターも多く立ち並びます。
現在の新宮町は、全国でも屈指のインテリアショップ・ホームセンター激戦区なんだ。引っ越しシーズンには、町外からのお客さんも多いんだよ。
町内には、コミュニティバス「マリンクス」が運行しています。利用料金は各路線均一で100円とリーズナブル。大人1人につき未就学児2人まで無料で利用できます。
【仕事】求人豊富な福岡市への通勤がメジャー
2024年3月現在、大手求人情報サイトで新宮町内の正社員求人を検索すると、約350件がヒットしました。
次にこの検索範囲を新宮町から通勤30分程度(25km圏内)の範囲に広げると、約76,600件と大幅に増加。実際に、新宮町にお住まいで福岡市でお仕事をされている方は多数。福岡市が通勤圏内であることのメリットの大きさがうかがえます。
参考:正社員求人情報の一例(新宮町内)
参考:正社員求人情報の一例(新宮町から25km圏内)
また、移住を機にお店のオープンや、仕事での独立を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新宮町では、近隣の町と連携した「創業塾」の開催なども行っています。
興味のある方は、町役場産業振興課までお問い合わせください。
新宮町産業振興課 | 092-962-0238 |
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【住まい】ゆとりある一戸建てが叶いやすい環境
2024年11月時点では、大手住宅情報サイトで新宮町の賃貸物件を検索すると、約150件がヒットしました。
参考:賃貸物件情報の一例
賃貸物件数が豊富な一方、一戸建てを新築する方も少なくありません。
ゆとりのある町づくりを推進する新宮町。敷地面積の大きな区画が多数分譲されているとともに、住宅の生け垣づくりに補助金を支給するなど、緑豊かなまちづくりを進めています。
広々とした一戸建てで、のびのびと子育てをしたり、ガーデニングやお庭でのバーベキューを楽しみたいという方には、希望を叶えるチャンスと言えるかもしれません。
生け垣づくり奨励事業 | 住宅や事業所の敷地内に<公衆用道路から見える>かつ<道路境界より6メートル以内の範囲に設置される生け垣>を設置する場合に、経費の一部を補助 |
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【教育・子どもの遊び場】まちの中心部に広々とした公園
▲「沖田中央公園」では、広い芝生の上で子ども達が走り回って遊べる
子育て世帯の転入が多い新宮町。
保育施設や学校のキャパシティが飽和状態の時期もありましたが、小・中学校の新規開校などを通して、状況は改善されています。
また、相島から高校へ通学する場合には、ご家庭の経済的負担を軽減する補助金があります。
新宮町離島高校生修学支援費補助金 | 高校等に通学する、相島区出身の生徒の保護者に対し、通学交通費または居住費の一部を助成(上限:生徒1人あたり年額15万円) |
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子連れでのお出かけ先として、新宮町内には親子でのびのびと遊べる広い公園があります。
特に、新宮中央駅から長く伸びるセントラルパーク「沖田中央公園」は、天然芝や桜並木などに彩られた、まちのオアシスとも言える公園。
駅の目の前という便利なロケーションでありながら開放感もたっぷり。複合型の大きなジャングルジムや、夏には水遊びができるせせらぎもあり、多くの親子連れでにぎわっています。
新宮町への移住に向けた行動
新宮町への移住について詳しく知りたい方は、まずは町役場へのお問い合わせがおすすめです。
また、町内でも特に相島をご希望の方は、「新宮町相島空き家活用移住促進事業補助金」という制度もあります。相島のお試し居住施設を利用できるので、参考にしてみてください。
お試し居住施設「槝(かし)」で、相島暮らしを体験
新宮町では、相島への移住を検討しているに向けたお試し居住施設「槝(かし)」を用意しています。
1棟貸しの施設に滞在し、ゆったり流れる島時間の中、まずは宿泊をきっかけに“これからの暮らし”を考えてみてはいかがでしょうか。
新宮町への移住に関するお問い合わせ
担当課 | 新宮町役場 政策経営課 |
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住所 | 福岡県糟屋郡新宮町緑ケ浜一丁目1-1 |
電話番号 | 092-962-0230 |
対応時間 | 8:30~17:00(土・日・祝日および年末年始を除く) |
公式サイト | https://www.town.shingu.fukuoka.jp/ |