千葉県佐倉市で暮らす魅力とは?移住に役立つ仕事・住まい・支援の情報

この記事では、首都圏から近い場所で移住地を探している方に向けて、千葉県佐倉市の魅力や移住情報をご紹介します。

佐倉市は、東京や成田空港からほど近い場所に位置しており、交通利便性も抜群です。一方で自然環境や文化財にも恵まれたバリエーション豊かなまちとして知られています。

子育て支援や住宅に関する補助金が充実しているため、若年層の移住者が増加中!それでは早速佐倉市の魅力についてご紹介していきましょう。

本日お話を伺った方
女性

佐倉市役所
企画政策課 主任主事

森山 綾香さん

佐倉市での暮らし:3つの特徴

佐倉市での暮らしの特徴

都心部への交通アクセスが良い佐倉市は、ベッドタウンや二拠点生活の地として多く選ばれています。

佐倉市にはスーパーやコンビニが点在し、さらに大型ショッピングモールがあるため、便利な生活が実現します。都会的な要素がありながら、少し足を伸ばせば、海や山などの自然環境が広がっているので、「ほどよい田舎暮らし」という言葉がぴったりな生活を送れるでしょう。

そんな佐倉市への移住は下記のような方に向いています。

  • 休みの日はアクティブに動きたい
  • 子どもたちがのびのびと過ごせるまちが良い
  • 自然を身近に感じていたい

それではなぜ上記のような方が佐倉市への移住に向いているのかを紐解いていきましょう。

特徴1:抜群の交通機関が魅力!国内外へ気軽にアクセスできる

ユーカリが丘の高層マンションとモノレール

佐倉市は、抜群のアクセス環境を有したまちです。京成本線、JR総武本線、JR成田線が通っており、市内には3つの始発駅(京成佐倉駅・JR佐倉駅・京成臼井駅)があります。また、八千代市にある始発駅(勝田台駅)はちょうど佐倉市との市境に位置していることから、佐倉市民もよく利用しているそうです。

利用できる始発駅が多いのは嬉しいですよね。通勤・通学の際に座ることができるのは大きなメリットと言えるでしょう。

成田国際空港までは京成佐倉駅から直通20分でアクセスできるので、国内外への旅行計画も立てやすいのが魅力的。

電車や飛行機だけでなく、東関東自動車道(佐倉・酒々井・四街道・千葉北)と、身近に利用できるインターチェンジもあるため、思い立った時にお出かけできるのも嬉しいポイントです。

特徴2:子育て支援・教育・医療の充実!自然を感じながらのびのびと遊べる

佐倉市に移住した家族の写真

佐倉市は、妊娠期から子育て期において、途切れのない支援を実施しています。「子育て世代包括支援センター」の設置、「子育てコンシェルジュ」などを配置し、子育てにおいての悩みに対応するサービスがあります。

佐倉市の小中学校では、食育にも力を入れており、学校内で100%手作りした出来立ての給食が提供されます。「子どもの好き嫌いがなくなった!」と嬉しい声もあがっているとか。また、古くから城下町である佐倉市の歴史を学ぶ「佐倉学」も実施しており、佐倉市のことを学びながら地域の人々との交流を得るきっかけがうまれます。

子どもたちの急な病気にも対応できる小児救急が充実しているのも特徴的です。平日・土曜日は19時〜23時、日曜日・祝日・年末年始は9時〜17時、19時〜23時まで受け付けているので、休みの日の急な発熱やケガにも慌てることなく対応できます。

佐倉市の小児救急の待合室にいる親子
▲年末年始も稼働。ちょっとした心配事でも駆けつけることが可能

また、子どもたちが喜ぶ自然環境を活かした遊び場も豊富にあります。

佐倉市にある七井戸公園の新緑
▲「七井戸公園」噴水やアスレチックもある大規模な公園

千葉県佐倉市で開催されるソメイノファーマーズマーケットの様子
▲土日には県内の農家さんやパンやさんが集まりマルシェなどのイベントが開催される

そのほか、宿泊学習施設である「佐倉草ぶえの丘」では、思いっきり体を動かせるアスレチックや、ヤギ、ポニーなど動物とふれあうことができます。都内からも多くの人が訪れる人気のスポットです。

千葉県佐倉市にある草ぶえの丘でふれあえるポニー

特徴3:自然環境が豊富!四季の移り変わりを景色で感じられる

佐倉市に広がる田園風景

佐倉市は、高層ビルが建ち並ぶなど都会的なまちなみがあるだけでなく、緑の多い公園が点在しているほか、田園風景を身近に感じることのできるまちです。

佐倉ふるさと広場のオランダ風車とチューリップ
▲オランダ風車がシンボルの「佐倉ふるさと広場」四季折々の花々が楽しめる

佐倉ふるさと広場にあるオランダ風車とひまわり畑
▲夏はひまわり、秋はコスモス…季節ごとに訪れるのがおすすめ

印旛沼をのぞむオートキャンプ場「印旛沼サンセットヒルズ」では、下記のように沼がオレンジ色に染まる美しい夕焼けが見られます。

千葉県佐倉市で見られる夕焼け
▲印旛沼湖畔から見える夕焼けを見に多くの人が訪れる

生活利便性が高いだけでなく、自然環境も豊富な佐倉市では、慌ただしい生活を送りながらも、ほっと一息つけるような景色を身近に感じられます。

佐倉市の暮らしのデータ

佐倉市にある川村記念美術館の外観
▲みどり豊かな環境の中にある「川村記念美術館」20世紀美術を中心に展示されている

ここからは佐倉市の暮らしの情報をご紹介します。

人口 人口:170,852人
世帯数:79,635世帯
※2023年6月末時点
病院 96件
(医院・クリニックなど)
教育 幼稚園:13
保育園:33
小学校:23
中学校:11
交通 【車】
東京方面から
・東関東自動車道:東京・箱崎ジャンクション:約60分
成田方面から
・東関東自動車道:成田インターチェンジ:約25分

【電車】
東京方面から
・京成本線上野駅:約60分
・JR総武本線東京駅:約60分
成田方面から
・京成本線成田空港駅:約20分

※人口以外の数字は2023年7月時点のものです

佐倉市には、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどが住宅街ごとに点在しているため、生活する上で不便を感じることはありません。市内には大型ショッピングセンター「イオンタウンユーカリが丘」があるので、市外に行かずともファッションや雑貨、インテリアなど生活を彩るアイテムが購入できます。

便利な暮らしをするには車があったほうが無難ですが、交通量が多い点は覚えておくと良いでしょう。渋滞回避のためにバイクを利用する方も多いとか。

また、1年を通して魅力的なイベントも開催されます。

佐倉市で開催される「佐倉花火フェスタ」花火と風車
▲音楽と連動して打ちあがる「佐倉花火フェスタ」風車とのコラボレーションが素敵

佐倉市で開催される「秋祭り」山車
▲秋の訪れを告げる佐倉市の風物詩「秋祭り」山車をかついで市内をまわる

佐倉市への移住に興味が沸いた方は、イベントのある時期に訪れてみるのはいかがでしょうか。まちの雰囲気がよく分かるはずです。

【仕事】通勤者や起業する移住者多数!農業を始めたい方には就農支援もあり

佐倉市は、県内や都内からのアクセスも良好なため、仕事を変えずに移住してくる方が多いです。また、創業相談から商店街の空き店舗促進補助金など、創業支援の種類が豊富に用意されています。「佐倉市でお店を出したい・開業したい」という希望をお持ちの方は下記URLをご確認ください。

※参照:創業支援<起業するなら佐倉で!>

また、佐倉市にて本格的に農業を始めたいという方には「就農支援制度」もあります。農業の技術や経営方法を取得するための研修資金、農地の借り入れ・購入などの手続きを共に行ってくれる頼もしいサポートです。

※参照:就農支援制度

【住まい】持ち家率は80%!マイホームを建てやすい&空き家バンクもあり

佐倉市に建っている住宅の外観

佐倉市は、住宅取得にかかる費用が、同等人口規模の成田市や四街道市と比較しても安い傾向があります。持ち家率が80%と高く、庭付きの住宅でのんびりと暮らすファミリーが多いです。

また、空き家バンク制度も実施しており、改修が必要な物件に関しては補助金の助成もあります。リフォームにかかる経費の2分の1・上限30万円を補助、さらに子どもが3人以上いる世帯には10万円が加算されます。

中古物件を自分好みにリフォームしたいという方は、サイトをこまめにチェックするのがおすすめです。エリア別で分かりやすく紹介されているのでぜひご覧ください。

※参照:佐倉市空き家バンク

そのほか、Uターン目的の支援も実施しています。実家の2km以内に家を持つことで住宅取得費用の2分の1以内(上限30万円)補助されます。詳細は下記URLをご確認ください。

※参照:佐倉市近居・同居住替支援事業

佐倉市の移住者の声

佐倉市の移住者の声

ここからは佐倉市に住む移住の先輩方の声をご紹介します。

  • 自然の中で子育てできるのが幸せ
  • 自然がたくさんあるし、交通の利便性がよく、両立できる
  • サイクリングやカヌーなどのアクティビティが気軽に楽しめるのが良い
  • 地域の人があたたかくて、応援してくれる
  • 田舎でもなく都会でもなくちょうど良い。住みやすい

移住者の声の中には、都心部に近いながらも、自然を身近に感じられることに感激する声が多く見受けられました。また、「近所の人々がやさしい」「就農を応援してくれる」など、移住者を快く受け入れてくれる地域性に魅力を感じている方も多かったです。

佐倉市の移住に関する問い合わせ先

佐倉市の移住に関するお問い合わせは下記へお願いします。今回お話を伺った森山さんも成田市からの移住経験者なので、リアルなお話が聞けるはず。メールや電話でのお問い合わせのほか、オンラインでの面談も可能だそうです。

移住後のギャップを防ぐために、しっかりとリサーチしたうえで佐倉市ライフを満喫してくださいね。

担当課 企画政策課
住所 〒285-8501
千葉県佐倉市海隣寺町97
電話番号 043-484-1111(代)
対応時間 午前8時30分~午後5時15分
休日 土・日、祝日、年末年始
問合せ窓口 移住・定住関連の支援制度
佐倉市移住・定住サイト「さくらでくらす」