栃木県さくら市への移住!まちの魅力・仕事・住まい情報を徹底解説

この記事では、地方移住を検討している方に向けて「栃木県さくら市」をご紹介します。

栃木県の中央から少し北に位置するさくら市は、大手住宅メーカーの実施する「街の住みここちランキング」で上位にランクインするなど、暮らしやすさに定評があるまち。

特に、子育て世帯に向けた支援や環境が充実しているところが特徴的です。

また、他都市へのアクセスや市内の買い物の便など高い利便性の一方で、豊かな自然にも恵まれ、日本三大美肌の湯に数えられる「喜連川温泉」も有しています。

さくら市はこのように“ほどよく便利で、ちょうど良い田舎暮らし”が叶うまち。そんなさくら市への移住を検討するために役立つ情報を、たっぷりとお届けします。

本日お話を伺った方
男性スタッフのアイコン

さくら市 総合政策部 総合政策課
政策推進室 進化プラン係 主事

岩崎 向志さん

さくら市の暮らし、3つの特徴

さくら市の暮らしの特徴

さくら市には、次のような特徴があります。

  • 育児支援や教育環境が充実している。また子育てに便利なロケーションの大規模分譲地がある
  • 市内に大型商業施設などがあり買い物が便利。新幹線の駅も近く、各地へのアクセスが良好
  • のどかな田園風景や、数多くある桜の名所など豊かな自然が広がっている
  • 「喜連川温泉」は“美肌の湯”として有名。喜連川地区には温泉付きの分譲地も

ここからは、これらの特徴について詳しく紹介していきます。

特徴1:支援・教育・住環境!子育て世帯の“暮らしやすさ”がいっぱい

リバーサイドきぬの里
▲大規模分譲地「リバーサイドきぬの里」は宇都宮市にも近く、週末のお出かけなどにも便利

さくら市は、大手住宅メーカーが実施した「街の住みここちランキング」2023年度版で、「街の幸福度ランキング」2年連続県内1位をはじめ、複数の分野で高い順位を獲得しました。

参考:街の住みここちランキング2023

また、さくら市の合計特殊出生率(15歳~49歳までの年齢別出生率の合計)は県内トップクラスで、2022年の0~14歳の年少人口比率は13.60%と県内1位。

さくら市は、子育て世代の方から特に注目を集め、また実際に「子育てがしやすい」という評判の高いまちなのです。

そしてその理由は「育児支援制度」「教育体制」「住環境」にあるようです。

育児支援

さくら市では、児童医療費助成の対象年齢を、2013年と早い段階から18歳までに引き上げるなど、子育て世帯への支援に力を入れてきました。

現在、市が力を入れている取り組みが「産後ケア利用料の助成」。産後1年未満の、不調や育児不安などを感じるママと赤ちゃんを対象にしたサービスで、産後ケア施設などの利用料が助成されます。

詳細:産後ケア利用料の助成

心身ともに不安定になりがちな産後期。地域にこのようなセーフティーネットが用意されていることは、大きな安心材料となりそうですね。

教育体制

教育面では、小中学校のクラスの副担任として教員免許を持つ非常勤講師の配置を増やしたり、スクールカウンセラーを登用するなどの取り組みを実施。また、全教室でエアコンや電子黒板を完備しています。

そのほか、小学生・中学生への英検受験料や日本漢字能力検定料の助成も。

子ども達は、良好な学習環境と1人ひとりに目が届く体制の中、存分に学び、のびのびと過ごすことができるでしょう。

住環境

住環境に関しては、氏家駅から約3kmのところにある大規模分譲地「リバーサイドきぬの里」が、子育て世帯から注目を集めています。

地区内には小学校や保育園、医院などがあり、子育て世帯にとっての暮らしやすさは抜群。さらに、周囲にも同じ子育て世帯の方が多いことで、友達づくりがしやすい点も人気です。

特徴2:利便性と自然に囲まれた暮らしの両立が叶う

お丸山公園の桜
▲大蔵ヶ崎城址にある「お丸山公園」には散策路があり、桜をはじめ四季のさまざまな花が眺められる

さくら市は、幹線道路一帯に大型商業施設や多くのお店があり、生活利便性の高いまちです。

県庁所在地の宇都宮市にも隣接し、電車で17分という近さ。宇都宮駅からは新幹線が利用できるので、東京方面や東北方面への移動も快適です。

ちなみに宇都宮駅~東京駅間は新幹線で約50分。出張などで東京へ行くことの多い方にも嬉しいですね。

そんな高い利便性の一方、さくら市は豊かな自然にも恵まれたまちです。市の中心部から少し離れれば、古くからのまち並みや、のどかな田園風景が広がる里山の風景が広がります。

「桜の花のように美しいまち」との思いを込めその名がつけられた、さくら市。市内には桜の名所も多くあり、まちじゅうが華やかな桜色で彩られる春は、イベントも多数開催されます。

さくら市は“ほどよく便利”な田舎暮らしをしたい方や、自然豊かな環境で子育てをしたい方にも、おすすめといえるまちなのです。

特徴3:名湯がすぐそこ。いつでも気軽に楽しめる

市内の喜連川(きつれがわ)地区には「喜連川温泉」があります。

喜連川温泉は、硫黄・塩分・鉄分を多く含む弱アルカリ泉。佐賀県・嬉野温泉、島根県・斐乃上温泉と並ぶ「日本三大美肌の湯」の1つとしても有名です。

市内には、喜連川市街地を中心に温泉施設が点在しています。JR氏家駅と市営温泉施設を結ぶ無料のバスもあり、さくら市民にとって温泉はごく身近なものです。

参考:さくら市の温泉施設

さらに、喜連川地区の分譲地「フィオーレ喜連川」「びゅうフォレスト喜連川」では、各区画に温泉が配管され、自宅で温泉を楽しむこともできます。

温泉が好きで、毎日でも入りたいという方にとっては、夢が実現する環境といっても過言ではないでしょう。

さくら市の暮らしに関する情報

ここでは、移住を検討するうえで重要となる、さくら市の暮らしに関してのさまざまなデータをお届けします。

人口 人口:44,126人
世帯数:16,944世帯
(2023年10月1日現在 推計人口)
近隣都市 宇都宮市、矢板市、大田原市、那須烏山市、那須郡那珂川町、塩谷郡塩谷町、高根沢町
公共交通 鉄道:JR東日本
バス:関東自動車、宇都宮市営上河内代替バス
大都市へのアクセス

宇都宮市へ:電車で17分
東京へ:電車+新幹線で約70分

病院 診療所21、病院2、歯科14
学校 小学校6、中学校2、高校1
行事・イベント 氏家雛めぐり、氏家ゆうゆうパーク桜まつり、きつれ川商工桜まつり、きつれ川の鮎まつり、天王祭、大公孫樹祭

内陸部に位置するさくら市。寒暖差の大きい気候ですが、冬場の積雪はほとんどありません。都心部から移住する方にとっては、ほぼギャップを感じずに暮らすことができるでしょう。

また、台風や洪水といった自然災害が少ない点も特徴的です。

駅周辺部は利便性が高く、また公共交通も充実しています。とはいえ、市内では車移動がメインという方が多く、移住をするにあたってもマイカーがあった方が便利です。

さくら市には、桜にまつわる催しはもちろんのこと、そのほかにも四季おりおりのお祭りやイベントがたくさんあります。

「鮎まつり」は、喜連川の鮎の生産量が東日本一であることにちなむイベント。「道の駅きつれがわ」に隣接する水辺公園では鮎のつかみ取りが行われ、子ども達のにぎやかな声があふれます。

焼いた鮎をほおばる子ども達
▲ぬめりのある鮎を手でつかむ貴重な経験と、焼きたての鮎のおいしさが楽しめる

450年以上の歴史をもつ「天王祭」は、神輿(みこし)を担いだ多くの若衆が所狭しと暴れ回ることから、「あばれみこし」の名で知られたほどの勇壮なお祭りです。

子ども神輿、百物揃いの行列(神主や武士に扮した人々)など見どころは満載。クライマックスは、喜連川神社への「お上り」のシーンです。

「天王祭」で山車をひく人々
▲お囃子の音色に夏を感じる「天王祭」は、さくら市の夏の風物詩

【仕事】市外・市内・テレワーク。働き方の選択肢は豊富

2023年12月現在、大手求人情報サイトでさくら市の正社員求人を検索すると、約940件がヒットしました。市内には工業団地も2ケ所あり、求人は豊富といえるでしょう。

参考:正社員求人情報の一例(さくら市内)

また、この検索範囲をさくら市から通勤30分程度(25km圏内)まで広げると、宇都宮市などが入ってくることから、案件数は約26,000件と大幅に増加します。

参考:正社員求人情報の一例(さくら市から25km圏内)

そのほか、都心部へのアクセスの良さを活かしてテレワークを選択する方も。さくら市では、希望に合わせて、さまざまなスタイルの働き方が叶います。

【住まい】集合住宅・一戸建てとも物件充実

2023年12月現在、大手住宅情報サイトでさくら市の賃貸物件を検索すると、約250件がヒットしました。

参考:賃貸物件情報の一例

一戸建てに関しては、暮らしの特徴の章でご紹介した「リバーサイドきぬの里」「フィオーレ喜連川」「びゅうフォレスト喜連川」という、3つの分譲地が特徴的。また、空き家バンクを利用するという選択肢もあります。

参考:空き家バンク物件一覧

住まい関連の支援としては、新婚世帯を対象とした補助金制度があります。該当する方はぜひ利用してください。

結婚新生活支援補助金 市内で新生活を始める、夫婦ともに39歳以下の新婚世帯(※条件あり)を対象に、住宅取得・賃貸費用、引越費用などを補助

補助金額:最大30万円(婚姻時、夫婦がともに29歳以下の場合は最大60万円)

【子連れのお出かけ】大小さまざまな公園あり

氏家ゆうゆうパークで遊ぶ人々
▲鬼怒川の河川敷を利用してつくられた「氏家ゆうゆうパーク」。約1,5kmにわたって咲き誇る「桜づつみ」は、満開の時期にはライトアップされる

さくら市には、小規模な公園が各地区に多数あるほか、週末にファミリーでのんびり過ごせるような大きな公園もあります。

特に人気があるのは「氏家ゆうゆうパーク」や「さくら市総合公園」「お丸山公園」など。いずれも桜の名所でもあります。

さくら市総合公園で遊ぶ人々
▲「さくら市総合公園」には、大型遊具やアスレチック施設のほか、ボルダリング壁やテニス・バスケットボールコートなどが整備され、気軽にスポーツに親しめる

さくら市総合公園内の「さくらスタジアム」
▲さくら市総合公園内にある、全天候トラックや天然芝のフィールドを備えた「さくらスタジアム」

そのほか、市内3ケ所に児童センターもあります。

児童センターでは、未就学のお子さんと保護者の方を対象とした「子育てサロン」を開設。子育てに関する情報を知ることができたり、同じ子育て世帯の方との交流ができる場です。

また、体操や親子ヨガ、ベビーマッサージのほか、クリスマス会などの季節を感じるイベントも開催されます。

ファミリーでゆったり過ごしたい日も、地域の方と交流したい日も、お出かけ先に困らないのが嬉しいところですね。

さくら市へ移住した人の体験談・感想

さくら市へ移住した人の体験談

ここでは、実際に移住してさくら市に暮らしている方の体験談や感想をご紹介します。

  • 都会すぎず田舎過ぎず、バランスが抜群で住み心地がいい。生活にちょうどいいサイズ感のまちだと感じる
  • 宇都宮へのアクセスが良く、またそこから新幹線が利用できるので、仕事にも旅行などにも出かけやすい
  • 「リバーサイドきぬの里」は、静かで住みやすい上、小学校や大きな公園が近い。同年代の子どもも多く、子育てにはピッタリの環境
  • 「びゅうフォレスト喜連川」の、空気がきれいでのびのびと過ごせる環境が気に入っている。買い物も自動車を使えば手に入らないものはほとんどなく、市内の大型店舗へも気軽に行ける

利便性とのんびりとした雰囲気のバランスが魅力的なさくら市。

移住後の住まいとして大規模分譲地を選んだ方も多く、それぞれ環境や住み心地に満足している様子がうかがえます。

さくら市への移住に向けた行動

移住相談フェア出展の様子▲東京・有楽町での移住相談フェア出展時の様子

さくら市への移住を検討している方は、まずは市役所へのご相談がおすすめです。

窓口となる「総合政策課」では、移住に関する相談対応のほか、移住体験ツアーも実施。訪れる方の希望にあわせて内容を組み立てるセミオーダー形式で、半日かけてしっかりとさくら市を体験することができます。

費用はかからないので、ぜひお気軽に相談をしてみてください。

さくら市への移住に関するお問い合わせ

担当課 総合政策部 総合政策課
住所 栃木県さくら市氏家2771番地
電話番号 028-681-1113
対応時間 8:30~17:15(土・日・祝日と年末年始を除く)
公式サイト https://www.city.tochigi-sakura.lg.jp/ijyu/index.html