大石田町の住み心地はどう?暮らしの特徴・仕事・支援情報

この記事では、地方への移住を考えている方に山形県大石田町の魅力をご紹介します。

大石田町には、山々や農地、そして町の中央部には一級河川である最上川が流れる自然豊かな環境があります。一方で病院や教育施設、生活に必要な買い物も無理なくできる環境がそろっているため、便利な暮らしが実現します。

子どもたちを育てるのに重要な相談場所や遊び場、補助金支援も充実していることからファミリー世帯の移住希望者からも注目されています。

それでは早速、大石田町で生活する魅力をはじめ、大石田町が実施している補助金制度などを解説していきます。

本日お話を伺った方
大石田町プロフィールアイコン

大石田町まちづくり推進課

政策推進グループ 担当の方

大石田町での暮らし:4つの特徴

大石田町での暮らしの特徴

大石田町は、山形県の北東部に位置しています。自然豊かな環境でありながら、新幹線の停まる駅も有しているため東京圏へのアクセスが良好です。

地域おこし協力隊の活動も盛んで、大石田町で「夢」を叶えている方も多くいます。とくに女性が活躍しているまちだそうです。

大石田町への移住は下記の方に適しています。

  • 自然環境に癒されながらもある程度の利便性は保ちたい
  • 美味しい食材に囲まれて暮らしたい
  • 子どもたちを育てやすいまちに住みたい

なぜ上記の方に大石田町への移住が向いているのか、特徴を交えながら紹介していきます。

特徴1:コンパクトなまち&四季折々の景観が堪能できる

大石田町の大浦小坂からの眺望
▲大石田町のビューポイント「大浦小坂」から見えるまちなみ

大石田町は、面積79.54平方キロメートルの小さなまちです。自然豊かな場所から新幹線の停まる大石田駅までが近いコンパクトなつくりをしています。

大石田町に広がる農地や山、最上川では桜や紅葉など四季折々の景観が堪能できます。とくに最上川とその周辺に広がる景色は移住者にも人気が高いです。

大石田最上川の冬の景観
▲最上川の冬。川と雪、そして空のコントラストが美しい

夏に開催される大石田まつりには毎年多くの人が訪れます。最上川の河川敷から見上げる花火は迫力満点ですよ。

大石田町で開催される「最上川花火大会」夜空に咲く花火の写真
▲最上川の水面に反射した花火も必見!

生活しやすく、一年を通して飽きることのない自然景観が見られる大石田町。まずは実際に訪れて大石田町の雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。

特徴2:リモートワークやワーケーションにおすすめ!主要都市へのアクセスが良好

大石田町には、新幹線の停車駅である大石田駅があります。東京まで3時間10分と時間は要しますが、乗り換えなしでアクセスできるので、のんびりと新幹線の旅を楽しめるでしょう。

山形空港までは車で約30分の距離なので、東京・大阪・名古屋・札幌などの主要都市にもアクセスしやすい立地です。

大石田町は、リモートワークやワーケーションなど、場所に縛られない働き方をしている方におすすめの移住地といえます。

特徴3:美味しいものがたくさん!農家さんからの差し入れも多い

大石田町は、県内有数のそばの産地として知られています。15ほどの手打ちそば店が軒を連ねた「大石田そば街道」には、県内外から多くの観光客が訪れます。

また、大石田町は昼夜の寒暖差が大きく、水もきれいなことからおいしい食材がたくさんとれます。とくにお米やスイカが名産で全国的にも有名です。

「近所の農家さんからおすそ分けをいただくことが多い」と先輩移住者が口をそろえて言っており、ただもらうだけでなく美味しい食べ方や料理法についても教えてもらえるそう。

新鮮な食材でテーブルを彩ることができる大石田町の暮らしは、食通の方にもぴったりです。

特徴4:子育て支援に力を入れている!環境や支援ともに充実

子育て支援センター「にじっこ広場」でのイベントの様子
▲大石田町の子育て支援センター「にじっこ広場」でのイベント

大石田町は子育て環境にも力を入れています。子育て支援や生涯学習の拠点として運営している「虹のプラザ」には、図書館や多目的ホールを備えています。

町内にふたつある子育て支援センターには保育士さんが常駐しており、子育ての悩み相談にも対応してくれます。リトミック教室や季節行事など、親子で楽しめるイベントも多数開催されています。

子育てに一生懸命で、孤立してしまいがちなパパママにとって、気軽に立ち寄れる場所があるのは大きな安心材料となるでしょう。

子育て支援センター「にじっこ広場」七夕の短冊を見上げる子どもとお母さん
▲支援センターでの七夕行事。定期的に通うことで親同士の交流も深まる

大石田町は小さなまちですが、公立・私立合わせて保育園が3つあります。待機児童はゼロなので、共働きの家庭も移住しやすい環境です。

小学校では、自然環境を活かした授業も取り入れています。

大石田町の学校行事:田植え体験をする小学生
▲田植え体験の様子。都会では味わえない貴重な体験

大石田町の学校行事:田植え体験をする小学生
▲泥だらけになりながらも一生懸命チャレンジ!自然いっぱいの環境でのびのびと子育てできる

時には、最上川を利用した体験行事も開催されます。

大石田町のローカルイベント「トムソーヤの冒険」でカヌーを漕ぐ子ども
▲大石田町の親子限定で行われたイベントでは、登山やカヌーにも挑戦!

自然あふれるロケーションで思いっ切り体を動かせる環境は、子どもだけでなく大人たちもリフレッシュできるはず。

子育てに関する支援を紹介:新婚世帯向けの補助金もあり

大石田町では、子育て支援はもちろん新婚世帯に向けた補助金サポートも実施しています。表で簡単に紹介します。

大石田町結婚新生活支援事業 新婚生活をスタートするにあたってかかる費用を支給
※1世帯あたり最大30万円(所得制限あり)
出産祝金 出産祝い金を支給
第1子:5万円
第2子:10万円
第3子以降:20万円
在宅保育の支援事業 生まれて3ヶ月から3歳までのお子さんがいる家庭に月5000円の助成
保育料の負担軽減 保育園の副食費が無料(3~5歳)
保育料:第2子は半額・第3子以降無償
※所得要件あり

子育て支援医療給付制度 0歳から18歳までのすべての子どもの医療費を無料化

出産祝い金や在宅保育の支援金、医療費の無料化など、子どもたちの成長に合わせた途切れのないサポートが魅力的です。

大石田町での暮らしに役立つ情報

大石田町の観光スポット「大石田舟役所跡」
▲最上川沿いにある大石田町の観光スポット「大石田舟役所跡」

ここからは、大石田町の暮らしにまつわる情報をご紹介します。

気候 8月:平均気温23.7度
2月:平均気温-1.0度
※参照:気象庁:直近の尾花沢観測所
人口 6,601人 (令和3年8月1日時点)
病院 病院・クリニック:2件
歯科:4件
教育 公立保育園:1園
私立保育園:2園
小学校:3校
中学校:1校
交通 【空港】
最寄りの空港は山形空港
※車で約30分

【鉄道路線】
JR東日本
・奥羽本線(山形線)大石田駅、北大石田駅
・奥羽本線(山形新幹線)大石田駅
近隣都市 尾花沢市
村山市
最上郡舟形町
アクセス 【列車(JR線利用)】
〇東京駅(山形新幹線)から大石田駅:3時間10分
〇仙台駅(仙山線)から山形駅(奥羽本線)を経由し大石田駅:約2時間

【飛行機利用】
〇東京から
羽田空港から山形空港:1時間5分
〇大阪から
伊丹空港から山形空港:1時間25分
〇名古屋から
名古屋空港から山形空港:1時間15分
〇北海道から
新千歳空港から山形空港:1時間15分

大石田町の冬は、平地であっても150cmほど雪が積もるので家の前の除雪が必須です。除雪は近所の方と協力して行いますが、それでも大変な場合は除雪機械の導入がおすすめです。

大石田町では、小型除雪機械を購入する際に補助金(上限5万円)を支給するサポートを実施しています。「雪景色のあるまちに住みたいけど大変そう」「雪のある暮らしができるか不安」となかなか移住を踏み切れない方にとって、除雪機導入の補助金制度は移住のハードルをグッと下げてくれます。

公式URL:小型除雪機の購入費へ補助金を交付します

また、大石田町で生活するにはマイカーがあったほうが便利です。町内にも個人商店は点在していますが、スーパーやコンビニ、大型商業施設は隣町の尾花沢市まで行く方がほとんどです。車があれば尾花沢市まで10分ほどで行けるため、町内感覚で利用できます。

大石田町は、夏の最上川花火大会をはじめ、新そば祭りなどイベントも豊富です。3月のひなまつりの季節には、町立歴史民俗資料館で江戸時代の貴重なひな人形が公開されます。

大石田町のひなまつりイベントでひな壇を眺める女性
▲郷土人形やままごと道具なども展示される

ひな祭り人形を眺める子どもたち
▲子どもたちもひな壇のお雛様に興味津々

大石田町は、古くから伝わる文化も大切にしていることがうかがえます。

【仕事】就農支援あり!地域おこし協力隊の活動にも注目

大石田町での求人を大手求人情報サイトで検索すると約100件がヒットしました。事務職や工場系、介護系など職種は豊富にあったので、選ばなければ働き口は探しやすいでしょう。※求人情報の一例

新規就農支援を実施しており、その制度を利用して移住してきた方も多くいます。農業用施設の整備や、機械購入の際に補助金が出るほか、家賃のサポートもあります。「本格的に農業がしたい」と思っている方はぜひ大石田町役場にお話を聞いてみてください。

また、大石田町は地域おこし協力隊の活動が盛んです。「新しいことに挑戦したい」「地域社会に貢献したい」という方たちが、3年の任期の中さまざまなミッションを掲げ活動を行っています。大石田町の地域おこし協力隊では女性が活躍しているそうです。興味のある方は下記URLをチェックしてみてください。

公式URL:地域おこし協力隊

【住まい】空き家バンクあり!住宅に関する補助金制度も充実

大石田町には、空き家バンク制度があります。調べた時点では、作業小屋や車庫付きのほか、畑付きの物件が掲載されていました。※2023年2月時点

改修が必要な物件が多いため、空き家を自分好みにリノベーションしたいという希望をお持ちの方にぴったりです。

公式URL:空き家バンク登録物件一覧

住宅購入の際には、補助金の支給もあります。

定住促進助成事業 住宅を新築:最大100万円
中古物件を購入:最大75万円

※各種制限あり・詳細は窓口へお問い合わせください

新生活をスタートするのにかかる費用を軽減してくれる大助かりな支援です。ぜひ利用してお得に移住してください。

大石田町の先輩移住者の声

大石田町の先輩移住者の声

実際に大石田町へ移住された方の声を紹介します。

  • 雪が降り静かな雰囲気がいい
  • 雪どけの季節がきれい
  • 春を迎えた時の喜びが大きい
  • 地域の方が協力的で助けられた
  • 身近に相談相手がいて助かる(就農支援での移住者)
  • 食べ物がおいしい

先輩移住者は、雪景色がもたらす自然の景観に魅力を感じている方が多くいました。

大石田町の林に降り積もった雪
▲除雪などの大変さを上回る美しさがある冬の景観

また、食べ物のおいしさと地域の方々のやさしさに触れている声も多く見受けられました。大石田町には、自然豊かな環境や人とのつながり、おいしい食材など、地方移住の醍醐味といえる要素が詰まっていることが分かります。

大石田町への移住についてのお問い合わせ

大石田町は、移住セミナーやいなか暮らし体験ツアーなど、山形県主催のイベントにも定期的に参加しています。イベントなどの新着情報は、公式サイトでご確認ください。

どんな些細なことでもまずはお話を聞くことが移住への第一歩となります。大石田町への移住に関する相談は下記へお問い合わせください。

担当課 まちづくり推進課 政策推進グループ
住所 〒999-4112
山形県北村山郡大石田町緑町1番地
電話番号 0237-35-2111
公式サイト 移住のススメ