神奈川県大井町への移住を検討!自然と都会の良さを兼ね備えた暮らし
この記事では移住を考えている人に向けて、神奈川県大井町(おおいまち)の特徴や仕事、住まいといった、暮らしに役立つ情報をご紹介します。
大井町は神奈川県の西部に位置し、横浜市から約50kmのところにあります。東名高速道路のインターチェンジがあるので、東京や横浜へもアクセスしやすい環境です。車で東京まで約1時間、横浜まで約40分で到着できます。
今回は、大井町役場企画財政課の担当者さんに、地域の魅力や暮らし、移住支援などについて詳しくお聞きしました。
神奈川県大井町の3つの魅力:自然・利便性・子育て環境
大井町は温暖で寒暖差が少なく、自然豊かで空気もきれいなため、暮らしやすい環境といえます。年間を通じて過ごしやすい気候で、四季折々の自然を楽しむことができます。
そんな大井町には次のような特徴があります。
これらの特徴について、それぞれ詳しく紹介していきます。大井町の魅力をより深く理解していただけるでしょう。
特徴1:富士山を一望できる自然豊かな環境
▲「おおいゆめの里」では、季節の移ろいを体感できます
大井町は自然豊かで、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。
「おおいゆめの里」は町の誇るスポットです。富士山の絶景が楽しめ、2月上旬には梅が、2月下旬から3月上旬にかけては早咲き桜が見頃を迎えるため、多くの観光客が訪れます。中にはコスプレイヤーが写真撮影に訪れることもあるそうです。春以外の季節には、秋明菊やヤマユリなどが咲き誇るので、年間を通して散策が楽しめるスポットです。
また、「富士見塚」は源頼朝が富士山を眺めたと伝えられる丘で、ハイキングコースとしても人気があります。
「四季の里」は地域住民と交流しながら農業やものづくりを体験できる施設です。田植えや野菜収穫などの農業体験、蕎麦打ち、バーベキューなどが楽しめます。都会では味わえない、五感を刺激する体験ができる場所です。直売所では地元の新鮮な野菜や特産品が購入できるので、お土産としてもおすすめです。
さらに、大井町ならではの施設として「ビオトピア」があります。ここは東京ドーム13個分の広大な「未病」改善施設です。「未病」とは、健康と病気の間を連続的に変化する状態のことを指します。「未病」を改善することで、健康な状態をより長く維持できるのです。
「ビオトピア」では、身体を動かしながら「未病」について考える体験型コンテンツや、「食・運動・癒し」をテーマにしたワークショップ、タブレットを使って自然について学びながら森を歩くプログラムなどが用意されており、幅広い年齢層が楽しめます。ドッグランも併設されているので、愛犬家の方にもおすすめのスポットです。
特徴2:都市部へのアクセスの良さと充実した生活環境
大井町の特徴として生活環境の充実があげられます。スーパーマーケットや飲食店などが揃うショッピングモールがあるだけでなく、ホームセンターや個人経営の店舗も豊富なので、日常生活に必要なものはほとんど町内で揃います。多様な飲食店があり、手軽に外食を楽しめる点も魅力的です。
アクセスの良さも大井町の大きな特徴です。町内の相模金子駅から横浜駅までは約1時間10分、新宿駅までは約1時間30分で到着でき、通勤・通学に十分な範囲です。ただし、JR御殿場線は運行本数が少ないため、時刻表の確認が必要です。さらに、東名高速道路のインターチェンジが町内にあるため、自動車での移動も便利です。
特徴3:多彩な公園とイベントで賑わう街の魅力
▲おおい中央公園の「せせらぎ水路」
大井町は公園が豊富なまちです。大井町役場に隣接する「おおい中央公園」は2022年にオープンした大規模な公園で、遊具やバスケットコート、せせらぎ水路などが整備されています。大人から子どもまで快適に過ごせる空間となっており、イベントやマルシェが頻繁に開催され、まちの賑わいの中心となるスポットです。
▲遊具の種類も多いので、子どもたちの外遊びにもピッタリの場所です
「おおい中央公園」の最大イベントは、毎年8月に開催される「大井よさこいひょうたん祭」です。このお祭りでは、子どもたちによるダンスフェスティバルと、町内外から踊り手が集まる「よさこいひょうたん踊りコンテスト」が行われます。
▲大井よさこいひょうたん祭には、大井町のイメージキャラクター「すいっぴー」も登場
▲「よさこいひょうたん踊りコンテスト」では、迫力ある踊りに会場も大盛り上がり
さらに、「大井町農村公園」は桜やあじさいが植えられ、遊歩道も整備されているため、自然を存分に楽しめる公園です。丸太のアスレチック遊具も設置されており、子どもたちの人気スポットとなっています。
大井町での生活:気候、医療、教育など暮らしの基本情報
ここからは、大井町の暮らしに関する情報をご紹介します。
気候 | 8月平均気温26.4℃ 1月平均気温5.3℃ ※参考:気象庁 (大井町に観測地点がないため、近隣の小田原のデータを掲載) |
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人口 | 人口:約17,300人 世帯:約7,500戸 (2024年2月時点) |
病院 | 病院・クリニック:9件 歯科:5件 (2024年3月時点) |
学校 | 保育所:3所 幼稚園:3園 小学校:3校 中学校:1校 高等学校:1校 (2024年3月時点) |
交通 | 【電車】 JR御殿場線:上大井駅、相模金子駅 【バス】 富士急モビリティ 【車】 東名高速道路:大井松田IC |
近隣都市 | 小田原市、秦野市 |
大井町には、ショッピングモールや無人直売所などがあり、日常生活に必要なものはほとんど町内で揃います。ただし、映画鑑賞や大型の買い物をする際は、隣接する小田原市に出かけることが多いようです。
子育て環境も充実しています。就学前の子ども向けには、おおい中央公園近くの「子どもおもちゃ館」がおすすめです。すべり台や絵本、ブロックなどが揃い、子どもが自由に遊べる施設となっています。
小学生向けには、放課後教室や児童コミュニティクラブがあり、放課後の居場所が確保されています。これは共働き家庭にとって特に有用な施設です。
また、大井町は観光地へのアクセスも良好です。箱根や熱海が近いため、週末にはドライブを楽しみながら温泉巡りに出かけることもできます。
子育て環境:充実の支援制度と特色ある教育
大井町では神奈川県内でも早くから、0〜18歳の子ども医療費の助成を行っています。また、「新生児ゆめおおいギフト事業」として、新生児を対象にカタログギフトを贈呈しています。さらに、「出産・子育て応援ギフト事業」として、妊娠届出後に妊婦1人あたり5万円、新生児訪問後に新生児1人あたり5万円を支給しています。これらの支援は、子育て世帯の経済的負担を軽減し、安心して子育てができる環境づくりに貢献しています。
公式:大井町「新生児ゆめおおいギフト事業」
公式:大井町「出産・子育て応援ギフト事業について」
こども家庭センター「こころん」では、妊娠・出産から子育て期をサポートし、さまざまな相談を受け付けるワンストップ・サービスを行っています。困ったことや不安なことがあれば、ひとりで抱え込まず、ぜひ相談してください。保健師・助産師・管理栄養士など専門のスタッフが、個々の状況に応じて丁寧に対応してくれます。
教育面では、最新技術を活用したICT教育に力を入れているほか、小規模特認校制度が利用できます。小規模特認校制度とは、少人数ならではのきめ細やかな指導などが展開されている小規模校に、特例として、通学区域外からの通学を認める制度です。
大井町では、地域の自然や伝統などの豊かな環境を活かし、特色ある教育プログラムを実施している相和小学校(そうわしょうがっこう)が小規模特認校となっています。自然豊かな環境にあるため、田植えから収穫までを体験できる農業体験学習なども行っており、子どもたちの五感を刺激する教育を提供しています。
▲泥んこになりながら行う田植え体験の授業。収穫まで体験できるのは自然豊かな大井町だからこその魅力です
仕事事情:近隣地域への通勤と町内の就業機会
大手求人情報サイトで大井町の求人を調べたところ、約800件ヒットしました(2024年3月時点)。
※求人情報の一例
車での通勤時間30分圏内である25km以内で検索すると、約63,000件ヒットしました(2024年3月時点)。これは大井町周辺の広範囲にわたる求人を含んでいます。
※求人情報の一例
大井町では小田原市など近隣地域に通勤している人が多いようです。通勤時間30分圏内では十分な求人数がありますから、希望の仕事が見つかりやすそうです。また、交通の便が良いため、横浜や東京都内まで通勤する人もいるとのことです。このように、大井町は様々な就業機会のある立地といえるでしょう。
住まい支援:三世代同居や住宅取得への補助金制度
大手住まい情報サイトで大井町の賃貸物件を調べたところ、約80件ヒットしました(2024年3月時点)。家賃相場は、2LDKが5万円台から、3LDKが9万円台からとなっており、近隣地域と比較するとやや割安な傾向にあります。
※賃貸物件の一例
大井町では空き家バンク制度を利用できます。物件情報や利用方法については、以下の公式リンクからご確認ください。
公式:大井町移住・定住サイト笑顔のおおいまち「大井町空家バンク」
大井町では住宅を取得する人を対象に10万円の住宅取得補助金を交付しています。新規に住宅を購入する予定の方は、ぜひこの制度の活用をご検討ください。
公式:大井町移住・定住サイト笑顔のおおいまち「住宅取得補助金」
さらに、三世代同居をする人を対象に、最大30万円の移住定住促進補助金を交付しています。また、住宅を改修する場合には20万円の住宅改修補助金も用意されています。対象要件や申請方法など、詳細については以下の公式リンクをご参照ください。
公式:大井町移住・定住サイト笑顔のおおいまち「大井町三世代同居等移住定住促進補助金」
公式:大井町移住・定住サイト笑顔のおおいまち「三世代同居住宅改修補助金」
大井町移住者の声:自然環境や生活の利便性について
次に、大井町に移住した方々の感想をご紹介します。
- 海と山が身近にあり、都内へも通勤可能な立地
- 徒歩10分以内にスーパー、飲食店、公園、クリニックがあり、子育て環境に適している
- 近隣に温泉地が多く点在しており、温泉を楽しむことができる
- 豊かな自然環境がありながら、田舎すぎず快適に暮らせる
- 御殿場線は東海道線や小田急線との接続が良く、時間が合えば非常に便利
- 地域の人々と挨拶を交わしたり気軽に会話ができ、まちに馴染みやすい雰囲気がある
大井町へ移住するために利用したい窓口・支援
大井町への移住を検討し、情報収集が済んだら、実際に下見に行ってみましょう。
「おおいゆめの里」からは富士山を見ることができます。冬には雪化粧した姿、2月下旬からは早咲きの桜と富士山を一緒に楽しむことができます。ぜひ、その時期に下見にいらしてください。
大井町ではお試し住宅が利用できます。利用期間は2週間から8週間で、料金は2週間あたり20,000円です。大井町での暮らしを体験するだけでなく、住まい探しや仕事探しの拠点としても活用できます。2軒あるお試し住宅のうち1軒は住宅地から少し離れており、山あいの地域での暮らしも体験できる良い機会となります。
スクロールで写真が見られます→
利用者からは生活に困ることなく、のんびり快適に過ごせたと好評です。ぜひ利用してみてください。
大井町への移住に関するお問い合わせ
移住相談窓口 | 大井町 企画財政課 |
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住所 | 〒258-8501 神奈川県足柄上郡大井町金子1995番地 |
電話番号 | 0465-85-5003 |
公式サイト | 大井町移住・定住サイト笑顔のおおいまち |