自然&利便性が魅力の福岡県直方市へ移住!仕事・住宅など暮らしに役立つ情報
この記事では、地方への移住を考えている人に向けて「福岡県直方市(のおがたし)」をご紹介します。
直方市は県内の2大都市の間に位置しており、豊かな自然環境と生活の利便性が両立しているまちです。恵まれた環境を求めて、Uターンしてくる若者も少なくないと言います。
今回は、直方市役所企画経営課の三宅さんにインタビューを行い、まちの魅力や暮らしやすさについて詳しく伺いました。
直方市の特徴3つ
直方市の暮らしの特徴としては、大きく次の3つが挙げられます。
- 福智山の豊かな自然!河川敷で四季折々のイベントあり
- 商業施設がさらに充実。始発駅から博多・小倉へ快適にアクセス
- 「SDGs未来都市」の特色ある教育。奨学金返還支援もスタート
まずは各項目について、順に見ていきましょう。
福智山の豊かな自然!河川敷で四季折々のイベントあり
直方市の大きな魅力は、何と言っても豊かな自然です。福智山のふもとに広がる市街地の中心には一級河川・遠賀川が流れるなど、のどかな風景が広がっています。
特に遠賀川の河川敷には広々としたスペースがあるため、多種多様なイベントが開かれており、市民の憩いの場となっているそうです。
毎年3月末から4月の初めごろにかけては春の風物詩「チューリップフェア」が行われ、河川敷にある直方リバーサイドパークに約20万球のチューリップが咲き誇ります。
▲人気の「チューリップフェア」では、約20万球のチューリップを見に多くの人が訪れる
ちょうど桜の開花時期とも重なることから、昼はキッチンカーなどの出店があり、夜はライトアップされた夜桜も見ることができます。
▲ライトアップされた河川敷の夜桜
また、夏には花火も打ち上がる「のおがた夏まつり」、秋には音楽フェスなど、季節ごとにイベントが盛りだくさんで、市外からも多くの人が訪れるのだと言います。
このほか、河川敷には自転車道が整備されていたり、人気のオートキャンプ場があったりと、さまざまな楽しみ方ができるスポットとなっています。
▲解放感のある河川敷のオートキャンプ場
直方市は、山や川の自然に囲まれながら季節を感じて暮らしたい人には、ぴったりのエリアだと言えるでしょう。
商業施設がさらに充実。始発駅から博多・小倉へ快適にアクセス
直方市のもう一つの魅力が、商業施設が充実しており、交通の便も良いため、総合的に生活の利便性が高いことです。
市外からもよく利用される大型の商業施設はもちろん、金曜日から日曜日限定の「直方がんだびっくり市」は、生鮮食品や農産物売り場、フードコートなどがあり、とても賑わうそうです。
また、2023年の7月には複合商業施設「もちだんご村MALL」がオープンするなど、さらに便利になっています。
交通の便では、福岡市と北九州市という二大政令都市のちょうど間に位置していることもあり、どちらにもアクセスの良い立地です。
特に鉄道では、博多行き、小倉行きともに発着点となっていることから、朝の通勤ラッシュでも座席に座りやすいのだと言います。
▲博多方面、小倉方面ともに発着点となる直方駅
所要時間は博多まで約70分(特急なら約55分)、小倉まで約50分で、車でも同程度でアクセスできるようです。
このように直方市は、暮らしやすく、余暇や仕事・通学の選択肢が多いエリアだと言えるでしょう。
「SDGs未来都市」の特色ある教育。奨学金返還支援もスタート
直方市は「SDGs未来都市」に選定されており、特に教育面で特色のある取り組みを進めています。
公式:直方市(SDGs未来都市に選定されました!)
例えば「直方市環境サミット」では、市内にある四つの高校がそれぞれ環境に関するテーマを決めて、研究結果を発表しています。
▲2024直方市環境サミットで発表する高校生たち(会場:イオンモール直方)
また市内の小学校でも、二酸化炭素の排出量削減をテーマにした学習を行ったり、SDGs推進パートナーとして登録した市内・市外の企業の協力を受けて、SDGsのイベント等を通して学びの場を設けたりしています。
なお、直方市では小学校が11校区と多いことから、1人1人に目が行き届く充実した教育環境の中で学べるのだと言います。そのほか子育て広場や病児保育事業をはじめ、子どもが健やかに育つ環境づくり、子育てをしている人が安心して社会参加できる環境を整えているそうです。
そして直方市では、SDGsゴール11「住み続けられるまちづくりを」を目的に、定住支援として2023年度から新たに「直方市奨学金返還支援事業」をスタートしました。
学校を卒業後に直方市内に住み、就業しながら奨学金を返還している人を対象に、年間最大15万円を3年間補助する仕組みで、毎年約20人の募集があるようです。
詳細な条件については、下記の公式サイトをご確認ください。
公式:直方市(直方市奨学金返還支援事業について)
直方市の暮らしに関する情報
それでは次に、直方市の暮らしに関する各種データを見てみましょう。
気候 | 1月:平均気温5.3℃ 8月:平均気温27.3℃ ※参考:気象庁(飯塚) |
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人口 | 55,021人 (令和6年3月時点) |
病院 | 病院:6、診療所:57、歯科:39 |
学校 | 小学校:11、中学校:4、高校:4 |
交通 | 【鉄道】 ・JR九州筑豊本線:筑前植木駅、新入駅、直方駅 ・筑豊電気鉄道:遠賀野駅、感田駅、筑豊直方駅 ・平成筑豊鉄道伊田線:直方駅、南直方御殿口駅、藤棚駅、中泉駅 【バス】 ・JR九州バス ・西鉄バス ・直方市コミュニティバス ※直方PA(直方バスストップ)に高速バスが発着 【高速道路】 ・九州自動車道:直方PA ※上り方面のみ利用可能 |
近隣都市 | 北九州市、飯塚市、宮若市、小竹町、鞍手町、福智町 |
特徴としてふれたように、直方市は商業施設や交通網が発達しており、とても暮らしやすい環境です。また、中心エリアとなる直方駅前には、大きな総合病院もあります。
さらに市内には、自然を満喫できるスポットも充実しています。
特に近年リニューアルされた「福智山ろく花公園」は四季折々の花が咲く観光スポットで、ボルダリングやトランポリンも楽しめることから、親子連れに人気のようです。
▲福智山ろく花公園には、魅力的な遊具がたくさん
このほか、直方市では行政手続きのオンライン化を推進しており、267件の手続きがスマートフォンやパソコンから行うことができます。(2024年1月時点)。詳しくは公式サイトをご覧ください。
公式:直方市(オンライン請求・申請について)
仕事:市内でも選択肢あり。北九州市への通勤にも便利
大手求人サイトで直方市の正社員を検索したところ、約2,000件の求人が見つかりました。また、車で約30分の通勤エリア(25キロ圏内)まで広げると、約60,000件の求人情報がありました(2024年1月時点)。
※参考:求人情報の一例(直方市のみ)
※参考:求人情報の一例(直方市から25キロ圏内)
直方市では製造業などが盛んであり、市内でもある程度の選択肢があるようです。
一方で、アクセスの良い北九州市で働いている人も多く、なかには福岡市まで通勤している人もいると言います。
住まい:豊富な賃貸物件。商業施設の周辺が人気
大手住宅情報サイトで直方市の賃貸物件を探したところ、約1,700件が見つかりました。十分な選択肢があると言えるでしょう(2024年1月時点)。
※参考:物件情報の一例
三宅さんによると、特にショッピングモールの周辺エリアが人気だと言います。
そして、直方市では新築や中古住宅を購入する場合には100万円、中古住宅購入後に解体し新築する場合には最大150万円の補助金を受けることができます。
公式:直方市(直方市住宅取得費補助金)
また、直方市では空き家バンクも運営しており、空き家バンクに登録されている物件に対しては上記の補助金にさらに5万円の追加支援があります。
公式:直方市(空き家バンク)
「移住者向けの、住宅に関する補助金はありますか?」というお問い合わせを、よくいただきます。
公式:直方市(住宅リフォーム補助金)
直方市へ移住した人の声・感想
それでは次に、直方市へ移住した人の声や感想をご紹介します。
- とても自然が豊かで、のどかなエリアです。
- 遠賀川の河川敷が特にきれい。
- ショッピングをする場所が充実していて便利です。
- 市外も含めて、さまざまな場所へのアクセスが良い。
直方市へ移住した人は、四季を感じられる豊かな自然やイベントを楽しみながら、快適な暮らしを満喫しているようです。
直方市への移住に関するお問い合わせ
直方市への移住については、企画経営課までお問い合わせください。
ご相談をいただければ、それぞれの方の事情に沿ったご提案をさせていただきます。
担当課 | 企画経営課 |
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住所 | 〒822-8501 福岡県直方市殿町7-1 |
電話番号 | 0949-25-2230 |
公式サイト | https://www.city.nogata.fukuoka.jp/ |