二本松市への移住！子育て環境・仕事・住まい・移住に関する支援をご紹介｜福島県
この記事では、福島県二本松市への移住を検討している方に向けて、まちの魅力や生活環境など、移住に関する支援についてご紹介します。
二本松市は、新幹線の停車駅がある福島市や郡山市などの都市部までのアクセスが良く、生活利便性が高いまちです。
温泉旅館やアクティビティ施設が点在する「温泉・高原エリア」、買い物や公共交通機関の利用に便利な「まちなかエリア」、農村風景が広がる「里山エリア」と、大きく別けると3つのエリアに分類されます。
市内を1周するだけでも、旅行した気分になれるくらい、多様な魅力のある二本松市。子育て世帯への支援のほか、新規就農者や起業する方への支援も充実しています。
今回は二本松市役所の秘書政策課・総合政策係の清野敦士さんにインタビューを行い、二本松市での暮らしや、移住に関する情報を聞いてきました。
二本松市の暮らしの特徴3つ
二本松市は、福島県の中央北部に位置するまちです。「菊のまち＝二本松」として有名で、秋には日本最大級の菊の祭典である「二本松の菊人形」も開催されています。
菊の花をイメージした頭がチャームポイントの「菊松くん」も大人気！
そんな二本松市の特徴として、特にご紹介したいのが下記の3つです。
- 多様性ある暮らしが実現！歴史・温泉・アクティビティまで市内に見どころ満載
- 便利な交通網と利便性の良さ！福島市と郡山市のベッドタウンとしての選択肢もあり
- 移住者ウェルカムなまち！各地域ごとの移住コミュニティも盛ん
それではこれらの特徴について詳しく見ていきましょう。
特徴1：多様性ある暮らしが実現！歴史・温泉・アクティビティまで市内に見どころ満載
▲智恵子大橋からの眺望
二本松市は、山々に囲まれ、中央を阿武隈川が流れる自然豊かな環境です。西には安達太良山、東には日山・羽山があり、四季折々の美しい景観を楽しめます。二本松藩丹羽家十万石の城下町として栄えた地域でもあるため、二本松城跡など、貴重な史跡や文化財が市内に点在しています。
▲箕輪門・少年隊群像
二本松市の高原地帯には「岳温泉」があり、市内からはもちろん県内外からも多くの観光客が訪れます。ワーケーションスペースを整備した温泉のほか、昨今の「サ活」ブームにのって、サウナ関係にも力を入れており、ドームサウナやサウナグッズを取り扱っている施設もあります。
岳温泉では、普段は透明なお湯が真っ白になる「ミルキーデイ」があります。白さの正体は、温泉成分が沈殿した「湯花」！岳温泉の名物でもあるミルキーデイにファンも増加中です。ぜひ一度足を運んでくださいね。
また、市内にはスキー場が2カ所あり、ウィンタースポーツを楽しめるほか、スケートボード、スポーツクライミング、スラックインの3種類が体験できる全国初の屋内複合施設「スカイピアあだたらアクティブパーク」があります！
オリンピックの競技にもなった、今注目のスポーツが体験できます。
二本松市は、歴史・温泉・アクティビティと、多種多様な魅力があるため、「新しい趣味がほしい」という方はもちろん、「趣味を謳歌したい」という方にもピッタリな移住地です。趣味を通した仲間づくりにも一役かってくれるでしょう。
特徴2：便利な交通網と利便性の良さ！福島市と郡山市のベッドタウンとしての選択肢もあり
二本松市は、県庁所在地である福島市と東北地方有数の商工業都市といわれる郡山市へのアクセスが良好です。どちらの都市にも車・電車で30分程度の距離なので、市外といえど生活圏内と捉えられます。実際に、二本松市をベッドタウンとして選択し、福島、郡山へ通勤・通学している方も多いです。
市内には、JRの駅が3箇所（二本松駅・安達駅・杉田駅）、東京都から宮城県仙台市を通り、青森県へとつながる国道4号線があるほか、東北自動車道二本松インターチェンジも有しているため、全国各地へのアクセス性も良く、旅行や観光の計画がたてやすいです。
自然環境に囲まれた暮らしをしながらも、思い立ったときに気軽に都市部に行けたり、市内にはスーパーやドラッグストアなども点在しているため、生活利便性も高いです。
特徴3：移住者ウェルカムなまち！各地域ごとの移住コミュニティも盛ん
▲移住者交流会のようす
二本松市は移住者の多いまちです。二本松市の各エリアには、移住に関する情報を提供してくれる「定住支援員」がいることや、「移住支援アドバイザー」として、地域住民の友達の団体が移住前後にわたって移住者のサポートを行っています。
公式：◆誰に相談すれば？というときは定住支援員がお手伝いします！
観光がてら二本松市の移住について聞きたいという方は、市内に3つある道の駅を訪れると良いでしょう。どの道の駅でも地域おこし協力隊が活動しているので、二本松市での過ごし方や暮らしの様子など、移住後に気になる点についてのリアルな話が聞けるかもしれません。
▲（左）道の駅ふくしま東和（右）道の駅安達「智恵子の里」（上り線）「和紙伝承館」
移住前につながりを作れるのも嬉しいポイント！
最近は、おひとりさまでも居心地よく過ごせるカフェなどが増えているので、ふらっと立ち寄ってみたり、まちのお肉屋さんやお魚屋さんなどで、お店の方とお話ししてみたりするのもおすすめです。みなさんフレンドリーなので、いろいろ教えてくれますよ。
移住者交流会なども定期的に開催されており、移住者に対してウェルカムな雰囲気なので、「移住してもまちに馴染めないのでは…」という方の不安も払拭できるでしょう。
イベントや各問合せ先のほか、二本松市の助成制度シミュレーターなどが掲載されている移住・定住サイトも運営しているので、ぜひチェックしてみてください。
公式：二本松市移住・定住サイト「あなたをまつ。にほんまつ。」
二本松市の暮らしに関する情報
つづいては二本松市の暮らしに関するデータを見ていきましょう。
| 気候 | 1月平均気温：0.8℃ 8月平均気温：24.4℃ 年間平均気温11℃前後 ※参考：気象庁 |
|---|---|
| 人口 | 51,161人 （令和6年3月1日時点） |
| 病院 | 一般診療所：33、歯科：19 |
| 学校 | 小学校：16、中学校：7、高等学校：2 |
| 交通 | 【電車】 JR東北本線 ・二本松駅・安達駅・杉田駅 【車】 東北自動車道 二本松インターチェンジ 【バス】 ・路線バス ・二本松市コミュニティバス |
| 交通アクセス | 【車】 ・福島市まで約30分（国道4号） ・郡山市まで約30分（国道4号） ・東京方面まで約3時間（二本松IC-東北自動車道浦和IC） ・仙台方面まで約1時間（二本松IC-東北自動車道仙台南IC） ・新潟方面まで約2時間（二本松IC-磐越自動車道新潟IC） 【電車】 ・東京駅まで約2時間 （東北本線+東北新幹線） ・仙台駅まで約50分（東北本線+東北新幹線） ・福島駅まで約25分（東北本線） ・郡山駅まで約25分（東北本線） |
二本松市は、買い物環境はもちろん、医療や教育機関も十分に整備されているため、移住後も不便を感じることはないでしょう。
1年を通してさまざまなイベントも開催されており、特に盛り上がりを見せるのが「二本松の提灯祭り」です。
▲鈴なりの提灯をつけた太鼓台が繰り出し、掛け声やお囃子が市内に響き渡る。毎年10月の第1土・日・月に開催
また、二本松市の秋のを鮮やかに彩る「菊」でつくられる「菊人形」や「千輪咲」も二本松市の自慢のひとつです。
▲（左）二本松の菊人形（右）千輪咲
10月から11月にかけて菊の祭典「二本松の菊人形」も行われています。
僕も移住者ですが、本当に花が途切れないまちだなと感じています。春はまちが桜いっぱいになるんですよ！つつじやあじさい、夏のサルスベリ、秋は菊、冬の終わりには早い時期からたくさんの梅が咲きます。
【子育て】子育てヘルプ応援事業や遊び場・教育環境も充実
二本松市は、子育て世帯への支援にも力を入れています。高校3年生までの医療費の一部助成や、第3子目以降のお子さんを出産した際には「笑顔さんさん祝金（10万円）」が支給される制度を実施中。
また、生後6ヶ月未満のお子さんをお持ちのご家庭にヘルパーさんが出向き、掃除や洗濯、買い物など、日常生活に必要な家事を手伝ってくれる「子育てヘルプ応援事業」も用意されています。
1度のサービス利用時間は2時間以内で、対象期間中に10回の利用が可能！「猫の手も借りたい」という産後直後の大変な時期のサポートは、これから出産する方はもちろん、結婚・出産を考えている方にとっても嬉しい支援といえます。
また、市内には大小さまざまな公園が点在していることに加え、全天候型の遊具施設「げんきキッズパーク」もあります。
▲飛んだり跳ねたり思いっきり身体を動かせる「げんきキッズパークにほんまつ」
二本松市には保健師や助産師が直接対応してくれる施設や、地域ごとに子育て支援センターもあるため、子どもだけでなく親同士の交流もできます。二本松市での子育て情報をもっと知りたいという方は、下記URLをご確認ください。
子育てイベントや、年代別の情報を気軽にチェックできます。
小中学生を対象に、無料で授業を行う「土曜まなび塾」も子どもたちから大人気です！
【仕事】働き方いろいろ！新規就農者・地域おこし協力隊も募集中
二本松市内の正社員求人を大手求人情報サイトで検索すると約600件が見つかりました。二本松市は福島市や郡山市のベッドタウンということもあり、車で30分圏内で通える範囲まで視野を広げると、さらに選択肢は広がります。（2024年9月時点）
参考：求人情報の一例（二本松市のみ）
参考：求人情報の一例（二本松市から25km圏内）
二本松市は、市内・市外問わず求人も多いので、移住後も働き口に困ることはないでしょう。
各エリアの地域おこし協力隊＆新規就農もアツい！
二本松市では、地域おこし協力隊を募集しています。異なる魅力をもつエリアごとでの募集のため、自分の興味のある地域で活動することができます。募集の詳細は下記URLをご覧ください。
また、福島県内では二本松市を含め、新規就農研修支援事業を実施しています。家賃補助や、研修期間中の生活費補助、技術指導費や事務費用の一部補助など、「本格的に農業をはじめたい」と考えている方の背中を押してくれる内容です。
二本松市は、福島県内ではじめて「オーガニックビレッジ宣言」をしたまちでもあります。農林水産省のプロジェクト「みどりの食料システム戦略」に基づいたプロジェクトの実施や有機農業の先進地であることから、福島県内で就農するなら二本松市が良い！と、移住してくる方も多いですよ。
二本松市の就農支援については、二本松市役所の農業振興課・農政係までお問い合わせください。
【住まい】空き家バンクあり！移住促進のための住宅取得奨励金もあり
二本松市の賃貸物件を大手住宅情報サイトで物件を検索したところ、290件の賃貸物件が見つかりました。（2024年9月時点）
参考：物件情報の一例
二本松市には賃貸物件が豊富にあります。さらに、マイホームの購入を考えている方向けに、住宅取得奨励金制度も用意されています。補助金額は、住宅の取得契約に必要な額の10分の1（上限36万円）です。そのほか、三世代以上が同居するために住宅を改修する場合にも上限36万円を助成する「多世代同居住宅改修助成金支給事業」も実施中。
公式：移住促進住宅取得奨励金
公式：多世代同居住宅改修助成金支給事業
空き家バンクもあるので、新築より費用をおさえたい方や、古民家をリノベーションしたいという希望をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてください。
二本松市へ移住した人の口コミ
ここでは、実際に二本松市へ移住した方の口コミをご紹介します。
- 里山の豊かな暮らしに魅了されている
- 美しい自然に囲まれて暮らす人々の気質に、人情味あふれる方々がいっぱい
- 子どもたちは地域の人に見守られていて、のびのびと大きくなっている
- 人も食べ物も素晴らしい
- 自分がやりたいことを自分のペースでできる
- 地域の方々とのつながりが財産
移住者の声からは、地域の方々のあたたかさに触れる声が多くありました。また、自分のやりたいことを自分のペースでできるという声から、多様性をしっかりと受け入れてくれるまちなんだなという印象も受けました。
自然に囲まれながらも、少し車を走らせると都市部に行ける利便性も持ち合わせる二本松市。歴史や文化、温泉など、遊び場もたくさんあるので、ぜひ一度足を運び、二本松市の雰囲気を自分の目で確かめてみてください。
二本松市の移住に関するお問い合わせ
二本松市への移住については、下記の担当課へお問い合わせください。
| 担当課 | 二本松市役所 秘書政策課・総合政策係 |
|---|---|
| 住所 | 〒964-8601 福島県二本松市金色403番地1 |
| 電話番号 | 0243-24-7120（直通） |
| 公式サイト | https://www.city.nihonmatsu.lg.jp/ |
| 移住定住サイト | https://www.city.nihonmatsu.lg.jp/ijyu_teijyu/ |