南丹市への移住を考える!自然と都市の魅力が融合した暮らしとは

この記事では、地方への移住を検討している方に向けて、京都府南丹市(なんたんし)の特徴や生活情報を紹介していきます。

南丹市は京都市などの都市部へのアクセスがよく、「便利な田舎暮らし」から、自然に囲まれた「本格的な田舎暮らし」まで、移住したい方のニーズに合わせた暮らしが実現できるまちです。

子育て環境も充実しているため、田舎でのんびり子育てしたい方にもおすすめです。さらに、自治体や先輩移住者が新たな移住者を歓迎する取り組みもあり、これから移住する方にとって心強いまちといえるでしょう。

今回は、南丹市で暮らす魅力をはじめ、実際に移住した方の感想や田舎暮らし体験などの情報を、市役所の方へのインタビューとあわせて紹介いたします。

筆者自身も南丹市に4年間住んでいた経験があります。その体験も踏まえて、南丹市での生活の様子をお届けします。

南丹市地域振興部の大坪さんと定住サポートセンターの岡本さん

南丹市の暮らしを彩る3つの魅力:自然と都市の調和

京都府南丹市の暮らしの特徴

南丹市は、京都府のほぼ中央に位置しています。面積は琵琶湖とほぼ同じ大きさで、京都府の約13.4%を占める広大なまちです。

そんな南丹市の魅力的な特徴を3つ紹介します。

  • 特徴1:都市近接と田舎暮らしの両立が可能な多様な生活スタイル
  • 特徴2:豊かな自然環境と充実の子育て支援制度
  • 特徴3:自治体と先輩移住者による手厚いサポート体制

それでは、これらの特徴について詳しく見ていきましょう!

特徴1:都市近接と田舎暮らしの両立が可能な多様な生活スタイル

南丹市で「便利な暮らし」を求める方には、中心市街地の園部町(そのべちょう)や、都市部へのアクセスが良好な八木町がおすすめです。

南丹市の中心市街地である園部町から京都市までは車で30分、JR園部駅から二条駅までは快速電車で約30分です。多くの人が電車を利用して京都市へ通勤通学しています。

このため、京都や大阪での仕事を続けながら、南丹市でゆったりとした田舎暮らしを楽しむことも可能です。

中心市街地には病院やスーパーなど生活に必要な施設が集中しており、子育て世帯にも暮らしやすい環境が整っています。

南丹市園部町の景色
▲園部町の町並み。病院やスーパー、学校など、生活に必要な施設が揃っています。

南丹市の大堰川の桜並木
▲中心市街地でも自然を身近に感じられます。

一方、自然に囲まれた「本格的な田舎暮らし」を望む方には、茅葺き屋根の古民家で有名な美山町や、豊かな自然と温泉施設がある日吉町がおすすめです。

南丹市美山町の景色
▲茅葺き屋根の古民家が建ち並ぶ美山町。

市の約88%を森林が占める南丹市では、本格的な田舎暮らしを実現できます。特に自然豊かな美山町と日吉町では、四季の移ろいを肌で感じながら生活を送ることができます。

南丹市美山町のかやぶき雪灯廊
▲雪が積もりライトアップされたかやぶきの里は幻想的な風景を作り出します。

移住者が求める暮らしは人それぞれです。4つの特色ある町が合併してできた南丹市では、あなたの理想とする暮らしにぴったりの環境が見つかるかもしれません。

特徴2:豊かな自然環境と充実の子育て支援制度

南丹市は子育て環境が充実しているまちで、子育て世帯の移住にもおすすめです。豊かな自然と充実した医療施設が、子育て家庭の安心な暮らしをサポートしています。

子どもの川遊び
▲南丹市は綺麗な川が多く、川遊びやバーベキューを楽しめます。

南丹市八木町には「京都中部総合医療センター」という総合病院があり、京都府中部地域の拠点病院となっています。24時間365日体制で患者の受け入れを行っており、緊急時にも対応可能です。

急な対応が必要になる妊婦さんや、発熱や怪我が多い小さな子どもがいる家庭にとっては、このような医療体制が整っていることは大変心強いでしょう。

子育て支援制度が充実

南丹市は、子育て世帯を支援する充実した制度を提供しています。

子育て手当 児童手当とは別に、5歳未満の子どもを養育している方へ手当を支給。
【月額】第1子:2,000円、第2子:3,000円、第3子以降:5,000円
子宝祝金 出生時にお祝い金を支給。
【支給額】第1子:5万円、第2子:10万円、第3子以降:20万円
入学祝金 子どもの小・中学校入学を祝福し、お祝い金を支給。
小学校入学:3万円、中学校入学:4万円
子育て医療費助成 中学校卒業まで医療費の自己負担は1か月1医療機関につき200円、高校卒業までは800円。
子育て応援住宅支援事業 子育て世帯が、多子世帯(胎児含めて3人以上を養育する世帯)の居住または三世代の同居・近居に必要な住宅改修を行う場合、その改修費を補助。
10万円以上の改修費に対して1/2以内(1世帯あたり上限100万円)
※上記の世帯には、南丹市パートナーシップ宣誓をされた方も含む。

これらの支援制度は、子育て世帯の経済的負担を軽減し、安心して子育てができる環境づくりに貢献しています。各制度の詳細については、以下の公式ホームページでご確認いただけます。

公式:南丹市子育て応援サイト(助成制度について)
公式:南丹市役所(子育て応援住宅支援事業について)

一時預かりサービス「ファミリー・サポート・センター事業」

南丹市には「ファミリー・サポート・センター事業」という、子育てを手助けする仕組みがあります。

ファミリー・サポート・センターは「子育てをお願いしたい人」と「子育てを手伝いたい人」を結びつける、会員制の子育て支援サービスを提供しています。

生後3ヶ月から小学6年生までの子どもを対象としており、「ちょっと子どもを見ていてほしい」というとき、一時預かりをお願いできます。例えば、以下のようなときに預かってもらえると助かります。

  • 保育園への送迎をしてほしい。
  • 退勤が間に合わないので、子どもの習い事へ送ってほしい。
  • 気分転換に買い物したいから子どもを見ていてほしい。
  • 美容院へ行きたいから少し預かってほしい。

最近では、病院や保育園、学校の行事に行くときも、人数制限されることが多くなっています。特に移住したばかりの方は、子どもを預けたくても頼れる人がいないという悩みを抱えがちです。

そのような時に南丹市のファミリー・サポート・センター事業を利用できると、子育ての負担を軽減できます。詳しくは下記の公式ホームページをご覧ください。

公式:南丹市子育て応援サイト(ファミリー・サポート・センター事業)

親子で参加できるサークルやイベントがたくさん

南丹市には「子育てすこやかセンター」という施設があり、0歳から保育施設に入所する前までの子どもが自由に遊んだり、読み聞かせやリズム遊びなどのイベントに参加したりすることができます。

この施設では、おもちゃで遊んだり、体を動かしたり、子育てに関する講座が開催されたりするので、未就学児がいる家庭にとって貴重な場所です。屋内施設なので、天候に左右されず利用できるのも大きな利点です。

子育てすこやかセンターを利用すれば、他の子育て世帯との交流が少ない入園前のタイミングでも、保護者同士が交流する機会が得られます。詳しくは下記のホームページをご覧ください。

公式:南丹市子育て応援サイト(子育てすこやかセンター)

さらに、南丹市ではさまざまな子育てサークルが開かれています。歌や楽器演奏、お絵描き、ものづくり、自然学校、ヨガ、食育、保護者交流会など、親子で楽しめるものから子どもの才能を伸ばせるサークルまで、多様な選択肢があります。

子どもの農業体験)
▲田んぼや里山で自然に触れる活動もありますよ!

子育てや共通の趣味をきっかけに新たな人間関係を築けるのも魅力的です。他にもさまざまなサークル活動がありますので、詳細は下記のホームページでご確認ください。

公式:南丹市子育て応援サイト(子育てサークル)

特徴3:自治体と先輩移住者による手厚いサポート体制

南丹市では、自治体や先輩移住者が主体となって、移住を検討している後輩移住者を応援する活動がおこなわれています。

つむぎ

南丹市に移住した女性グループ「つむぎ」
▲南丹市に移住した女性グループ「つむぎ」のメンバー。

南丹市に移住した女性グループ「つむぎ」は、これから移住を考えている方に向けて、暮らしに役立つ情報の発信や講座を開催しています。

つむぎでは、移住を始めるための準備から移住後の暮らしまで、自身の経験に基づいた実践的な情報をまとめたガイドブックを出版しています。このガイドブックは、移住に関する疑問や不安を解消するのに役立ちます。

つむぎが作成した移住ガイドブック「楽しい移住」
▲南丹市の各施設やインターネットから購入できます。

最近では、移住を考えている方や小規模な農業を始めてみたい方を対象に、実際に活動しているプロをゲストに迎えて講座を開催しています。より詳しい情報や今後の講座スケジュールについては、下記の公式ホームページをご覧ください。

公式:つむぎ

集落の教科書

地域で作られた「集落の教科書」も南丹市の定住促進サイトで公開されています

「集落の教科書」には、その地域の特徴や季節ごとの行事、町内会費の金額など、その集落で生活する上で知っておきたい具体的な情報が紹介されています。

田舎暮らしでは、移住先地域の独自のルールや習慣の違いに戸惑う声をよく耳にします。事前に集落の詳しい情報を把握できると、移住後の生活に対する心構えができるでしょう。

筆者自身も田舎で移住生活をしていますが、これまで集落の風習や取り組みについて詳しく教えてもらえる機会はほとんどありませんでした。多くの場合、地域のルールは移住後に説明されるため、ルールに納得できずトラブルになることもあります。

南丹市の「集落の教科書」のように、移住を検討している段階で地域の詳細を知る手段があると、移住生活の失敗を防ぐことにつながります。

「集落の教科書」は下記のホームページから閲覧できます。南丹市への移住を検討している方は、ぜひ確認してみてください。

公式:定住促進サイトなんくら(集落の教科書)

定住促進サポートセンター

南丹市の定住促進サポートセンター
▲移住に関する不安や疑問がある場合は「定住促進サポートセンター」を利用しよう。

南丹市では、移住に関する相談から空き家バンクの情報提供まで、幅広い支援を行う窓口として「定住促進サポートセンター」を設置しています。センターの職員も移住経験者であり、自身の体験や豊富な知識を活かしながら、親身になって相談者をサポートしてくれます。

さらに、センターは地域コミュニティとのつながりを作る手助けもしてくれるため、新しい環境にスムーズに溶け込むことができます。

公式:南丹市役所(南丹市定住促進サポートセンターについて)

参農サポートセンター

農業初心者向けの一次相談窓口として「参農サポートセンター」を設置しています。農業に興味はあるものの、始め方がわからない方でも気軽に相談できます。センターでは、農業の基礎知識や地域の特色ある農業について情報提供を行っており、新規就農を目指す方々をサポートしています。

公式:南丹市役所(南丹市参農サポートセンターの設置)

南丹市での生活:交通・医療・教育など暮らしの基本情報

ここからは、南丹市への移住を考えた場合に必要になる生活に関する情報を、様々なデータをもとに紹介します。

人口 約30,000人
病院 病院・クリニック:19か所
歯科:12か所
学校 小学校7校、中学校6校、高校4校、大学5校
文化・芸術 小林家(国の重要文化財)
石田家住宅(日本最古の住宅、国の重要文化財)
南丹市花火大会
食べ物 京野菜
お米
黒豆
男前豆腐店
美山牛乳
娯楽 美山町自然文化村
るり渓温泉
かやぶきの里
スプリングスひよし
大野ダム

京都中部総合医療センターや園部病院などの総合病院をはじめ、クリニックや歯科医院、日用品を購入するためのお店は、中心市街地の園部町や八木町に一通り揃っています。南丹市は、大きな病院から離れた場所でも、ドクターヘリの体制が整備されています。そのため、病院が少ない地域に住んでいても安心して生活できます。

市内には衣料品を購入できるお店は少ないですが、隣接する亀岡市や京都市へのアクセスが良好なので、日常生活に支障はありません。

南丹市には美しい川や山々が多いので、キャンプやバーベキュー、グランピングなどのアウトドアレジャーを楽しむ方も多いようです。特に、清流として知られる美山川は鮎釣りで有名なスポットで、利き鮎選手権で準グランプリを獲得するほどの質の高さを誇ります。

子どもの川遊び
▲自然に囲まれた綺麗な川で水遊びするのは、多くの人の憧れですね。

筆者のおすすめは、夏に開催される南丹市花火大会です。筆者が住んでいた当時は「関西の行きたい花火大会ランキング1位」にも輝いていたほど、多くの方に愛されているお祭りです。

初めて訪れた時には、打ち上がる花火の近さと迫力に感動しました。特にフィナーレの花火は夜空いっぱいに広がる大量の花火で、昼間のように明るくなる光景に心を打たれたことが印象に残っています。

南丹市に移住したら、ぜひこの花火大会に足を運んでみてください。きっと素晴らしい体験になるはずです。

【交通】便利な電車網と車社会の両立:通勤・通学の選択肢

次に、南丹市の交通に関する情報を紹介します。

交通 【電車】
JR西日本:山陰本線(嵯峨野線)
市の中心駅:園部駅
【バス】
路線バス:ぐるりんバス、南丹市営バス
【高速道路】
京都縦貫自動車道(国道478号)
隣接都市 京都市
綾部市
亀岡市
船井郡京丹波町
福井県大飯郡おおい町
滋賀県高島市
大阪府豊能郡能勢町
兵庫県丹波篠山市
大都市へのアクセス 【京都市】
電車で約30分
車で約30分
【大阪】
電車で約1時間40分
車で約1時間
【名古屋】
電車で約3時間
車で約2時間
【東京】
電車で約4時間
車で約6時間

南丹市は、電車や車による大都市へのアクセスが優れています。

南丹市の中心駅である「園部駅」から京都市方面への電車は、通勤・通学の時間帯では1時間に6本ほど運行しています。このため、多くの人が通勤通学で電車を利用しています。

ただし、園部駅から北側方面(日吉・福知山・舞鶴方面)は1時間に1〜2本ほどの運行とやや少なくなります。また、京都市から日吉方面へ行く際は、園部駅で乗り換えが必要な場合があります。

そのため、通勤通学で電車の利用を考えている方は、園部町や八木町を選ぶと便利でしょう。

南丹市に住みながら、京都市や大阪へ仕事に行く方もいます。大阪へは、電車の場合京都駅を経由するため、車の方が早く到着できます。

中心市街地では自転車での生活も可能ですが、車があると隣接都市への買い物やレジャーを楽しむ際に便利です。

【仕事】豊富な地元求人と都市部への通勤可能性:多様な就業機会

南丹市の仕事に関する情報はこちらです。まずは、仕事選びの参考になる、南丹市の平均世帯年収から見てみましょう。大手生活情報サイトのデータによると、2人以上の世帯における平均世帯年収は以下のとおりです。

平均世帯年収 約440万円(2022年4月末時点)

※参考:生活情報サイト

家族で移住を考えている場合、世帯全体でこのくらいの年収を目指すとよいでしょう。求人を探す際や、生活費を計算する際の目安としてご活用ください。

▼南丹市と周辺の求人数

求人数
南丹市 約850件(2024年5月時点)
南丹市から30分圏内 約9,700件(2024年5月時点)

※参考:求人情報サイト(市内)(南丹市から30分圏内)

大手求人サイトによると、南丹市内だけでも約850件の求人があり、多様な職種から選択できそうです。南丹市は交通の便が良く、隣接する亀岡市や京都市も通勤圏内となります。探す範囲を広げることで、さらに多くの求人を見つけることができます。

また、南丹市で起業を考えている方向けに、移住者起業支援事業があります。この制度を利用すると、起業に必要な費用の最大300万円を補助してもらえる可能性があります。

ただし、地域によって支援内容が異なる場合があります。起業支援の利用を検討している方は、以下の南丹市役所のホームページで詳細をご確認ください。

公式:南丹市役所(移住者起業支援事業について)

【就農支援】支援が充実しているから農業が始めやすい!

南丹市では新たに農業を始めたい方へ、本格的な支援をおこなっています。就農希望者の技術習得から経営安定まで、幅広くサポートする制度が整っています。

▼南丹市の就農支援制度

農業経営チャレンジ支援事業集落支援タイプ 新たに就農を希望される方に対して、技術習得から就農まで最長2年間の実践的な研修を通して支援します。地域の農業者から直接指導を受けられるため、実践的な知識や技術を身につけることができます。
新規就農者育成総合対策事業 50歳未満の新規就農者に対して、研修期間中や経営が安定するまでの間、年額最大150万円の資金を交付します。
(就農準備資金:最長2年間、経営開始資金:最長3年間)この支援により、就農初期の経済的な不安を軽減することができます。

参考:就農情報サイト(農業経営チャレンジ支援事業)
公式:南丹市役所(農業支援策)

農業を始めるためには、農地や設備の準備などの準備段階と、事業が安定するまでの初期段階に多額の資金が必要です。これらの支援制度は、新規就農者の経済的負担を大きく軽減します。

南丹市では特に就農初期の支援が充実しており、農業を始めやすい環境が整っています。山々に囲まれて豊富な水が確保できる南丹市は、自然環境も含めて農業を始めるにはピッタリのまちといえるでしょう。

【住まい】移住者に優しい住宅支援:「南丹市移住者住宅」の魅力

ここからは南丹市の住まいに関する情報を紹介します。まずは、どのくらいの物件数があるか見てみましょう。

賃貸物件 約400件(2024年5月時点)
賃貸・売買物件(空き家バンク) 約50件(2024年5月時点)

※参考:賃貸物件情報の一例定住促進サイトなんくら(空き家バンク)

南丹市は大学や専門学校が多く、「学生のまち」とも言われています。そのため、賃貸物件の数は多いのですが、子育て世帯向けの2LDK以上の物件は比較的少ないのが現状です。

子育て世帯で賃貸物件を希望される場合は、2LDKで床面積の広い部屋の物件を探すことをおすすめします。

また、南丹市では空き家バンク制度を運営しており、空き家を売りたい方や貸したい方から登録された物件情報を、定住促進サイトなんくらなどで利用希望者に紹介しています

定住促進サポートセンターの職員が、物件探しのサポートから地域の関係者の紹介まで幅広いサポートを提供しています。ただし、金額や契約に関する事項については、トラブル防止のため不動産会社に依頼することを推奨しています。

公式:定住促進サイトなんくら(空き家バンク)

さらに、南丹市は、空き家を移住者向けの賃貸住宅として整備した「南丹市移住者住宅」を提供しています。

南丹市の移住者向け住宅
▲綺麗に整備されているので、子育て世帯にもおすすめ!

南丹市移住者住宅に1年以上入居した後、気に入った場合は購入することも可能です。「田舎暮らしを始めたいけど、地域に馴染めるか不安」という方にとって、南丹市移住者住宅でのお試し移住は良い選択肢となるでしょう。

※南丹市移住者住宅は、現在入居中のため、募集を行っていません。(2024年5月17日時点)

南丹市移住者の声:実際の暮らしから見える街の魅力

京都府南丹市の移住者の声

実際に南丹市に移住された方々の声を紹介します。

  • 車も電車も交通の便がよく、移動しやすい環境です。
  • 都市部との距離感がちょうどよく、不便すぎず静かな田舎暮らしを楽しめます。
  • 地域の人々とのつながりの大切さを実感できます。
  • 自然が豊かで空気がきれいです。
  • 地元で採れる新鮮な農作物が美味しいです。

私も初めて南丹市を訪れ、園部駅で電車を降りた時、自然の緑と空の青さが印象的で、空気のおいしさを感じたことをよく覚えています。南丹市の清浄な空気の中で生活しているうちに、喘息症状が改善した人もいるそうです。

中心市街地の園部町は下宿している学生が多く、自転車だけでも十分生活できる環境です。ただし、より便利な生活を送るためには車があった方がよいでしょう。自動車の運転免許を持っていない方は、移住前に取得を検討しておくことをおすすめします。

南丹市の移住支援制度:新生活をバックアップする充実のサポート

ここからは南丹市の移住者が利用できる支援制度を紹介します。

移住促進事業 移住促進特別区域の空き家を活用し、移住者が居住するために必要な改修を行う場合、その改修費を補助する。
(上限180万円 ※移住促進特別区域「緊急区」は1物件あたり上限200万円)
結婚新生活支援事業 40歳未満の新婚世帯に対して、婚姻に伴う住宅取得費・住宅リフォーム費・住宅賃借費・引っ越し費を補助する。
(1世帯あたり上限30万円 ※婚姻時に夫婦の双方が29歳以下の場合上限60万円)
※上記の世帯には、南丹市パートナーシップ宣誓をされた方も含む。

移住促進をしている地域では、空き家の改修費用の補助を受けることができます。補助額の上限は180万円と充実しているので、空き家購入を検討している方は、移住促進特別区域の空き家を見てみるとよさそうですね。

これらの支援制度や移住促進特別区域については下記のホームページをご覧ください。

公式:南丹市役所(移住促進事業について)
公式:南丹市役所(結婚新生活支援事業について)

【お試し移住】柔軟な滞在プランで南丹市の暮らしを体験

南丹市には、田舎暮らし体験ができる施設が用意されています。

南丹市のお試し住宅
▲趣のある古民家で宿泊体験ができます!

1棟貸しから部屋単位での利用まで選択可能で、1泊からの短期滞在から長期滞在まで対応しています。例えば、南丹市の雰囲気を知るために短期で利用し、その後定住の可能性を探るために長期滞在するといった使い方もできます。このように段階的に田舎暮らしを体験できる点が魅力です。

田舎暮らし体験の予約やお問い合わせについては、以下の公式ホームページでご確認いただけます。

公式:定住促進サイトなんくら(田舎暮らし体験)

南丹市移住の相談窓口:気軽に問い合わせできるサポート体制

南丹市への移住に関して不明な点がある方は、以下の連絡先へお問い合わせください。親切に対応いたします。

担当課 南丹市定住促進サポートセンター
住所 〒629-0398
京都府南丹市日吉町保野田市野3-1
電話 0771-68-1616
FAX 0771-72-1005
公式サイト 南丹市定住促進サイト(なんくら)
南丹市役所