南幌町移住のすすめ:最大200万円の住宅助成と充実の子育て環境
この記事では、地方への移住を検討している方に向けて北海道南幌町の魅力をお伝えします。
南幌町は、海・山のない平坦な地にあります。広々とした大地では、黄色の菜の花、鮮やかなみどりの田んぼ、黄金色の稲穂、そして真っ白な雪景色など、季節ごとに変わる美しい風景が堪能できます。また、1年を通して田んぼ越しに綺麗な夕日が見られるのも魅力のひとつです。
札幌市や江別市、千歳市などからのアクセスも良く「ベッドタウン」としても注目されている南幌町。中学生以下のお子さまがいる世帯へ最大200万円の住宅建築助成金を支給するなど、子育て世帯への移住支援にも力を入れています。
それでは早速南幌町の暮らしについてご紹介していきましょう。
南幌町での暮らし:移住者に人気の3つの魅力
南幌町は、千歳川や夕張川などに囲まれた山のない平地です。農業が盛んなまちであり、米どころとしても知られています。
また、全国的にも有名な「白いとうもろこし(ピュアホワイト)」生産の先駆けでもあるまちです。白いとうもろこしをはじめとした新鮮な食材の数々は、南幌町に点在している直売所でお安く手に入ります。
南幌町への移住は、下記のような方にぴったりです。
- 自然と生活利便性の両方を望んでいる
- 子どもたちとのびのび楽しく暮らしたい
- 子育て支援が手厚いまちに住みたい
- お得にマイホームを手に入れたい
それでは、なぜ上記の方にぴったりなのかを南幌町の特徴を交えながらご紹介します。
特徴1:コンパクトで便利な立地!道内主要都市へのアクセスの良さ
南幌町は、町内のどこからでも買い物や役場などの主要機関へアクセスしやすいコンパクトなまちです。スーパーやドラッグストア、直売所など買い物施設も充実しており、普段の生活に必要なものは南幌町内で手に入ります。
南幌町にJRや地下鉄はありませんが、江別駅・北広島駅など近隣の駅まで車で20分ほどの距離なので町内感覚で移動できます。北海道の道庁所在地である札幌市中心部まで、車で45分という立地の良さも移住希望者に人気の理由でしょう。
自然環境に身を置きながら、思い立ったときに都会へショッピングや観光に行けるので、お子さんが高校生や大学生になったときにも喜ばれるでしょう。
特徴2:子育て世帯に優しいまち!充実の補助金制度と遊び場
南幌町は、自然の中でのびのびと子育てができる環境です。南幌町の保育園では、南幌町役場と農家さんが協力して野菜の収穫体験なども実施しているそうですよ。
▲とうもろこしやトマト、キャベツをメインに収穫!軽トラでレッツゴー
貴重な体験や地域の人との触れ合いなど、子どもの頃から経験できるのは保護者にとっても嬉しいですよね。
南幌町の子育て支援:経済的負担を軽減する4つの制度
南幌町が実施している子育て支援をご紹介します。
医療費の助成 | 高校生までの医療費を全額助成 |
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給食費の補助 | 主食分の費用を全額補助 |
子育て支援米 | お子さんが中学校卒業まで毎年10kgのお米を支給 |
高等学校など通学費補助 | 町外高校への通学費2分の1を最大1万円/月まで補助 |
南幌町の支援は、子育て世帯に寄り添った魅力的な内容ばかりです。とくにお米の支援は、食べ盛りの子どもがいる家庭にとって大助かりのはず。
オールシーズン楽しめる!子どもたちに人気の公園施設
南幌町には、自然に囲まれた公園もたくさんあります。中でも子どもたちにとくに人気のある「南幌町中央公園」は、2023年5月に大幅リニューアルされるそう。
▲南幌町中央公園のちゃぷちゃぷ池。小さなお子さんも遊べる
▲完成後の南幌町中央公園。スタイリッシュな建物の中には室内遊戯施設がオープンする
▲室内遊戯施設「はれっぱ」雨がふっても体を思いっきり動かせる施設
南幌町に移住すれば、子どもたちと遊びに行く場所に困ることはなさそうです。
特徴3:手厚い住宅サポート!最大200万円の助成で広々マイホームを実現
南幌町は、子育て世帯に向けて住宅建築助成金制度を実施しています。最大助成金額は200万円!中学生以下のお子さんがいる世帯、または夫婦が40歳未満の世帯が対象です。
南幌町の宅地の平均は80坪と広いので、ファミリー世帯がゆったりと暮らせます。近年、札幌市をはじめ住宅の価格が高騰していますが、南幌町にてマイホームを購入すれば、助成がある分、建物にこだわることができます。
助成金事業開始当時600区画以上あった宅地が5〜6年で残数400区画ほどとなっており、ご近所さんは子育て世帯の方ばかり。さらに、助成金制度を利用して移住してきた方も多くいるので移住後もすぐにまわりに馴染めるでしょう。同じ年代の子どもをもつ家族との交流も期待できます。
詳細は下記URLよりご確認ください。
公式URL:子育て世代に最大200万円の住宅建築費を助成します!
南幌町での生活:移住前に知っておきたい暮らしの情報
▲ふるさと物産館ビューローから見える南幌町のまちなみ。鮮やかなみどりが美しい
ここからは実際に南幌町で暮らす上で役立つ情報をご紹介します。
気候 | 8月平均気温:21.1℃ 1月平均気温:-7.9℃ ※南幌町役場のデータより |
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人口 | 人口:7,533人(3,567世帯) ※令和5年2月時点 |
病院 | 病院:2 歯科:5 |
教育 | ■中学校 南幌町立南幌中学校 ■小学校 南幌町立南幌小学校 ■特殊学校 北海道南幌養護学校 |
食べ物 | 南幌キムチ、三升漬、なんぽろキムチラーメン、きゃべどらなど |
交通 | 【バス】 夕張鉄道(夕鉄バス) ジェイ・アール北海道バス(長沼線) 北海道中央バス(岩見沢営業所) 【オンデマンド交通】 オンデマンド交通「あいるーと」(利用者登録制) |
近隣都市 | 江別市、長沼町、岩見沢市、北広島市 |
アクセス | 【飛行機】 最寄りの空港:新千歳空港 ・東京から90分 ・大阪から110分 南幌町から新千歳空港まではJRとバスで約50分 【車】 ・札幌中心部から約45分 ・新千歳空港から約45分 【バス】 ■中央バス ・札幌から約45分 ■夕鉄バス ・新札幌から約1時間 |
南幌町には、JRと地下鉄がありません。そのため、一家に一台は車を持っている車社会です。車があれば便利な暮らしが可能ですが、「あいるーと」という画期的な乗合バスも存在します。
「あいるーと」は、ネットや電話で予約をすれば家の前までお迎えに来てくれるドアtoドアが可能なバスです。南幌町内のみの運行ですが、利便性が良いため利用者も多いのだとか。都会暮らしが長く、車に慣れるまで時間がかかりそうという方は、慣れるまで「あいるーと」を利用して生活するのも楽しそうです。
南幌町は山がなく平坦なまちなので、冬はホワイトアウトに見舞われることがあります。しかし、除雪の評判はとても良く、アスファルトまで見えるレベルだそう。道路だけでなく歩道にも除雪整備が入るので、子どもたちも通学しやすい環境です。
また農業のまちならではのイベントも開催されています。南幌町の若手農家団体「農猿(のうえん)」が主催するイベントで、その名も「野祭~YASAI~」。南幌町中心部の道路を歩行者天国にして、トラクター綱引きや野菜の大還元販売などを実施しています。
▲子どもたちの三輪車レースもあり。子どもから大人まで楽しめる
南幌町は、住宅建築助成があることはもちろん、あいるーとの運行や除雪も行き届いているなど、暮らしやすい工夫がたくさんあることがうかがえます。気軽に参加できるイベントもあるので、ファミリー世帯の移住者が増えているのも納得です。
仕事事情:近隣市町村を含めた豊富な就業機会
南幌町での仕事を大手求人情報サイトで検索すると約160件※でした。近隣の市町村への通勤者が半数以上という情報から、30分圏内で通えるエリアまで範囲を広げると、求人数は大幅に増え、約1,265件がヒットしました。※求人情報の一例
この結果からもやはり南幌町は、ベッドタウンとして機能していることがうかがえます。仕事を終え、自然に囲まれた静かな南幌町に帰ってくると、なんだかホッとするという方も大勢いることでしょう。
昨今、南幌町の認知度が上がってきていることから、カフェやラーメン屋さんがオープンするなど、賑わいも見せているようです。南幌町に移住して「お店を開きたい」という方にも注目の移住地ですね。
住まい探し:注目の分譲地と空き家バンクの活用
大手物件情報サイトで南幌町の賃貸物件を調べたところヒットしたのは2件でした。※物件情報の一例
空き地空き家情報も実施していますが、空き家は現状1件のみです。※2023年2月時点 空き家を自分好みにリフォームしたいという方は、空き家バンクを常にチェックしておく必要があります。
公式URL:空き家・空き地バンク
前述した住宅建築助成の対象である分譲地「南幌町みどり野きた住まいるヴィレッジ」は、「広い庭を持ちたい」「ガーデニングをしたい」という希望も叶えられる広々とした分譲地です。
みどり野きた住まいるヴィレッジには、建築家と地域工務店でつくられたおしゃれな住宅が建ち並んでいます。下記URLより詳細をチェックしてみてください。
公式URL:みどり野きた住まいるヴィレッジ
先輩移住者が語る南幌町の魅力と生活
ここでは、実際に南幌町へ移住した方たちの声をご紹介します。
- 住宅建築助成金でコスト面に余裕ができ、移住に踏み切れた
- 田園風景に囲まれた暮らしに癒しを感じる
- 田舎だけど、札幌は近いし不便を感じない
- 町民同士の交流が多く、優しい人が多い
- 助成金のおかげで広々とした家を建てられたので、子どもたちが窮屈せずのびのびしている
南幌町の先輩移住者は、町外へ通勤している方が多く、美園エリアについては「住宅建築助成金」を利用して移住した子育て世帯が多いです。ほどよい田舎暮らしを堪能しながらも、思い立った時に都会へと行ける距離感に魅力を感じている方が多くいました。
一方で、札幌市や江別市から移住した方からは「ごみの分別が多い」との声もあがっています。移住したからには、まちのルールを守らなければいけないので、ごみの分別に関してもしっかり下調べした上で移住へ踏み切りましょう。
南幌町の移住支援制度:相談からお試し移住まで
南幌町への移住を検討している方は下記の支援を利用してください。
気軽に始められる第一歩:オンライン移住相談の活用法
南幌町では、オンライン移住相談を受け付けています。なかなか南幌町に足を運べないという方でも、自宅から気軽に相談できる嬉しいサポートです。
聞きたいことをまずメモにまとめてからお話するとスムーズにお話が進みます。ささいなことでも親切にお話を聞いてくれるので、まずは相談してみてくださいね。
公式URL:オンライン移住相談
南幌町の暮らしを体験:新築のお試し住宅制度
南幌町では、2023年4月下旬からお試し住宅がスタートします。お試し住宅は新築で、北海道の気候に適した性能「北方型住宅2020」を採用しています。
体験期間は最長2週間で、利用料金は日額4,000円と光熱水費(6〜9月:800円/日、10〜5月:1,200円/日)のみです。家具や家電は揃っているので、すぐに暮らしがスタートできますよ。
農業のまちなので、夏の時期がおすすめです。鮮やかなみどりの田んぼがとっても綺麗ですよ。また、7〜9月はとうもろこしの収穫時期なので、獲れたてのおいしいとうもろこしが味わえます。
夏の南幌町は、きっととても魅力的ですよね。ただ、雪国に慣れていない方は、冬の寒さが厳しい時期にも体験しておくのが良さそうです。
公式URL:移住体験
移住の相談窓口:南幌町役場まちづくり課の連絡先
南幌町への移住に興味を持った方は、下記へお問い合わせください。
担当課 | 南幌町役場 まちづくり課 地域振興グループ |
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住所 | 〒069-0292 北海道空知郡南幌町栄町3丁目2番1号 |
電話 | 011-398-7021 |
公式サイト | https://www.town.nanporo.hokkaido.jp/migration/ |