【名古屋市への移住】暮らしの特徴・子育て環境・仕事・住まい
この記事では、愛知県への移住を考えている方に向けて、「名古屋市」をピックアップしてご紹介します。
愛知県の県庁所在地であり、日本三大都市圏のひとつである名古屋市は、都会的な要素と自然のバランスがとれたまちです。ひつまぶしや味噌カツなどの有名グルメのほか、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑をはじめとした有名武将たちが活躍したまちとしても名高いです。
日本列島のほぼ真ん中に位置しており、高速道路や新幹線、空港などの交通網も発達しているため、日本のどこへ行くにも便利で、東京と比較しても生活コストが安いことから、移住希望者の注目を集めています。
レジャー施設や多彩なイベントが開催されていることや、教育環境や子育て支援にも力を入れているため、暮らしやすさはもちろん、充実したライフスタイルが送れると市民からの評価も高いです。
今回は、名古屋市の総務局・企画課でシティプロモーションを担当している若尾さんと松川さんに、まちの魅力や実際の暮らしの様子について伺いました。
名古屋市の暮らしの特徴3つ
名古屋市の特徴として、特にご紹介したいのが下記の3つです。
- 日本のど真ん中!交通網の充実&生活コストの安さが魅力
- 歴史とグルメのまち!日常的に観光気分を味わえる
- 待機児童ゼロ!教育環境&補助金制度が充実している
これらの特徴について、具体的にご紹介していきます。
特徴1:日本の真ん中!交通網の充実&生活コストの安さ
▲名古屋を代表するフォトジェニックスポットであり、立体型公園の「オアシス21」
名古屋市は、日本列島の真ん中に位置しています。高速道路や新幹線はもちろん、名古屋市内の主要部を走る地下鉄・JR・名鉄や、名古屋駅から最速約30分でアクセスできる中部国際空港セントレア・県営名古屋空港といった充実の交通網を有しています。
名古屋市を拠点にすれば、全国どこでも出かけやすいので、「リモートワークしながらも月1は他県へ出勤している」方も「休みの日はアクティブに活動したい!」という方にもぴったり。
また、名古屋駅や栄駅周辺には高層ビルが立ち並び、デパートなどの商業施設もたくさんあるほか、都心から少し離れると、ショッピングセンターやホームセンターといった日用品の買い物が出来るお店が点在しているため、生活利便性がとても高いです。
交通網や買い物環境が充実していることから、名古屋市への移住者は増加傾向にありますが、さらに東京に比べて生活コストが安いことや、通勤・通学をはじめとした移動時間が短いことも理由のひとつにあげられるでしょう。
例えば、東京23区内のワンルーム・1DKなどのお部屋が10万円前後だとしたら、名古屋市では6万円前後の家賃で暮らせます。※参考:一人暮らしをする際の代表的な地域別の家賃相場
生活コストの負担が少なく、移動時間も短い分、自分の好きなことにお金や時間を使えるので、充実したライフスタイルがおくれるでしょう。
特徴2:歴史とグルメのまち!日常的に観光気分を味わえる
▲国の特別史跡に指定されている名古屋城
名古屋市は、戦国~江戸期に有名武将たちが活躍した地として、武将観光が盛んです。街の至るところに歴史上の旧跡を見つけることができるでしょう。
▲名古屋市中区大須にある大須観音
歴史にまつわるイベントやお祭りなども頻繁に開催されているため、歴史好きで、歴史に触れながら生活したいという方にもおすすめの移住地です。
また、名古屋市といえば、グルメ!「なごやめし」と呼ばれ親しまれている食文化は、名古屋市民だけでなく、全国的にも知られています。
味噌カツや味噌煮込みうどん、モーニングにひつまぶしなど、種類も豊富です。
▲名古屋名物の味噌カツ。カツにかかったこってりとした味噌とご飯の相性は最高
名古屋市の歴史やグルメを知れば知るほど、暮らしの中に楽しみが増し、生活に彩りを与えてくれそうです。
特徴3:待機児童ゼロ!制度&教育環境が充実している
名古屋市は、11年連続で「待機児童ゼロ」のまちです。ほかの政令指定都市に比べても子育てに関するサポートが多彩で、市内に子育て拠点はなんと100箇所以上。
名古屋市内の学校には常勤のスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの専門家がいるため、さまざまな悩みや心配を抱える子どもたちや親を支援してくれます。
「子育てについて相談する人がいないから不安」と、なかなか移住に踏み切れない方も、名古屋市には相談できる施設や機関が豊富にあるので、安心材料のひとつとなるでしょう。子育て拠点で、同年代の子どもを持つパパママとの出会いも期待できますよ。
それでは、ここからは、名古屋市が実施している補助金制度や子育て家庭への支援、充実の教育環境を詳しくご紹介していきます。
18歳までの医療費自己負担ゼロ&出産お祝いなど嬉しいサポートあり
名古屋市は、政令指定都市で唯一、18歳までの通院・入院の医療費の自己負担がゼロとなる所得制限のない医療費助成を行っています。
また、母子健康手帳の交付を受けた妊婦さんには、緊急時に医療機関を利用する場合に使える500円×20枚つづりのタクシー利用券が交付されるといった制度もあります。
子どもが産まれると、5万円相当のプレゼントが贈られる「ナゴヤわくわくプレゼント事業「BABY YELL!」」も実施中!
出産後にカタログが届くので、その中の商品やサービスからお好きなものを選べます。
そのほか、「なごや子育てアプリNAGOMii(なごみー)」での子育て支援情報の配信や、お得なサービスが利用できる子育て家庭優待カード「ぴよか」の交付など、さまざまな取り組みを実施しています。名古屋市の子育て支援サービスの詳細は、下記URLよりご覧ください。
公式:子育て支援サービス
放課後の預かり先も充実
全小学校で18時までのトワイライトスクールまたは19時までのトワイライトルームを実施しています。全校で休日を除くほぼ毎日実施しているのは、政令指定都市でも4都市だけです。
市内200か所以上の学童保育所とともに放課後の居場所を確保しています。
次世代を担う子ども達に適した教育環境を整備
名古屋市では、実社会で活躍する本物のヒト・モノ・コトとの出会いや日頃の授業などを通じて、自分の「好き」や「できる」を大切にしながら、自分らしい生き方を実現する力を身に付ける時間「キャリアタイム」を、小・中・高等学校・特別支援学校、全ての学校において実施しています。
また、キャリアコンサルタントの国家資格を持つキャリアナビゲーターを全ての中・高・特別支援学校に常勤で配置し、キャリアタイムの企画実施や、キャリア形成に関する個別相談を行っているほか、キャリア教育推進センターを開設し、学校と企業の橋渡しや、キャリア教育プログラムの開発など、キャリアタイムの実施を総合的に支援しています。
そのほかにもドローンや3Dプリンターを使用した授業のほか、起業チャレンジとして、起業家精神(アントレプレナーシップ)を醸成させるための、起業家教育授業も取り入れています。
▲3Dプリンターを使用した授業。生徒たちの目からワクワクが伝わる
▲キャリアタイムの授業で指紋採取を体験。貴重な経験ができる教育環境
また、名古屋からはじまる子ども一人一人のための新しい学びづくりのため、ナゴヤ・スクール・イノベーション事業に取り組んでいます。
上記で紹介したさまざまな取り組みから、名古屋市は、子どもの視野を広げ、多様な価値観にふれられる環境が整っているまちといえます。名古屋市での子育ては、子どもの成長がより楽しみになる要素が満載です。
名古屋市の暮らしに関する情報
つづいては、名古屋市の暮らしに関するデータを見ていきましょう。
気候 | 1月:平均気温:6.0℃ 8月:平均気温:29.4℃ ※参考:気象庁 |
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人口 | 2,331,264人 (2024年10月時点) |
病院 | 病院:115、医科診療所:2,343、歯科診療所:1,423 (2024年11月時点) |
保育園・学校 | 保育園:452、幼稚園:147、認定こども園:107、小学校:267、中学校:127、高校:63、特別支援学校:10、専修学校:118、各種大学:6、短期大学:6、大学:19 |
交通 | ■新幹線 東京駅から名古屋駅まで:約1時間37分 新大阪駅から名古屋駅まで:約53分 ■高速バス 東京駅から名古屋駅まで:約5時間9分 大阪駅から名古屋駅まで:約2時間55分 ■飛行機 羽田空港から中部国際空港まで:約1時間 成田空港から中部国際空港まで:約1時間 ■車 大阪駅から名古屋駅まで:約2時間16分 ※参考:名古屋市公式観光情報 NAGOYACONCIERGE |
近隣都市 | 春日井市・瀬戸市・尾張旭市・長久手市・日進市・清須市・豊田市・一宮市など |
名古屋市は、交通網も買い物環境も、医療・教育機関も十分に整備されています。
子どもから大人まで楽しめるレジャー施設やイベントも多数あるので、詳しくご紹介します。
【レジャー&イベント】定住しても飽きとは無縁!多彩な施設・イベントあり
名古屋市は、レゴランドをはじめ名古屋港シートレインランドなど、大小さまざまなレジャー施設を有しています。
子ども達に人気なのは、「東山動植物園」や「名古屋港水族館」です。とくに日本一の飼育種類数を誇る「東山動植物園」は、中学生以下の入園料が無料で、大人も500円と安いので、気軽に遊びに行けるのが魅力。
遊園地やボートのほか、レストラン・カフェも併設されているので、1日中楽しめます。
子どもだけでなく大人も満喫できるのが「久屋大通パーク」です。
パーク内には、芝生広場や水辺広場、メディア広場のほか、人気ブランドのショップや飲食店がたくさんあります。ふらっと立ち寄っても、満足感を得られる人気スポットです。
公式:久屋大通パーク
また、1年を通してユニークなイベントも開催中!行楽シーズンに開催される「名古屋まつり」は毎年大盛況です。
まつりのメインである行列おどりは必見!名古屋市の魅力を知りたい方はぜひ「名古屋まつり」に足を運んでみてください。
毎年8月に開催されている「世界コスプレサミット」、「にっぽんど真ん中祭り」など大きなイベントのほか、名古屋市の各エリアや施設でさまざまなイベントが催されます。
イベントの多い名古屋市は、移住後も飽きることなく、暮らしの楽しみを見つけやすいまちだといえます。
公式:イベント情報
【仕事】名古屋市内に十分な求人あり。働き口も多種多様
大手求人情報サイトで名古屋市の求人を検索したところ、195,000件以上が見つかりました。(2024年7月時点)名古屋駅や栄駅周辺の求人が最も多くあり、都市部からすこし離れた高畑駅や金山駅エリアでも各1,000件以上の求人がヒットしました。
参考:求人情報の一例(名古屋市内)
名古屋市は世界有数のものづくり都市圏としても知られており、とくに製造業が盛んなため、求人も多く、そのほか調べた時点では、飲食店から農園長、店舗スタッフ、ドライバーなど多種多様な仕事が見受けられます。
【住まい】物件多数!名古屋駅や栄駅周辺エリアが人気
大手住宅情報サイトで名古屋市の物件を検索すると、約358,000件がヒットしました。(2024年7月時点)
※参考:物件情報の一例
名古屋市への移住を検討する際に、住まいが見つからなくて困ることはまずないでしょう。
中でも多くの物件があったのは、名古屋市のメインとなる名古屋駅や栄駅周辺エリア。商業施設や飲食店が集結していて便利なエリアでも、東京に比べて賃料が安いのは大きなメリットといえます。
名古屋市へ移住した人の感想や口コミ
ここでは、実際に名古屋市へ移住した方の声をご紹介します。
- 地理的にとても便利なので、日本各地のどこにでも移動しやすい
- 買い物できる場所がすぐ近くにあって生活利便性が高い
- 「なごやめし」が日常的に味わえるのがうれしい
交通網が充実している点と、生活利便性の高さが魅力と声をあげる方が多くいました。
この上ない生活環境に、充実した子育て支援、豊富な遊び場、イベントなども多く開催されている名古屋市。移住すれば、今よりワンランク上の充実した暮らしがおくれるでしょう。
まずは名古屋で開催されるイベントや観光を目的に名古屋を訪れて、名古屋の魅力を体感してください!
名古屋市の移住に関するお問い合わせ
名古屋市への移住については、下記の担当課へお問い合わせください。
担当課 | 総務局・企画課 |
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住所 | 〒460-8508 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 |
電話番号 | 052-972-4450 |
公式サイト | https://www.city.nagoya.jp/shisei/category/425-0-0-0-0-0-0-0-0-0.html |