新潟県妙高市への移住情報・大自然の中で豊かな価値観を育む暮らしを|縁結び大学

この記事では、地方移住を検討している方に向けて、新潟県妙高市の暮らしをご紹介します。

妙高市は四季のはっきりした自然豊かな土地で、充実した公共サービスを受けながら子育てができるまちです。

市内に点在するスキー場、妙高山や笹ヶ峰などの絶景、良質な温泉などが揃い、アウトドアには絶好の場所であるため、アクティブな方や健康的な暮らしを目指す方にぴったりです。

また、移住者向けの支援制度も充実しています。

妙高市で生活する魅力や実際に移住した方のお話、お試し移住の方法などを、市役所の方に伺ったお話と合わせて説明します。

お話してくれた移住定住推進係の今井さん

新潟県妙高市の暮らしの特徴

新潟県妙高市の暮らしの特徴

妙高市は新潟県の南西部に位置し、長野県に接しています。山間部と平野部に分かれており、四季がはっきりして、豊かな自然をたっぷり味わえる点が魅力です。北陸新幹線を使えば東京まで2時間半でアクセス可能であるため、リモートワークの拠点にも適しています

このマチでの暮らしに向いている方は次のような人です。

  • 四季を通してアウトドアスポーツに取り組み、健康的に暮らしたい
  • 豊かな大自然に囲まれて暮らしたい
  • バリバリ働きながら子育てがしたい

なぜこのような人におすすめなのか、その理由を説明します。

特徴1:自然に恵まれ、四季を通してアウトドアスポーツが盛ん

関山から見た妙高山

新潟県妙高市は「日本百名山」の妙高山、火打山、高妻山があります。四季の変化がはっきりとした土地で、季節の変化を感じながらアウトドアスポーツを楽しめます。例えば、次のような楽しみ方ができますよ。

「日本の滝百選」にも選ばれた「苗名滝」周辺や、約10万株のミズバショウが咲き誇る「いもり池」でのウォーキング
標高1,300メートルの涼しい「笹ヶ峰高原」を中心としたトレッキング
「日本百名山」にも選ばれている「火打山」で美しい紅葉を眺めながらの登山
市内に点在するスキー場でスキーなどのウィンタースポーツ

このように、1年を通して自然の中で体を動かすことができ、大学駅伝の合宿のメッカにもなっています。質の良い温泉も多いため、スポーツで疲れた体を癒すこともできますね。

特徴2:待機児童ゼロ!充実した子育て支援制度

妙高市は子育て支援に力を入れていて、待機児童はゼロです。

移住して慣れない環境で子育てをするのは心細いものですが、妙高市には子どもや家庭の悩みを誰でも気軽に相談できる「家庭児童相談所」があります。また、子どものお迎えや一時預かりには「ファミリー・サポート・センター」も利用できます。

その他にも、市内のけいなん総合病院には「病児・病後児保育施設」があり、病気にかかった子どもや回復期の子どもの一時預かりも行っています。スケジュール変更の難しい仕事や、冠婚葬祭の際などに利用できます。

地域で知人や友人ができるまでの間、精神的にも物理的にも、こうした公的な支援に頼れるのは心強いですよね。

特徴3:移住者向けのサポートが充実している

妙高市の移住者向けパンフレット

妙高市の移住者は年々増加傾向にあります。2021年度は74組168名の方が各種支援制度を利用し、妙高市に移住しました。

理由の1つに、豊富な移住者向けサポートの存在が挙げられるでしょう。例えば、住宅への金銭的支援だけでも次のような取り組みがなされています。

  • 妙高市UIターン促進住宅支援事業(賃貸住宅を借りる際の家賃補助)※最大150万円
  • 住宅取得等支援事業補助金(住宅や土地を取得する際の費用の補助)
  • ふるさと妙高の家づくり事業(住宅を建築する際の費用の補助)
  • 妙高市移住支援事業補助金(東京圏からの移住に対する金銭的支援)
  • 妙高市テレワーク研修交流施設「MYOKO BASE CAMP」

支援に関する相談は、市の移住定住推進係で受け付けてくれます。「移住仲間」の先輩が多い土地で安心して生活を始められるのは、大きな魅力ですね。

妙高市の暮らしデータ(病院・学校・交通)

妙高市の名産である「笹ずし」

次は、妙高市の生活に関する情報を、データに基づき紹介します。

天候 四季の差が明確で、冬には雪が積もる。山間部と平野部で気温差が激しいことが特徴。山間部は夏でも涼しいが、平野部は夏の暑さが厳しい。冬期は市内全てで真冬日を記録することもある。
人口 約1万1,300世帯
病院 救急の際利用できる大型の病院として、「新潟県立妙高病院」と「JA新潟厚生連 けいなん総合病院」の2院あり。
学校 小学校8校、中学校3校、高等学校1校、特別支援学校1校あり。
文化・芸術 「斐太歴史の里」や「関川関所道の歴史館」など地域の歴史に関する施設が豊富。コミュニティセンターや文化ホールもあり。
食べ物 市内3つの酒造が醸造したおいしいお酒が有名。丸めたご飯にクルミ味噌をつけて焼いた「山もち」や「笹ずし」も名産。発酵食品のカンズリやとん汁も有名で「とん汁ラーメン」というご当地メニューもあり。
交通 電車:北陸新幹線、妙高はねうまライン、しなの鉄道北しなの線
バス:頸南バス、市営バス
娯楽 日本百名山に選ばれている妙高山や火打山で登山が楽しめる。爽やかな風を感じながらのリゾートゴルフ、冬はスキーが盛況。日帰り入浴できる温泉施設も多数あり。
近隣都市 新潟県内では上越市と糸魚川市。長野県の長野市、飯山市、上水内郡信濃町とも近い。

妙高市には、登山やサイクリング、キャンプ、スキーのできる場所が充実しており、妙高山や笹ヶ峰、いもり池、苗名滝など、絶景ポイントも身近にたくさんあります。

子どもを大自然の中でのびのびと育てたい方、四季を通してアウトドアスポーツを楽しみたい方にピッタリの住環境と言えるでしょう。

教育施設は市内に小学校から高校まで揃っているので、通学にそれほど時間がかかりません。近隣の上越市や長野市には大学もあります。

バスや電車は運行していますが、日常生活での移動には車を使う住民がほとんどです。車は必須だと言えるでしょう。

【仕事】となりの上越市まで含めると豊富な求人あり

ハローワークで妙高市の正社員の求人募集状況を調べてみたところ、求人は約300件ほどでした。しかし、市内から車で30分ほどの上越市まで足を伸ばせば、求人数は1,500件以上と大幅に増加します。(2022年9月縁結び大学独自調べ)

実際に妙高市民の中には、車で近隣都市の企業に通勤している住民が多数います。

また、北陸新幹線の上越妙高駅に近接しているため、リモートワーク中心の首都圏企業にも勤めやすいと言えるでしょう。

【住まい】空き家バンクの物件数が新潟県内で類を見ないほど豊富

移住の際の住まい探しは、空き家バンクの利用がおすすめです。妙高市の空き家バンクには毎月約10件の新規物件の登録があり、新潟県内の自治体では類を見ないほど物件が豊富です

値段の選択肢も豊富です。築年数が20年前後の物件は広い敷地がついて1,500万円ほど、もう少し古い物件だと、500万円以下での売却情報も20件以上ありました。

賃貸も、月6~8万円の戸建て物件が複数見られます。売却や賃貸の情報は日々更新されていますので、最新の情報はぜひ空き家バンクのページをご確認ください。

>>新潟県妙高市の空き家情報はこちら

また、東京圏からの移住者に向けた「妙高市移住支援事業助成金」や妙高市内で住宅や土地を取得する際使用できる「住宅取得等支援事業補助金」など、家賃補助や住宅取得に関する支援金制度が豊富です。住宅取得の際はぜひこれらの制度を活用しましょう。

妙高市へ移住した人の体験談・感想

妙高市に移住した人の体験談と感想

妙高市に移住した人の具体的な感想や体験談を紹介します。

旦那様のUターンに合わせ、東京から移住した髙波さんの体験談

髙波さんは4人のお子様を育てる女性。旦那様のUターンに合わせて生まれ育った東京から移住されたとのことです。慣れない土地での暮らしを、市の充実した子育てサポートが助けてくれたとお話ししてくれました。

実は妙高に来たばかりの頃、なかなか外に出ることができなくて、ちょっとおかしくなってしまいそうなときがありました。そのとき市に相談したら、親子で通える施設を紹介してくれたんです。そこで私自身もいろいろ話をすることができましたし、子どもたちも自分のことを進んでするようになって。当時はとても助けられて、妙高市で子育てしてよかったなぁと思いました。
引用:妙高市移住定住「UIターン者の声」

妙高市には、近くに親戚や友人がいなくても子育ての悩みを相談できる行政サービスがあります。地域が一体となって子育てしよう、という雰囲気があるので心強いですね。

リモートワークを利用し、移住を決意した岡本さんの体験談

岡本さんご夫妻とそのお子様は「豊かな自然の中で多様な価値観を養いたい」と2021年に移住。元々都内で行っていた仕事をリモートワークで続けているそうです。仕事を大きく変える必要がなかったことで、ゆるやかな移住が可能になったとお話ししてくれました。

会社から地方移住した後も、正社員のままリモートワークで働くことは可能というお話をいただいたことが大きかったですね。当時から妙高市の観光に関する仕事を担当していて、こちらに来る機会がありました。そのときに接した妙高の方たちから、自分とは違った生活の軸や新たな価値観を感じて。
引用:妙高市移住定住「UIターン者の声」

妙高市は北陸新幹線が通っているため、首都圏へのアクセスも便利です。何かあったとき、首都圏の仕事場に駆けつけられる心強さも大きいと言えるでしょう。

妙高市の移住定住専用ページには、移住者のリアルな声がたくさん掲載されています。ぜひ参考にしてみてください。

参考:妙高市Uターン者の声

妙高市への移住ステップ

妙高市での暮らしに魅力を感じたら、現地へ赴いて実際の暮らしを体験してみてはいかがでしょうか?妙高市では空き家見学ツアーをはじめとした、さまざまな移住者向けイベントが行われています。

ここでは、妙高市に移住する場合の流れを、いくつかのステップにわけて説明します。

ステップ1:空き家見学ツアーで地域交流

妙高市の暮らしに興味を持ったら、実際に遊びに行ってみましょう。

妙高市では「空き家見学ツアー」という、市に登録された空き家を見学できるサービスがあります。空き家バンクに登録された物件を見学する際、宿泊費を補助してもらえるのが大きな特徴です。

また「空き家見学ツアー」では、希望すれば郷土料理の体験などの地域のイベントへ参加し、マチの方と交流することも可能です。

「移住する土地にどのような方がいるのか」「街の雰囲気はどうなのか」は移住検討者にとって気になるポイント。ツアーを通じて事前に確認し、納得した上で移住を決定できると不安が少なくなりますね。

>>空き家見学ツアーの詳細はこちら

他にも、「クラインガルテン妙高」という、1か月単位で短期居住や農業体験のできる施設もあります。本格的に移住を検討する前のお試し移住としても利用できますので、参考にしてみてはいかがでしょうか?

>>クラインガルテン妙高の詳細はこちら

ステップ2:本格移住の前に住まいと仕事の確保を

空き家見学ツアーや短期居住で本格的な移住を決めたら、まずは住まいと仕事を探しましょう。

妙高市役所の移住定住推進係がさまざまな相談に応じてくれます。移住者向けの金銭的な支援も充実しているので、使えそうな制度があるかどうかもぜひ尋ねてみましょう。

リモートワーク制度が充実している企業にお勤めの方は、制度を利用し、現在の仕事を続ける可能性についても考えてみましょう。

ステップ3:新生活ではぜひサポート制度の活用を

引っ越しが完了したら、いよいよ新生活の始まりです。

知人友人の少ないうちは、公共のサポートサービスを積極的に活用しましょう。妙高市では子育ての悩みを気軽に相談できる「家庭児童相談室」など、さまざまな支援活動が行われています。困ったことがあったらモヤモヤを1人で抱え込まず、どんどんまわりに頼りましょう。

地域のイベントも盛んなので、参加することでご近所の方との仲が深まりますよ。

移住に関する問い合わせ

妙高市役所地域共生課

妙高市への移住に興味が出たら、まずは市役所の移住定住推進係に問い合わせてください。妙高市の移住専用ページには、住宅情報やイベント案内が掲載されています。悩みや不安についての相談にも丁寧にのってくれますよ。

担当課 妙高市役所 地域共生課 移住定住推進係
住所 〒944-8686
新潟県妙高市栄町5-1
電話番号 0255-74-0064(直通)
問い合わせ先 chiikikyosei@city.myoko.niigata.jp
公式サイト https://www.city.myoko.niigata.jp/myoko-life/