【千葉県茂原市に移住】日本さくら名所もある自然豊かなまち!子育て環境も充実

この記事は地方都市への移住を検討している方へ向けて、茂原市の魅力を知ってもらい、移住先の一つとして検討してもらうことを目的としています。

茂原市は、日本さくら名所に選ばれる「茂原公園」があるなど、四季の花々や広大な田園といった自然を感じられるまちです。また、都心へのアクセスが良く、ショッピングセンターなどのお店が多いことから、生活の利便性にも優れています。田舎ぐらしとしてちょうどいい地域、住みやすいまちといえます。

また、関東三大七夕祭りの一つである「茂原七夕まつり」の開催地としても知られ、毎年数多くのイベントが開催されます。地域の人とのつながりができる機会が多いのは移住者にとって嬉しいことですよね。

そんな茂原市で生活する魅力や移住支援情報について、茂原市役所の方に伺った内容をもとに詳しく解説します。

本日お話を伺った方
茂原市マスコットキャラクターモバりん

茂原市役所
企画財政部 企画政策課 企画調整係

大塚 優介さん

茂原市マスコットキャラクターモバりん

茂原市役所
企画財政部 企画政策課 企画調整係

佐藤 啓一さん

茂原市での暮らしとは?3つの主な特徴に注目

千葉県茂原市の暮らしの特徴

茂原市に移住する前に知っておきたい、市の特徴や魅力について解説していきます。ぜひ、移住を考える際の参考にしてください。

▼茂原市の特徴や魅力まとめ

項目 特徴
自然 日本さくら名所100選に選ばれる茂原公園の桜をはじめとした、四季折々の美しい花々。つつじ、あじさい、ぼたんなど
アクセス 羽田空港、成田空港、東京駅まで電車・車で1時間
レジャー 山や海まで10〜20分で行くことができ、サーフィンやキャンプを楽しめる
イベント 茂原七夕まつりや茂原桜まつりは大きな賑わいを見せる
農産物

お米や秋冬ネギのほか、トマト、苺などの施設園芸が盛ん

子育て環境 公園や福祉センターが多く点在し、遊び場には困らない
買い物 商業施設やショッピングセンターがある
市の雰囲気 昭和レトロの商店街、田園風景、古風な街並み、新興住宅地など、いろいろな顔を持っている。

そんな、茂原市への移住には次のような方におすすめです。

  • 美しい景観や風景を眺め、のびのびと暮らしたい方
  • 不自由ない環境で暮らしたい方
  • イベントやお祭りを通して、地域との関わりを築きたい方
  • お子さんが思いっきり遊べる地域をお探しの方

これらの理由を以下の特徴3点から説明していきます。

特徴1:「茂原公園」で桜ライトアップも!自然豊かな風景が魅力

茂原市の桜の名所茂原公園のさくらまつり
▲日本さくら名所100選に選ばれる桜の名所「茂原公園」の桜まつり

茂原市は自然が豊かです。市内では、広大な田園や鮮やかな花々、四季によって変化する情景を楽しむことができます。

「茂原公園」にある桜は、日本さくら名所100選にも選ばれています。約2,800本の桜が見頃を迎える3月下旬から4月中旬にかけて「茂原桜まつり」が開かれ、桜のライトアップや各種イベント目当てに、県外からも多くの観光客が訪れます。

茂原市の服部農園あじさい屋敷のあじさい
▲服部農園あじさい屋敷のあじさい

茂原市では桜以外にも、つつじやぼたんなど四季折々の植物を楽しむことができます。

「服部農園あじさい屋敷」では、色とりどりのあじさいが咲き乱れます。広大な敷地に250品種・10,000株以上のあじさいが咲き、県外からも観光バスでたくさんの人が訪れます。

茂原市の茂原牡丹園に咲く牡丹の様子
▲茂原牡丹園に咲く牡丹の様子

自然が身近に感じられる公園でのびのび子育てできる!

市内には鮮やかな植物を身近に感じられる「公園」が多いのも魅力的です。

ご紹介した「茂原公園」をはじめ、それぞれの地域に多くの公園があります。子どもにのびのびと遊んでもらいたい親御さんにとって、自然を感じられる公園が多いのは魅力的な環境ですね。

また、地域の福祉センターが6箇所あり、毎日開放されています。イベントで体験会や工作、絵本読み聞かせなどを行っているので、子どもの遊び場で困ることはないでしょう。

特徴2:アクセスや利便性に優れている

茂原市の茂原ショッピングプラザアスモ
▲茂原ショッピングプラザアスモ

茂原市は都心へのアクセスが良く、不自由なく生活することができます。

▼電車での移動

千葉駅 約40分
東京駅 約1時間
新宿駅 約1時間20分

▼車での移動

千葉市 約50分
成田空港 約1時間
川崎・羽田空港 約1時間

東京駅、羽田空港、成田空港などの主要な場所まで、電車や車で1時間ほどで到着します。茂原駅から東京駅へはJRで乗り換えなしで行くことができます。

車の移動に関しても、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)が市内を通っており、市内に「茂原長南IC」「茂原長柄SIC」「茂原北IC」の三つのインターチェンジがあります。

電車だけでなく、車でのアクセスも良いため、通勤・通学やお出かけする際にも利便性が高いです。

また、買い物に関しても不自由なく生活できます。町には30年以上市民に愛される「茂原ショッピングプラザアスモ」があり、国道128号線沿いには、数多くのお店が軒を連ねます。また、農作物などを安価で買える小売店も多くあります。自家用車があれば、生活に必要なものは全て市内で揃えることができるでしょう。

都会は疲れる、田舎はつまらない。そんな方は、特別な体験は都会や田舎に赴き、日常はゆったりと利便性の高い茂原市で過ごしてはいかかでしょうか。

サーフィンの拠点として茂原を選ぶ人が増えている!?

利便性が良い茂原市ですが、海や山に近いという魅力もあります。車で10分から20分程度で海や山に行くことができるので、サーフィンやキャンプなどがお好きな方には便利な立地です。

実際に移住者の中には、湘南の方でサーフィンをしていたが、金銭的に茂原市の方が安かったため拠点を移したという方もいます。2020東京オリンピックのサーフィン競技会場の一宮町が茂原市の隣にあることからもわかる通り、波も不足なしです。サーフィンを楽しみたい方には良い環境といえます。

移住を決める際に気になるのが、まちの雰囲気ですよね。茂原市はいろいろな顔を持っています。

茂原市の茂原公園にある、藻原寺山門
▲桜で有名な茂原公園にある、藻原寺山門

昭和レトロな商店街、緑が広がる田園風景、木造建築などの古風な街並み、歴史を感じる文化遺産、開発・発展された新興住宅街など、場所によってさまざまな雰囲気があります。特定の雰囲気にとらわれない、多種多様なまちといえます。

そのため、自分に合ったまち並みや雰囲気がまだ明確に定まっていない方にはおすすめです。茂原市に移住したら、茂原市の「ココが好き」をきっと見つけることができ、お気に入りの”拠点”となるでしょう。

特徴3:イベントが多く、地域の文化やコミュニティと関われる

茂原市の茂原七夕まつり

茂原市では、大規模なイベントやお祭りが数多く開催され、地域の文化やコミュニティと関わることができます。

先ほど紹介した茂原公園の「茂原桜まつり」や7月に行われる「茂原七夕まつり」のほか、「茂原秋祭り」や「冬の七夕まつり」など、1年を通して大規模なお祭りが開かれます。

こうしたイベントでは、茂原市の独自の文化やお祭りの意義に触れることができます。歴史や風習を知り、地域社社会とのコミュニティを築くことができる絶好の機会といえますね。

茂原市の茂原七夕まつり
▲茂原七夕まつりの様子

中でも「茂原七夕まつり」は関東三大七夕まつりとして知られ、茂原市で最も有名なイベントです。毎年多くの見物客を集め、「七夕飾り」「もばら阿波おどり」「YOSAKOI夏の陣」などのイベントがあります。

地域でのお祭りは移住者の子育てにさまざまなメリットがあります。地域の芸術や舞踊などの体験は、お子さんの創造性や感性の発達に繋がるため、教育的な機会となります。また、地域コミュニティとの関わりは、親御さんが地域の人と一緒に子育てができるほか、お子さんが大人と関わる機会を提供してくれます。

地域の人と協力しながら子育てができる環境があるのは、子育て世代の移住者にとっては心強いですね。

茂原市で生活する上で知っておきたい情報

茂原市の茂原ショッピングプラザアスモ
▲30年以上市民に愛される、茂原ショッピングプラザアスモ

気候 1月平均気温:5.2℃
8月平均気温:26.8℃
※参照:気象庁
人口 人口:86,963人
世帯:41,818世帯
(令和5年7月1日現在)
病院 診療所・病院:56
歯科:56
(令和5年7月現在)
学校・保育所 保育所(園):公立6所、私立2園
幼稚園:公立1園、私立5園
認定こども園:私立4園
小学校:公立12校
中学校:公立6校
高等学校:公立3校、私立1校
(令和5年7月現在)
交通 【電車】
JR外房線

【バス】
市内循環バス
近隣都市 千葉市

茂原市の茂原市のガスホルダー
▲茂原市のガスホルダー

茂原市は、天然ガスの生産日本一として知られています。明治時代から現在まで天然ガスの資源都市となっているため、都市ガスの安定供給ができ、物価高騰の中でもガス料金がほとんど上がりませんでした

そして、茂原市の暮らしの特徴でもご紹介したように、市内には多くの商業施設やスーパーマーケット、病院があるため、アクセスが良好で暮らしやすいまちです。

住居のエリアによる違いは多少ありますが、自家用車があれば、買い物で不便と感じることはありません。また、比較的坂が少ないため、年齢を重ねても外出しやすいでしょう。

気候については、夏場は内陸部を中心として気温が上がり、猛暑日になる日も少なくありません。

【子育て】切れ目のない支援で安心して妊娠・出産・育児ができる

▼子育て支援制度(一部)

子育て応援チケット 【概要】
出産のたびに地域の取り扱い店舗で使えるチケットを配布。

【給付額】
第1子及び第2子には5,000円分、第3子以降の子どもには10,000円分のチケットを配布
高校生等医療費助成制度 【概要】
健康保険に加入している高校生相当の年齢までの子どもを対象に、かかった医療費の自己負担分について、その費用の全部または一部を助成。

【自己負担額】
・入院1日:300円
・通院1回:300円
・調剤:無料
※住民税所得割非課税世帯は入院・通院も無料
特定不妊治療費等助成 【概要】
県の実施する特定不妊治療費等助成事業の助成額を差し引いた金額を助成
【給付額】
1回当たり、限度10万円

※詳しくは公式HPをご確認ください。(支援名をクリックすると公式HPへ移動します)

茂原市には、産前産後サポートセンター(子育て世帯包括センター)があります。

これは、妊産婦さんが安心して妊娠・出産・育児ができるように開設されたサポートセンターで、保健師や助産師等の専門家が相談に応じてくれます。また、関係機関と連携して必要なサービスへと繋いでくれるため、ワンストップで妊産婦さんのお悩みに対応することができます。

加えて、家族で参加できるセミナーや親御さんのための育児教室等も開催しています。移住直後は周りに知っている人もおらず、不安になると思いますが、このような何でも相談できる環境やサポートがあるのは、非常に心強いですね。

また、茂原市は子育てに関するガイドブック「もばらで子育てガイドブック」があります。出産・育児に関する手続きや、各種手当・助成などについて記載されているので参考にしてみてください。

【仕事】地域の求人数は多く、求職者支援も充実

仕事がリモートワークになったのをきっかけに、茂原市へ移住してきた方も多くいます。さらに茂原駅から東京駅へは、電車で1本で行けるため、都内への通勤も苦ではありません。都市部へのアクセスがよく、現在の仕事を続けられるのは嬉しいことですね。

大手求人サイトで茂原市の求人(正社員雇用)を調べたところ、約2,800件ヒットしました(令和5年7月現在)
※求人情報の一例

通勤時間30分圏内の25km以内で求人(正社員雇用)を調べると約35,000件もヒットしました(令和5年7月現在)。勤務地を市外に広げて探すと、より多くの求人から仕事を探すことができます。
※求人情報の一例

また、茂原市には求職者に対する支援があります。移住先で仕事を探そうと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

求職者支援制度 【概要】
再就職や転職を目指す求職者の方が、生活支援の給付金を受給しながら、無料の職業訓練を受講する制度
【給付額】
月10万円

【主な訓練コース】
・IT
・営業・販売・事務
・医療事務
・デザイン など

【住まい】千葉県で3番目に家賃相場が安い

茂原市の家賃相場は4.57万円で、千葉県内の市町村の中でも3番目に家賃相場が安いです。「都市部への通勤・通学を考えているが、家賃が高くない地域で生活したい」という方には、適した地域と言えるでしょう。

▼茂原市の家賃相場(令和5年7月現在)

1K 4.56万円
1LDK 4.98万円
2DK 4.64万円
2LDK 6.26万円
3K 5.5万円

※参考:大手不動産サイト

空き家バンクを利用して購入した空き家のリフォームに関しての補助金もあります。

リフォーム補助金 【概要】
空き家を購入した方がリフォームをする際に発生する代金の補助
※空き家バンクを利用した売買が対象

【補助額】
上限50万円

空き家を購入したいと考えている方は、市の空き家バンク制度に登録された物件の一覧を一度確認してから、物件を検討することをおすすめします。

茂原市へ移住した人の体験談や感想

千葉県茂原市移住者の声

ここでは、実際に移住して茂原市に暮らしている方の体験談・感想をご紹介します。

  • 飲食店やスーパー、衣服店などが遠出しなくてもあるので、とても便利
    【30代男性 2015年から移住】
  • 自然や人、まちが近くにありちょうどいい暮らし。東京に1時間で行ける点も魅力的です
    【ご夫婦 2015年頃から移住】
  • 静かな環境で仕事に熱中できる。また、東京駅や空港が近いので、全国や海外に行くのにも便利
    【50代男性 2008年頃から移住】

移住した方の声を聞いてみると、茂原市は自然が豊かでかつ利便性のある町なので、生活がしやすいということがわかりました。また、子どもを自然の中でのびのびと育てられる環境がある点も、子育て世帯にとって「移住してよかった」と思う点のようです。

茂原市への移住に関するお問い合わせ

茂原市の茂原市役所庁舎
▲茂原市役所の外観

移住に関してのお問い合わせ先は以下の通りです。見学の際のガイド等は必要に応じて行ってくれるそうです。

担当課 茂原市役所 企画財政部 企画政策課
住所 〒297-8511
千葉県茂原市道表1番地
電話番号 0475-23-2111(代表)
0475-20-1516(企画政策課直通)
対応時間

8:30〜17:15(土曜日、日曜日、休日、年末年始は閉庁)

公式サイト 茂原市公式サイト
企画政策課へのお問い合わせフォーム