三好市移住のすすめ:四国の中心で叶える理想の田舎暮らし

この記事では、四国地方での移住を検討している方に向けて、徳島県三好市(みよしし)の暮らしに役立つ情報を紹介します。

四国の中央に位置する三好市は、大自然を活かした水上アクティビティが盛んなまち。過去には「ラフティング世界大会」や「ウェイクボード世界大会」の開催地にも選ばれました。

市内には市街地と秘境があり、エリアによって住環境が異なりますが、移住サポートが充実しているため、「お試し移住」や「お試しツアー」を通して、自分に合った地域を選ぶことができます

今回は三好市役所 地方創生推進課・移住コーディネーターの元木香織さんにインタビュー取材させていただいた内容をもとに、三好市の特徴や魅力についてお伝えしていきます。

本日お話を伺った方
三好市役所 地方創生推進課・移住コーディネーターの元木香織さん

三好市役所 地方創生推進課・移住コーディネーター

元木 香織さん

三好市の魅力:移住を考える人に知ってほしい3つの特徴

徳島県三好市の暮らし・イメージ画像

三好市で暮らす大きな特徴として、次の3点が挙げられます。

  • 利便性が良く、電車の乗り換え1回で東京へアクセスできる
  • 日本三大秘境「祖谷(いや)」があり、地元食材を使った郷土料理が味わえる
  • 移住者希望者へのサポート充実、オンラインでの移住相談もできる

ここからは、これらの特徴について詳しく紹介します。

特徴1:四国の中心に位置する抜群のアクセス環境

四国の真ん中に位置する三好市は利便性が良いエリアで、四国四県の県庁所在地までは車で1時間半ほどで移動できます

▼三好市から四国の県庁所在地までの所要時間(車)

  • 徳島県徳島市:約70分
  • 愛媛県松山市:約90分
  • 香川県高松市:約70分
  • 高知県高知市:約80分

市内にJRが通っているので電車でのアクセスも良く、新幹線が開通する「岡山」までは特急1本で行けることから、1回の乗り換えで大阪や京都、名古屋や東京などの大都市まで移動できます。

「秘境がある場所」と聞くと、不便なイメージを持つ方も多いかと思いますが、利便性が高く、自然に囲まれた三好市なら、ほど良い田舎暮らしができるのではないでしょうか。

三好市役所 地方創生推進課・移住コーディネーターの元木香織さん
元木さん

三好市は昔から交通の要衝として栄え、四国有数の宿場町として多くの人や物資が往来した、歴史ある地域です。

特徴2:日本三大秘境「祖谷」と豊かな食文化

三好市には日本三大秘境の一つ「祖谷(いや)」があり、国指定天然記念物や名勝に指定されている「大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)」や国の重要有形民俗文化財に指定された「祖谷のかずら橋」があります。

「大歩危小歩危」は大理石の彫刻がそそりたっているかのような渓谷で、季節の移ろいを感じながらスリルある舟下りが楽しめます。

徳島県三好市の大歩危小歩危で行われる舟下りの写真
▲春は桜、秋は紅葉が清流を彩り、季節ならではの雰囲気も味わえます

祖谷川に架かる「祖谷のかずら橋」はシラクチカズラを編み連ねて作られ、3年毎に架替えが行われています。長さ45mの橋で、人が往来する度に揺れるため、適度なスリルを味わえるのだそう。
参考:三好市公式観光サイト大歩危祖谷ナビ(大歩危小歩危)

徳島県三好市にある祖谷のかずら橋の写真
▲足元に川が流れる様子を見ると、さらに手に汗を握りそうです

秘境の雰囲気が漂う「奥祖谷二重(おくいやにじゅう)かずら橋」には、男橋(おばし)と女橋(めばし)の二本の橋があることから「夫婦橋(めおとばし)」とも呼ばれ、美しい景観を求めて国内外から多くの観光客が訪れます
参考:三好市公式観光サイト大歩危祖谷ナビ(祖谷のかずら橋)

徳島県三好市にある奥祖谷のかずら橋の写真
▲山々の葉が色づくと、より幻想的な雰囲気に

また、三好市を含む「にし阿波(※1)」は世界農業遺産に認定されたエリア(※2)であることから、食文化も特徴的。
(※1)美馬市・三好市・つるぎ町・東みよし町
(※2)参考:徳島剣山世界農業遺産推進協議会
参考:三好市公式観光サイト大歩危祖谷ナビ(奥祖谷二重かずら橋)

皮をのぞいたそばの実を使った「そば米雑炊」や太く短めの麺が特徴の「祖谷そば」、平らな石の上に味噌で土手をつくり、アメゴや豆腐、野菜などを入れて焼く「ひらら焼き」など、三好市の食材を使った郷土料理が味わえます。
参考:三好市公式観光サイト大歩危祖谷ナビ(名物について)

徳島県三好市の郷土料理そば米雑炊の写真
▲「そば米雑炊」には、きのこや野菜がたっぷりと入っています

徳島県三好市の郷土料理祖谷そばの写真
▲「祖谷そば」は、祝い事や人が集まる際の「もてなし料理」として振舞われていたそうです

徳島県三好市の郷土料理ひらら焼きの写真
▲「ひらら」は平らな石のことで、熱したひららの上で食材を焼くことから「ひらら焼き」と呼ばれています

このように、三好市は世界に誇れる観光名所が多く、地元食材を使った郷土料理が伝承されるまち。移住した際は、祖谷エリアを散策し、三好市の歴史を体感してみてはいかがでしょうか。

特徴3:充実した移住サポート体制とオンライン相談の実施

三好市は移住支援に力を入れているまちで、移住者に向けた「お試し移住」や「お試しツアー」などの体験サポートが充実してます。

池田町にあるお試し住宅「マチの棟」は長屋タイプの住宅で、1階・2階それぞれに入居可能。家賃や間取りは以下の通りで、中心部以外への移住を希望する方には、各エリアを巡る半日ツアーなどを無料で実施しているそうです。

▼お試し住宅「マチの棟」の概要

1階 【間取り】1LDK(94.27平方メートル)
【家賃】31,000円
【定員】4名
2階 【間取り】1LDK(74.83平方メートル)
【家賃】26,000円
【定員】2名(2名以上は要相談)

徳島県三好市にあるお試し住宅「マチの棟」の1階の室内写真
▲子どもと一緒にお試し移住する方は、少し広めの1階がおすすめです

徳島県三好市にあるお試し住宅「マチの棟」の2階の室内写真
▲スタイリッシュな雰囲気の2階は、新天地で新生活をスタートさせたい二人にもぴったりです

徳島県三好市で実施する移住者向けの半日ツアーの写真
▲「半日ツアー」では、移住希望者の希望に合わせたエリアを巡ります

お試し移住をしている方に向けた、滞在中のレンタカー代が半額(上限5万円)になる補助もあるので、体験中に秘境などの観光地を巡ることもできます。
参考:三好市役所(レンタカー代補助事業)

三好市役所 地方創生推進課・移住コーディネーターの元木香織さん
元木さん

市の中心部にあるお試し住宅「マチの棟」は、徒歩圏内に生活施設が揃っています。リフォーム済で人気の住宅なので、興味のある方は早めにご相談ください。

公式:三好市役所(お試し暮らし住宅

「お試し移住は少しハードルが高い」という方には、「お試しツアー」がおすすめです。

三好市まで下見に訪れるときなどに活用すれば、移住コーディネーターなどの担当スタッフと一緒に市内を巡りながら、まちの魅力や情報を教えてもらえます

徳島県三好市で実施する移住者向けのお試しツアーの写真
▲「お試しツアー」で気になることを確認しておくと、移住後の生活をイメージしやすくなります

三好市ではオンラインでの移住相談も行っているので、「三好市が少し気になっているけど、下見に行くには遠い」と悩んでいる方は、ぜひ活用してみてください。

公式:三好市役所(オンライン移住について

三好市の多様な生活環境:エリア別の特徴と暮らし方

三好市には6つの町村があり、エリアごとに住環境が異なります。

  • 池田町
  • 山城町(やましろちょう)
  • 井川町(いかわちょう)
  • 三野町(みのちょう)
  • 東祖谷(ひがしいや)
  • 西祖谷村(にしいややまむら)

参考:三好市移住ポータルサイト「『何か』ができるマチ、三好」

元木さんのお話では、移住者の大半は三好市の中心部にある「池田町」や「三野町」で生活されているそうですが、山暮らしをしたい方やラフティングを楽しみたい方はプチ秘境の「山城町」へ移住されるとのこと。

徳島県三好市にある池田町の町並み写真
▲池田町では、風情あるレトロな町並みが広がります

徳島県三好市にある山城町の風景写真
▲プチ秘境の山城町では、四季折々の美しい自然に囲まれながら生活できます

自給自足の生活をしたい方は、三好市東部にある「東祖谷山村」の落合集落(※)への移住を希望されるそうですが、秘境であるがゆえに中心部とは住環境が異なり、山水や道路整備などは自分たちで管理しなければならないとのこと。
(※)参考:三好市公式観光サイト大歩危祖谷ナビ(落合集落について)

徳島県三好市にある落合集落の風景写真
▲「落合集落」での生活はハードルが高いので、移住前の情報収集は必須です

秘境付近での生活はハードルが高いので、三好市への移住を検討している人は住まいを構えるエリアの情報を収集し、移住後の暮らしについてしっかりと検討するようにしましょう。

三好市役所 地方創生推進課・移住コーディネーターの元木香織さん
元木さん

エリア別の情報など、移住に関する疑問などあれば気軽にご相談ください。

三好市での暮らし:子育て・仕事・住まいに関する具体的情報

それでは、三好市の暮らしに関するデータを見ていきましょう。

気候 1月:3.5℃
8月:25.6℃
※参考:気象庁ホームページ
人口 22,818人
(2024年1月31日現在)
病院 病院:5、診療所:17、歯科:14
学校 保育園(認定こども園を含む):10
小学校:13、中学校:6、高校:3
※休校中のものを除く
交通 【鉄道】JR四国(徳島線、土讃線)
【バス】三好市営バス、東みよし町営バス、四国交通
近隣都市 【徳島県】美馬市、美馬郡つるぎ町、三好郡東みよし町、那賀郡那賀町
【香川県】観音寺市、三豊市、仲多度郡まんのう町
【愛媛県】四国中央市
【高知県】香美市、長岡郡大豊町

※人口以外の数字は2024年2月時点のものです

三好市の中心部には、病院や大型スーパーなどの生活利便施設が揃っているため、日常生活には困りません。またJRやバスも通っているため、車が無くても生活できます。

一方で、山間部での生活や市外への通勤を検討している方は車が必須です。山間部では、道が細い箇所も多いので、車の運転に慣れていない方は、移住前に練習しておいた方が良いでしょう。

子育て支援:育児用品購入補助と自宅保育支援給付金の充実

三好市では、子育て世帯向けてさまざまな取り組みが行われています。ここでは、独自性の高い2つの制度について紹介します。

▼三好市の特徴的な子育て支援について

育児用品購入補助 【補助内容】
三好市に住む2歳未満児の保護者を対象に、市内で購入した育児用品代金の一部を補助
※補助の対象期間は2歳の誕生日の前月まで

【金額】
乳幼児1人につき月額5,000円
乳児家庭保育支援給付金事業 【事業内容】
三好市に住む「乳児」の保育を家庭で行う保護者の方に、保育支援給付金を支給
※「乳児」とは、月齢5ヶ月から満1歳の誕生日の属する月の前月までの子どものこと

【金額】乳児1人につき、月額30,000円

「育児用品購入補助」は、粉ミルクなどの「授乳・離乳関連用品」やオムツやおしり拭きなどの「健康・清潔関連用品」など、さまざまな育児用品が対象です。

補助を受けるには、購入時の領収書やレシートが必要になるので、対象になる方は忘れずに取っておくようにしましょう。

参考:三好市役所(育児用品購入補助

「乳児家庭保育支援給付金事業」は自宅保育を行う保護者をサポートする制度なので、「家計のために働きたいけど、子どもが小さいうちは一緒に過ごしたい」という方は、ぜひ活用してみてください。

ただし、対象となるのは「乳児や兄弟姉妹が、申請期間中において保育所等の利用や施設等利用給付を受けていない」など、市が定めた要件を全てクリアした人のみ。ご自身が対象となるかどうかは、以下の公式サイトでご確認ください。

公式:三好市役所(乳児家庭保育支援給付金事業

子どもの遊び場:自然を活かしたアウトドア体験施設

ここでは、元木さんに教えていただいた三好市の子どもたちに人気の遊び場を2つ紹介します。

  • Hessokko水あそびパーク
  • フォレストアドベンチャー・祖谷

池田湖にある「Hessokko(へそっこ)水あそびパーク」は、川遊びを体験できる施設です。SUPやカヌー、ラフティングやウォーターロールなどが楽しめ、テントサウナでは水風呂代わりに清流へダイブする方もいるとのこと。

徳島県三好市の池田湖でSUPをする写真
▲湖上に立つSUPなら、周囲の大自然をよりリアルに体感できます

徳島県三好市の池田湖でラフティングをする写真
▲家族や友人と一緒にラフティングに参加すれば、良い思い出になりそうです

徳島県三好市の池田湖でウォーターロールをする写真
▲透明なバルーンに入って水上を歩く「ウォーターボール」も楽しめます

またBBQは「富士山溶岩焼プレート」を使っているので、通常の鉄製プレートよりも遠赤外線作用が高く、火力調節も簡単にできるのでアウトドア初心者にもやさしいです。

徳島県三好市のHessokko水あそびパークで体験できる「富士山溶岩焼プレート」を使ったBBQ
▲川遊びの後は、「富士山溶岩焼プレート」を使ったBBQを楽しむのもおすすめです

子どもから大人まで楽しめるスポットなので、家族でアウトドア体験をしに訪れてみてはいかがでしょうか。

公式:Hessokko水あそびパーク

「フォレストアドベンチャー・祖谷」は、北海道から沖縄まで40箇所以上ある「自然共生型アウトドアパーク」で、大自然の中に設置されたアスレチックが魅力の施設。

祖谷のフォレストアドベンチャーでは、高低差50m、長さ360mを超えるジップライン(※)があり、祖谷渓谷を流れる祖谷川の上を爽快に駆け巡ることができます
(※)山や森などに架けられたワイヤーロープにベルトとハーネスを装着してぶら下がり、滑車を使って滑り降りるアクティビティ

徳島県三好市にあるフォレストアドベンチャー祖谷のジップラインの写真
▲スリル満点のジップラインは、大人も楽しめるアクティビティ

ほかにも、傾斜地に建てられた樹上体験ができるアスレチックもあるので、親子一緒に大自然の中で思いっきり体を動かしてみてはいかがでしょうか。

徳島県三好市にあるフォレストアドベンチャー祖谷のアスレチックで遊ぶ子どもたちの写真
▲自然を活かしたアスレチックならではのドキドキ感があり、なかなか前に進めないことも

公式:フォレストアドベンチャー・祖谷

三好市役所 地方創生推進課・移住コーディネーターの元木香織さん
元木さん

フォレストアドベンチャーから車で10分ほどの場所には、日本三大秘湯の「祖谷温泉」もあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

参考:大歩危・祖谷温泉郷

仕事情報:起業支援と広域通勤の可能性

三好市の正社員求人を大手の求人情報サイトで検索したところ、440件の求人が見つかりました。また、車で30分程度の通勤圏(25km圏内)まで範囲を広げると、7,096件の求人情報がありました(2024年2月時点)。

※参考:求人情報の一例(三好市のみ)
※参考:求人情報の一例(三好市から25km圏内)

元木さんのお話では、三好市には介護・看護などの医療系や建築系などの求人が多いので、職種を選ばなければ働く場所には困らないとのことでした。

また、四国の真ん中に位置する三好市では、市内に住みながらも愛媛県の四国中央市や香川県の観音寺市まで通勤している人もいるそうなので、車での通勤を視野に入れると、より選択肢は広がります。

ほかにも、三好市では起業に関する支援も行っているので、新天地で新しいことにチャレンジしたい方以下のサイトもチェックしてみてください。

参考:三好市移住ポータルサイト「『何か』ができるマチ、三好」

就職支援:新卒者・移住者向けの補助金制度

三好市には、新卒者と市外からの移住者を対象とした「三好市新卒者等就職促進事業補助金制度」があります。補助内容は以下の通りで、「就職助成金」と「家賃補助」の2種類です。

▼「三好市新卒者等就職促進事業補助金制度」の概要

就職助成金 【金額】
1人あたり20万円
※東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県からのUIJターン就職者の場合は30万円
家賃補助 【金額】
家賃月額の1/2以内(月額上限は15,000円)
※家賃月額共益費、管理費および駐車場代などの諸経費を除く

【期間】
正規雇用で就職を開始した日(※)を含む月から24ヶ月以内
(※)転入日のほうが遅い場合は転入日を開始日とする

「就職助成金」の給付は正規雇用で就職した日から6ヶ月経過後になるので、必要なものの購入費に充てるほか、三好市での新生活を成功させたご褒美に使うのも良いかもしれません。

どちらの制度も移住先での転職を検討している人に嬉しい内容となっていますので、興味のある方は公式サイトで詳細を確認してみてください。

公式:三好市役所(三好市新卒者等就職促進事業補助金制度

住まい情報:賃貸・空き家バンク・市営住宅の選択肢

大手住宅情報サイトで三好市の賃貸物件を検索したところ、35件の物件が見つかりました(2024年2月時点)。
※参考:賃貸物件情報の一例

家賃相場は4.2万円で、ワンルームから4DKまでさまざまな間取りの物件があるため、一人暮らしやファミリー層など、世帯人数に合わせた物件選びができるでしょう。
※参考:賃貸物件の家賃相場

また三好市の古民家で暮らしてみたい方は、空き家バンクの利用がおすすめです。マッチングまで少し時間を要しますが、移住者が気になった物件があれば、所有する大家さんまで三好市の職員さんが接続してくださるとのこと。利用するには事前に利用登録が必要です。

空き家バンクへの登録は2024年2月時点で31件あり、賃貸や販売などさまざま物件が掲載されています。

価格は物件によって異なり、応相談のものも数多く見られるので、気になるものがあれば早めに三好市役所へ連絡し、実際の物件をチェックしてみてください。

三好市の空き家についての詳細は、以下の公式サイトからご確認いただけます。

公式:三好市役所(空き家バンク

三好市役所 地方創生推進課・移住コーディネーターの元木香織さん
元木さん

三好市では市営住宅の入居者を2ヶ月に1回募集しています。申し込み多数の場合は抽選になりますが、条件の合う方はご利用ください。

参考:三好市役所(市営住宅について

空き家活用支援:移住者向け奨励金・改修補助金制度

三好市には、空き家に入居する移住者を対象とした「三好市移住者支援事業補助金制度」があります。「移住奨励金」と「改修補助金」の2種類で、詳細は以下の通りです。

▼「三好市移住者支援事業補助金制度」の概要

移住奨励金 【対象事業】
空き家に移住する奨励金
【金額(1世帯あたり)】
  • 四国内(徳島を除く地域)からの移住:50,000円
  • 東京都・京都府・大阪府・埼玉県・千葉県・神奈川県・愛知県・兵庫県からの移住:30万円
  • (上記以外の)四国外からの移住:10万円
※若年子育て世帯(夫婦のいずれも40歳未満であり、義務教育終了前の子がいる世帯)は、それぞれの金額の2倍を給付
改修補助金 【対象事業】
売買または賃貸借契約を締結した空き家の改修・家財撤去に要する経費を補助
※改修費は20万円以上が対象
【補助金額】
改修・家財撤去に要する経費の3分の2以内(限度額200万円)

上記の通り、中学生までの子どもがいる子育て世帯では、移住奨励金が通常の2倍。また、三好市では都市部からの移住者も優遇しているので、該当地域から移住する場合は、さらに金額がUPします。

改修補助金もあわせると、最大で260万円の補助が受けられるので、「四国地方への移住を検討している」方や「空き家暮らしに興味がある」人は、公式サイトで詳細をチェックしてみてください。

公式:三好市役所(三好市移住者支援事業補助金制度

三好市移住者の声:実際の暮らしぶりと感想

徳島県三好市の移住者の声・イメージ画像

三好市の魅力や暮らしについて紹介しましたが、やはり気になるのは移住者の口コミなのではないでしょうか。ここでは、実際に三好市に移住した方の声を紹介します。

  • 四国のへそにあるまちなので、香川県・愛媛県・高知県にも気軽に遊びに行ける
  • 川の色が綺麗で、山の緑に癒される
  • 自然の美しさを身近で体感できる。なかでも、秋の紅葉は絶景
  • 地元の方が優しく、温かく声を掛けてくれる

「美しい自然」に関する口コミが多く、移住者は四季折々の景色を楽しみながら三好市で暮らしていることが伺えます。

また元木さんのお話では、三好市は市外の人が行き交うまちであることから、地元の方は「移住者に抵抗感がない」とのこと。「すでに出来上がっているコミュニティに入っていくのは抵抗がある」という方でも、移住者に優しい三好市なら、スムーズに新生活をはじめられるのではないでしょうか。

三好市への移住に関するお問い合わせ

徳島県三好市役所の移住担当職員の写真

三好市への移住については、三好市役所までお問い合わせください。

担当課 地方創生推進課
住所 〒778-8501
徳島県三好市池田町シンマチ1500番地2
電話番号 0883-72-7607
E-mail chihousouseisuisin@city.tokushima-miyoshi.lg.jp
対応時間 8:30〜17:15
公式サイト ▼三好市移住ポータルサイト「『何か』ができるマチ、三好」
https://sumujo-miyoshi.jp/
▼三好市役所
https://www.miyoshi.i-tokushima.jp/