福島県三島町への移住のすすめ!豊かな自然と伝統工芸が息づく暮らし

福島県三島町(みしままち)は、会津地方の西部「奥会津」に位置する自然豊かなまちです。山間地ならではの四季折々の趣きを感じられるエリアで、会津桐の生産地として知られています。

また、起業や子育て支援が充実しているのも魅力です。

一方で豪雪地帯のため、移住を検討する中で「雪道の運転に自信がない」「雪かきが大変そう」と、不安を抱えてしまう人もいるかもしれません。

そこで、本記事では三島町の暮らしについて詳しく紹介します。仕事・住居・支援制度のほか、移住者のリアルな声も分かるため、ぜひ移住生活のイメージを掴んでみてください!

案内してくれるのは、三島町キャラクターの「桐子(きりこ)」ちゃんです。

福島県三島町キャラクターの桐子ちゃん

福島県三島町の暮らしの魅力3選:自然・伝統・子育て環境

福島県三島町の暮らしの魅力

三島町を一言で言い表すなら「日本の古き良き文化が凝縮されたまち」

日本ならではの四季を色濃く感じるのはもちろん、古くから桐の植栽が行われていた歴史があり、日本を代表する伝統工芸品の産地として巧みな技術が継承されています。

また、子育て・教育支援にも力を入れていて、子どもたちをのびのびと育てられる環境が整っています。地域のコミュニティも活発で、子どもたちを見守ってくれる地域の人々の温かさを感じる人も少なくないそうです。

そんな三島町の魅力を3選紹介します。

魅力1:四季折々の絶景を楽しめる豊かな自然環境

三島町は四方が山々に囲まれた奥深い地域で、豊かな自然を通して四季の移り変わりを感じられるまちです。

春は「大林ふるさとの山」のカタクリが咲き誇り、夏になると美坂高原で満天の星を楽しめます(※)
※星自体は季節問わず見られますが、冬は美坂高原には行けません

三島町の大林ふるさとの山
▲冬の三島町の様子

秋は三坂山などの山々を赤く染める大パノラマの紅葉、そして冬は銀世界と、日本の四季を堪能できる環境です。

数あるビュースポットの中でも桐子ちゃんのおすすめは、道の駅「尾瀬街道みしま宿」そばにある「第一只見川橋梁ビューポイント」

山々の彩りと只見川が織りなす絶景が見られる景勝地として、国内外から観光客やカメラマンが年中訪れるほど人気だそうです。

福島県三島町の景勝地の只見川第一橋梁ビューポイント
▲三島町随一の景勝地「第一只見川橋梁ビューポイント」

さらに、橋梁を走るローカル鉄道がノスタルジックな雰囲気を演出したり、夏になると川霧によって幻想的な光景が現れたりと、何通りもの景色が楽しめます。

四季折々の自然に囲まれた環境で、都会のせわしさとは無縁の穏やかな生活を過ごしましょう。

魅力2:伝統工芸の技が息づくまち:編み組み細工と会津桐

奥会津編み込み細工を作るようす
▲現代も継承されている「奥会津編み組み細工」の手仕事

三島町は古くよりものづくりが盛んなまちです。国内産の桐の中でも最高ランクに値する「会津桐」の名産地として知られ、「桐の里」とも呼ばれています。

国の伝統的工芸品に指定されている「奥会津編み組み細工」は、積雪期の手仕事としての歴史があり、その技を現代まで継承してきました。このようなものづくりの文化が残っているため、他県からものづくりが好きな方が集まります。

奥会津編み込み細工製品のバッグ
▲職人の技術が光る「奥会津編み組み細工」のバッグや小物入れ

奥会津編み込み細工のストラップ
▲体験で作ることができる山ブドウのストラップ

三島町に暮らしながら、山村地域の暮らし(農作業や、郷土食、伝統行事など)と編み組み細工をはじめとするものづくりを1年かけて学べる生活工芸アカデミー制度があります。

ものづくりをしながら自活できる素養の一端を身に付けられる内容となっており、生活工芸や伝統文化の継承、地域の活性化などに興味のある方にはおすすめです。

また、ものづくりの拠点となる生活工芸館では、本格的な木工用機材を使用したり、木工指導員に教えてもらいながら本格的な家具を作ることも可能です。

地元産の木材も手に入りやすく、ものづくりに興味のある方には絶好の環境が整っています。

>>生活工芸館|アカデミー生募集

魅力3:自然を活かした子育てと充実の支援制度

星が輝く福島県三島町にある美坂高原
▲星空が美しい「美坂高原」。家族で野外活動ができる

三島町の遊び場は、ずばり大自然!

大型レジャー施設や公園はないですが、自然の中でみずからアクティビティを創作することが遊びになります。心置きなく昆虫採集や川遊びなどの自然体験ができるのは、自然豊かな地方ならではの醍醐味ですよね。

なかでも、子どもたちの遊び場としてぴったりなのが「美坂高原」です。

多目的に使える芝生広場では、ボール遊びやターザンロープなどが楽しめます。そして夜は、光害の影響が少ないため、美しい星空が楽しめます(※)
※冬期は積雪のため、入れません

また、近隣町村にスキー場があり、幼い頃からスキーに親しめる環境があります。

教育・子育て支援が豊富な点も魅力のひとつ。結婚・出産祝い金給付や、共働き世帯に嬉しい「放課後学童クラブ」などのサポート体制が整っています。

支援制度の一例は「暮らしに関する情報」で紹介します。

三島町での生活:仕事・住まい・教育情報

福島県三島町のまちの風景
▲生活の中に自然が溶け込む三島町の風景

三島町の公式サイトを参考に暮らしに関する情報をまとめました。仕事・住まい・教育についても詳しく解説します。

▼三島町の概要

気候 1月:平均気温-1.0℃
8月:平均気温23.6℃
※参考:気象庁ホームページ
人口 人口:1,412人
世帯:693世帯
(2023年2月1日時点)
医療機関 1か所(福島県立宮下病院)
学校 保育所1、小学校1、中学校1
遊び 【自然】
美坂高原、志津倉山、滝谷風穴、大林ふるさとの山(カタクリ・オオヤマザクラ)

【観光】
第一只見川橋梁ビューポイント、霧幻峡の渡し、みやしたアーチ三橋(兄)弟、宮下温泉、早戸温泉

【その他】
屋号看板の街並み、西隆寺
体験施設 三島町生活工芸館
イベント 1月:三島のサイノカミ(国の重要無形民俗文化財)
2月:雪と火のまつり
3月:雛流し(県の重要無形民俗文化財)
6月:ふるさと会津工人まつり
食べ物 三島産会津地鶏、そば、山菜
伝統工芸品 編み組み細工、桐製品
近隣市町村 大沼郡金山町、昭和村、河沼郡柳津町
交通 【鉄道】
・中心となる駅:会津宮下駅
・JR只見線:会津桧原駅、会津西方駅、会津宮下駅、早戸駅

【バス】
・会津バス「只見川線」
・三島町営バス
・デマンドバス

【道路】
・国道252号、400号
・福島県道32号柳津昭和線、福島県道59号会津若松三島線
アクセス 【車】
〇宮城方面から
仙台宮城IC~会津坂下ICを経由して約3時間
〇東京方面から
浦和IC~会津坂下ICを経由して約4時間
〇新潟方面から
新潟中央IC~会津坂下ICを経由して約2時間

【電車(只見線)】
〇宮城方面から
東北新幹線、磐越西線を経由して約5時間
〇東京方面から
東北新幹線、磐越西線を経由して約5時間
〇新潟方面から
信越本線~只見線を経由して6時間

町内の買い物場所は商店のみです。ただし、車で約10分の柳津町へ行くとスーパー、車で約20分の会津坂下町へ行くと大型商業施設があり、不便を感じません。

なお、冬はほとんどの家庭で、頻繁に外出しなくてもいいように食料品や生活用品をまとめ買いします。ファッションやインテリア用品など遠方へ行かなければ購入できない買い物は、ECサイトで購入しているようです。

仕事:近隣エリアでの就職と起業支援制度の活用法

「三島町×正社員」の求人は、ハローワークで10件・大手求人サイトで約40件見つかりました。
※縁結び大学調べ(※2023年2月現在)
求人情報の一例

検索範囲を町から10km圏内に広げると約111件の求人があるので、近隣地域を含めて探すのがベターです。
求人情報の一例

ただ、雪国での運転に自信がない場合は、運転に慣れるまで町内で職を探した方が無難でしょう。起業に興味がある方は、起業支援を活用して挑戦してみるのもひとつの手です。

▼移住者向け就業支援制度

就職祝金 新卒者・Uターン者の就職時に5万円を支給。
・町内に住所がある40歳未満が対象。1人1回のみ
起業支援補助 起業に関する対象経費の2/3以内を補助
・上限100万円

>>三島町の支援・補助制度

他には、東京圏の移住者を対象にした事業支援制度「みしま移住支援金給付事業補助金」があります。

みしま移住支援金給付事業補助金 みしま移住支援金給付事業補助金 東京圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)からの移住者で、支給要件を満たした場合に交付。
・交付金:世帯100万円、単身60万円
・18歳未満の世帯員がいる場合、18歳未満の世帯員に30万円を加算する。

>>みしま移住支援金給付事業補助金交付要綱

住まい:戸建て中心の物件と移住者向け住宅支援制度

大手住宅情報サイトで三島町の賃貸物件を検索すると、約15件の空室が確認できました

賃貸 約5件
一戸建て(売買) 約10件

※縁結び大学調べ(2023年2月現在)

賃貸物件の一例

アパート・マンションがないため、賃貸物件は町営住宅または戸建てになります。町営住宅は戸数が多いものの、2023年2月現在は空きがない状態です。移住を決めたら早めに問い合わせましょう。

>>町営住宅

購入を検討するなら、空き家バンクもチェックしましょう。掲載中のほとんどの物件は築年数が古く、DIYや改修が必要です

面積の広い物件が多く、家財が残っているため処分する費用と手間がかかりますが、改修補助制度が用意されています。さらに、県の補助とも併用可能なので、改修費用を抑えられるでしょう

>>空き家バンク

以下に、住宅助成制度と移住支援制度を紹介します。

▼住宅助成制度

空き家改修費補助 対象となる修復経費の2/3以内を補助
・町外から住民票の異動を伴う移住者:上限100万円
・地域活動促進:上限100万円
空き家解体費補助 対象となる解体経費の2/3以内を補助
・上限75万円
持家改修費補助 対象となる改修費の2/3以内を補助
・上限100万円
持家新築補助 ・町内の事業所を利用する場合:上限150万円
・町外の事業所を利用する場合:上限100万円

1月~2月は一晩で1m積雪する豪雪地帯なので、雪国ならではの視点で家を探さなければいけません。

住まいを探す際にチェックするべきポイントは下記の2つです。

  • 屋根に落雪防止の雪止めがついているか(ついている場合は、雪下ろしが必要になる)
  • 除雪した雪を寄せるスペースはあるか

また道路には消雪パイプがあり、除雪車も通っているため運転には困りません。ただし、スタッドレスタイヤの装着だけは忘れずに行なってください。そして、運転が不安な方は4WDを選ぶとより安全です。

教育環境:地域ぐるみの子育てと充実した支援制度

三島町は人口が少ない分地域の絆が深く、周囲の方々が子どもたちを見守ってくれる温かなまちです。移住者にとってはとても心強いでしょう。

そして、教育・子育てに関する支援制度も充実しています。

▼子育て支援制度の一例

結婚祝金 10万円支給
出産祝金 新生児1人につき30万円のお祝金を支給
子育てサークル
(ワンダークラブ)
保育所入所前の子どもと保護者が遊べる交流の場。保健師による相談会も実施
乳幼児訪問児童・健診 保健師による子育て指導や健診、個別相談を実施
産後ケア事業 助産師より母乳ケアや育児に関する相談指導、産後の母体のケアなどを受けられる
紙おむつ支給事業 1歳未満の乳児がいる家庭に紙おむつを支給
・1カ月あたり3,000円限度
※所要額の1割を負担
ベビーシート貸出 1歳未満の子どもがいる家庭にベビーシートを無料で貸出
保育料無料 0歳6カ月~就学前の子どもが対象
ゆめぽけっと事業 放課後児童対策として、共働きなどで放課後一人になる児童が過ごせる環境を提供。(18:00まで利用可)
学力向上サポートティーチャーの設置 経験豊富なOBによる授業サポート
修学旅行費の補助 中学校を対象に1人あたり60,000円を控除した金額を補助
学校給食費無料 小・中学校対象

>>子育て・教育

三島町移住者の声:自然の魅力と地域の温かさを実感

福島県三島町へ移住した方の体験談

ここでは、三島町へ移住した方のリアルな声を5つ紹介します。

  • 四季折々の美しい風景に魅せられ、50代で三島町への移住を決意。趣味の写真撮影で会津を訪れる中で、只見川の川霧に感動しました。窓を開けると外には緑と菜の花畑が広がり、桐の花も見える美しい環境です。
  • 全国規模の移住相談会に参加した際に、奥会津の担当者と話して「ここにしよう!」と決めました。移住したばかりの私に、地域の方々が暮らし方を教えてくれたり、野菜をくれたりと、とても親切にしてくれたのを覚えています。優しい方ばかりでとても感謝しています。
  • 三島町は面積が小さくて人口も少ないですが、地区ごとに特徴があり人との距離感もちょうどよく居心地がいいです。そして、四季折々の美しさを存分に味わえるのが魅力です。日本で最も美しいまちだと実感しています。
  • 仕事で度々三島町に足を運ぶ中で、温泉と山に囲まれたまちの魅力に惹かれていきました。季節がはっきりしていて日常的に見る景色がきれいなため、他の場所に自然を見に行く必要がありません。アウトドアの趣味も増えて毎日が充実しています。
  • 薪割りやスキー、登山などの自然のアクティビティを日常で楽しめるのは、子どもたちにとって大きな経験。都会ではできない教育ができると感じています。

四季折々の美しさと、地元住民の優しさに感動して移住を決意したという声が大多数です。他には、「温泉が近くにあるのが嬉しい」「水や空気がおいしい」のように、自然の恵みを直に感じたという感想もありました。

移住体験ツアーで四季の暮らしを体感

福島県三島町の移住体験ツアー
▲移住体験ツアーでは町内散策もできます

三島町への移住に向けた準備として、移住体験ツアーへの参加がおすすめです。

「三島移住体験ツアー」は三島町の生活を体験できる2泊3日のツアーで、春夏秋冬の年4回開催しています。ものづくり体験・空き家見学ができる充実したプログラムで、地元の方や移住者の話を聞く機会まで設けられていますよ。

>>三島町移住体験ツアー

福島県三島町の移住体験ツアーで編み込み細工を楽しむ参加者
▲移住体験ツアーで編み組み細工体験を楽しむ参加者

三島町への移住を検討している場合は、冬の参加がおすすめです。移住前に雪国の冬を体験できる貴重な機会はそうありません。リアルな生活を知り、自身の理想と合うかどうか確かめてみてください。

また、地域の方から暮らしのコツを教えてもらうと移住後の後悔・失敗を避けられます。気になる点は積極的に聞いてみましょう。

三島町移住の相談窓口:お問い合わせ先と対応時間

三島町の移住に興味がある方は、下記にお問い合わせください。

担当課 地域政策課
住所 〒969-7511
福島県大沼郡三島町大字宮下字宮下350
電話番号 0241-48-5533(地域政策課)
対応時間 9:00~17:00
※土・日曜、祝日、年末年始除く
公式サイト https://www.town.mishima.fukushima.jp/site/ijyu/