【南伊豆町移住ガイド】絶景と温泉に囲まれた暮らしの魅力
今回の記事では、地方への移住を考えている人に向けて、静岡県賀茂郡南伊豆町の魅力や生活情報について紹介します。
南伊豆町は伊豆半島の最南端部にあって、自然、絶景、温泉、海の幸が堪能できるエリアです。暖かい気候にで、のんびりとした暮らしができるのが最大の魅力です。
東京からは車で約3時間半でアクセスできる南伊豆町では、二拠点生活の人も多いそうです。平日は自然に親しみ週末に都心へ帰る方、週末だけ南伊豆で過ごすという選択をされる方も!
短期間の移住体験もできるので、段階を踏んで定住の準備を進める方法もありそうです。今回は、そんな南伊豆町での暮らしに役立つ情報を、担当の方からのお話をもとにお伝えしていきます。
南伊豆町で暮らす魅力:3つの特徴
南伊豆町の魅力は、なんといっても海に囲まれ、大自然を身近に感じて過ごす日常そのものといえます。南伊豆町は何もない、不便という印象が強いようですが、先輩移住者の方々は、そのありのままの自然を楽しむ暮らしを満喫しているようです。
ここでは、伊豆半島の最南端ならではの絶景や、移住を後押しするような魅力的なポイントについて、みていきましょう。
特徴1:圧倒的な自然景観と身近に感じる自然の営み
南伊豆の魅力といえば、美しい海岸線の風景です。人気の高い4つのスポットをご紹介します。
まず、町の中心部から車で10分ほど行くと、日本の渚100選にも選ばれている「弓ヶ浜海岸」があります。
▲弓ヶ浜の美しい海岸風景。
弓ヶ浜は弓なりの美しい海岸線が特徴です。白浜が1.2kmに渡って続く海は、遠浅で波も穏やか!地元民にも人気の高い海水浴場で、シーカヤックやSUPなどのアクティビティも存分に楽しめます。
また、6月頃にはアカウミガメが産卵に訪れる美しい浜です。ふ化したカメを地元の子どもと一緒に海に放流する様子も見られ、自然の営みを間近に感じることができるでしょう。
公式:南伊豆弓ヶ浜
次に、弓ヶ浜から車で15分ほど南に向かったところには、伊豆の最南端にある石廊崎(いろうざき)があります。
▲石廊崎先端にある熊野神社へと続く坂道からの絶景。
石廊崎は、古くから気象観測の要所としての役割を担ってきました。石廊埼灯台や崖のくぼみにはめ込まれたような石室神社(いろうじんじゃ)は、観光スポットとしても有名です。
岬の先端には雄大な太平洋が広がり、しばし感動するひと時を味わえます。
公式:石廊崎オーシャンパーク
石廊崎から少し西に向かうと、抜群の透明度を誇るヒリゾ浜があります。
▲美しい色に輝くヒリゾの海。5m底の小石までクッキリ見える抜群の透明度!
ヒリゾ浜は、その独特の地理的環境から、船でしかアクセスできません。伊豆半島ジオパークとしても登録されている人気のスポットです。
豊かな黒潮により水が美しく、南国特有の回遊魚の姿も見られます。シュノーケリングには絶好のポイントで、貴重なエダサンゴの美しい群生も魅力の一つです。
公式:ヒリゾ浜渡し(南伊豆町観光協会)
さらに、南伊豆町の西部に位置する波勝崎(はがちざき)は、東日本最大とも言われる野猿の生息地として知られています。
▲波勝崎は野猿の楽園としても知られるスポット。
「モンキーベイ」では、300匹以上の猿が生活している様子を間近に見ることで、南伊豆町の地形の魅力をより感じられることでしょう。
公式:波勝崎モンキーベイ
このようにさまざまな表情を持つ南伊豆の海岸線は、訪れる人を飽きさせません。遊歩道も整備されているので、見たことのない景観をじっくり楽しめます。
特徴2:出産祝い金や交通費の支給など子育て世帯への手厚い支援制度
▲南伊豆認定こども園。定員225名。
南伊豆町では、子育て世帯を支援する制度も整っています。
出産祝金支給 | ・第1子:15万円 ・第2子:20万円 ・第3子以降:25万円 |
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こども医療費助成 | 18歳以下の医療費を全額助成(入院・通院) |
教育資金利子補給 | 就学のための教育資金を借り入れた利子分を補給 |
認定こども園 | 保育園と幼稚園の機能をあわせた認定保育園 ・南伊豆認定こども園(定員225名) |
子育て支援センター | 未就学児と保護者を対象とした交流の場 |
バス料金助成 | ・小中学校バス通学全額補助制度:遠方から通学する児童、生徒のバス代を全額負担 ・高校生バス通学費補助制度:バス・電車を利用して通学する生徒の保護者へ定期券の購入費用を補助 |
南伊豆認定こども園は、静岡県産木材を100パーセント使用した園舎など、木の温もりが心地よく広々とした環境が特徴です。
またバス通学する小中学生や高校生の交通費の補助は、子育て世帯にとっては大きな利点と言えます。
特徴3:伊豆半島最南端の温泉で日々の癒やし
南伊豆町には魅力的な自然景観に加え、湯量豊富な「下賀茂温泉(しもかもおんせん)」があります。町内には公営の日帰り温泉施設が2カ所あり、町民は特別料金にて利用が可能です。
町営温泉「銀の湯会館」では、大浴場のほか露天寝湯やサウナ、健康遊歩道、休憩室や食事処も完備されています。移住者のなかには日常的に温泉を楽しんでいる方もいるようです。
参考:町営温泉「銀の湯会館」
南伊豆町の生活基盤情報:仕事・住まい・教育
ここからは、南伊豆町の具体的な暮らしについての情報をご紹介していきます。
気候 | 8月の平均気温:26.2℃ 1月の平均気温:8.2℃ ※気象庁ホームページ |
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人口 | 約7,600人、約3,800世帯(※2023年6月現在) |
病院 | ・病院・診療所6件(内科・外科・小児科) ・歯科:1件 ※下田市の下田メディカルセンター(総合病院)まで役場から車で20分 ※下田メディカルセンターまでの高齢者の通院交通費の一部助成制度あり |
学校 | ・認定こども園1園 ・町立小学校3校 ・町立中学校2校 ・高校1校(県立下田高校南伊豆分校(園芸科)) ※下田市、松崎町の県立高校に通う生徒も多い |
文化・芸術 | 石室神社、熊野神社、南伊豆太鼓祭り、妻良の盆踊り、小稲の虎舞など |
買い物 | ・スーパー1店舗 ・コンビニ2店舗 ・ホームセンター1店舗 ・ドラッグストア1店舗 ・日用雑貨1店舗 |
食べ物 | 伊勢海老、アロエ製品、温泉メロンなどが特産 |
交通 | ・最寄り駅:伊豆急下田駅(役場から車で20分、町内までの乗り入れはなし) ・路線バス:東海バス ・一部地区で町営コミュニティバス運行 |
娯楽 | 海水浴場、青野川ふるさと公園、温泉施設、熱帯植物園、南伊豆アロエセンター |
近隣都市 | 下田市、松崎町 |
※数字は2023年6月現在のものです。
町民の憩いの場となるのが「青野川ふるさと公園」で、町の中心部を流れる青野川一帯が整備された公です。
子どもの遊具も充実しています。グラウンドゴルフができる芝生エリアは、土日に無料開放されています。1周3キロのウォーキングコースもあり、南伊豆町ののどかな景色を堪能できる癒やしのスポットです。
日常の買い物は、下賀茂商店街を利用される方が多く、まとまった買い物や資材などは近隣市町に出向いていくことが多いそうです。物価は都市部よりもやや高めの傾向にあります。
町の中心部から車で20分ほどの下田市までは生活圏内と考えられますが、それには自家用車を持つことが不可欠です。
自治会へ参加することで、地域になじむきっかけができ、町での暮らしのさまざまな可能性が広がっていきますよ。
仕事情報:「まちの人事部」で地域密着の求人を紹介
南伊豆町は宿泊業が多く、年間を通じて正社員雇用は少ない傾向にあります。バイト感覚で農業・漁業など、季節に応じて副業もみられるそうです。町民の多くは下田市や近隣市町に通勤しているケースが多いとのこと。
南伊豆町では2022年度に「まちの人事部」を立ち上げました。地域に密着した仕事を紹介する仕組みで、仕事探しと人探しを結び付けるサービスです。短期・長期のアルバイトや正社員の求人情報があり、公式サイト上で気軽に問い合わせることができます。
公式:南伊豆町まちの人事部
また、農業を希望される方もいますが、実際には生活の基盤としての就農は難しい地域です。移住者は、半農半X(※1)生活で地元産直所に農作物を出荷している、などのケースが多いそうです。
(※1)半農半Xとは、半自給的な農をしながら、残りの時間は好きな事に費やすライフスタイルのこと。
一方、林業に就業する方は一定数いらっしゃいます。体験就業もできますので、林業希望の方は、公式サイトで情報を集めてみてください。
ちなみに大手求人情報サイトで調べると、南伊豆町の正社員の求人募集は、車で30分圏内で約1,300件という結果が出ています。少し範囲を広げると、希望する職種が見つかる可能性も広がりそうです。(2023年6月現在)
※参考:南伊豆町の求人情報の一例
移住者向け就業支援金と起業支援制度
就労支援としては、東京23区等から南伊豆町に移住し、しずおか就職netに「移住・就業支援金対象法人」として登録されている企業に就職した方に対し、最大100万円の移住・就業支援金を交付しています。起業する方にも支援金制度があるので、チェックしてみてください。
公式:移住・就業支援金について
また、起業を考えている方にはお試し店舗制度があり、利用者も多いです。お試し店舗の出店から実店舗経営、定住につながった方もいるので、起業予定の方は問い合わせてみるとよいでしょう。
・空き店舗対策補助金(商工観光課:0558-62-6300)
・お試し店舗(南伊豆商工会:0558-62-0675)
住まい情報:空き家バンクの活用と補助金制度
南伊豆町の賃貸物件は非常に少ないため、移住を考える人は、まずお試し移住制度利用する人が多いそうです。
一方で、家を購入したい方は、空き家バンクの利用がおすすめです。年に20件ほどの登録があります。
公式:空き家バンク物件情報
空き家バンクのリフォームには補助金が出ます。リフォーム工事に関しては、工事の1/2に相当する額又は50万円のうちいずれか少ない額、家財処分に関しては費用の1/2に相当する額又は20万円のうち少ない額の補助金が出ます。
また、南伊豆町に1年以上住所がある方については、住宅リフォーム補助金もあるので、移住後の参考にしてみてください。
公式:南伊豆町空き家バンクリフォーム補助金
公式:住宅リフォームに対する補助制度について
地元の人と顔なじみになると、地域の方から物件を紹介してもらって購入するというパターンもあるようです。地域で信頼関係ができてくると、近所の畑などを借りたりするケースにつながることもあります。地元に溶け込むことでいろいろな可能性が広がると言えるでしょう。
教育情報:充実したふるさと学級と英語教育
南伊豆町の子どもたちは、自然のなかで遊ぶ姿が多くみられますが、体育館などの施設を利用して、地域の方が運営するスポーツを中心としたクラブ活動などもあります。小学生対象の「ふるさと学級」では、サマーキャンプ、町内の自然を活かした体験など、学校外での学びの場も提供しています。
また、学校では英語教育に力を入れています。各学校に1名ずつALTをおいた英語学習、外国交流の推進は、都心部と同様の取り組みです。
中学校では地域の産業を学ぶ職場体験活動や、地域の魅力を高める地域貢献活動があり、下田高校南伊豆分校では、地元の事業者を招いた職についてのワークショップも取り入れています。
南伊豆町移住者の声:体験談と暮らしの実態
このあとは、南伊豆町に移住してきた先輩方の声をご紹介します。長年の夢を叶えた方や、のんびりとしたセカンドライフを満喫する方、新しい分野の仕事に挑戦している方など、年代も背景もさまざまな方が移住生活を送っているのがわかります。
いずれも自然のなかでの暮らしを幸せに感じている方が多い印象です。年代問わず、地域の風土に溶け込める方が移住に適していると言えそうです。
移住を決意したきっかけ
移住しようと思った理由については次のような声があがっています。
- サーフィンで通っていたのでいつか住みたかった
- 海の近くで趣味と実益を兼ねた店舗を開業したかった
- シーカヤックがしたい、独立して事業を始めたかった
- 自然のなかで子育てしたかった
- リタイヤしたら、ゆっくり釣りや畑仕事を楽しみたかった
移住後の感想:良かった点と課題
移住してみて良かったこと、困ったことは、次のような点があげられています。
良かった点
- 人との距離が近く、挨拶、声掛けしてくれる
- 静かでゆったり過ごせる、ストレスがない
- 最初は不安もあったけれど、地域貢献を始めたら生活のはりになった
- 土地の個性を楽しむ毎日で、子育てには申し分ない環境
- 周りの人が子どもを大切にしてくれる
- 子どもが少ないので、公園が貸し切りになることもある
意外だったこと、困った点
- 暖かくて過ごしやすいが、意外と寒い時期もある
- 車は必需品、ペーパードライバーで運転に慣れるのが大変だった
- 子どもにとっては歩いていけるところが限られる
- 医療面の心配はある、けがはしないように気を付けている
- 夜、飲みに行けるところが少ない
移住者の仕事と日常生活
移住後の仕事についても気になると思いますが、さまざまな職種の方がいるようです。
- やりたいことをとことんやろうと思い、自然相手の仕事についた(ネイチャーガイド)
- 縁のなかった林業に挑戦、全国各地から若手の移住者も増えた(林業)
- 新農業人支援事業に参加して農家を始めた(イチゴ農家)
- 定住セミナーに参加、空き家バンクを回る企画で出会った家に住んでいる(クラフト作家)
- カフェがやりたかった、何でもない毎日が幸せだと思える(カフェ経営)
- 地域の人に助けられ子育てができた(鍼灸)
- リタイヤして釣りや畑仕事、温泉を楽しんでいる
先輩移住者からのアドバイス
移住者した方からのコメントとしては、次のような声が印象的でした。
- 移住先の選択の一つとして、まず現地に来てみるといい
- 思ったより心配しなくても大丈夫なことが多かった
- 海がきれいで、移住先としては本当に魅力的
- 多少体力は必要かも
- 不便さをどのくらい楽しめるかが充実した暮らしにつながる
南伊豆町への移住準備:体験プログラムとお試し移住
南伊豆では、移住を考えている方がじっくり検討できる制度が充実しています。南伊豆町での暮らしに魅力を感じている方は、ぜひ活用されてみてください。
現地案内人制度:地元住民と1対1の暮らし体験
「現地案内人制度」は、地元住民が町を案内して魅力を伝えたり、暮らし体験をサポートする制度です。NPO法人伊豆未来塾では、移住検討者に向けてオーダーメードツアーを行っています。
空き家見学、農業体験、地元との交流会など、いろいろな企画もあるので、是非チェックしてみてください。
公式SNS:MINAMIIZU案内人
また、住民の方と1対1で暮らしを体験できるプロジェクト「南伊豆くらし図鑑」という取り組みも行っています。釣った魚で料理したり、家庭菜園からジャムを作ったり、薪割りをして森で過ごすなど、さまざまなプログラムへの参加が可能です。
半日の工程で気軽に参加できるので、地元の人とつながるきっかけにもなります。
3段階のお試し移住制度を活用しよう
町の様子がわかってきたら、移住後の暮らしがよりイメージできる、お試し移住制度がおすすめです。利用期間は3段階あるので、まずは短期間のお試しで、南伊豆での暮らしを楽しむことから始めてみてはいかがでしょうか。
短期 | 中期 | 長期 | |
---|---|---|---|
期間 | 1泊~30泊 | 1カ月~1年 | 1年~5年 |
利用施設 | 民宿・ゲストハウス・体験住宅など | 町が管理する物件 | 民間賃貸物件 |
価格帯 | 2,500円~13,000円程度/日(素泊まり) | 40,000円~50,000円/月 | 40,000円~60,000円/月 |
補助など | 長期滞在割引あり | ・物件の敷金礼金不要 ・自治会加入(区費等負担) ・生活用品貸与 |
・家賃の一部補助 ・自治会加入(区費等負担) |
長期滞在割引や家賃の補助などもあります。中期・長期は治自会加入などの条件はありますが、地域の方と交流をすることで、移住後の生活がより実感できることでしょう。
先輩移住者の中には、中期のお試し移住から始めて長期移住に延長して、暮らしを満喫している方もいるようです。お試し移住を経験しながら、最終的に定住するかどうかをゆっくりと考えていくのもいいですね。
▲築100年の古民家を利用した移住体験住宅。滞在しながら物件や移住後の職探しにも使える施設。
公式:「お試し移住」ご案内
まずは現地に来てください!お試し移住制度が充実しているので、ぜひ中長期で住んで地域の方と交流していただきたいです。さくらの時期が特におすすめですよ。地域に新しい風を入れていただける方も歓迎します。
南伊豆町の魅力を体感!おすすめイベント情報
まずは、南伊豆町を訪れてみるのが一番です。下見におすすめの町のイベントがありますので、参考にしてみてください。
2月開催:「みなみの桜と菜の花まつり」で春の風景を堪能
2月になると、青野川ふるさと公園では毎年恒例の「みなみの桜と菜の花まつり」が行われます。
▲青野川ふるさと公園の2月。一帯がピンクと黄色に染まる春の風景。
青野川沿いに咲き始める800本の河津桜のピンクと、菜の花の黄色で彩られる景色は圧巻です。夜桜のライトアップも風情たっぷりです。
公式:みなみの桜と菜の花まつり(南伊豆町観光協会)
秋の味覚:「伊勢海老まつり」で海の幸を満喫
また南伊豆町は、イセエビの漁獲量が県内トップクラスを誇る町です。毎年秋には、自慢のイセエビが存分に楽しめる「伊勢海老まつり」が開催されています。
大規模な観光キャンペーンとして、宿泊施設でのイセエビ料理の特典や、石廊崎オーシャンパークのイセエビ早むき大食い大会の開催など、南伊豆ならではの魅力が堪能できます。
参考:伊勢海老まつり(南伊豆観光協会)※2022年情報
南伊豆町への移住に関するお問い合わせ
南伊豆町への移住を検討している方は、下記から問い合わせができます。移住ポータルサイトでは、移住に関する情報や移住者のインタビュー、町の紹介動画もあるので、ぜひチェックしてみてください。
担当課 | 南伊豆町役場 企画課地方創生室 |
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住所 | 〒415-0392 静岡県賀茂郡南伊豆町下賀茂315-1 |
電話番号 | 0558-62-1121 |
対応時間 | 平日9:00~16:00 |
公式サイト | 静岡県南伊豆町・移住ポータルサイト |