【三木市への移住】住み心地はどう?暮らしの特徴・仕事・支援情報|兵庫県

この記事では、地方移住を検討している方に向けて「兵庫県三木市」での暮らしについてご紹介します。

三木市は、兵庫県の南部、東播磨地方に位置する人口約75,000人のまちです。大自然を満喫できる公園やリゾート施設、ゴルフ場などが点在する自然豊かなエリアである一方で、神戸や三宮、大阪といった都市部にアクセスしやすい利便性も兼ね備えており、まさに「田舎と都会のいいとこどり生活」がかなう場所です。

また、結婚新生活支援や子育て支援といった各種支援制度が充実しており、さまざまなサポートを受けながら暮らせることもおすすめポイントです。

今回は三木市役所縁結び課にお勤めの肥田木さんにお話を伺いながら、三木市での暮らしや移住に関するお役立ち情報をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

三木市役所縁結び課にお勤めの肥田木さん

三木市での暮らしとは?主な3つの魅力をチェック

三木市の暮らしの特徴

三方を標高200mほどの山々に囲まれ、美嚢川(みのうがわ)の清流にも恵まれた、水と緑あふれる三木市。丘陵地が広がる地形を活かしてゴルフ場が多く設けられており、全国トップクラスの数を誇ることから「ゴルフのまち」として有名です。

また、国内外のプロから愛される「三木金物」の伝統技術が深く根付いているほか、酒米の最高峰と称される「山田錦」やブドウの生産が盛んに行われているなど、産業面における特色も豊富にあります。

さらに周辺都市へのアクセスの良さも魅力のひとつで、「神戸市のベッドタウン」として若者・子育てファミリー世帯を中心に人気を集めているまちです。

そんな三木市での暮らしは、以下のような方におすすめです。

  • アウトドアレジャーが好きな方
  • 田舎すぎず、都会も手軽に楽しめる場所に移住したい方
  • 支援制度が充実しており、住み心地の良いエリアを探している方

なぜ上記のような方に向いているのか、ここからは三木市での暮らしにおける主な魅力について詳しく解説します。

魅力1:アウトドアレジャーを満喫できるスポットが多い

三木市の公園の風景

豊かな自然に恵まれた三木市には、アウトドアレジャーを満喫できる場所がたくさんあります。

まず注目したいのが、公園が充実していること。たとえば馬と触れ合える「三木ホースランドパーク」や、各種スポーツが楽しめる「三木総合防災公園」、スライダーや大型複合遊具を完備した「みきっこランド」のある「三木山総合公園」など、入場料・駐車料金無料で気軽に訪れられるスポットが豊富です。

みきっこランドの大型遊具
▲「みきっこランド」には童話ピノキオをモチーフにした大型遊具があり、小さなお子さまに大人気です

自然に触れられるテーマパークとしては、約230万平方メートルの広大な敷地を誇る「ネスタリゾート神戸」が大人気。

丘からボールに乗って転がり落ちる「キャニオン・ドロップ」や4輪駆動バギーに乗って大自然のなかを探検できる「ワイルド・バギー」、新鮮野菜や魚を自ら収穫できる「ワイルド・ハーベスト」など、40以上の多彩なアクティビティを楽しめます。

ネスタリゾート神戸のアクティビティ
▲うつ伏せ体勢の新感覚ジップライン「スカイイーグル」では、まるで鷹になったような気分で空中散歩を楽しめます

三木市の吹き出しアイコン
肥田木さん

「ネスタリゾート神戸」にはキャンプ場やプール、温泉、レストラン施設もあり、何度訪れても飽きないおすすめのスポットです。

さらに、三木市にはゴルフ場やキャンプ場のほか、イチゴ狩り・ブドウ狩りなどを楽しめる観光農園も数多くあります。自然のなかでゆったりと癒されたり、アクティブに身体を動かしたりと、多彩なスタイルで休日を満喫できるでしょう。

三木市の農園でのイチゴ狩りの様子
▲市内では主に紅ほっぺや章姫(あきひめ)といった品種が栽培されており、1月初旬頃から市内の農園でイチゴ狩りを楽しめます

魅力2:神戸や大阪といった都市部へアクセスしやすい

三木市内には神戸電鉄粟生線が走っており、神戸や三宮、大阪といった都市部にアクセスしやすいことも魅力のひとつです。また、山陽自動車道に2ヶ所、中国自動車道に1ヶ所インターチェンジがあるため、車で市外に出向く際にも不便を感じることはありません。

なお、神戸・三宮・大阪から三木市への所要時間については以下をご確認ください。

神戸・三宮から 車で約40分
神戸電鉄で約60分
大阪から 車で約90分
神戸電鉄で約90分

※縁結び大学独自調べ(2023年1月)

魅力3:各種支援制度が充実している

三木市では、結婚や出産、子育てといった幅広いステージをサポートする取り組みを行っています。切れ目のない支援を受けられるため、若者・子育て世帯から「暮らしやすい!」と評判です。

各種支援制度の具体的な内容については、以下をご確認ください。

  • 結婚新生活支援制度:新婚世帯の住居費や引越費用の一部を支援(基本補助:上限30万円、最大上限100万円)※この支援制度を利用する場合、フラット35の金利が安くなる特典あり
  • 一般不妊治療費助成:タイミング法や排卵誘発法、人工授精、その他薬物療法等の一般不妊治療を受けられた方を対象に、自己負担額の2分の1(年間の上限5万円)を助成
  • 不育症治療費の助成:不育症の検査・治療を受けられたご夫婦に年間15万円を上限に助成
  • みっきぃ出産・子育て応援給付金:妊娠をされた三木市在住の方に5万円の出産応援給付金、出産後は子ども1人につき5万円の子育て応援給付金を給付
  • 産後ケア費助成事業:出産後1年未満で産後ケアを必要とする方を対象に、産後ケアにかかる費用の一部を助成
  • 子ども医療費助成事業:0歳児から中学3年生までの方が、医療機関・薬局等を受診した際にかかる医療費(保険診療)の全額を助成、高校3年生までの入院費(保険診療)の全額を助成
  • 給食費補助:3~5歳児の副食費(おかず代)を助成(1人あたり最大で年額54,000円を補助)
  • 保育料軽減:1人目から半額!(最大で年額36万円が減額)第1子が小学校就学前であれば、2人目はさらに半額!3人目以降は無償!

ワンストップ対応で保活をサポートしており、施設申込においてどの認定区分での申込をしても市で一括して受け付けています。

>>三木市の結婚新生活支援について詳しくはこちら

>>三木市の子育て支援について詳しくはこちら

三木市の吹き出しアイコン
肥田木さん

三木市が目指しているのは、『子どもたちを市全体で育て、子どもたちの笑顔が絶えないまち』です。助産師などに妊娠・出産・子育ての不安や悩みを相談できる「みっきぃたまぴよサロン」があるほか、保健師や助産師が赤ちゃんのいるご家庭を訪問する「こんにちは赤ちゃん訪問」といった事業も実施しており、市全体で子育てをサポートしております。

三木市の暮らしに関する情報

続いては、気候や病院、学校、交通など、三木市での暮らしに関連する情報をまとめました。

気候 1月:平均気温3.8°C
8月:平均気温27.1°C
※参考:気象庁ホームページ
人口 約75,000人(2022年9月末時点)
病院 総合病院や各種診療クリニック、歯科医院など多数
学校

私立大学1校、県立高校4校、市立中学校6校、市立小学校13校、特別支援学校1校、幼稚園4園、認定こども園14園、保育所1、小規模保育事業所6、事業所内保育事業所1、病児保育施設1、認可外保育施設8、子ども発達支援センター(にじいろ)

文化・芸術 【史跡・文化財】
小河家住宅、旧玉置家住宅、竹中半兵衛の墓所、愛宕山古墳など多数

【祭事・催事】
山田錦まつり、みっきいふれあいマラソン、別所公春まつり、三木金物まつり、みっきぃ夏まつりなど多数
食べ物 ブドウ、山田錦(酒米)
交通 【鉄道】
神戸電鉄粟生線「緑が丘駅」「広野ゴルフ場前駅」「志染駅」「恵比須駅」「三木上の丸駅」「三木駅」「大村駅」

【バス】
神姫バス、神姫ゾーンバス、高速バス

【道路】
山陽自動車道:三木東IC、三木小野IC
中国自動車道:吉川IC
国道:国道175号、国道427号、国道428号
娯楽 有名スポット:山田錦の館、道の駅みき、みきっこランド、三木ホースランドパーク、ネスタリゾート神戸
近隣都市 神戸市、三田市、加古川市、小野市、加東市、加古郡稲美町

三木市の気候は「瀬戸内海式気候」で、年間平均気温は14.8℃。温暖かつ降雨量が少ないため、季節を問わず過ごしやすい印象です。

市内には病院や学校が数多くあり、市街地を中心にスーパーやホームセンター、家電量販店もたくさん点在しています。また、隣接している神戸市に足を運べば大型のショッピングモールも充実していることから、幅広いジャンルの買い物を不便なく楽しめるでしょう。

仕事情報:三木市内はもちろん、神戸市も含めると豊富な選択肢あり

大手の求人サイトで三木市における「正社員の求人数」を検索してみると、約4,200件がヒットしました。また、車で30分圏内まで範囲を広げると6,000件ほどの求人が公開されており、市内と近隣エリアだけでも多くの選択肢から仕事探しを行えます
参考:求人情報の一例(三木市内)
参考:求人情報の一例(三木市から10km圏内)

肥田木さん

交通の便が良いため、近隣の神戸市や三田市、小野市、加古川市へ通勤されている方も多くいらっしゃいますよ。

また、三木市には「ふるさとハローワーク」があり、そちらで就労相談を行うことも可能です。新たにビジネスを立ち上げたい方は、「中小企業サポートセンター」に相談しながら開業を目指すとよいでしょう。

ちなみに、三木市で勤務する正社員の世帯年収相場は約500万円です。もしも高待遇の仕事をお探しの場合は、相場と照らし合わせながら求人情報をチェックしてみてください。
※参考:年収相場の一例

住まい情報:賃貸・売買物件ともに充実!「空き家バンク」も要チェック

三木市の住宅街

大手の賃貸情報サイトで三木市の賃貸物件を検索したところ、約380件の物件情報が見つかりました。家賃相場は、ワンルーム・1K・1DKの場合は約5万円、1LDK・2K・2DKの場合は約7万円です。
※参考:三木市における賃貸物件の一例

市内の空き家の有効活用を目的とした「空き家バンク」を利用するのもおすすめですよ。賃貸物件や売買物件、空き地の情報が掲載されているので、ぜひ以下のページをチェックしてみてください。

>>三木市の空き地バンクについて詳しくはこちら

三木市へ移住した方の体験談

三木市へ移住した方の体験談

ここでは、実際に三木市へ移住した方の体験談をご紹介します。

  • まさに「ちょうどいい田舎」で、自然豊かでありながら利便性が高いところが気に入っている
  • 買い物や通院、通学、通勤などに不便がないため、暮らしやすい
  • 神戸が近いので、車や電車などで気軽に都心へ遊びに行けることがうれしい
  • 子どもと一緒に楽しめる遊び場が多く、充実した休日を過ごせていて大満足

三木市には田舎の穏やかさと都会の利便性が共存しており、「ほどよい田舎で暮らしやすい」と感じている方が多くみられます。また、無料で遊べる公園が豊富にあるなどファミリー向けのスポットが多く、支援制度も充実していることから、子育て環境についても満足の声が多く挙がっていました。

そのため、三木市は便利に暮らせる田舎まちへの移住を希望する方、子育てのしやすさを重視して移住先を決めたい方などにおすすめです。

三木市への移住ステップ

三木市での暮らしに興味をお持ちの方は、ぜひ以下のステップを参考に移住計画を立ててみてください。

ステップ1:移住について具体的に相談する

まずは、三木市への移住に関して具体的に相談することから始めましょう。窓口は三木市役所総合政策部・縁結び課で、電話やメールでの問い合わせが可能です。

上記の課が提供している「移住・定住応援パンフレット」もあるので、移住について検討する際はぜひ参考にしてみてください。

>>三木市の「移住・定住応援パンフレット」はこちら

ステップ2:現地に足を運んでみる

もしも三木市を訪れたことがない場合は、一度現地へ足を運んでみるとよいでしょう。市街地だけでなく郊外エリアも散策してみると、市街地の利便性や住みたいエリアなどが自然と見えてきます

ステップ3:移住時に利用可能な制度をチェックする

移住について本格的に検討するなら、三木市の移住支援についてもチェックしておきましょう。三木市では就職または起業によって移住した方を対象に「移住支援金」を支給しており、単身なら60万円、世帯なら100万円を受け取れます

>>三木市の移住支援事業について詳しくはこちら

三木市への移住に関するお問い合わせ

担当課 三木市役所 総合政策部・縁結び課
住所 〒673-0492
兵庫県三木市上の丸町10-30
電話番号 0794-82-3030
対応時間 平日8:30~17:00
公式サイト https://www.city.miki.lg.jp/life/1/8/34/