京都府京田辺市への移住はどう?暮らし・仕事・住居・支援内容を解説|縁結び大学
この記事では、移住を検討している人に向けて、京都府京田辺市(きょうたなべし)の暮らしの特徴や仕事、住居などの情報を紹介します。
京田辺市は京都・大阪・奈良へのアクセスが良く、ベッドタウンとして人口増加が進んでいます。ほどよい自然環境や充実した子育て・教育環境も人気の理由です。
今回は、京田辺市役所の企画政策部・企画調整室の吉田さんに、地域の魅力や生活環境、支援制度について伺いました。
京田辺市の3つの特徴
京田辺市は、京都、大阪、奈良の三都市の真ん中に位置しており、それぞれ約30分でアクセス可能です。住宅価格もお手頃なので、生活拠点として人気があると言います。
現在は子育て世帯を中心に移住者が多く、今後10年程度は人口増加が続くと推計されています。
それでは京田辺市の具体的な3つの特徴について、順に詳しく見ていきましょう。
特徴1:関西の主要都市へ抜群のアクセス。空港への直結バスも
京田辺市には高速道路、JR、近鉄電車が通っており、京都・大阪・奈良への快適なアクセスを実現しています。
関西国際空港や大阪国際空港へ直結する高速バスも通っているので、飛行機を利用する場合にも便利ですよ。
通勤や旅行など、さまざまな行動をスムーズに行える場所だと言えるでしょう。もちろん京都・奈良が好きで、気軽に訪れたいと考えている人にも最適な土地のひとつです。
特徴2:木津川沿いを中心に自然が身近にある環境
京田辺市には木津川が流れており、四季折々の表情を見せる田園風景が広がるエリアもあります。
こうしたなか、「水辺の散策路」をはじめとして、史跡、茶畑、桜並木などを楽しめるウォーキングルートが約10コースもあります。健康づくりのためにも嬉しいポイントです。
また、木津川の風景を楽しみながらサイクリングできる「京奈和自転車道路」が整備されています。京都の嵐山から和歌山港まで約180キロメートルにわたる道を、爽快に走ってみてください。
▲自転車レース「ツアーオブジャパン」の京都ステージでは京田辺市もコースの一部に
さらに京田辺市では、太陽光パネルの設置を補助するなど、環境に配慮した取り組みも進めています。
日ごろから自然の中で適度に運動したい人にはぴったりの街ではないでしょうか。
特徴3:子育てしやすい土地
京田辺市では、子育て・教育環境の整備にも力を注いでいます。
例えば、3歳児まで利用できる「子育て支援センター」は、北中南部にそれぞれ1つずつあります。特に近年オープンした北部のセンターはショッピングモールの中にあり、買い物の際に利用することもできるため好評のようです。
また保育園から小学校まで、完全給食を実施しています。中学校の完全給食の実施はは令和6年4月からの予定です。
▲京田辺市にある中学校給食施設。
都会すぎず田舎すぎず、ちょうどよい街の規模も、子育てをするうえで人気のポイントのようです。
今後は、幼保一体型こども園を順次拡大していく予定です。保育所に預けながら、幼稚園就園前の教育を受けていただくことが可能になります。
その他の子育てに関する支援や制度については、京田辺市の公式ページ「京たなべde子育て」をご覧ください。
京田辺市の暮らしに関する情報
それでは次に、京田辺市での暮らしをイメージするために、さまざまな暮らしに関する情報を見ていきましょう。
気候 | 8月平均気温:27.5℃ 1月平均気温:4.1℃ ※参考:気象庁 |
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人口 | 人口:72,017人 世帯:32,014世帯 (2024年10月1日現在) |
病院 | 病院:3院、診療所:85院 |
学校 | 私立大学:2校、私立高校:1校、府立高校:1校、公立中学校:3校、私立中学校:1校、公立小学校:9校、公立幼稚園:8園、私立幼稚園:2園、 |
名所・史跡 | 【寺院】 酬恩庵(室町時代の禅僧一休宗純ゆかりの寺。重要文化財:一休禅師坐像)、観音寺(国宝:十一面観音立像)、法華寺、法泉寺 【神社】 棚倉孫神社、月読神社、朱智神社、佐牙神社(重要文化財:本殿)、酒屋神社 【史跡】 大住車塚古墳、甘南備山 |
食べ物 | 宇治茶(特に玉露)、えびいも、田辺なす |
交通 | 【鉄道】 JR片町線(学研都市線):松井山手駅、大住駅、京田辺駅、同志社前駅、JR三山木駅 近鉄京都線:新田辺駅、興戸駅、三山木駅、近鉄宮津駅 【バス】 京阪バス、京都京阪バス、奈良交通 【高速バス】 関西空港交通、西日本ジェイアールバス、ジェイアール東海バス、南海バス、千葉交通、長電バス、大阪バス 【高速道路】 新名神高速道路:城陽JCT/IC、八幡京田辺JCT/IC 第二京阪道路:京田辺TB、京田辺松井IC、京田辺PA 京奈和自動車道:田辺北IC、田辺西IC |
近隣都市 | 京都府八幡市、城陽市、木津川市、井手町、精華町、大阪府枚方市、奈良県生駒市 |
京田辺市には集合住宅が多く、移住仲間が多くて馴染みやすい雰囲気があるようです。特に北部の同志社山手エリアや南部の松井山手エリアでは宅地開発が進み、30〜40代の入居者が多いと言います。
またフォレストモール京田辺やスターバックスコーヒーなど、ショッピング施設やカフェなども増えており、地域の人々で賑わっているそうです。
市内の名所としては、室町時代の禅僧・一休宗純ゆかりの寺である酬恩庵は「一休寺」として親しまれています。一休さんのイメージキャラクターは京田辺観光大使にもなっていますよ。
▲「一休さん」ゆかりの酬恩庵など、京田辺市には趣のある寺社や史跡も多い
なお市外の近場で遊ぶ場合は、高の原や久御山町のイオンが人気だと言います。
教育面で高い評価を頂くことも多いです。市内の中学校はどこも教育環境が良いので、移住してきたという声もありました。
仕事:幅広い求人あり。大阪への通勤者が多い
大手の求人情報サイトで京田辺市の正社員について検索したところ、約4,000件が見つかりました。
※参考:求人情報の一例
製造業やドライバー、事務関連が多いものの、SEやデザイナーなど幅広い求人がありました。
なお市外へ通勤している人の中では、大阪で働いている人の割合が高いようです。
このほか京田辺市では、京都府が行う就職、起業、就農などに関するサポート制度を利用することができます。詳しくは下記の「京都府公式移住・定住サイト」をご確認ください。
住まい:宅地開発が進み十分な物件あり
大手の賃貸情報サイトで京田辺市の賃貸住宅について調べたところ、約3,000件がヒットしました。大学が二つあり、宅地開発も進んでいることから、十分な物件があるようです。
※参考:賃貸情報の一例
また、京田辺市の公式サイトから空き家情報を調べると、約20件の一戸建てが見つかりました。
移住の際の住宅については、希望に沿ったものが見つかりやすいと言えるでしょう。
京田辺市へ移住した人の口コミや感想
ではここで、実際に京田辺市へ移住した人の口コミを見てみましょう。
- 京都、大阪、神戸などへ通勤しやすい場所です。大学生が多い地域なので、家賃が安い賃貸や、お手ごろな値段の食堂もあります。
- 電車はもちろん便利なのですが、日常生活には車があるとなお便利です。
- きちんとした子育て支援が受けられるため、子育て世帯の人にもおすすめできる街です。
- スーパーや飲食店など、生活に必要なサービスはひと通りそろっています。少し通りを入ると伝統ある街並みが残っていたりするので、散策してみるのもおすすめです。
ほどよく自然や史跡が残っている一方で、生活に必要なお店がそろっていることから、暮らしやすい街だと感じている人が多い印象です。
子育てをはじめとする教育環境への満足度が高く、移住の決め手となった人もいるようでした。
京田辺市への移住に関するお問い合わせ
京田辺市への移住に関しては、企画政策部企画調整室までお問い合わせください。
担当課 | 企画政策部企画調整室 |
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住所 | 〒610-0393 京都府京田辺市田辺80 |
電話番号 | 0774-64-1310 |
対応時間 | 8:30〜17:15 ※土日祝日、年末年始を除く |
公式サイト | https://www.kyoto-iju.jp/area/kyotanabeshi/ |