宮城県栗原市で始める新生活:子育て支援と起業サポートが充実の移住先

この記事では地方への移住を検討している方に向けて、宮城県栗原市の魅力や特徴をご紹介します。

栗原市は宮城県の内陸北部に位置しており、面積の約8割が森林や田畑という自然環境豊富なまちです。東北エリアでの「住みたい田舎ベストランキング2021」で第一位を獲得しているほど、総合的に暮らしやすい環境が整っています。
※参照:「住みたい田舎ベストランキング2021」東北エリア総合1位獲得!

都市部への交通アクセスも良く、子育てにまつわるサポートも手厚いので、ファミリー世帯の移住地としてもぴったりです。

それでは早速、栗原市の魅力や移住情報についてご紹介していきます。

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栗原市での暮らしの魅力:移住者に人気の3つの特徴

栗原市暮らしの特徴

栗原市は四季折々の景観が美しい田園都市です。一方で、新幹線の停車駅「くりこま高原駅」があるため、気軽に都会にアクセスしやすく、市内にスーパーやコンビニも点在しているので便利な生活が送れます。

お米をはじめとした特産品も多く、栗原市内にある直売所では、採れたてでおいしい野菜や果物がお安く手に入るのも魅力的です。

刈り取った稲の束を棒にかけて乾燥させているねじりほんにょの写真
▲米どころである栗原市では、刈り取った稲の束を棒にかけて乾燥させる「ねじりほんにょ」の風景が有名

また、栗原市には「くりはら移住定住コンシェルジュ」がおり、栗原市の魅力をYouTubeで発信したり、移住者と栗原市の人々をつなぐ飲み会を定期的に開催しているそう。移住前後のフォローが手厚く、移住してもすぐにまちに馴染めることも選ばれる理由のひとつとなっています。
※参照:くりはら移住定住コンシェルジュ

そんな栗原市への移住は下記のような方に適しています。

  • アウトドア派なので休みの日は自然に触れていたい
  • アクティブにお出かけしたい
  • 遊び場や支援が充実したまちで子育てしたい

なぜ上記のような方が栗原市への移住に適しているのか、特徴を交えながらご紹介していきます。

特徴1:アウトドア愛好家に最適!豊かな自然環境と多様なレジャースポット

栗原市にある栗駒山の紅葉シーズンの景色
▲標高1,626mの「栗駒山(くりこまやま)」。紅葉の時期には多くの観光客が訪れる

栗原市は、面積の約8割を森林や田畑が占める緑豊かな環境を有しています。日常生活の一部に自然があるため、季節の移り変わりを目や肌で思う存分感じることができます。

山や川ではハイキングやキャンプ、渓流釣りなどが堪能できるので、アウトドア派の移住希望者におすすめです。

また、栗原市内には温泉施設も点在していたり、車で1時間ほど走れば南三陸町の海へ行けるなど、お出かけ先の選択肢が多いのも特徴です。

特徴2:都市部へのアクセス良好!新幹線利用で仙台まで約25分

栗原市内には東北新幹線と東北本線・東北自動車道が通っているため、市・県外へのアクセスが良好です。栗原市から仙台市までは新幹線で約25分、岩手県盛岡市までは約1時間、東京にも約2時間ほどでアクセス可能です。

自然あふれる田舎に身を置きながらも思い立った時に気軽に都会へ出られる環境は、若い世代にとっても魅力的ではないでしょうか。

特徴3:子育て世帯に優しい環境!充実した補助金制度と教育施設

栗原市は子育てをするのにも最良な移住地です。子育て支援センターや、相談窓口も各エリアに設置されており、足を運びやすいので「移住先に親戚や友達がいない」と不安を感じている方も安心材料のひとつとなるでしょう。

支援センターでは、毎月さまざまなイベントを開催しているので、同じ月齢の子を持つ保護者との出会いも期待できます。

また、栗原市には子育て世帯にとってありがたい支援や祝い金がたくさんあります。栗原市が実施している子育て支援についてご紹介します。

医療費の助成 18歳までの医療費を全額助成
おたふくかぜ・インフルエンザの予防接種費用も助成
※おたふくかぜ:乳幼児
※インフルエンザ:中学生まで
出産祝金 第一子・第二子・第三子:5万円
第四子:10万円
第五子:20万円
入学祝金 第三子以降:10万円
赤ちゃん用品支給 育児用品の支給券「スマイル子育てサポート券」を交付
限度額:対象乳児ひとりにつき6万円

上記のほかにも、給食費・保育料無償化や一時預かり、病児保育など、数々のサポートがあります。栗原市の子育て支援についての詳細は下記URLをご確認ください。

※参照:宮城県栗原市移住定住サイト「きてみらいん!くらしたい栗原」

また、教育に関しても力を入れています。小学校では英語教育を強化、中学校では2年生をオーストラリアに派遣し、ホームステイを体験できるような環境づくりが行われています。

電車好きなお子さんに人気の「くりでんミュージアム」や、鉱山をテーマにした「細倉マインパーク」など、遊び場も豊富です。

栗原市は子育てにまつわる支援が充実しているだけでなく、多くの遊び場もあります。ファミリー世帯はもちろん、これから結婚して子どもを持ちたいというカップルにもおすすめの移住地といえるでしょう。

栗原市の生活環境:移住後の暮らしに関する具体的情報

五輪堂山公園の桜並木を歩くカップル
▲栗原市の桜の名所「五輪堂山(ごりんどうやま)公園」

ここでは栗原市へ移住した後の暮らしに関する情報をご紹介します。

人口 人口:62,083人
世帯数:24,841世帯
医療 病院:4
一般診療所:4
教育 保育施設:10
小学校:11
中学校:6
交通 【電車】
東北本線:瀬峰駅・有壁駅
東北新幹線:くりこま高原駅

【バス】
路線バス
乗合デマンド交通

【車】
東北自動車道
アクセス ■仙台市から
電車で約60分
バスで約60分
車で約43分
新幹線で約25分

※2023年10月現在

栗原市は都心部への交通アクセスが整っていますが、公共交通機関が少ないため便利に生活するには自動車が必須となります。市内にはスーパーが点在しているので、自動車があれば生活に必要なアイテムは問題なく手に入ります。

教育機関や医療機関も問題なく備わっているので、不便のない暮らしが送れるでしょう。

栗原市は面積が広いため、住むエリアによって気候が大幅に異なります。山間部は冬に降雪があり、平野である南東部は比較的温暖で雪も少ないです。同じ栗原市内でも、自身が過ごしやすい環境を選択できるのは移住希望者にとって魅力的といえます。

栗原市の中心市街地である築館地区でも雪が降るため、年に数回雪かきが必要となります。山間部である花山地区はとくに雪が多いため、冬に一度訪れて雪のある暮らしを経験しておくのがおすすめです。雪かきは大変ですが、冬のアクティビティが充実しているので、アウトドアがお好きな方は存分に楽しめそうです。

仕事情報:豊富な求人と起業支援制度で新たなキャリアチャンス

大手求人情報サイトで栗原市の仕事を調べたところ、約3,000件がヒットしました。(※2023年10月現在)栗原市内だけでも求人数は多いので、移住後も働き口に困ることは少なそうです。
※求人情報の一例

昨今では、リモートワークをされている方が多いだけでなく、移住者の中にはカフェや雑貨屋さんをスタートさせる方が増加傾向にあるそう。それは栗原市の「創業・起業支援制度」が充実しているからといえます。

ビジネスチャレンジサポート事業 小売店や飲食店などを開業する方に開業費用を助成

■改修や設備費:限度額50万円
■賃貸料:限度額1月あたり4万円
■セミナーなどへの参加費:限度額20万円

上記のほかに、資金融資や利子補給制度などもあるので、栗原市に移住して「新しいことにチャレンジしたい!」という方は、栗原市のサポートを上手に活用して、夢の第一歩を踏み出してください。

※詳細:創業・起業支援制度

住まい情報:空き家バンクと充実の住宅支援制度で移住をサポート

栗原市では空き家バンクを実施しています。物件について改修が必要なものが多いため、「住まいる栗原・空き家リフォーム助成事業」を実施しています。「住まいる栗原・空き家リフォーム助成事業」は、移住者を対象に最大で40万円のリフォーム費用が補助されます。

さらに下記の条件を満たしていれば最大で70万円の補助金が出ます。

栗原市内の工事業者を利用 10万円の加算
40歳以下の世帯 10万円の加算
8歳以下の子どもがいる家庭 10万円の加算

※詳細:住まいる栗原・空き家リフォーム助成事業

すでに2023年に入ってから3件の相談がきているほど人気の制度です。また、40歳以下の若者世帯に向け、ローンの補助を行う「若者定住促進助成事業」も実施中。詳細は下記URLよりご確認ください。

※参照:若者定住促進助成事業

移住にかかる費用を軽減してくれる支援がたくさんの栗原市。補助金をうまく活用してお得に移住してください。

栗原市移住者の体験談:実際の暮らしぶりと感想を紹介

栗原市の移住者の声

ここでは実際に栗原市に移住した方たちの声をご紹介します。

  • 移住する前だけでなく移住した後も相談にのってくれる人たちがいるので心強いし暮らしやすい
  • まちのひとがあたたかく、すぐに友達になれる
  • 玄関に野菜がぶらさがっていることがある(近所の人からのおすそわけがありがたい)
  • 待機児童がほぼ0な点や、子育てにまつわるサポートがきめ細かくて助かっている
  • 岩手や秋田にもすぐにアクセスしやすいので、東北の基点としてとても良い立地

移住の先輩からとくに多く声があがっていたのは「人のあたたかさ」です。栗原市は、移住前後にフォローしてくれる市役所の方や移住定住コンシェルジュがいるので、頼れる人との出会いが期待できます。

そのほか、自然環境や子育て支援、アクセスなど総合的に評価の高さがうかがえる声ばかりでした。

栗原市の移住支援制度:円滑な移住をサポートする充実のプログラム

栗原市が実施している移住支援をご紹介します。

オンライン移住相談:気軽に栗原市の情報を入手できる相談窓口

栗原市では、平日の10:00~16:00にオンライン移住相談を実施しています。移住先として栗原市が気になった方は、足を運ぶ前にまずはお話を聞いてみると良いでしょう。

住まいや仕事、子育て環境や補助金など、聞きたいことは相談日までにしっかりメモしておくとスムーズです。ご予約は下記URLから行うことができます。

※詳細:栗原の暮らし・仕事!オンライン移住相談のご案内

お試し移住体験住宅:オーダーメイドのプログラムで栗原暮らしを体験

栗原市の移住体験住宅「花山百目木」
▲移住体験住宅「花山百目木(はなやまどうめき」

栗原市では、お試し移住体験を実施しています。宿泊期間は3日~10日間で、合計4回まで利用が可能です。お試し住宅に滞在中は、栗原市の暮らしや環境のほか、利用者の希望に応じてオーダーメイド型のアテンドも実施してもらえます。

「移住の先輩(くりはら移住定住コンシェルジュ)に話を聞きたい!」「食文化や手仕事について知りたい!」など、さまざまなプログラムを提案してくれるので、思う存分栗原市での暮らしを体験することができます。詳細は下記URLをご覧ください。

※参照:お試し移住生活体験事業

栗原市移住相談窓口:気軽に問い合わせできる公式コンタクト先

担当課 企画部・定住戦略室
住所 〒987-2293
宮城県栗原市築館薬師1丁目7番1号
電話 0228-22-1125
公式サイト きてみらいん「くらしたい栗原